みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
474.《ネタバレ》 ティム・バートンのダークファンタジーの傑作。 周りの様子を伺うように目をキョロキョロさせる。Jデップはコミカルな演技の中にに孤独感のようなものを見事に両立させて見せる。 ダイアン・ウィーストも素晴らしい。彼女ならではの微笑をたたえた独特の演技、魅力を存分に見ることが出来ます。 作品の舞台となる町の家の外観に、朝いっせいに出勤するクルマの色に室内装飾に女性達の衣装。 淡いパステルカラーでまとめられ、エドワード作の奇抜な植木が家々の庭先を飾っている街並。 夜の暗闇の中、エドワードが降らせる雪の中をウィノナが舞うシーンも美しく印象的。 ファンタジーならではの架空の世界を思わせる町。しかしそんな町にいるエドワードはやはり徹底的に異質な存在。 まるでゴシックホラーの雰囲気を漂わす町外れの古城の雰囲気もやはり異質。 中盤まではハサミを活かした特技を発揮し町の人々との交流にも温かみを感じさせながらも、 噂話好きな町の住民達にウィノナ演じる娘のカレの存在には思いっきり現実感が漂う。 架空と現実のバランスもいいのですが、これらは確実に悲しい結末を予感させるものでもあります。 エドワードとキム、2人の純愛ラブストーリーでもあるのですが、”goodbye”そしてキスの後、"I Love You” 短い単語に込められた2人の思いが確実に伝わってくる悲しきラブストーリーの結末でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-18 22:39:44) 473.みなさんの評価、高いですね。私はそこまで感動もなかったです。奇抜な発想の物語なので、序盤は面白かったですが、段々悲しくなりました。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-06-07 19:43:57) 472.《ネタバレ》 最初のロゴが雪積もってたのはそういうことだったのね 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-04-25 00:59:11) 471.《ネタバレ》 発明家の思いつきで生まれた人造人間は、生みの親の死と、手が鋏である事から考えて最初から不幸な生い立ちでした。しかしその純粋な心と、特技を生かした芸術作品と、見ようによってはチャーミングな容姿(ここは特にジョニーデップの演技によるところ)から、新しモノ好きののんきなおばちゃんたちに持ち上げられ、人気者になりました。その状況でも純粋な人造人間は、自分が幸福か不幸かなんて発想を持った事は無かったでしょう。好きか嫌いか、嫌か嫌じゃないか、そこまでの感覚では作動していたんだと思います。そんな彼が悲しみや怒りという新たな感情を抱くという局面に立たされ、自分が不幸であるという現実を悟った瞬間が来ました。「Hold on me.」「Ⅰ can't.」です。そしてその直後、彼に初めて幸福という感情も訪れました。「Ⅰ love you.」です。あのシーンがとにかく秀逸。前半のコミカルな場面と悲しい結末を繋ぐ、本当に素敵なシーンになっています。何年たっても色あせない、語り継ぐべき作品の一つです。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-02-03 11:08:11) 470.《ネタバレ》 いかにもティム・バートンらしい工場のクッキー作りのシーンは良かったです。 ジョニー・デップも、こういう異形の人を、哀愁を帯びながらもどことなく可愛らしく演じるのは、この頃から上手かったんだなと思いました。 お話は、ファンタジーだから細かいところは突っ込まなくていいと思うのですが、町の人たちが烏合の衆過ぎて感じ悪かったです。 本当に暇人ばかり。 ママとパパがとても良い人なのが救いでした。あと警察官も。 エドワードとキムが結ばれないのは仕方ないとしても、エドワードがこの先もずっと一人でお城にいるのかと思うと切ないです。 ファンタジーならもっと明るい話が良かったけど、ティム・バートンに求めちゃダメですね。 【nanapino】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-11-16 22:08:21) 469.《ネタバレ》 「本当は残酷な○○童話」ですね、これは。異世界(古城)から町へ連れ出される→特技で成功しそうになる→トラブルを経て異世界へ戻る、というプロットだからこそヒロインの奇妙な言動(エドを熱心にかばうわりに侵入事件の真相は口にしない)に納得がいきます。ディズニー映画ならラスト10分で強引にハッピーエンドへ持ち込むのでしょう。このように納得がいきますが、善人が不条理な虐待に遭うのを眺めるのは嫌なので繰り返し観る気がしない作品です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-01 10:58:51) 468.もうちょっと面白いものを気にしてたけど 期待を上回ることはない映画。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-16 13:46:56) 467.《ネタバレ》 何なのこの後味の悪さ…。途中まであんな和やかだったのに、ビッチなヒロインとクズな彼氏に振り回されて全部パー。 んで結局、最後までエドの冤罪を打ち明けることもせず、死んだことにして完全に俗世間から切り離すヒロイン。 自分一人がエドの生存を知りながら会いにいくことすらしない。 「あの人の心の中では、あの頃の私のままでいたいの」ってなんじゃそりゃ、全部自分の都合だな(怒) 【勾玉】さん [地上波(吹替)] 2点(2014-08-02 23:25:08) 466.何故もっと早く見なかったんだろう…これが率直な感想です。 当時の私は、ウィノナがあまり好きではありませんでした。 共演時にはデップと恋仲にもなったため、愚かな嫉妬心から鑑賞を渋っていたのです。 今では、そんな理由で観なかったアホで浅薄な自分を大変悔やんでおります。 涙が枯れるほど、泣いてしまいました。 「ラブストーリーは苦手」と食わず嫌いをしていた私に、 初めて、ラブストーリーで純粋に流れる涙の美しさを教えてくれた映画でした。 狂おしいほどに、切ないです。 一度見ただけで大好きな映画になりました。 何度も何度も繰り返し見たくてDVDを買ったのに、 思い出すと切なくて、胸が苦しくて、見れないんです。(意味ねぇ~w) ティム・バートンは、本当に少年のように純粋な心をお持ちの方なのでしょうね。 真っ直ぐで、だけど切なくて、触れたら壊れてしまいそうなガラス細工のような恋。 それを逆説的な映像美で演出するので、そのアンバランスさが何よりも心に残ります。 いつか自分に子供が出来たら、ぜひ見せたい作品です。 この役はデップだから出来た役であり、デップのための役でしょう。 そして「ウィノナ、やっぱり可愛いし演技上手いわ…」と、悔しいけど彼女も好きになってしまいました。 単なる好みや愚かな先入観で作品を見ようとしないのは、 映画を愛する人間としてあるまじき行為なのだ、という事を実感させてくれた作品です。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-06-25 18:48:42)(良:1票) 465.《ネタバレ》 初めて観たときは大泣きしたんだが、2度目はそうでもなかった。 包み込むような音楽も相まって、グイグイとおとぎの国の話に引き込まれていく。 下手したら泣く。 シンプルな話だが、展開がとてもよくできていて面白く鑑賞できる。 【afoijw】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-02-18 01:14:43) 464.古典フランケンシュタインを現代に置き換え、ティム・バートンお得意のファンタジー風にアレンジした作品ですね。ジョニー・デップの出世作で、メイキャップの激しい人造人間役は彼ならではの当たり役。ティム・バートン作品らしく、ホワイトカラーの世界観も秀逸でした。ヒロインのウィノナ・ライダーも可愛いかったなぁ。全体的に話のトーンは暗めで、主人公の人造人間で手がハサミという設定が、観ているこちらにも憐憫の情を抱かせますね。主人公の繊細さも魅力で、クリスマスあたりの時期に観たくなる作品です。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-22 12:53:03) 463.《ネタバレ》 ひねくれまくりのプロット進行が斬新でした。主人公が異質な世界に遭遇するお話と言うと、普通は「平凡な主人公がある日を境に特異な世界に飛び込んでいく→最初は敵かと思われた連中がひょんなことから仲間になってくれる→彼らのおかげで主人公の状況が好転する→そのおかげで様々な難関に立ち向かえるようになり、その度に人間的に前向きに成長していく」という話の流れになることが多いのですが、この映画では何もかもがあべこべで「特異な主人公がある日を境に平凡な世界に飛び込んでいく→最初は友好的だった連中がひょんなことから敵に転じる→難関に遭遇する度に酷い目に遭って精神的にへこんでいく→それでも経験を積んでいく内になんとか成長はするのだが、それは「自分は他者と共に生きていく事が出来ない」という現実を悟るというマイナス方向の成長であった」と、普遍的な王道映画の主人公とは全く反対の方向へと進んでいきます。難関に遭遇しても立ち向かわない(むしろ逃げる)というのもハリウッド映画の模範的主人公からは程遠い存在です。ここまで綺麗にひねくれたプロットになったのは単なる偶然でしょうか。ひょっとしたらティム・バートンさんは「究極的に反社会的でピュアなキャラクターがいたとしたら、そいつの物語は王道的な映画の主人公とは全く逆の展開になるのではないか」みたいな事を考えたのではないでしょうか。そうそう、ヒロインが必ずしも善人でないというのも斬新でした。ヒロインの狡さに関しては不満のある方も大分いらっしゃるようですが、私はリアリティがあって良かったと思います。そのおかげでラスト近くでの孫との会話の中で「私はあれ以来ずっと彼に負い目を感じて生きてきたのよ」とでもいうべき重苦しさ、いたたまれなさの様なものが濃く出ていたように思います。そして私が一番感動したのはラストシーン。雪の舞う城を映しながらカメラがゆっくり引いていくんですが、そのときのスタッフロールの流れ始めるタイミングがもう絶妙なんです!初めて観た時(その時は映画館でした)には余りの素晴らしさに思わず声が出そうになりました。私はあのスタッフロールの入り方は映画史上でも屈指のナイスタイミングだと思うんですが、既見のみなさんはどう思われたでしょうか。そして未見の方、この素晴らしいラストシーンを観る為にも是非ともこの映画をご覧になってください。超A級のラストシーンです。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-11-18 01:43:41)(良:3票) 462.まずFOXタイトルのとこに雪が降っている。子どもに昔話を語る老嬢、窓の外に古城。一転してピンクやイエローのカラフルなおもちゃのような非現実的な町。古城だけでなくそれを際立たせる世間の造形がちゃんとある。抜けるような青空。そしてD・ウィースト。うまい人だなあとは思ってたけど、「単純」を的確に演じられるうまさってあんまりないよ。化粧品のセールスに荒れ果てた古城に入っていく人を自然に演じられる。でエディの登場。他人に触れることが出来ない、一種の加害妄想の現実化なわけ。社会適応の訓練。学校で紙切りやるのなんか楽しい。その彼が盗みを手伝わされちゃうとこからフランケンシュタインの怪物的哀しみが出てきます。武器を捨てて出てきなさい、って言われたってね。群衆によって化け物にされていく。芸術家の不幸の話でもあるか。人に触れる手の代わりに、創造するハサミを得てしまった男。寓話の映像化として最良の成果。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-07-31 09:40:03)(良:2票) 461.《ネタバレ》 ティム・バートンの完璧な世界。 すごすぎ。 ストーリーは異形の者への差別とかいろいろ深く解説できそうですが、とにかくこの世界観をみせてもらうよ!という映画だと思ってます。映画じゃなきゃできない表現ってあるんだねー。 当時のウィノナのあまりの可愛さにああ・・・時間の流れを感じました。 【ぺーこ】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-07-14 21:14:50) 460.《ネタバレ》 ティムの世界観丸出し!これぞティム、って感じ。 カラフルな家と住民の中に明らかに異質なエドワード、 めっちゃ際立ってました。 ジョニーもさすが、おどおどするとこかわいすぎますね。 でもやっぱ、もっと違った展開があってもよかったんじゃないかと思います。 個人的にはハッピーエンドで終わらせてほしかったな。 あまりにもエドがかわいそう。他の生き方もあったよかったんじゃないのかな。 【らんまる】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-11 00:13:59) 459.少々グロテスクなファンタジー作品といったところだろうが、これが予想以上に面白かった。こんな訳解らん映画を撮った連中に敬意を表したい。笑えて、怒れて、悲しめて、しんみり・・・ジョニー・デップの怪演と、親父さん、お袋さんと警官にほのぼの。良い作品でした。 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 06:47:36) 458.《ネタバレ》 人に慣れていないエドワードが挙動不審になるところが子供のようでかわいい。 キムに悲鳴を上げられウォーターベッドを穴だらけにしてしまう場面はニヤけてしまう。 善悪よりも好きな人のために行動しようとするエドワードの気持ちは純粋だ。 異質のものとして排除されたエドワードが、やけになって手当たり次第に辺りの物を切り刻む様子は切ない。 街の住民たちが、最初は異質のものに対して好意的だったのに、ちょっとしたことで一転して排斥に走る様子は、人間社会の危うさを表している。 傷つけるつもりはないのに誤解されてしまうエドワードは、結局人間たちとは共存できなかった。 そんなエドワードを最後まで庇うキムの愛情が悲しくも美しい。 愛の雪を降らせるおとぎ話のような、素敵なファンタジー・ラブストーリーに仕上がっている。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-04 01:07:59) 457.《ネタバレ》 印象に残っているのは、街の住人たちがエドワードのことを割とスンナリ受け入れ、すぐ仲良くなってしまうところ。個性や長所が魅力的に描かれ活かされます。観る前は「ギャー!化け物!」となって町中大騒ぎ・・・けれど、お互い触れ合うことで理解し合う・・・なーんて映画だと思ってました。けど、実際の映画の内容は正反対でした。みんな「差別してはいけない」「じろじろ見たら可愛そう」「個性は認めてあげなくちゃ」と頭ではちゃんと分かっているワケですね。けれど、実際に、これ以上ないくらい個性的なヤツが目の前に現れたら・・・?もし自分の家にエドワードがやってきたら・・・?正直言って、受け入れることはできないですね、少なくとも自分は。 この映画は、ただ単に「人を見た目や出生で区別するな」というような安いメッセージよりも、随分と苦い内容の作品だと思いました。人の容姿にまつわる話というのは、現実世界でもとてもナイーブで、生半可な気持ちで扱っていいものではありません。「うんうん、気持ち分かるよ」などと知ったふうな気持ちで近づくと、相手も自分も傷つけることになります。 そういう、人の個性を受け入れることの難しさをこれ以上ないくらいに切なく描いた作品だと思います。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-16 02:51:10)(良:1票) 456.ウィノナ・ライダーが抜群に可愛い。題名で最初は誤解していたが、ファンタジーなんですね。たまにはいいな、こんな映画も。 【tiger_katze】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-06 01:33:18) 455.《ネタバレ》 ああ、心が汚れ切っちゃってますな。と、彼女は僕に言い放ちながら杭を心臓にずけずけと打ち込んでいったのだった。だってさと理屈に基づいた反論をすればするだけそれは汚れの度合いの問題だねと更に強固なレッテルがすでに用意されているので、言い返す事は諦めた。 でも、それにしたってどこまで本気で幻想の住人になって良いのやら解らない事だってあるじゃないか。アイドルが大きい方はしないとか誰かが言ったら延々と酒のつまみに変人考察を続けるくせにとか、言いたい事がいっぱい作り出されたけど我慢する事にしたけどブーブーと言いながら夕食の準備にいそしむ。 じっくり煮込んだシチューをテーブルに載せながら、悔しいような気持ちを反撃に変えてぶつけようとしたけど先手を取られた。 「Imdbで八点とか、うん。世界も捨てたもんじゃありません、美しい美しい」 ハッハー、と満足げな揚げ足を彼女に取られながらその夜は楽しく過ぎていくのだった。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-01-05 04:06:52)
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