みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.細かいギャグは忘れても、マドンナが誰だったのかさえ忘れても、大滝秀治の坊さんに「女難の相が出てる」と告げられるやつ、として記憶に残る作品。もう少し若いころの寅だったら、オロオロうろたえるリアクションになってたかもしれないが、いいのは「分かっております」と淡々と受け入れているところ。「分かっている」んだ。女難に至る女性関係を持てない、という女難もあるのか。啖呵売では女房持ちと偽って商売をしているし、旅先ではさばけた大人の態度で女性(泉ピン子)と対せるのに、とらやではコワバってしまう。大原麗子が別居していると知って、子どものように店先で前後にステップしてる軽さが本性。夢の石仏から抹香臭さがあり、社長自殺か? のエピソードから救急車、「こんにゃく物語」の挿話と、暗い影がけっこう作品を覆っていた。ラスト近くの北風吹き込むとらやも電灯つけずに暗い。女難どころか妻帯にも至れない寅は、離婚したばかりのマドンナにどう対応していいのか分からない。その無力を寅も自覚している。妻帯し一家を構えることの重さが寅にはたぶん耐えられない。柴又駅のホームでさくら・嫁と志村喬・舅が交わす会話のいい感じは一生味わえない男だろう。旅先の人間関係の稀薄なところでのみ闊達な寅なのだ。本人が言っていたように「暗い男」なのである。働きに来た大原麗子におばちゃんが「赤坂の虎屋とは関係ないんですよ」と念を押すのがおかしい。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-24 09:39:44) 16.《ネタバレ》 たぶん絶頂期だったんじゃないでしょうか、大原麗子さん。でも、なぜこんなに「男はつらいよ」になじまないんだ。たいした理由もなく離婚を切り出し、寅さんに唐突に「好き」と言い、あっという間に幼なじみについて去って行く。こんなマドンナありか。今更ながらの「女難の相」。否定不可能の女優さんにからまれた渥美清さんがそうだったんじゃないでしょうか。 【なたね】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-21 19:34:20) 15.いつもは空回りの寅さんの格好良さが上手く出ている回。やっぱりこの人は自分に自信が無いんだねぇ。あのまま温めたら早苗さんと上手く行ったかもしれないのにね・・・。いつも自分の他にもマドンナの事が好きな男がいると応援しちゃうんだよね、バカだね、かっこいいね。博とパパの不器用な関係もいい感じだ。 おばちゃんの「だって、そろそろそういう時期だろ・・・」ってセリフが面白かった。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-09-09 17:32:51) 14.《ネタバレ》 マドンナは大原麗子。 とらやで働く大原麗子、思いのほか違和感はない。彼女の甘い声はとても魅力的で、タコ社長じゃないけど、「いい女だな~」って感心してしまう。そんな女性から「好きよ」と言われて舞い上がってしまう寅さん。この「好き」の意味合いが完全に恋愛感情からずれているのが『男はつらいよ』初期からの王道パターンである。(本当に恋愛感情を抱かれる場合もあるが、その場合、逆に寅さんの方が引いてしまう) この回で博の父親役の志村喬が最後の出演となる。旅先で寅さんを諭すセリフにはやはり重みがあって、寅さんでなくても生き方を反省してしまうのだ。ただ、志村喬も本当は寅さんのことが羨ましいということが垣間見えて面白い。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:09:47) 13.《ネタバレ》 シリーズの中では地味な扱いかもしれませんが、寅次郎ファミリーのギャグの掛け合いの巧みさ、暴走するタコ社長、志村喬・泉ピンコ・室田日出男といった豪華ゲスト陣の演技、そしてマドンナ大原麗子の可愛らしさ等々見応えのある作品でした。 救急車やタコ社長失踪の話等本当に腹を抱えて笑ってしまうエピソードも多かったですね。 【TM】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-01-03 23:25:16) 12.《ネタバレ》 アイドル出演と寅さんが結局振られるお約束の形を楽しむのが正しい寅さんの見方だと 勝手に思っています。思わせぶりに「好きよ」なんて言われたら誰でも天に昇る気持ちになってしまいます。「俺も言われてみたいよ」などと思いながら、ひょっとして寅さんはうまくいかないかと淡い期待をしながら見るのが楽しかったです。 【飴おじさん】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-01-02 16:33:36) 11.《ネタバレ》 寅さんシリーズは、全作見ていますが大原麗子が出演しているので、この作品を見直してみる気になりました。彼女の出演作品は、その後の人妻役の時のほうが強烈な印象でこんな作品あったんだっけという感じでした。店の出口で彼女が「とらさん、すきよ」と言ったあと。とらやの家族がその後の成り行きを予感しての微妙な表情が、面白かった。さすがに山田洋二の名人芸です。久しぶりの寅さんでしたけど、やっぱりかっこいいわね。 【ジブラルタの星】さん [レーザーディスク(邦画)] 6点(2009-09-21 20:58:37) 10.ヒロインの大原玲子よりも、序盤の「コンニャク物語」の逸話が心に残りましたね。泉ピン子さんの登場でダブルキャストっぽい会でした。5点に近い6点献上。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-22 23:37:31) 9.毎度の事ながら、寅ちゃんってホントに面食いなのね。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-23 19:58:56) 8.大滝秀治がまだご存命なので、二人の年齢差を調べてみると、大した差がないことを知った。 しかし、大滝秀治は渥美清よりかなり年齢が上の設定で登場する。 ここにちょっとした面白味がある。 『男はつらいよ』には、人それぞれの楽しみ方がある。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 16:55:55) 7.《ネタバレ》 まだ全作見たわけではないが、私は大原麗子がマドンナNo1だと思っている。寅さんの明るさ、優しさ、潔さと、大原麗子のどことなく薄幸なところと上手く噛み合って、しっくりくるのである。こういう人こそ寅さんに何とかして欲しいという気になる。 <追記>14年ぶりに再見。その後に全作見たが、大原麗子がマドンナNo1であるとの評価は変わらない。ただし、本作は作品としては色々と評価が難しい所がある。寅さんが離婚を喜んでいるのはあまりにもヒドイし、離婚の傷心につけ込んだわけではないだろうが、結果的にはそうなっているわけで少々アンフェアではある。とはいえ、最後は譲る形で寅さんは逃げた格好になっており、ここもちょっと唐突で釈然としないというか、ライバルは従兄弟であるという点も問題を厄介にしているとは思う。そもそも、博パパとの交流に時間を割きすぎてマドンナの登場が遅すぎるので、全体的に恋愛パートの描き方が急ぎ足になってしまい物足りなさが残る。もうちょっとじっくり描いてほしかった。 印象的なのは好きになれない相手と離婚できたのにスッキリせずに嗚咽するシーン。自身の情けなさや過ち等々への後悔からだろうか。ここは考えさせられるシーンであった。 【東京50km圏道路地図】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-10 16:34:42) 6.大原麗子はたしかに暗いな。影がある演技というか雰囲気というか、明るい場面が一瞬のうちにダークになってしまう。おまけに離婚、転居に無口ないとこじゃあねえ。もう一つ軸になるドタバタのエピソードがあったら違った印象なんだけどね。泉ピン子が博の父に恋をして、父もその気になり、博が大反対して大騒ぎになるとか。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-15 01:38:50) 5.博さんのお父さんは出てくるだけでなんとなくいい。 あのまま出て行く寅さんに涙が出そうになりました。 そして、今回のおばちゃんを見ていて離れて暮らすおばあちゃんを思い出しました。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 23:20:08) 4.今回のマドンナの大原麗子はちょっと色っぽすぎたかも。久々に博の父(志村喬)が登場するも1作目や8作目のような感動度は低い。でも出来としては悪くなかった。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 6点(2005-11-03 13:17:52) 3.大原麗子のヒロインにちょっと主体性が欠けてますねえ。あの甘い声で「私、寅さん好きよ!」なんてとらやの皆の前で言われちゃったら誤解しちゃうでしょ、やっぱ。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-05-22 12:24:24) 2.マドンナ役の大原麗子さんがなんとも良かった。だけどストーリーは、なんか普通な感じでした。【バカ王子】氏の言うように、確かに寅さんはいい人ですよね。ラストに早苗に「早く後を追え!今ならまだ駅にいる。」というセリフがなんともカッコ良かった。初めて寅さんシリーズで感動しました。これを期に他の寅さんシリーズを観ようと思いました。 【ピルグリム】さん 5点(2003-10-08 19:43:05) 1.22作目。博の父親やピン子が出てきて寅さんが救急車で運ばれるお話です。大原麗子って綺麗なひとだなぁとか思いながら見てました。やっぱり寅さんはいいひとだね。 【バカ王子】さん 7点(2002-09-07 15:54:10)
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