みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
196.《ネタバレ》 ポール・バーホーベンの映画って昔からけっこう好きで、その代表作はたいがい観てきたのだけど(特にスターシップ・トゥルーパーズは傑作!)、僕が個人的にロボットものがあんまり好きじゃなかったせいで、この彼のもっとも有名だろう今作だけはずっと未観賞のまま、いまに到ってました。しかし、最近ゲーリー・オールドマン主演でリメイクされたということもあり、今更ながらこの度鑑賞。うん、さすがバーホーベンのハリウッドデビュー作だけあって、後に開花する彼の才能の萌芽が見事に芽吹いておりました。さすがに特撮や画面の古臭さは仕方ないですけど、それを補って余りある、ドラマティックで深いストーリー展開、過剰なまでの暴力描写、シニカルで乾いた世界観、そして悪ふざけ一歩手前の絶妙なユーモア感覚…。覚醒したヒーローが巨悪へと立ち向かうという、言わずもがななスーパーヒーローものの古典的名作として、のちにCG全盛時代に突入し一大ブームを巻き起こすマーブルやDCコミックスの映画化作品の全てのルーツだと言っても過言ではないでしょうね、これ。特に、記憶を取り戻しつつあるロボコップが、かつて愛する家族と共に過ごした無人のマイホームへと訪れ、過去の幸せだった日々を徐々に甦らせてゆくという切ないシーンは出色の名シーンでした。一転して犯人たちとの激しい銃撃戦シーンでは、要所要所でばっちりきまっちゃうロボコップのキメポーズがいちいち格好良いし(笑)。あと個人的に良かったのが、ときおり差し挟まれるフェイクCM。スターシップでも多用されていた、この遊び心爆発の馬鹿馬鹿しい演出が、僕的にはけっこうツボでした。いやー、今更ですけど、やっぱり面白かったっす!ロボットだからって食わず嫌いは、やっぱ駄目だね! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-04 18:10:10)(良:2票) 195.当時の感想。ややグロい部分もあるんだけど、昔は少年少女でも見ていいとされたレベル。当時『宇宙刑事』系にハマっていた幼い頃の弟が、鑑賞後にロボコップの真似して歩いて帰った。もちろんあのテーマ曲を鼻歌しながら。そんなヒーロー映画。個人的には毒々モンスター化した悪役のシーンが印象的でした。2と3も一応は鑑賞しましたが、平均点でお察し頂き、私のコメントは差し控えたいと思います。リメイク版も見る覚悟です。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-03-24 02:13:56) 194.公開当時、バイオレンス描写や風刺的な演出などが印象に残っているし、今でも面白い作品だと思うが、この映画、何がロボコップをロボコップらしくしているかといえば、ロボコップを演じている役者の独特の演伎だと思う。 鳥の動きを参考にしたという演伎は本当に素晴らしい。これに機械的な効果音を加えればロボットらしく見える。動きが鈍重でも目線を合わせずに撃った玉が命中するような芝居がさらに機械らしさを醸し出している。 CGを使うより生身の人間が、努力して機械らしさを演じるほうがより「らしさ」を感じさせることが出来ることは、今の映画人は大いに学んだ方がいい。 低予算でもこういう演出は可能だということを見て、日本でも出来るはずだと悔しい思いをしたものです。昔ニュースで原宿かどこかで、マネキンを演じている役者の動きを見て、着ぐるみのロボットでも「らしく」見せることが出来るはずだと思っていたのがまさにこの映画でやられてしまいました。 最近でもCGの巨大ロボットが活躍する映画があって、それはそれで面白いのですが、この生身の人間の力が醸し出す「らしさ」というのは今こそ見直されてもいいと思います。CGに欠けているのは、この重量感、質感、「匂い」のようなものだと思います。 【どっぐす】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-03 00:48:03)(良:3票) 193.《ネタバレ》 ○面白い設定だが、割と雑な印象。○盛り上がる箇所も少なく、そこまで爽快感もない。○リメイク版に期待。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-02-10 00:36:38) 192.《ネタバレ》 死の淵から甦ったデトロイトの正義の味方、サイボーグ・ヒーローシリーズ第1弾。警察の親会社オムニ社が造った半死半生サイボーグ兵器の戦い。物語に捻りはないですがド派手アクションとバイオレンスシーン満載。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-07 22:44:43) 191.《ネタバレ》 ニュース間に入れられたビデオゲームのCM 【警報発令: 核攻撃 やられる前にやれ 】というのに驚愕しました。 さすが20世紀のアメリカだあ~ しかし、それよりなにより 別のCMで 心臓のCMあったですやん 【大手術!それは人生の一大事です 今すぐ私たち医師に相談を ファミリー心臓センターがご用意しました〝ヤマハ スポーツハート〟 早速お試しを。 保証付き、ローン有り 免税医療品 『CALL NOW』 ⇒ 1-800-555-4444 安心してお任せを。】 ←というコレ、 早速ご利用出来なかったのだろうか ご臨終のマーフィーさんは当然無理だとしても、せめてアンルイスさん ご利用出来てたんじゃないかな。 で、結局、あの人死んだのか死んでないのか どっちなんだよ それこそ彼女に使うべきでしょ〝ヤマハスポーツハーート〟 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-04 22:07:10) 190.《ネタバレ》 人間とサイボーグの狭間の葛藤でドラマを作り出しているのがこの作品の持ち味のひとつでベイジル・ポールドゥリスのBGMも非常にマッチしているし、ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン、ロニー・コックス、カートウッド・スミスといった豪華な出演者の名演も光る。加えてターミネーター1作目と同じく、ED209がストップモーションで動く不気味さも独特の味わいがある。 脚本や展開は小学生当時とても印象に残り、日曜洋画劇場初放映時に録画したビデオテープが傷むまでけっこう見た。日曜洋画劇場吹き替えキャストの人選は、いま思いかえして文句なし。 【シバラク・オバマ】さん [地上波(吹替)] 9点(2013-11-18 19:24:36) 189.《ネタバレ》 人間ではない。しかし、ただのロボットでもない。生きていた頃の記憶が完全には消えておらずトラウマに苛まれるヒーロー。派手なアクションに加え、自分を取り戻していくというドラマもあるから感情移入しやすかった。犯罪組織から惨殺され、今度は仲間のはずの警官たちから容赦なく銃弾を浴びせられる。ターミネーターのような完全なロボットでも痛めつけられていると哀れみを感じずにはいられないが、少し人間が残っているとなればなおさらだ。正直、最初は強すぎるんじゃないかとも思ったけど、敵も強力の武器を手に入れるし、ロボコップにも致命的な弱点があったりとホント面白い戦いになった。敵の死に方もちょくちょく笑えるし。80年代はこのような優れた娯楽作が多く作られた印象。いい時代だったのだろう。ED-209のぎこちない動きもむしろ味です! 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-16 19:09:28) 188.《ネタバレ》 「お前はクビだ!」「サンキュー」から「いい腕だ、名前は?」「マーフィ」への流れがばっちりきまって痛快なこの映画。娯楽作なのに観ていてちょっと痛いシーンが多いのがそういうシーンが苦手な人にはきついかもしれません。作られたときはターミネーターと五十歩百歩のレベルの映画(いやロボコップの方が面白いかも)だったのに、その後片や「超大作」片や「空を飛ぶ」とまったく違う方向に成長していきました。運命って不思議ですね。劇中のちょっと丸っこい婦警さんは個人的に結構好みだったりします。 【あばれて万歳】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-24 23:22:39)(笑:1票) 187.《ネタバレ》 タイトルと宇宙刑事なんたら風なヒーローものの容姿からは想像できない程、グロくて子供向けではありません。 どいつもこいつも人の命を何だと思ってるんだよって位、バイオレンスで残虐なシーンしか残りません。 ポール・ヴァ―ホーヴェンって、てやんでぃ べらぼうめぃな人だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-08-18 06:31:53) 186.《ネタバレ》 映画の技術が発展した今では凄い特殊効果、CGで見せるなどの映画が増えていて、それはそれで悪くはないがだからと言ってそれきりじゃ見る者の想像力を益々低下させてしまう事になると思う。だから今から20年以上も前のこの映画を見ると確かに今の映画には技術では勝てないけど映画の内容では上回っている事を感じ、ロボコップも今なら皆CGで処理しちゃうだろうなあて思うのを生身の人間がロボコップとして生まれ変わって悪を倒し、自分を殺した奴らの他に自分をロボコップとして生き返らしたオムニ社のトップの陰謀、企みを暴き出していく様子がきちんと描かれているし、見ていて腹立つ。何て野郎だて思わずにはいられず、それがラストのマーフィーのたった一言に現れている。相棒として自分の味方であり、命を削ってまで共に戦った女警戒ルイスとの二人きりの場面でのマーフィーの素顔、表情の切なさが凄く印象的である。残酷なシーンが多くてちょっと苦手だなて思ったりするけどマーフィーのロボコップであることの悲しみが心を打つ。派手な映画だけど単なるロボット映画じゃない人間ドラマみたいなものも感じられた。そういう意味での評価しての7点です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-09 22:19:12) 185.自分も子供の頃に観て、手首がショットガンで吹き飛ばされるシーンに「ギョエー!」となったクチです。けれどショックを受けたのはそこだけで、それ以降は普通に楽しんで観てました。暴力シーンがあるからといって、過度に子供から遠ざける必要はないと思います。マシンガンで蜂の巣にされてるのに血が一滴も流れない昨今の映画(ダークナイトなど)が、果たして本当に良いのか?という気はします。内容的にも意味深で、子供のときに気づかなかったところが沢山あって見応えありました。「企業に言いなりの、操り人形のような警察官」って、かなり皮肉なキャラクターですね。ロボコップ自体はかっこいいけれど、現実には現れて欲しくないヒーローです。1本の映画の中にいろんな要素が詰め込まれていて、なかなか高カロリーな映画だと思います。 最後、ヒロインが無事かどうかフォローされないで終るのも斬新(笑) 【ゆうろう】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-08-07 10:23:35) 184.初見時よりも、面白くなっている。チュィーン、ガチャン。ちょうどいい感じの古くささなんですよ。「昔見た未来」のような感じ。今やっちゃうと、ロボコップはあんなカクカク動かないんでしょ。空飛んだりしちゃいそうだし。武器は最新のヤツなんだろうし。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-03 05:35:21) 183.《ネタバレ》 無機ロボットに襲撃されて、サイボーグ有機体である(が「人権」はない)ロボコップ危うしというとき、そこは階段で、追いかけて来た無機ロボットは階段に対応できずあえなく階段落ち。階段という繋ぎの領域で無能なのが無機的なもの。それとは逆に有機的なものは繋ぐが必ずしもその「人権」は保障されていない。ナショナリズムという冷酷な有機体主義を連想させる『ロボコップ』。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-27 20:08:30)(良:1票) 182.《ネタバレ》 冒頭でロボットのテストで故障のため蜂の巣にされる会社員が気の毒すぎる。 そんな事件を起こせば、普通はロボコップ計画も進行できないだろうに。 ストーリー展開が強引すぎるが、SFということで勢いで乗り切っている感じ。 結構グロい場面もあるし、バイオレンスとアクションが見せ場になっている。 ただ、それも今観ると少し色あせてみえるし、あまり爽快感がないので好きな映画には入らない。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-05-26 00:22:01) 181.《ネタバレ》 最初のほうのマーフィーの殺され方が半端無くエグい。人型ロボットの優秀さを感じました。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-04-02 19:40:06) 180.《ネタバレ》 グロ系は苦手なので、今まで軽~くしか観てなかったけど今回マジメに鑑賞致しました。バーホーベン監督らしい「エグさ」とロボット警察官という「ぶっ飛んだ」設定が、すばらしくマッチングした傑作ですね。まだCGな時代じゃないので、一生懸命造りました感もすごーくいい!(DVD特典のメイキング映像は面白い!) しかしあれだね、この近未来の世界観の練り込みも良く出来てるし、なにより主演のピーター・ウェラーのロボットっぽい身体の動きがすごいよね。ウィーン、ウィ、ガシャ、ウィーンの効果音もよくできてんなー(感心)これみてたらマネしたくなる(笑、んなことないかw) イヤーーなかなかのものでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-09 14:11:42)(良:1票) 179.《ネタバレ》 20年前とは思えないヒーロー像。現実感のある世界に、荒唐無稽な主人公を引っ張り出して観客をその脇に立たせてその顛末を眺めてしまうというスタンスは実に現代的。 ロボコップの立ち位置が法的に死体で、それを再利用した企業の固定資産でしかない。という所に妙な説得力があり、倫理観がガタガタになった世の中を冒頭の荒れきった警察署内や殺害シーン以上に暗示させる。このあたりの世界観構築の巧さは同年他SFB級作品を圧倒しているし、未だに色褪せない。 架空の都市、それも完全に倫理観や治安意識が破綻しつつもインフラだけは無機質に機能している社会に対する虞れと、それに対するささやかな反抗というテーマは普遍的だがそれをこういう妙なヒーローと合体させたという所に痺れる。 バーホーベン監督の神懸かり的な手腕によるグチャッとした奇妙な雰囲気も手伝い、ファンだけではなく従来のヒーローモノがそれほど好きではない人にもかなりオススメできる。当時の特撮を堪能することも出来、内容だけではとどまらないいろいろな面から一気に楽める。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-11-08 02:48:50) 178.バーホーベンという監督はすごいですね。設定だけ見たらB級の作品を、ここまで泣ける映画に仕上げるとは。DVDのメイキングを見ても、非常に丁寧な演出を心がけたのが分かって好感を持てます(ロボコップのカクカク感が、小鳥をモチーフにしたものだったとは!)。ラストシーンは圧巻。「良い腕だ 君の名前は?」「マーフィー!」カッコイイ! 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 10点(2012-11-07 21:55:50) 177.《ネタバレ》 このシリーズは2作目と3作目は昔見ているが、この1作目はテレビで断片的にしか見たことがなく今回DVDで初めて全編見た。2作目と3作目は面白くなかったおぼえがあるが、1作目である本作はマーフィがロボコップになる過程や、マーフィの記憶が戻ってからのロボコップの哀しみが丁寧に描かれ、ただのヒーローSFアクションではなく、純粋に人間ドラマとして深みがあり、見ごたえのある映画になっていて面白かった。中でも記憶が戻ってからの「生きていた」頃の記憶に苦しめられるロボコップ・マーフィの姿は見ているこちらに彼の哀しみが伝わってきて、売り家になった自宅を訪れるシーンや、マーフィの家族が既に新しい地へ転居していることをルイスから聞かされるシーンはあまりにも残酷で、思わず感情移入せずにはいられない。最後のマーフィのセリフは主人公の苦悩がじゅうぶん描けているからこそカタルシスも大きいものとなるのだ。激しいバイオレンスの応酬もこういったキャラクターヒーローSFアクション映画では異色な気もするが、それもポール・バーホーベン監督らしく、ドラマ部分もそうだが、この暴力表現の激しさも続編とは一線を画している。繰り返しになるかもしれないが、やはりこういった娯楽を前面に出したような映画でも人間がしっかり描けていれば傑作になるということを証明しているような映画だと思う。マーフィがクラレンス一味に撃たれて病院へ運ばれたあとのシーンで、死んでいるはずのマーフィの視点から彼の目の前の人物たちの会話が描かれているのが、実際はまだ死んでいないのではというのを観客に思わせるような演出で印象的だったが、知り合いに一人交通事故で入院した時に全く同じような体験をしたという人がいるので、このシーンはよけい印象に残る。その知り合いはこの映画には特別の思い入れがあるようだったが、実際にこの映画を見てみると、それも分かるような気がする。 【イニシャルK】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-11-07 20:41:53)(良:3票)
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