みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 映画を観てつまらないと思ってもなかなか何がつまらないか明確に言えないのが通例だが、幸い今回はこの映画を観た直後にもう一本別の映画(カルタの映画、5回目w)を観た結果、つまらなさの原因が明確にわかった。 要は、人間が描けてないの一言につきる。最初にアイディアありきで、そのアイディアに基づいて犯罪が行われ、そして解決されるだけ。登場人物はそのアイディアを表現するためだけに存在してるだけで人間としての肉付けはほとんどなし。こんなもののどこに感情移入しろと。 もう一本の映画が「ちはや~ 太一 クイーン 肉まん君 名人! 机君 かなちゃん! ひょろ君 須藤先輩」って感じで本当に登場人物の一人一人に愛着を持てる映画だったのに対して、こちらは 「ああ、広瀬すず 目力強くていいなあ、綺麗だし、櫻井君でてるなあ、おっと少女漫画家がこちらでは映画監督か」 みたいな薄い薄い印象しか持てなかった。 あと、付け足すとキーパーソンに精神に異常を持つ人間を配するという手法、嫌いです。これこそ感情移入の全面否定以外のなにものでもない。 ストーリーに明確な破綻が無い以上、駄作とは言い切れないが、これほど観てる側になんの感慨ももたらさない映画も珍しい。 下の方は広瀬すずファンならとおっしゃたけど、ファンでもこれもう一回は苦痛ですよ、未消化のムビチケがあるからもう一回行くけど。 広瀬すずファンの同志にはお勧めします、ただし、映画を楽しみに行くんじゃなくて彼女を綺麗にとれているPVでも観に行くつもりで。 あと櫻井君のファンにはどうなんだろう、第三者的には彼、あまりいい状態で取れてないんだが 8点は広瀬映画の基本点です。あしからず 広瀬映画のノルマとしてというか。前回ポイント鑑賞でムビチケが手元に残ったので2度目の鑑賞 駄目だ、つまらないとわかってる映画をじっくりその駄目さ加減を確認しながらという鑑賞になりました。 まずはストーリー(原作読んでないんで軽々に原作批判は咲けます) もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。 — 『確率の解析的理論』1812年 という理論に基づいているわけなんですが、そもそも「量子論登場以後は、既に古いもの、とされることが多くなった世界観・パラダイム。」をわざわざ取り上げている滑稽さを突っ込むのはやめておくにしても、「データを解析できるだけの能力の知性」これを脳手術によって実現するのは、まああり得ないけどSF ファンタジーとしてはありです。 でも「全ての物質の力学的状態と力を知ることができ」 これは通常の人間の感覚とは全く次元の違うものじゃないでしょうか? 大気、気象の状態を「知ることができ」るのなら、架空であってもなんらかの理論づけをしてもわないと。少なくとも映画で表現されてるのはなんだかわかんないけど、すごい力で全く説得力がありません。嵐つながりでいえば、殺先生の方がまだ説得力がありましたよ。 あと、たまたま主人公 教授が監督と息子の容貌の類似に気がついた日が、ダウンバーストが発生する日であったというご都合主義には呆れかえてひっくり返りました。 ついで演出。 まず無意味なシーン、意味不明な時間配分 この映画においての主人公 教授の位置はたんなる語り部にすぎません。だったら講義シーン、研究室シーン ほとんど無駄では? 助手なんて存在自身が全くストーリーに関係ない無駄です。 あと、2度目の鑑賞だからこそ、言えることですが 監督のブログに基づく回想シーン。ミスリードのために必要なのは認めますが、 長い、ひたすら長い。全く架空の偽りの話にあれだけの時間配分を行う必要性が。 ダウンバースト一発で決着がついてしまうクライマックスもしょぼかったなあ 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-05-19 21:51:10) 2.《ネタバレ》 見る前はミステリーだと思ったんですけど、実際はSF&オカルト。荒唐無稽で馬鹿馬鹿しい話で、それを説得力ある描写で納得させてしまう、とかいう事は全然していないんですよね。むしろ更にヘンな事しちゃってる、みたいな。 脳外科手術によって極度に発達した観察力、洞察力が、現象の論理的帰結として到達する状況を予知するって、カオス理論に対してケンカ売ってるような話ですが(笑)、例えばヒロインがダウンバースト時にクルマを利用して屋敷に穴を開ける、その際に彼女がいかにしてクルマの重量、その重量配分、ガソリンタンクの位置とタンク内のガソリンの残量と移動を把握できたのか、それを論理的に見せる事が出来ない以上、ただのバカ映画にしかならないんですよね。それ以前の問題ってのもいっぱいありはしますけど。 全編、ヘンなんです。おかしな、普通じゃない人達ばかりが出てきて、普通じゃない言動に終始するという。その中で狂言回しとして櫻井翔が状況を解説してゆくように巻き込まれてゆきますが、その凡庸さは周囲のヘンさを際立たせるために機能しているようで。特に豊川悦司の変人っぷりは作り物感丸出し、80年代くらいまでの邦画にはこういうキャラよくいたよねぇ、って懐かしい脱力感を体験させて頂きましたよ。 結局、三池崇史監督なんですよね。『神様のパズル』からなんにも進化してない、とにかく勢いで押しちゃえばなんとかなる的な。 で、今回気になったのが、出演者全員いつもと違うヘンな顔。眉と目を強調しつつ、顔はフラット気味なメイク、そしてフラットなライティングで表情を作ってる感じ。それが作り出したのが丸顔で太って見える櫻井翔、眉毛濃すぎな広瀬すず、線目の福士蒼汰、貧相な豊川悦司、超クドい顔の高嶋政伸。本当にそのメイクとライティングで良かったのか?と。演劇の手法を取り入れてるのかもしれませんが、それって遠くの客席からでも表情が判るためのメイクなわけですから、それをドアップで撮られるとキツいわけで。 何から何まで作り物感で支配されていて、この物語に対して、それは「逃げ」なんじゃないかなぁ、と思うのでした。三池崇史監督の映画って、そんなんばっか。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2018-05-11 21:24:23) 1.《ネタバレ》 三池カントクとしては凡作かな?あまり目立った特徴がないです。櫻井翔も何だか持て余し気味で全然教授らしくない。広瀬すずのファンなら見て損はないでしょう。お話はあり得なさすぎですが。以上、広瀬すず好きからのコメントでした。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-05-05 14:09:36)
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