みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 予備知識なしに借りた作品ですけれど、思い掛けない見応えに満足でした。 確かに、愛息子の仇とばかりに復讐に走る男の姿には、必ずしも共感は抱けません。何故、早く家族に連絡しない?何故無防備なままに自宅に居る?何故瀕死の息子を置いたまま、決して戻ることのないであろう復讐への道をひた走る? でも、これが真実なんでしょうね。こんな目に遭えば、余程の人格者でもない限り平常心など保てない。柔軟な思考など出来ない。極めてリアルな表現で、主人公の心理が淡々と語られているのです。 この作品では、主人公に対して共感が持てなくていいのです。家族とは何か?憎しみとは何か?そして、本当の狼とは誰なのか? 邦題はなんとなく安っぽいのですが、やや意味深。いいかも。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-01 01:54:51) 7.なんだかスチーブンセガールが大好物そうな作品ですね。 【くまさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2010-10-04 00:31:32) 6.《ネタバレ》 スタイリッシュでケヴィン・ベーコンの演技力が光っています。坊主になった時は「告発」の時の彼が頭に浮かびましたね。それにしても、ベーコンが悪人のように変わっていく姿が秀逸。ただ、息子ばかりで奥さんのことをスルーしている撮り方には不満が残りました。「SAW」の監督ですが、こちらの方が好きです。こちらにまで伝わる銃の破壊力には圧巻!!B級映画の掘り出し物です。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-09 12:18:19) 5.ヴィジランテ・フィルムとしては出色の出来栄え。 復讐は復讐しか呼ばない負の連鎖というのを思い知らされた。力意外で解決できる方法があるはずでは?という投げ掛けもない故に重苦しい悲壮感が全体を漂っている。やっぱりアメリカ銃社会は恐しい。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-29 10:11:39) 4.《ネタバレ》 期待せずに見てたらまさかの出来にビックリ。テーマは「復讐」。主人公が息子を殺した犯人を殺し、またその犯人の身内が主人公の家族を・・・と負の連鎖を描いてます。ギャングのボスが主人公に対して放った一言「お前も俺達みたいだ」、これがこの映画のすべてであり、「復讐」という言葉が辿り着く先だと思います。実に深い台詞でした。この一言が作品に重みを与えてるように感じました。アクションシーンのカメラワークも秀逸で緊張感と躍動感を余すことなく見てる側が感じ取れるようになってます。そしてなんといってもケヴィン・ベーコンの演技力。さすがです。家族思いの父親から復讐鬼になるまでの表情の変化が演技派を物語ってます。いやぁ、見ごたえのある映画でした。 【関白宣言】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 21:28:53)(良:1票) 3.《ネタバレ》 愛する家族の一人が理不尽に殺され、その父親がギャングどもに復讐を始める・・従来の映画なら復讐の相手をぶっ殺して何とか救われて終わりのような構図が多いように思えますが、この映画はひたすら復讐の連鎖の泥沼に入って取り返しの付かなくなる構図を容赦なく描かれます。ケビン・ベーコン演ずる息子を殺された父親の復讐にまで駆り立てる気持ちは痛いほど伝わります・・しかし後先考えず感情的に加害者のチンピラを殺してしまい、自分の家族にまで危害が及ぶ事態になった原因である父親は愚かに感じられます。劇中で父親が『実際になってみないと分からないぞ』というようなセリフがありますが、あんな事件が起きたら人はケダモノに変る事も有り得ると言っているようでゾッとしました。そして父親は最終的に自らもギャングと対等の姿になり決着を付けますが、ギャングのボスが最期に父親に対し『その姿、俺達と同じだぜ』と見事すぎるセリフを語ったときはズシーンと重く響きました。結局、復讐しても父親は失ったものは多いのに何も得たものはなかった・・個人の復讐の割の合わなさの漂う無力感が素晴らしかった。あとはアクション・シーンが見事!駐車場前後の逃走シーンのカメラワークやクライマックスの激しい銃撃戦の緊迫感は手に汗握り、重い雰囲気の映画なのに片時も目が離せずにいました。ジョン・グットマンの脂っこい拳銃のり売人のエグさも素敵・・。まぁ警察の無能っぷりや、父親が自宅でギャングに撃たれるのが腹に一発だけって・・あと2発くらい撃たなきゃ物語の流れから見ると不自然では?と色々不満も無い訳ではないですが、実に素晴らしくて実に悲しいアクション映画だと思いました。 【まりん】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-21 21:38:30)(良:1票) 2.《ネタバレ》 元軍人でも元FBIでもないただのリーマンのハズなのに、弾丸をよけまくり、複数の屈強な悪党をバッタバッタなぎ倒すベーコン兄貴の姿に、笑いそうになりながらも(失礼)大興奮しました。何で彼はあんなに強いんだ? それは、ケヴィン・ベーコンだからです。顔見ればわかるでしょう? 強くていいんですよ。そりゃあ能なしギャングもロクにとどめも刺さずさっさと退散しちゃいますよ。いくら撃っても蘇りそうで怖いんだもん。 真面目な話、彼の無駄に騒がず、歯を食いしばりながら冷静に復讐に踏み切る姿は正に漢の姿。後半になるにつれ眼がマスマスやばくなっていき、丸刈りにすることで戦闘力が上がっていくのも見どころです。初めて持った銃をあっと言う間に使いこなし、針の穴を通すようなナイスショットまでやっちまいます。彼は天才的戦闘民族なんです。 はっきり言って突っ込みどころ満載で、ギャグなんだかマジなんだかわからないが、ケヴィン・ベーコン+バイオレンスという要素から期待できるものは満たしてくれたように思えました。とにかく僕は、ここんところ目立った活躍のなかったベーコン兄貴のこんな姿が見たかったんで、大満足です。 あと30分くらい見たかったなー。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-10-18 23:02:47)(良:1票) 1.《ネタバレ》 うーん、ジェームズ・ワンの才能はソウの時に全て使い尽くしてしまったのかと思うくらい、どーしようもない出来だったと思います。前作のデッド・サイレンスでドラマ部分が弱い事を感じたのか、今回は人間ドラマを一応は描こうとしているのでしょうが、全体的にガタガタです。テーマも戦争がどうとか、正義がどうとか言っている割に、最後は曖昧に暈して終わってしまったのが残念でした。つーか警官はもうちょっと仕事しろ! あとギャング達の様な、所謂アンダーグラウンドの住人が、余りにもイメージのみで作られていたのにはもう失笑ですよ。ギャングだからってトゲトゲのついた首輪を着けたブルドッグなんて普通飼ってねえよ! これを実はギャグ映画として撮ってるなら、ホント関心しますがね。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-10-15 23:40:27)
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