みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
21.西部劇というと単純明快なキャラにストーリーという印象が強いのだが、 本作はシナリオが普通の西部劇とはちょっと毛色が変わっていて面白かった。 ジョン・ウェイン、モンゴメリー・クリフトと、二人の役者さんの魅力を生かした設定や、 広大な西部を舞台背景に主人公たちを待ち受ける様々な苦難の連続は見応えあり。 ドラマとしてはもちろん、娯楽ウエスタンとしてのポイントも押さえてあるので、 どちらの要素でも楽しめます。やっぱりカラーで観たかったな。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-14 02:47:19) 20.《ネタバレ》 ラストの鬼気迫るジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの対決は圧巻ですし、牛の群れの凄さ、それを平然と掻き分けるジョン・ウェインのさらなる凄さ(どうやって牛を動かしてるんだ?)、旅立ち直前の静けさ…と見応え十分なシーンがあるのは分かりますが・・・期待し過ぎていたせいか少々物足りない箇所があります。 例えばファーストコンタクトで台頭する若者同士の対決を予感させたチェリーの扱いは中途半端で肩透かしを食らいますし、あるいは100日を超える大移動ではあるものの、過酷な移動描写よりも休憩地点の方が印象が強いのもいかがなものかと(つまり私はラオール・ウォルシュ監督の「ビッグ・トレイル」のような移動の方が好みなのだ)。 暴君と化していたウェインがジョーン・ドルーに黙らされるあっさりした結末や(意地を張る男同士を仲直りさせるにはあれしかないが)、誰も書き残しそうもない手記で物語を進めるあたり、映画としては当然だと言わんばかりの豪快さです。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-03 18:48:33) 19.《ネタバレ》 すごい牛臭い映画ですね。まあ、そこが魅力ですが。なんか牛肉の匂いと、風呂に入ってない男の臭いと、家畜の臭いに土埃の臭いがブレンドされて漂ってきそうです・・・(汗)。ダンソンという人は一度、決めたことは絶対に貫く信念を持った男です。それは長所でもあるんですが、悪く言えば、融通の利かない石頭ということで、この牛運びではそのマイナス面が害毒レベルにまでなってしまいました。超頑固親父のダンソンも、どうも育ちのよろしいお坊っちゃまに見えてしまうマシュー君も、2人共ただ後に引けなくなっているだけということは分かってましたが、あのあっさりとした、あっけないオチには驚いたというか、一瞬、思考停止になりました。1万頭もの牛をめぐる、スケールの大きい親子の愛憎劇が、ただの親子ゲンカに・・・。でも、けっこう笑える、あのラストは正解だと思います。お互いを殺したくないことは、殴り合いのケンカになったことでも明白ですし、怒ったのが女性のテスだったから、止まったんでしょうし。2人のポカンとした表情が印象的というか、間抜けに見えてしまいました。それに、あのまま殴らせたら、いったいいつまで続くやら・・・。ただ、こうもあっけなく、めでたく和解してエンドマークだと、処刑された牧童たちがどうにも気の毒ですね。ていうか、みんなムカついたんじゃないかなー。 あと、CGなしで何千頭もの牛を運ぶ場面は、やっぱり凄い迫力です。あの暴走シーンや、馬や馬車も含めた、河渡りシーンはよくぞ撮ってくれました。という高レベルです。そして人間のドラマが牛たちに負けていないところがいいです。グルートとクオの入れ歯の渡しっこや、ストレスで砂糖を盗み舐めするケネリー、途中から悪役になるダンソン、配役すべてが絶妙な味でした。西部劇初挑戦に見えないホークス監督の手腕に感服です。ただ、私的には、いいのか?これで。というラストが1番感服しましたが。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-30 15:42:27) 18.《ネタバレ》 牛の大群には驚いた。インディアンと戦うシーンではなぜかインディアンを応援してしまう。だって強大な武器を持った血に飢えた侵略者がどっちかを知ってしまったから。俺みたいにひねくれたらインディアンがらみの西部劇は楽しめませんな。主人公の身勝手さが人間くさくてよかった。もうひとひねり欲しかったかな。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-17 00:11:46) 17.《ネタバレ》 とにかくダンソン(ジョン・ウェイン)が岩のようにゴツイ。肉体的にも精神的にもゴツイ。ドカッと座ってウイスキー飲むさまが決まりすぎです。もはや演じているというよりも、役柄からジョン・ウェインに引き寄せられているかのような境地。そして狂気とも言えるこの男の執念に引っ張られた(というよりも引きずられた)男たちのドラマ。“契約”という現代的な言葉と、その上下関係、信頼関係、窮地での処置。その全てに今の時代にも置き換えられるテーマが縦横無尽に張り巡らされている。意見を突っぱねられて服従するときの気持ち。ボスを追放した後の何とも言えぬ気持ち。モンゴメリー・クリフトも素晴らしい演技で立ち向かってます。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-27 22:14:29) 16.牛の大群の見ごたえはあるものの、そのほかは、今の時代では陳腐かな。モンゴメリー・クリフトは、「私は告白する」のイメージが強すぎて、カウボーイには見えないし…。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-07 23:47:55) 15.《ネタバレ》 少々いらいらする前半だったが、中盤からの意外な展開、軽快なテンポで後半から見事に盛り返した。やはり前半のダンソンには共感しがたいが、さすがに追放されるとは思っていなかったので、かなり驚愕させられた。そうしたことを考慮すればあのエンディングは正解だと思う。そして、何と言っても、スケールの大きさが凄い。あのたくさんの牛を大移動させるロケを実際に行ったのが凄い。ましてや、暴走シーンまである。このロケを行ったスタッフには拍手を送りたい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-05 11:19:50) 14.西部劇と言えば何もジョン・フォード監督だけではなく、この映画の監督、ハワード・ホークス監督もこれまた西部劇を撮らせたらジョン・フォード監督と同じぐらい上手い監督だと思っています。この作品にしても西部劇としての要素、面白さが全て含まれていて2時間以上の長さをまるで感じることなく楽しく見ることが出来ます。1万頭もの牛を運ぶスケールの大きさ、ジョン・ウェインも文句無しにかっこ良く、これも間違いなく映画史に残る西部劇の名作だと言って良いぐらいの映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 23:17:11) 13.モンティとトム・クルーズを一緒にすんじゃねえよおおお~~~!!!(怒)↓いや、冗談です(汗)すみません。確かに10分の1くらいは面影あるかも。誰かのイミテーションって言われるのはファンとしては複雑な心理だもんですから。(←結構他のレビューでは誰それに似てるとか平気で書き殴る節操のないヤツ) 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-08 17:22:57) 12.リオブラボーの原点か? アメリカらしい、ハッピーエンドで気持ち良く楽しめた。 3回目?の鑑賞(’08・12・10)。黒白の画面が美しい。本当のカーボーイの生活、大群の牛の迫力、移動の困難さ、道なき道をの苦労等々が実感できる。リーダー、先輩、父親、相方、と成長に合わせて見守る男と若き男の成長と姿。一流で良質の西部劇。+1 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-11-10 02:52:57) 11.豪快ですな~。今まで知らなかった世界に連れてってもらって、見終わった後に口笛のひとつでも吹いてやれっ・・・そんな気分。ラストのすかしも好き(撃たれた人が草場の影で泣くよっ・笑)。私も坊やがトム・クルーズとかぶっちゃって、やや困ったです(^^A)。 【ジマイマ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-11-08 18:06:17) 10.西部劇の名作といえば言わずと知れた「駅馬車」ですが、この「赤い河」も、それに匹敵するほどの傑作西部劇であることが言えます。とにかく、上映時間が2時間以上あるにも拘らずすべてにおいて充実しておりまたテンポ良く話が進んでいくために全く飽きを感じさせません。その点においてやはり今の話題性ばかりが先走りして中身が置いてけぼりを食らっているそこらのハリウッド製エンターテイメントとは質、内容量共に次元が違いすぎます。圧巻はやはり中盤の1万頭にも及ぶ牛の大暴走。もうコレは「この先1年くらいは牛見なくてもいいや」と思うくらい大迫力ですし、後半部に差し掛かる頃の盗賊団との撃ち合いなど痛快な描写満載です。そうかと思えば中盤、壮年期に差し掛かったジョン・ウェイン扮するダンソンが銃を取り落とす場面では、「駅馬車」の勇姿がフラッシュバックしてきて今の彼が哀れに思えてくるなど、人間描写の方も手を抜いていなkところが素晴らしい。やっぱり、外人が日本の侍に憧れを感じるのと同様に、日本人もアメリカのカウボーイに憧れるんですよね。テキサスから1400キロも離れたミズーリに牛を運ぶ旅の最初に、次々に「イェェァハァーーー!!!」と叫ぶ場面では「これぞカウボーイの生き様!」と心の奥から躍動を感じました。またラストも今で言えば安直な終り方ですが、それが帰って彼らの陽気なライフ・スタイル(現実にはより過酷なんですが)を反映しており、これぞ娯楽の王道!と言わんばかりの爽快感を味わえます。これは駅馬車と並んで西部劇の傑作です。 【クリムゾン・キング】さん 9点(2004-08-16 16:21:11) 9.《ネタバレ》 かっこいいジョン・ウェインが、年をとってただの頑固オヤジっぽくなってしまっているのが残念でした。せっかくついてきてくれた人たちの気持ちをわからず、人が離れていき、挙げ句の果てには追放されてしまう……。なんだか悲しくなってきます。義理の息子のモンゴメリー・クリフトがまともなだけに、ジョン・ウェインが不憫で不憫で……。まっ、ラストで仲直りできたから良かったのですが、それまでのやりとりで不満爆発。やるせなさばかりが残り、寂しかったなぁ。そうそう、オープニング部分だってさ、ジョン・ウェインが恋人を置いていくと、彼女がいる隊列がインディアンに襲われてしまう。なんかなぁ、寂しいんだよねぇ。でもまぁ、『リオ・ブラボー』にも出ていた、呑気なおっさんがいい味を出していたので(入れ歯の質種とか)、その部分でほっと楽しめた作品ではあります。そうそう、皆さんが大絶賛なさっている牛の暴走ですが、ウチのテレビが19型だからか、それほど迫力を感じませんでした。どっちかといえば、牛に踏みつぶされた人が可哀想で……。でも、その踏みつぶされた人の遺志をついで、彼女へプレゼントをする赤い靴を送るジョン・ウェインはやっぱりかっこいい。このときまではとってもしびれていたのよぉ〜(涙)。ぜひ、劇場で観たい作品の一つですね。もし大画面で観たら、私も絶賛しているかもしれないです(えへへ)。 【元みかん】さん 7点(2004-04-18 16:17:25) 8.《ネタバレ》 “いつも背後を気にしろ”…追う者と追われる者とになってしまったダンスンとマット。そこからは観客にある種の緊張がつきまとう。ラストの、あの緊張感の解き方がいい。一見何て事ないような2人の和解だが、その場にたった一人しかいない女性の役割がミソ。男性陣には見えない彼らの真意をついたストレートな言葉によって、誰もがホッと一息つくことの出来る優しい作品に仕上がっている点、とても素敵だと思う。14年という長い年月が作り上げた2人の絆は壊れることはないのだろう。音楽より何より、それがこの作品の一番の魅力だと思う。 【SAEKO】さん 9点(2004-02-08 22:35:25) 7.ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・、「牛の河」。時たま激流、呑まれればひとたまりもありません。にしてもモンゴメリー・クリフトさんは若き日のトム・クルーズにそっくりですね。 復讐のためにせっかくダンスンが雇った助太刀達がこの後どうなったのかがとても気になる。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-01-07 15:18:45) 6.感想はジョン・ウェインかっこいい。牛もうしうしいてすごいです。牛暴走シーンはほんとすごいです。名作なんですけど個人的にはふつーなんで7点で平均点下げちゃいます。 【バカ王子】さん 7点(2004-01-05 20:11:43) 5.《ネタバレ》 最初に一言、個人的に初期のアメリカンウェスタンはあまり好きではない。(アメリカ人をとことんヒーローに、インディアンをとことん悪者に、という描写がかなり露骨。)しかしコレはそういう好みを度外視すれば10点あげてもいいぐらい。(でもあげない。)寝ている牛たちがウェーブのように次々と起き上がり暴走するシーンはホントに圧巻!かっこいいはずの主役が無様に画面から消え、いったん主役の座を渡すという展開も凄い。それにしても今のアクション物の王道である”最後は殴り合い”はこの頃からあったんですね。 【R&A】さん 8点(2003-11-27 12:31:49) 4.いやぁ、もうとにかくスケールがでかい!ロングショットで撮られた牛の大群を移動させるシーンの迫力!よくぞあれだけの牛を集めたものだ。1万頭もの牛が大暴走するシーンは圧巻。これはキャトルドライブに出るカウボーイたちの姿を描いた傑作である。旅立つ際に男たちが雄叫びをあげるシーンの意気込みあふれる格好良さはどうだ。そこからカメラは男たちをロングショットで捉えながら画面には彼らの唄う歌が鳴り響く・・・もう感動である。 【きのすけ】さん 8点(2003-10-23 23:12:32) 3. 【虎尾】さん 7点(2003-10-15 00:13:20) 2.《ネタバレ》 フランスのインテリどもに神格化され、今や映画史上の偉大な巨匠に祭り上げられたハワード・ホークスだけど、そんな者どもの小賢しい贅言など、この映画の問答無用の痛快さ・面白さ・素晴らしさの前にどーでもいいやい! クライマックスのジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの殴り合い直前、ウェインがカウボーイのどてっ腹にいきなりズドンとぶちかますのにも(あれってジョン・アイアランドだっけ?)ビックリ。それが、あんな小娘の一喝で急に仲直りするいきなりな展開に、「映画はこうでなくっちゃ!」と、これまた理由もなく感激したぼくなのだった。 【やましんの巻】さん 10点(2003-09-30 11:12:40)
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