みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 ドラマの目新しさに惹かれて楽しんだ、鈴木先生の映画版。 ドラマの時に楽しみつつも、なにか引っ掛かってた違和感がこの映画版で顕になったような気がしました。 生徒たちと鈴木先生の論理的なやりとりは、いままでの学園モノにはないスキマ産業的な手法でその効果を存分に発揮していましたが、映画ではなかなか厳しいものがありますね。 大スクリーンに耐えうるだけのものがないといいますか(dvdで観ときながらこんなこというのもアレですけど)、どうも小手先だけの論戦に感じてしまいました。 そもそも思春期真っ只中の中学生たちが巻き起こす問題の発露は感情の爆発なのに、ああも理路整然と生徒たちに語られちゃあねぇ。 それも鈴木先生が言うところの成長ってやつでしょうか。 風間さんは与えられた『仕事』をきっちりこなしてらっしゃいましたが、やはり鈴木先生との論戦という展開に向かえずいかにも映画的なソミちゃんのハイキックに頼ったことは致命的な失敗でしたね。 ちょいと辛口なレビューになりましたが、閉塞的かつ思考停止になりがちな題材で、これまでにない冒険をしている『鈴木先生』は多くの人にみてもらいたいですね。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-15 19:56:12) 4.《ネタバレ》 そもそも、タイトルに「11話」と出た自体でこの映画は、ドラマ寄りの感覚で観るものだと感じました。まあ、内容的にキャラ設定など、ドラマ前提ですね。2時間枠であんまりディープな話題に踏み込めないのは仕方が無いのはしかたないけど、このドラマらしくキャラがたっているので、お互いの価値観の相反とぶつかり合いからおこるもめ事、今回のトラブルは全て足子先生の現代の正論から発するのが皮肉、風間俊介はいい、適役、今回は鈴木先生は価値観の緩衝地帯グレーゾーンを提唱して、これから先の成長を語っていたが、あまり表には出すぎず、生徒間のやりとりがなかなか良かったです。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-13 22:19:27) 3.《ネタバレ》 毎日公園のベンチにやって来て、なんとか支え合っている2人の若者の行き場のない姿にまず泣けました。どうしても許せないことに対して、なんとか正当な方法で反旗を翻そうとする男子生徒の若さゆえの痛々しいまっすぐさにも泣けました。理想を追い求めて、それでも皆に解ってもらえるわけではなく、狭い部屋で煙草を吸っている鈴木先生にも泣けました。同じように理想を追い求めて、理解不能なものはシャットアウトすることで自分を保ち、最後に「私をおやりなさい!」と言って犯人の前に進み出る足子先生にも泣けました。 古沢良太の脚本と風間俊介目当てで行きましたが、ドラマを見逃したことを後悔しました。ラストは綺麗事のようでもありましたが、世の中、綺麗事を言わなくなったら、ダメになっちゃいますものね。 人には皆居場所が必要だけど、それは自分で見つけるべきもので、無いなら作っていかなくてはいけない、ということなのでしょうか。「鈴木先生の教え子は、みなそれぞれの場所で頑張ってるんだよ、きっと」という女子生徒の言葉に、最後またもや泣きました。 しかし、風間君の演技は、もはや違和感を感じないところがすごい。振り回した鎌が小川さんを傷つけた時の一瞬の表情は、見事の一言です。 【showrio】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-02-21 10:52:39) 2.《ネタバレ》 タブーと言えるようなテーマに踏み込んでなく、ドラマの時より圧倒的につまらなくなっている。 これじゃ、何の変哲もない学園ドラマではないか…。 エキサイティングさの欠片もないダラダラとしたストーリー運びで、それを打破するのが「犯罪者の登場」という安易さ。しかも、打破できていないのが問題だ。 その犯罪者が鈴木先生と熱い討論してくれればいいんだけど、犯行の動機に全然説得力がないし、それに対して鈴木先生は華麗な切り返しができていない。上っ面なトーク(同調)なのだ。 これは、このドラマにおいて致命的だ。ドラマを楽しんだ人ほど失望するんじゃなかろうか。 しかも、相手が暴力を振るうので、それをされてしまうと鈴木先生はどうしようもないのである。 そもそも「第11話」ってつけてるところから志が低すぎする。 今後、ますますドラマの映画版は見なくなるだろう。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 2点(2013-01-20 15:57:06)(良:1票) 1.1年半ぶりにドラマの面々に出会えて懐かしかったです。タイトルにもレッスン11とあって、独立した映画としてではなく、あくまでもテレビドラマの続編という前提で作られたようです。従って、登場人物の説明などは一切していないので、ドラマを見ていない人には何がなんだか分からなかったのではないかと思います。話の内容もテレビの雰囲気をそのまま残す形で進められていて、あくまでも映画としての作品を期待していたので、最初はちょっと物足りなさが感じられました。終盤の盛り上がりの中では逆に、ここまで引っ張ってきておいて、月並みな理屈で結論を出して終わらせられてしまうことが気がかりでしたが、ドラマの時と同様に最後に納得のゆくものを提示してくれていました。難しいテーマに正面から向き合ってこの映画を作成してくれたスタッフには感謝します。ただ、封切り後の連休中にもかかわらず観客がまばらな入りで、ドラマと同様に興行的には失敗作となってしまうのではないかがちょっと気がかりです。具体的な内容については、風間君は適役でしたね。小川さんは必殺蹴りをあと2,3発おみまいすれば校舎を飛び越えずに済ませられたのではないでしょうか。ナカちゃんは相変わらず可愛かったです。出水君のキャラはちょっと会っていないように感じました。平良さんはドラマの時と比べて別人かと思うくらい随分と大人びてしまったような。紺野君は映画ではほとんど出番がなかったですね。以上です。 【キムリン】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-01-14 15:14:02)
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