みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
98.《ネタバレ》 よくできたアニメなのは分かるし、十分楽しめたけどうる星やつらに思い入れがないと真の意味で楽しめないのかもしれないね。 風鈴屋や喫茶店のシーンは一見の価値アリ。 鳥肌立ちました。 アニメって色んなことができるんやねっていういい見本。 【CBパークビュー】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-07 01:49:05) 97.本当に好き勝手やって暴れてる、あの時代が伝わってきます。 逆に言うと、あの時代の若者達が当時の大人が作り上げたバブルの中で、どれだけ閉塞感を味わってはけ口を求めていたのか、よく伝わってきます。これがこの時代の反抗の仕方だったと思います。良き意味でのはけ口を体現した作品として、歴史に残ると思います。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-03-22 01:27:42) 96.《ネタバレ》 この映画を最初に見たとき私は高校生でした。当時うる星やつらのいちファンだった自分が、なんの事前情報も無しに見に行ったわけですが、それはもう大変衝撃をうけました。映画が始まった直後からスゥーーーっと音をたてて自分自身が中に入り込むような感じで、あたるたちと学園祭前日を過ごしている自分がそこにいました。で、スクリーンの中で次の日になって、あれっ??あれれ??って自分でも感じる、という、不条理映画をリアルタイムで感じ、温泉マークとさくら先生の喫茶店シーンで背筋が寒くなったのをいまでも覚えています。で、そこからのジェットコースター展開、もう完全にやられました。いまでは映画っていうのは、いかに感情移入できるかとか頭で考えながらみるようになっているわけですが、こんな体ごと入り込んだのは初めてでした。というわけで、なけなしの小遣いで3回も映画館に見に行ったこの映画は、私の中では永遠に満点です。余談ですが、当時はネットもなくデジカメもビデオカメラもなかったわけで、オタクの人たちは一眼レフと三脚でスクリーンの写真を堂々と撮影してました。いい時代でしたね。で、一番カシャカシャってシャッター数が多かったのが、ハリヤーに乗ったラムちゃんが振り返るシーン。あらためてそのシーン今みてみると、ラムちゃん萌え~って感じで、当時のオタクさんたちの気持ちがよくわかりました(笑 【ゆうちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-12-10 11:21:28) 95.《ネタバレ》 如何に以後の映画・アニメ・漫画・小説に多大な影響を与えたかが良く分かる偉大な作品。胡蝶の夢を引用し自己存在についての映画を子ども向けとして作ってしまうあたり、本当に押井守は天才だったんだと思います。個人的にタクシーでサクラ先生に夢邪鬼が時間の哲学を語るシーンがとても好き。人間の理屈を超えた理論が非常に恐ろしくも惹かれてしまう。「第三の男」のオーソン・ウェルズが観覧車で悪の哲学を語るシーンに似たものを感じます。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-21 19:50:43) 94.《ネタバレ》 友引町の人々全体で、○○○に行ってしまってたとしたら、という初期の(仮)設定が良かっただけに、唐突な「無邪鬼」登場からの進展が残念でした。夢ネタに関しては、もう「インセプション」「パプリカ」を観てしまっているので、この程度では驚けません。でも、「懐かすぃ~」うる星やつらの面々に、これより低い点はやれない。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-30 14:27:57) 93.《ネタバレ》 押井作品として観るならそこそこ面白いのかもしれない。 でも、「うる星やつら」作品として観るなら原作の本質を真っ向否定していると感じた。 カオスな世界観を心地よく見せてもらっていたなかで 一瞬で冷や水をかけられた気分にさせられたのは あたるのあの一言「俺はラムに惚れてる!」 …これ、絶対に言っちゃいけないでしょう。 言わせちゃダメでしょう。 文章や台詞で解説するかのように紐解く謎とき手法は いまや珍しくもなんともないけどでもやっぱり「うる星やつら」で あたるがこの台詞を、しかも他人に告白するなんて絶対に許せない蛮行。 これ、原作者さんは観たときどう感じたんでしょうね。 もし自分だったらすごく哀しいし、憤りを感じる。 商業により自分の手を離れた別作品だと割り切るしかないだろうなあ。 なので個人的にこの作品が好きだという人は うる星やつらのファンではなく押井監督作品のファンだという線引きをしている。 これはオンリー・ユーから卒業した真の押井監督作品という認識。 自分の中では「うる星やつら」ではない。 【どぶん子】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-03-08 13:27:07) 92.ますだおかだ・岡田のネタは夢邪鬼が元ネタ? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-02-04 17:53:31) 91.僕は原作のファンです。また、ドタバタという笑劇に高い評価をしています。 そういった点では押井監督の作品は、落第です。 ギャグができない人(こういう人ほどファンタジーに逃げる)、「自分の主張はドタバタより高度だ」と思う人の作品と、今でも思ってます。 【みみ】さん [映画館(邦画)] 1点(2010-08-18 22:20:11) 90.25年前、アニメ好きの友人宅でレーザーディスク版を見せられ、衝撃を受けた作品。 当時、こんな世界観や単純ではないラストを持ったアニメは無かったから。 当時なら9点以上付けたと思う。 ただ、今回改めて見直したけど、残念ながら当時ほどは楽しめなかった。 序盤から中盤にかけてはとにかく楽しいんだけど、終盤になるとセリフが異常に理屈っぽい割に画面が動かないから結構イラっときた。 声優さんがかなりテンション上げて頑張っているから、余計そう思う。 まあ、それでも26年前のアニメが今退屈せずに見られるってのは、スゴイこととは思うけど。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-11 00:36:23) 89.押井守 監督、会心作!! 初めて見たときは、思いっきり騙されました.. 押井守ファン、うる星やつらファンならずとも、アニメファン必見の傑作!!.. 【コナンが一番】さん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-07-08 12:37:00) 88.《ネタバレ》 ◆文化祭の前日が永遠に続くという不思議な現象が起る。前日の記憶な消えてゆく。この現象に初めて気づいた温泉マーク先生が家に帰ると、部屋は埃と黴まみれになっていた。長い月日が経っていたのだ。種を明かせばバカバカしい夢オチの一種だったが、その前のサスペンス部分は中々なもの。世界が滅んだと思わせる導入部は衝撃的だ。絵柄が古く、表現が大げさであることを除けば、今でも楽しめるアニメだ。 ◆偽現実世界の正体はラムの夢だが、「皆が楽しく暮らしていればいい」という無邪気すぎる夢が現実となったもの。あまりにも単純すぎるが、宇宙人だから納得できてしまう。無邪気な夢に無邪鬼が絡むという洒落。一人の見る夢に巻き込まれた人たちはさぞかし迷惑だろうと推察するが、「特に害がないので別にいいじゃん」という連中が多い。そこが「うる星やつら」の世界観。今が楽しければそれでいい、物事を深考えない。それが青春であり、思春期の若者の特権である。「永遠に続く青春」が原作の世界観で、それを逆手に取った脚本となっている。 ◆人間には今住んでいる世界と別の世界に行けたらという願望がある。これと楽しいときが永遠に続いたらという願望が結びつき、そしてそこへ全員がタイムスリップしたら、現実との違いは何だろうという哲学的な内容を具現化したもの。 ◆美しい時間、楽しい時間が永遠に続くのは残酷なことでもある。日常と違うことが起るから感情が湧き起り「楽しい」と感じる。しかしそれは続かないから意味がある。大好きなゲームに熱中していても、いつか飽きがくる。刺激に慣れ、別の刺激が欲しくなるのだ。だから大人から順番に変事に気付いてゆく。 ◆映像で見るべき場面がある。喫茶店の会話で水の入ったガラスに二人が映る場面、しのぶと風鈴が交差する場面、冒頭の荒廃した世界でラムがジェットスキーで遊ぶ場面など。又文化祭の催しが「第三帝国喫茶」で本物の戦車が教室に据えられるというハチャメチャぶりなどギャグも満載。夢を食うバク(子ブタ)のキャラも意表を突く。他人に夢を見させる仕事をしているが、一度も自分の夢を見たことがない無邪鬼のアイロニーも興味深い。深読みできるアニメです。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-07-05 00:15:46)(良:1票) 87.《ネタバレ》 押井映画最高傑作の1つにして日本アニメ界の金字塔。。。 まあ、余り言ってしまうとアレですが私が定期的に何度も観る映画の1つです。 ともかくこの作品は当の押井氏も言っている様に原作の「うる星」が無ければ出来なかったとか もしこの「うる星」の世界観無く多元世界を描いたら多分「アヴァロン」に成ってたのかも知れませんね(笑) さて、作品の内容ですが正に押井さんそのものでして 逆に言えば押井さん以外はこんな映画は作れません。 文化祭前日を永遠に繰り返す事で永遠に現実から逃れられる代わりに現実へは戻れない。 しかし良く考えれば帰るべき現実など本当に存在するのか?いや、そんな物は本当は要らないのでは? 世界全体で同じ夢を見ればその夢は現実に成り得る。だから夢を観続ける。しかしそれで良いんだろうか? こんな事がテーマの1つに成ってます。 アヴァロンでは現実を虚構の果てに辿り着く理想の仮想世界として描いてますが 押井さんのアイデンティティの中ではつまり自分が現実として暮らすこの世界の非現実さは何よ? ああ、夢なら覚めて欲しい。どうすれば本当の現実へ行けるの?こういう事なんだと思います。 これはファンの方なら数々の作品観て分かってらっしゃると思いますが。 温泉マークを初めこの世界の不条理を議論し少しずつ謎を解き明かす事で真理を得て最後は現実世界へ帰還する。 つまり不条理から抜け出したいのなら自分がそれを本当に望み戦わない限り永遠に抜け出る事は出来ない。 タイプは違いますが宮崎駿監督がある意味押井さんの対極に居る人で 雑誌の対談とか見ても喧嘩はしてますがやはりお互いを認め合わざろ得ない。(と、私は勝手に理解しております。。。) 例えるなら紙の裏表の様な関係なのかも知れません。 話が脱線しましたがつまりいま我々が暮らすこの現実を現実として受け入れてしまっている非現実さ。 これをうる星の世界観とカフカやダリの啓示に透過させながら作った事がこの傑作を生んだんだと思います。 【一般人】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-05-26 16:26:56) 86.音楽と雰囲気だけでも楽しめる映画。DVDを再生してほかの事をする、「作業用」映画として長らくお世話になりました。 【特別付録】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-05-24 02:21:05)(笑:1票) 85.学生時分に繰り返して観て、10数年ぶりにDVDで鑑賞。 今となっては絵が古い印象は否めないが、 やや不気味感のあるBGMは今も聴けるかな? メガネって、もう少しふっくらしていた印象があったが、あんな細かったっけ? まあ、10数年ぶりなので懐かしさで、この点数。 【fragile】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-05-02 13:10:46) 84.《ネタバレ》 うる星やつらは元々好きなんですが、映画シリーズの中ではこれが一番好きです。子供の頃に見たときは、自分もどこか異次元の世界を旅して戻ってきたような気持ちになったことを今でも良く覚えています。子供時代から数えると、おそらく十数回は観ているかもしれません。うる星やつらの中でも、この作品はある種独特ですね。大好きです。 【civi】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-04-18 10:55:01) 83.以前に何度か見たが、ちゃんと観たのは今回が始めてかも。 タイトルが出るまで90分、夢オチだけどスケールが違う、話は非常に好みだ。多くの押井作品を経験してから観てみると、不条理や街の無機質感、俯瞰の映像など唸るものがある、映画を観たなぁ~と思わせる作品。 惜しむらくは2010現在と比べると画質が格段に悪い、DVD化する時にもうちょっと何とかならなかったのか非常に残念。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-11 10:26:54) 82.なんか、うる星やつらじゃなくてもいい気がする。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-13 06:36:53) 81.高橋留美子が素で持ち合わせている特異な世界観に、押井守が理屈っぽい解釈を試みて、なんとそれが成功したという奇特な作品。本来「うる星」とは注釈を入れずに楽しむ類いの漫画のはずで、原作ファンにとっては余計なネタばらしをされたような微妙な作品とも言える。でも一本の映画としての完成度は相当高い。自分は未だにこれが押井守の代表作だと思っている。当時「アニメージュ」などの誌上でよく押井守と宮崎駿の対談が掲載されていて、創作論的に終始押され気味の押井守が可哀相でした。今作などはそれをエネルギーにして、宮崎アニメと違う方向を目指して頑張ったんだなと思いましたね。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-12-03 23:04:55)(良:1票) 80.うる星やつらという作品のキャラクターたちにはものすごい力があるんだなぁと改めて思った。彼らがどんなシュールな設定も、エンターテインメントとして飲み込んでくれている。原作ファンでないからかもしれないが、単純にいい映画だと思ったけどなぁ。これを批判する人がいるというのがよくわからない。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-27 23:35:00) 79.この映画のストーリーは、うる星やつらのキャラがあってこそ面白いと思えたのだと思う。 シュールで退廃的な世界なんだが、キャラクターが妙に朗らかにしてくれるし、楽観的に観させてくれる。 原作から大分遠いところまで離れてしまったように感じる人もいるかもしれないが、押井守とうる星やつらのコラボレーションだと思って、両者のぶつかり具合を純粋に楽しんで欲しい。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-13 02:42:20)
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