みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
169.この映画大好きです。ティム・バートン監督のエドへの愛が溢れています。 自分も現実世界でエドのチームにいたらドロレスみたいに怒り出して距離をおいてしまいかねないけど、この映画を通してみるエドは最低映画監督には違いなくても、映画愛だけが常人よりも突出していてそこにどこまでも正直で、小賢しい考えや他人に対する悪意のない愛すべき人物に思えます。エドが世間から忘れ去られたかつての名優ベラ・ルゴシへの敬意を誰がなんと言おうと忘れないあたりなんか、微笑ましいけどどこか哀しくて最高ですね。バートン監督のこういう人間観を感じられるのがこの作品をみる上でのいちばんの幸せです。 いちばんのハイライトはなんといってもルゴシとタコの格闘シーン。何度も巻き戻して夜中に爆笑させてもらいました。ルゴシ役のマーティン・ランドーがこれでアカデミー賞を受賞したのもなんだか嬉しい。 この映画をみたらエドの作品をみてみたいという気にさせられるくらいバートンの溢れる愛が伝わってくるのだけど、たぶん実際みたらいろんな意味で絶対面白くないのでひとりでみるのはやめときます。 【クリロ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-09 21:47:16) 168.《ネタバレ》 この映画を観たあと、エド・ウッドの作品にいくつか触れるといかにT・バートンがエドを愛しているかがすんごくよく分かる。なんだか崇高さまで感じて涙腺がじわじわとゆるんでくるのだった。見事に再現されたプラン9や怪物の花嫁等の作品、エドを演じるデップそしてルゴシそのものなM・ランドーも素晴らしい。みんなの、この“ダメな子(監督)”を愛おしむような視線、美しいです。情熱って大事なんだなあ。たとえガラクタみたいな映画だとしても、熱き思いというのは伝わってくるものなんだ。おそらくエドは50年早かったのだろう。半世紀近く経って、ようやくエドの熱量をキャッチできる人たちが現れ出した。ダメすぎて一周してしまったので裏返しの評価がされ始めた。やれめでたや。失意のうちに亡くなった彼の墓前に伝えたい。“人気ありますよ”って。いや、彼の狙った人気とはちょっと違うんだけども。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-18 14:01:36)(良:2票) 167.自分の愛する物を独自の世界観でパロディ化することが十八番のティム・バートン渾身の作品。彼のようなB級映画を愛する人間は、何も映画を面白いと思って見てるというより「なぜこんなものができてしまったのか」それを作ってしまった人間の人となりやそんなものをこの世に生んでしまうに至った過程を愛してしまうのであろう。エド・ウッドに対する愛情がヒシヒシと伝わってくる。伝記モノとしてはもう少し実話性を重視してほしかった感はあるけどね。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-21 05:58:32) 166.「あの」ベラ・ルゴシが出るんですよ、「あの」ベラ・ルゴシ! …知らん(笑) 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-20 18:41:17) 165.《ネタバレ》 ○映画を観るに当たって、製作者の映画愛が伝わってくる作品はいくつもあるが、その中でも一際目立つ作品。○多少粗切りな印象も受けたが、演者が素晴らしかった。ティム・バートン始め、この映画に携わった人たちにはこれからもこのような映画を作ってほしい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-01 19:50:02) 164.エド・ウッドとベラ・ルゴシの友情にほろっとさせられました。 映画に対する情熱と愛の感じられる作品。 観ているうちに、これほどまで映画を愛する事の出来たエドは、ホント幸せだな~と感じることが出来ました。 しょぼいSF好きなので、DVDのメニュー画面と効果音も気にいっています(笑) 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-20 21:24:47) 163.《ネタバレ》 頼れる人間が誰もいないベラ・ルゴシと不思議と回りに人が集まってくるエド・ウッドの友情が胸を打ちました。 彼の映画を見てみようとは思わないんですけど、グレンとグレンダや怪物の花嫁などの映画が、どんなもんか伺い知ることが出来て良かったです。そういう意味ではこちらのサイトで、やたらレビューがある死霊の盆踊りもフォローしてもらいたかったですけど、これに関しては監督をやっているわけではないので主旨が違ってくるか。 しかし何をもって史上最低の映画監督なんでしょうか。こちらの評判を見る限り、死霊の盆踊りのA・C・スティーヴンの方がよっぽどそれに相応しいような気もするんですけどね。 それまでずっと評判が最悪だったのに、いくら期間が開いていたとはいえプラン9の上映ではエドが拍手喝采で迎えられたり、2人目の女性ロレッタ(演じたのはマーティン・ランドーの実の娘さんなんですね)がいつの間にかいなくなっていたり(後日談も無いけど映画のオリジナルキャラ?)と、ちょっと違和感を感じる部分もあったかな。 何はともあれエド・ウッドの名前しかと胸に刻みました。 【ゴリラの住む丘】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-02-17 22:33:32) 162.《ネタバレ》 無条件に本作が好きなのですが、それは何よりティム・バートン監督の映画への愛が画面から滲み出ているからです。もうジョニー・デップが登場するまでの映画の物語に相応しいオープニングシーンから既にタマりません。 〝ワンダーキッド〟のオーソン・ウェルズではなく〝史上最低の〟エド・ウッドの物語であるからこそ余計に愛しく、デップが女装をバッチリ決めて演じていることからもエドに好意的なのは当然なのですが、他の役者もみんな良く、特に棺桶から登場し棺桶で退場してゆくマーティン・ランドー演じるベラ・ルゴシの素晴らしさは格別です。 ルゴシが子供たちを驚かそうとマントを羽織るシーン(「市民ケーン」みたいに天井を意識してる?)、タコと格闘する前にひっそりとモルヒネを打つシーン、あるいはエドがルゴシの家を訪ねるシーンはいつだってゾクゾクします。バートン監督はエド・ウッドと同様にルゴシのことを愛し、さらに敬意を表しているのでしょう。故にルゴシの生前のラストシーンで道端で演技を始めるとローアングルから仰ぎ見る。それは恐怖の演出ではなく尊敬の眼差しであり、彼の退場後はややつまらなくなると言ってしまっても良いほどです。 そして、さらに最高に感動的なのはエドがルゴシの最後のフィルムを見ているシーンで、この至福の空間の訪れに涙が出そうになるのです(このルゴシのシーンにナレーションをかぶせちゃってるエドはやっぱり最低だ!)。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-02-01 18:32:12)(良:1票) 161.ティム・バートンが自分と似たところのあるウッド氏に思い入れするのはわかるのですが、イタイ人を無自覚なまま出されるとツライ場合があります。 壊れジョニーの女装サービスもあって女性には好評のようですけど、ダメな人に優しすぎる映画でもあって。 バートンに「どう、イタイでしょ? だけどそんなエドがサイコーなんだよねっ♪」って嬉々として自慢されてるよ~な気がします。 裏映画史資料的な価値もあり☆ 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-09-04 00:00:03) 160.才能は無い。しかしエド・ウッドには誰にも真似できない人生と映画への情熱やひたむきさがあった。本作を撮ったティム・バートンと同じくエドが生きた時代にもエドの周りには、そんな彼のことが好きだった人々がいたのでしょう。だからこそ酷評続きでも彼は何本も映画を撮ることができたのでしょう。 全編を通し撮影シーンが非常に多く後半はちょっと長く感じられましたが、エドを演じたジョニー・デップも、マーティン・ランド―をはじめ彼の仲間達を演じた俳優陣は皆が本当に素晴らしき怪演でした。 実は僕はエドの映画は観た事が無い。本作を見るまではエド・ウッドという映画史上最低の監督の名前は知っていましたがどんな人間かとかは全く知りませんでした。本作を鑑賞し終えた今、当時のエドの仲間達やティム・バートンと同じく彼に好感を持ってしまっており、彼の映画が観たいとも思っている。特にタコと戯れるあの作品が。でも、観ない方がいいんだろうなあ・・・。でも、もしも観る機会があれば、本作を見た事により優しい目で彼の映画を見る事が出来るような気がしています。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-29 00:14:21) 159.史上最低の映画監督を面白く撮ろうなんてほうが土台無理な話。確かに変人たちがむちゃくちゃやってんのは面白いんだけど、少しだれるのも事実。でも、ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーはすごくよかった。そして、彼の遺作をぐちゃぐちゃにしてしまうエド・ウッド。ほんとサイテーだ。愛があれば許されるのか?きっと、バートン監督はそう思ってる。エド・ウッドは幸せだ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-19 18:38:00) 158.《ネタバレ》 世の中にはうまくいった人とうまくいかなかった人がいて、残念ながらその才能が成功の方向に作用しなかったのでしょう そんな不遇の映画監督エド・ウッドをジョニー・デップが熱演していてなかなか見ごたえがありました+女装シーンのとこは笑ったーー 。映画づくりにかける情熱はすごーく伝わってきましたね さぞ、いろんな苦労があることでしょう(O・ウェルズが愚痴をこぼすとこは面白い) いつかエド・ウッド監督の作品を観てみたいデスネ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-13 16:35:23) 157.《ネタバレ》 エド・ウッドとヴェラ・ルゴシの交友を見ていると、ティム・バートンとヴィンセント・プライスの関係をどうしても思い起こさせられます。エドとティムには、リスペクトを持つ憧れの大先輩俳優がいたという共通点があったのですね。監督としての才能がなかったのに、ヴァンパレラを始めエドのもとにスタッフ・キャストが集まったというのは、彼にはきっと何か魅力があったのでしょうね。でも『プラン9・フロム・アウタースペース』や『グレンとグレンダ』は観たことがありますが、映画へのあふれる愛情があるのに大の大人がどうしてこんな映画を撮っちゃったのかは、正直頭をひねるところですが。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-20 01:14:10) 156.自分の夢を精緻にフィルムに刻めた天才もいれば、いいかげんなフィルムを量産することで夢を消化していった凡才もいる。程度の差はあれ、何かを作り上げることを知ってしまった者の、恍惚と不幸と滑稽と。芸術の世界はこうしてどこかに進んでいくわけだ。夜の沼のシーンでタコと格闘する場で胸が詰まった。あそこは映画の自己愛を越えたものがあったが、あとはおおむね段取り通りの展開で、これからノッてくるのかな、という気分のまま終わってしまった感じ。意外とひねくれてない。元恋人が、こんな馬鹿なことで人生を無駄に潰したくないわ、と去っていくとこも、ちょっと胸を打つ。これはすべての登場人物の心の片隅にあった疑いの言葉であり、それでもやめられないんだから、全員がヤク中みたいなものなんだ。ここをもひとつ突き放す視点が欲しかった。でもいいのかな、一般世間はとっくにこういうB級映画は突き放してて、映画好きだけが愛を注いでるって状況なんだろうから。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-31 11:54:58)(良:1票) 155.《ネタバレ》 「彼は心から映画を愛していた。誰にも負けない情熱があった。エドワード・D・ウッドJr。史上最低の監督と呼ばれた男 」 DVDの裏に書かれたこの言葉にやられた。 バートン監督とジョニーデップの作品の中で一番好き。 いや今まで見た映画の中で一番好きかもしれない。 夢を見続けるエドウッド そんなエドについていけなかったドロレスフラー 最後の最後までついていったキャシー 落ちぶれても誇りを失わず、もう一度エドと組んで花を咲かせようとするモルヒネ中毒怪奇役者ベラ・ルゴシ オカマのビルマレー(役名わすれた) 人気怪奇女優だったが赤狩りでハリウッド追われてエドのところに来たヴァンパイラ うなり続けるトージョンソン インチキ預言者 クリズウェル 夢か現かオーソンウェルズ その他ヘボ役者、ヘボ技術者 お泣かせ映画でもないのに最後のエンドロールのその後の人生で号泣。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-30 23:12:12) 154.エド・ウッド自身の作品をぜひ見てみたいです。 【njld】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-05 15:16:07) 153.エド・ウッドのことをまったく知らないままに鑑賞しましたが、この作品を先に見てて良かったかも。映画に対する情熱だけは誰にも負けなかったのかも知れませんね。ジョニー・デップの熱演ぶりが私をそういう気持ちにしてくれたのでしょうね。 【MINI1000】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-29 22:58:28) 152.ジョニーがムチャクチャ上手い!!この人は今、陰気、暗い、でも可笑しい、という演技させたら世界一、と思ってます。お話のほうは、ハリウッドの片隅で、必死ではなくマイ・ペースに時にはあざとく生きている三流芸人と映画人たちが可笑し悲しい。心のどこかではわかってるの、でもそれを認めたくないみたいな切羽詰まった人間の業を感じる。お気楽なようでいてそうじゃないの、そんなどうにもならない矛盾も感じる映画。どの世界の人にもいえることだけど、息の長い人というのは人の表裏がちゃんと理解できる人なんだと思う。ティム・バートンもそんなひとり、愛のある人。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-30 00:19:41) 151.色使いで魅せるこの監督が、白黒を使ったのが小さな驚きでした。それでもおとぎ話っぷりは健在ですね。さすが。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-09 07:35:14) 150.私は絵の仕事をしているんですが、この映画ってモノ作りしている人にはすごい心のに来るものがある映画だと思いました。まずつっぱしる。前に進む。考えるのは後から。とにかく情熱と愛情。それが無いものはどんなに器用でもクリエイターにはなれない。。。これは一種の青春映画なんだと思います。映画と言う産業も未熟な青春時代、エド・ウッドも若者のようにつっぱしる。。。成熟したハリウッドに青臭い情熱を思い出させるための作品なのかもね。 【まめ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-04 20:53:51)
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