みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
42.<原作未読、アニメ1期は鑑賞済み>列車での(との)戦いはそこそこだったが、上弦の鬼が現れてからというもの、一段ギアが上がってなんとも凄かった。主人公そっちのけだけど、柱のかっこよさで400億円。心を燃やせ、か。ありがとう煉獄さん。2期も楽しみに待ってます。 【リーム555】さん [地上波(邦画)] 8点(2021-09-26 00:00:36) 41.《ネタバレ》 テレビ視聴済。 期待した程ではなかった。 自然耳に入っていた前情報は ・煉獄さんは炭次郎達に後を託して死ぬ? ・真のボスが出てくる。 良かった点は映像部分 ・よく動いていた ・映像がきれい 悪かったのは話の部分 ・鬼の未知の能力が荒唐無稽で白けた。そこを説明セリフで補足は流れが悪い。 ・煉獄さんの見せ場が少ない。なので死んでも感動できなかった。 ただあんだけ鬼殺隊が行方不明になってる汽車で一般市民を乗せたままなのはなんでかな。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 5点(2021-09-25 12:32:11) 40.映画館に20回足を運んだのは初めてのこと。おそらくこれからもないと思う。 いいものを見せてもらいました。 400億の男とか、そんなことはどうでもいいです。煉獄さんが、本当にかっこよかったから。 【mila】さん [映画館(邦画)] 10点(2021-09-15 22:41:17)(良:1票) 39.いや~ なかなかの凡作! これが 千と千尋 を超えた映画だなんて 信じられない..悲しい..前半から 中盤にかけての展開が 陳腐..終盤 クライマックスは ちまたで言われてるほど 心に刺さらなかった..小学生は騙せても 大の大人を騙すことはできない..人物作画は TVシリーズと同レベル、CGにお金をかけてるのは分かるけど CGってすぐ分かるレベルの低さ..TVシリーズのほうが 断然おもしろいし 出来がイイ..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-08-29 19:46:34) 38.《ネタバレ》 TVシリーズを何とか見終えての鑑賞。原作は未読。 TVシリーズは結構面白く見れた。終盤の、柱とかいう連中のいけ好かなさは半端じゃないのだが、その中でも好感が持てる炎柱の人が、やられてしまうのは残念だった。列車の中でちょっとだけ”強い描写”があったが、もうちょっと圧倒的な強さを見せつけて、主人公たちと幾度か戦いを共にしてから死んでもよかったろうに。 さて、この作品世界は大正時代の日本らしく、街の様子・人間社会の様子も日本らしい。鬼も日本情緒豊かだったのが、いい世界観だったのだけれど、今回の列車と一体になったとかいう化け物はそういった感じが薄く、ただの怪物っぽい。それと”呼吸で刺された傷を止血”とか、だんだんチートというか荒唐無稽な感じになってきて、少しげんなりするのも事実。 そういえば鬼滅隊の隊服は鬼には破れないとか言ってなかったっけ? 最後に関係ない所だけどすごく気になった事。これ書いた人浅草十二階はピサの斜塔のように斜めになってると思ってない? 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-08-23 13:42:13)(良:1票) 37.《ネタバレ》 面白かったです。先に読んだ原作の記憶を消して鑑賞したかった。話の途中から始まり話の途中で終わるタイプの映画は好きではないのですが、『スターウォーズ 帝国の逆襲』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』のような少数の例外と同じく、ちゃんと盛り上がる山があり、柱や上弦の鬼の参入で戦いのレベルがグンと上がる転換点でもありますから、9点以上を付けるのに問題ありません。ただ一つだけ残念な点を挙げるとすれば、ラストに無惨のパワハラシーンがなかったこと。「主人公よりはるかに強い煉獄を倒す猗窩座をいたぶる無惨」ってインパクトありますよね。ラスボスは折に触れて存在をアピールすべきととらえているので、2時間もある映画に顔を出さないのは勿体ないと思うんです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2021-07-17 01:06:55) 36.話題になっているのでTV版に続いて鑑賞。 やっぱり私には全く響かない。完全に冷めて見てしまう。 序盤の黄色と猪のギャーギャー騒ぐ様は、見ててしんどいし、後半のシリアスなシーンも見てて恥ずかしくなってしまう。 冷めた大人は楽しめないかもしれない。 【へまち】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-07-09 16:33:33) 35.《ネタバレ》 ももクロちゃんのライブ映像作品以外で予約してブルーレイを購入するのは久しぶり。これは、新型コロナの影響で本作劇場公開時についぞや映画館へ足を運ぶことが叶わなかったからです。鬼滅の刃ファンの二女には劇場鑑賞を約束していたのに。正直スマンかった(健介の口調で)。円盤が擦り切れるまで観るがよろしい。 さて、私はTVシリーズ鑑賞済み、原作漫画も読了済みの立場ですが、客観的に評価するなら本作が歴代興行収益記録を塗り替えるほど“特別な出来栄えだった”とは思いません。スペシャルだったのは“コロナ禍”なり“鬼滅の刃ブーム”なり外的要因の方。勿論、映画自体に魅力がなければ、こんな大記録は打ち立てられない訳で、TVシリーズや原作ファンを満足させるクオリティがあり、かつファン以外の観客にも分かりやすく、そして良い感じに“刺さりやすい”内容だったのは間違いないと考えます。 ブームを検証して『それらしい理由』が見つかったとしても、踏襲して同じブームを巻き起こすのは不可能です。『風が吹けば桶屋が儲かる』あるいは『カオス理論』か何か知りませんが、様々な要因と偶然が重なりあって大爆発が起きるのが『社会現象』というヤツかと。この先当分は塗り替えられないであろう金字塔に、リアルタイムで立ち会えたのは幸運だったと思います。でもやっぱり映画館で観たかったな。 【目隠シスト】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2021-06-19 23:57:00)(良:1票) 34.不思議で仕方なかった。この映画がどうして興行収入歴代1位になれたのか? 原作漫画ありで、オリジナルストーリーではなく、また映画として独立した話ではなく、物語全体の中盤辺りの話。 ここまでのあらすじや登場人物の説明もなく始まり、この章のみで終わる。それが、歴代興行収入1位?それはあまりに映画をナメてないか? 単なる流行で、漫画がヒットしてTVアニメも好評であっちこっちで話題になって、歌がヒットして、そんで劇場版も出来て。クオリティは高いんだろうさ。そこそこ売れる映画なんだろうさ。でもそれが1位って、どうなってんだ? それを確かめる必要があると思って、今更ながら観てきました、4/3。 予習も兼ねて漫画を買って全巻読んで(いや、作品自体には興味があって正月に買って読んでた。ホントは映画は見るつもりがなかった)からの鑑賞。 当然話は知っていたけど、面白かったし、泣けた。絵も綺麗で技のエフェクトは素晴らしい。 善し悪しは別として日本のアニメ文化らしいギャグパートは、ピクサーのCG技術がどんなに進んでも表現できない、日本アニメらしい技術だと思う。 この映画に「このドラマの結末は劇場で」みたいな嫌らしさも、“◯◯-THE MOVIE-”みたい安直さも無い。そもそもストーリー自体は漫画で読めるんだから。 物語の展開は聖闘士星矢に近いと思う。今の若い人に限らず、星矢で育った世代にはとっつきやすく、スムーズにハマれる設定だと思う。 鬼滅の刃の原作は人気の絶頂期に完結した。ちょっと考えられない。 普通は無理に話を伸ばしたりで、話のクオリティが落ち、人気が無くなり、読者に飽きられるまで搾り取られるのが週間連載漫画の宿命だ。 北斗の拳、聖闘士星矢、ドラゴンボール…終わるべき時に終わっていれば。って作品が沢山あった。 でもこの作品は何故か大事にされたみたい。 今は何でもネットとスマホの時代、私たち昭和から平成の時代の文化は滅びつつある。 そんな中、原作コミックは驚異の売上を見せて、紙媒体が売れない今、たくさんの街の本屋さんを救った。 『炎』『紅蓮華(映画と関係ないけど)』のCDシングルセールスは、配信サービスに負けっぱなしの街のCDショップを潤しただろう。 そして映画が映画館ではなく、アマプラやネットフリックスで手軽に楽しめる今、この劇場版は、このコロナ渦にも関わらず、街の映画館に沢山のお客さんの足を運ばせている。 それって、素晴らしくないだろうか? 映画は映画通だけの狭くマニアックな娯楽ではなく、いろんな人が楽しむ大衆娯楽だと思う。 メディアミックス。TVアニメの続きのブツ切りのストーリー。胡散臭いヒット。キメハラ。 観ない理由はナンボでもある。批判もナンボでも出来る。そういうのは観てからすればいい。 多くの人が劇場で見たいと思ったから観た。その結果が2001年の映画の記録を超えた。このネットとスマホの時代で、しかもコロナ渦に。 ここのレビュワーさんたちの多くはそれを理解したうえで、この映画を観てきちんとした評価をしている。7.21か、やっぱ凄いな。 【K&K】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-04-04 03:23:49) 33.《ネタバレ》 アニメは全編見て、原作のマンガはなし。個人的に鬼滅アニメは「話が面白い」というより「見せるのが上手いアニメ」という印象で、これマンガでどう表現してたの!?と思うことが多い。 で、この映画ですが、アクション映画という視点では非常に優秀。たぶんここを否定する方はほとんどいらっしゃらないと思う。だがしかし、全体の構成としては疑問あり。 そもそも鬼滅の売りの一つと言われている、「鬼が死ぬ際に人間だった頃を思い出す」が最初の鬼に適用されていないこと。恨み言だけ言って死ぬのは珍しくない? いや構成上アカザへの伏線(次が来るよ!)だったのかもしれないけど納得いかない。正直期待してたのに。 あと煉獄さんね。炭治郎が戦ってる間に奮闘してたんだろうけど、そっちの視点が全然ないので、なんかぽっと出の人が場を掻っ攫ってった感がすごい。なに、炭治郎の死闘は前座なの? 戦ってる最中に過去話をちらちら出して感情移入させようとしてるのはわかるけど、炭治郎の人間離れした精神力の方がわたしには印象強かったせいか、なんかーあんまりー、アッハイって感じー、で感情移入できなかったです。煉獄さんのお母さんだけは尊敬しますが。(父ちゃんと弟と髪型いっしょかよどういう遺伝子なんだよと突っ込んでたせいもあるかもしれない) アクション映画としては9点献上しますが、一作品としては普通かなあ。なんか大事なことを全部セリフで言っちゃうのが個人的に好きではなく。 【通りすがりのクラゲ】さん [映画館(字幕)] 7点(2021-02-27 13:53:24)(良:1票) 32.一見さんお断り感がヒシヒシと伝わり、潔いと思えます。(原作も、アニメも見ています) 原作では、描き切れない戦闘シーンが迫力あって良かったと思う。 何よりも、声を俳優ではなくて、声優さんがやっているのが素晴らしい。(話題作りか何か知らないけど、俳優のへたくそな声の演技を聞くと興ざめするので。) 何よりも何度見ても泣けてきます。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 8点(2021-02-25 15:31:58) 31.原作未読。 事前にアニメは履修済み。 時流に乗って観に行きました。 煉獄さんのネタで家族の会話が増えたから良しとするかな。 【おとばん】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-01-20 16:08:04) 30.《ネタバレ》 この漫画、アニメのストーリーを知っていれば十分に楽しめるが、この映画一本のみの評価は難しく、高得点は出せない。 同じアニメとして評価すると、ジブリの代表作、君の名は、サマーウォーズには勝てないが、天気の子より面白いと感じた。 但し、全体の「鬼滅の刃」のマンガ・アニメとしての評価はストーリーの良さから、スラムダンク、ピンポンと同レベルで、 進撃の巨人、ONE PIECE、名探偵コナンより高く評価する。 【cogito】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-01-05 22:46:43) 29.鬼滅の刃はテレビアニメでファンになり、劇場版も楽しみにして映画館まで足を運びました。 アニメファンとしては世間の盛り上がりがうれしくもある反面、映画ファンとしては逆に冷めてしまう部分もあり、劇場版はどうしても評価が厳しくなってしまいます。 最近のアニメは、スポンサーがつかない分DVDの売り上げと映画化での収入がメインになっており仕方ないのかと思いますが、映画単体としては中途半端な始まりと終わりでした。これで千と千尋の神隠し等の過去の名作を越え、興行成績一位となれたのは一重にコロナ渦のこのタイミング(新作公開がのきなみ延期・外出できずにたまった鬱屈...etc)のおかげかと思います。 映画ファンとしては、映画製作者の方々に今まで通りの良質の劇場で完結する映画作りにがんばって欲しいと思うとともに、アニメファンとしては鬼滅の刃が完結するところまでアニメ化されることを楽しみにしています。 【しかせんべい】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-01-05 10:09:32)(良:2票) 28.《ネタバレ》 よもやよもや。 エンディングの挿絵がダメ押しで泣かせる。 煉獄先輩を永遠に忘れません!! 【すたーちゃいるど】さん [映画館(邦画)] 10点(2020-12-31 13:58:50)(笑:1票) 27.《ネタバレ》 原作で映画の直前までサラッと読んでからの鑑賞。単発で観てはいけない作品。興業としては大成功なので、同じような形で物語の終わりまで続けることはできるでしょうが、映画としてはどうなのかな。個人的には煉獄さんに想いを重ねることができなかったので、そこまで響かなかったです。上弦の鬼のその後が気になるので原作で読んでみようと思います。 【いっちぃ】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-12-31 02:00:59) 26.アニメは一応見ました。原作は数日前に一気読みしました。(読んで最終巻がまだこれからと初めて知った。) 区分分けすれば「ニワカ」でしょう。実はそこまで大ファンと言う訳でもでもないが。と言う事で満を辞して映画を見に行った。 見た率直な印象は「うむ、これがベストだな」です。一本の映画として申し分ない出来です。最初からここを劇場版として狙っていたのなら大した先見の明だと思う。煉獄編は「鬼滅の刃」を映画化するならここと言うお手本のようなパートだった。初見の人でも置いてきぼりになる事なくストーリーに入れ、クライマックスでは感動する。満点をあげても良い出来でした。 ただ個人的にはまだ最終巻を読んでないんでモヤモヤしたまんま見たんだよね。なかなか登場人物の名前も覚えられんし。主役、妹、金髪、猪、としか呼べない。実は作者の名前は未だに読めない。 12/28追記(邦画歴代トップ樹立記念書き込み)。 個人的には「千と千尋が邦画トップってのもどうよ」と思ってたんで、この、1年前には誰も知らないような作品(失礼)が、公開から10週で鮮やかに抜き去ったのはある意味痛快な出来事であった。この作品もいずれ抜かれるかもしれない。おそらくそれは想像もしないような作品だろう。アニメだけでなく実写にももう少し頑張って欲しいが、現状は非常に厳しいな…。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-12-28 16:54:20) 25.《ネタバレ》 ブームや人気は認めざるを得ないこの映画。でも単体の映画として評価が高いかというと疑問がある。 なにしろテレビシリーズの続きのシーンで始まり、テレビの新シリーズへと続く・・という半端なラスト。 キメハラを食らう危険性の少ないこの場でだから書いちゃうけど、映画史上に残る名作とはなりえないでしょう。 売れた理由は、コロナ禍の中、ストレス発散に丁度いい勧善懲悪バトルアクション系作品だった事かなあ。 只のチャンバラ作品とは違い、ハリポタなみに魔術妖術超能力のオンパレードな能力戦が、画面に映える。 SF系とは、異なるベクトルのファンタジーストーリーだけど、悪い鬼はとにかくたたっ切れば良し。 ピンチに陥るたびに、仲間の特異な能力が突破口になり、逆転勝利への王道展開。これらは素晴らしいです。 個人戦だけでなく、チームの協力があればこそ。ただ、曲者揃いのチームなので息があうまでのゴタゴタが いいサジ加減で、結果として大きな高揚感に包まれる。 決して悪くはないんですよ・・ ただ、劇場版はもっと、一つの起承転結を築いて欲しかったと強く思う次第。 中盤の戦いが一段落の後、唐突に表れた別の強敵に、主要戦士が殉職へ・・ ここからのメロドラマが長い。 本当に長い。名前を連呼のシーンが延々・・ やり過ぎで白けてしまった。 で、このタイミングで終幕。 いやいや、違うでしょう・・ ストレス解消にならないエンディングですかあ? スターウォーズが嫌いで、初期しか知りませんが、あれの2作目の半端なエンディングを思い出しました。 映画史上の金字塔になるというマスコミの報道に乗せられて、期待値上げ過ぎましたかね? 数字的な偉業は間違いないけど、中身はそこまでじゃないというのが、素直な感想かな。 あと、いつもの映画館で観たんですが・・なんか他の映画より画面が小さいんですよね。 アスペクト比のせいで、横幅が出せなかったのかな・・ 縦横をテレビと同じにしたからかなあ。そこも残念。 【グルコサミンS】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-12-11 10:37:14)(良:1票) 24.世間で話題賑わせていて、そこでようやくアニメ版観たら大はまりした。26話を1か月で6往復はした。お気に入りの第17話はもう数えきれないほど観た。コロナの影響もあり劇場観客が少なくなってからだ我慢と思い12月に入ったので期待度マックスで鑑賞。ハードルは上がったけどそれでも涙交えて鑑賞できた。この作品にのヒットは、原作もさりながらufotableの技術と声優陣の力量に負うところも大と思う次第。間がいい。余分な知識いれたくないので漫画先行はしてない。序盤から緊張感の連続でラストまで続く。伊之助が奮闘してくれて嬉しい。 【タッチッチ】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-12-02 12:59:10) 23.これは「君の名は。」のような単なるブームとか現象とかいうものではなく、「千と千尋」のようなジブリ全盛期のブランド的価値とかいうものでもない。 シンプルに”内容が実に良い”。 キメツはあらゆる人間を共感させる。 映画を見る前に見たアニメ26話で気づいただけでも、 ◆職場でパワハラに悩む会社員や派遣社員やフリーター ◆DVやモラハラで苦しむ主婦 ◆親に虐げられたり、離れ離れになってしまった子ども、 ◆自分の才能を信じて夢に向かいながらも葛藤するアーティストの卵 などなど、あらゆる世代を共感させるキャラとストーリーが詰め込まれている。 首や血が飛ぶ表現が批判されがちだが、実はそれほど狂暴な存在として描かれている鬼が、人間時代はとんでもなく悲しくせつないエピソードを持っており、そのコントラストを強くするためにあると考える。 頭ごなしに、「残酷描写ノドコガイインデスカ」と否定し退けるのは間違っていますよ。 また善悪両方の世界が厳格な”ランクづけ社会”になっていて、学生も社会人も感情移入しやすい。 そしてこの映画では、本来の主人公タンジロウではなく、タンジロウの上司(鬼退治会社の幹部)の、レンゴクさんという熱い男が主人公になっている。 そして映画でもアニメの各話同様、”過去エピソード”が涙を誘う。 やっぱり何歳になっても、男はお母さんが好きだよねぇ…。 アニメ版ほどえぐい流血もないし、”強いものに生まれた者は弱いものを守るもの”っていうシンプルで分かりやすいメッセージで、子供にも見せてあげてOKだと感じる。 (『アメリカンスナイパー』に「人間は3種類。狼と羊と番犬だ」というセリフがあるけれど、レンゴクさんはまさに番犬。) ところで。 世間がずっと前からキメツキメツと騒いでいたころ、40代の私は「また、ワンピースとかナルトとかそういうジャンプ系の一過性のブームでしょ笑」と、見向きもしなかった。 アニオタの娘(JK)も、グロい表現(首飛ぶ、血しぶき上がる)があるらしいとのことで、敬遠していた。 しかし、そんな娘も友達に原作を貸されて読んだらあっという間にハマったらしく、娘の影響で私もアニメを見たら、食わず嫌いだった自分を恥じた。 敵である鬼も、もともとは人間。 いわゆる血液感染で鬼になってしまうのだ。 (鬼にさせちゃうのは、鬼のトップであるキブツジ ムザン) なので、どんなにひどい鬼も、その過去エピソードが明かされると「あぁ…そうだったんだ…」と涙を誘う。 実はここがキメツの醍醐味だ。 戦うだけ戦って、敵が死んだ後で、敵のせつない過去を見せる手法は、スターウォーズ形式(EP4~6からの、1~3)と名付けたい。 (ただし、今回の映画ではアカザの過去エピソードはおあずけ。 私は劇場版を見た後、原作で彼の過去を知ったので、「そうか…彼がドーンって大地を踏むとああなるのは、そういう理由だったのか…」とかいくつも過去とリンクする彼の容姿や技に気づかされ、「じゃぁもう一度見てそれを確認しなくちゃ…」と思っているところです。 ということで、今回はアカザではなくレンゴクさんの過去エピソードにて泣いてください。) ちなみにアニメや原作を見なくても、最低限これだけおさえておいて、ネットでビジュアルだけ確認しておけば、映画を見てもついていけると思う。↓ ●メインキャラ ・タンジロウ(努力家。鬼になった妹を人間に戻すために、鬼退治の組織”鬼殺隊”に入った新入社員。) ・ゼンイツ(極度の臆病者。失神してから夢遊病者みたいに戦い出す。タンジロウの同期。) ・イノスケ(好戦的。承認欲求強め。イノシシに育てられたので、イノシシの被り物をしているタンジロウの同期。) ●サブキャラ ・ねずこ(タンジロウの妹。鬼化したが特別変異で人を食わずにタンジロウと共に鬼の超人的パワーで鬼退治を手伝う。) ・レンゴク(鬼退治の組織の9人いる幹部”柱”の1人でタンジロウの上司。今回の映画の主役。) ●敵キャラ ・アカザ(鬼軍団の12人いる幹部”十二鬼月(じゅうにきづき)”の3位ランクの鬼。) ・エンム(”十二鬼月”の下位ランクだが、ムザンに気に入られパワーアップする血を与えられての今回が初参戦。柱とタンジロウを殺して、上位ランクに昇進するのが夢。) ※鬼は太陽を浴びると死んじゃうので、ねずこは日中は箱に入れられてタンジロウが背負って移動している。 【フィンセント】さん [映画館(邦画)] 10点(2020-12-02 10:19:16)(良:3票)
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