みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
379.ミュージカル映画という、伝統的ながら変テコリンなジャンル。その中ではたぶん、かなり取っつきやすい作品と言っていいんでしょう。耳になじみのある曲が続々と登場して、それだけでも親しみやすいし、ラストには脱出劇のサスペンスもある。私もたぶん、最初に触れたミュージカル映画って、コレだったと思います。 で、いきなり何ですが、ジュリー・アンドリュースの髪型、なんか変ですよね(笑)。ギターを抱えた姿など、ひと頃の漫才師みたい(かしまし娘とかちゃっきり娘とか)。しかし実際、彼女の元気いっぱいな様子とも相俟って、とても若く見えます。トラップ家に向かう場面の、ほとんどヤケクソみたいな歌いっぷりと、到着して大邸宅を前に立ち尽くす姿とのギャップが、可愛くも可笑しくって。 その純朴そうな彼女を見ていると、つい、こんなトラップ親父になんかダマされるな~と言いたくなってくる。クリストファー・プラマー、端正な顔立ちに威厳をみなぎらせ、何かとキビシイことばかり言いながら、実際には歌えば上手いしダンスもするし。何だか妙にモテるしなあ。こういうのは絶対、女性の敵だ!と言いたくなる、要するに「男性の敵」なんですけれども。そもそも、ですね、まずこっそり恋人と会う長女が雨にズブ濡れになり、次に、ボートから転落して7人の子供たちとマリアが濡れ鼠になる。と来りゃ、クリストファー・プラマーだって、彼らの仲間に入るには、一度はズブ濡れになって見せる、という「通過儀礼」を経験するべきだと言ってやりたいところ、しかるにこの色男は、「私はすでに“水も滴る”イイ男ですから」と言わんばかりに、水も被らず澄まし顔。まあ、彼までビショビショになったのでは、完全にコメディになっちゃいますけどね。 楽しい歌にダンスを、これでもかと繰り広げつつ、最後に映画に暗雲が漂ってくる、そこがまた良くって。同じ歌が、状況によって、異なる印象で聞こえてくる、ってのが面白いところ、かつ盛り上がるところ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-03-05 08:34:18)(良:1票) (笑:1票) 378.以前に見た時にはこの作品の素晴らしさがよく分かっていなかったようで退屈した時間もあったのだが、改めて見てみたらとても良かった。 ミュージカル映画にありがちな「なぜ歌うのか」という疑問を持ったのは最初の修道院の時のみで、前半は歌が楽しく後半はストーリーに没頭して映画を満喫した気分になりました。 ギターを手にエーデルワイスを歌いたくなるし、何度も見たくなる名作です。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-02-19 00:15:55) 377.《ネタバレ》 このような映画は今の時代では作れないでしょう。オープニングタイトルのメドレーが好きです。 【BAYSONGX】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-06-09 23:20:02) 376.《ネタバレ》 数あるミュージカル映画の中でも一際燦燦と輝いている理由の一つに、歌う場面が物語の中に全く違和感無く溶け込んでいることにあると思う。大抵のミュージカル映画は、取って付けたように歌い出し、違和感ありありで視聴者が置いてきぼりをくらう場合も多いが、この映画に限ってはほとんどそれが見当たりません。むしろ、歌う場面を思い出してみると、この場面は歌わない方がおかしい、ここは歌うべきだろうという計算された周到なシチュエーションになっています。もちろん言うまでもなく、ジュリー・アンドリュースの可憐さと歌声、楽曲の質、神々しい修道院、美しいアルプスの風景など他に誉めどころを挙げればきりがありませんが。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-10-12 12:40:48)(良:2票) 375.私の親父の一番好きな映画です。 実家に行った際に、お土産にDVDを持たされました。 ミュージカルは嫌いだからと断ったのですが、いいから見てみろと。 という訳で、全く興味がなかった状態での鑑賞です。 まず、やはり名曲揃いで良かったッス。 ミュージカルが苦手な私でも、最後まで楽しめました。 主人公の生き方、凄く好感が持てました。 見習いたいです!! ミュージカルが好きな人なら、観て損はないはず。 【ぽぽ☆ぽんた (^-^)v】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-26 01:31:32) 374.《ネタバレ》 どこか好きになれない作品でした。それは後半から時代を描くことに重きがあったからかなと・・・上手く言えませんが、演者たちはどこかコミカルで良い意味でミュージカルだなとは思うのですが、現代の私たちからしてみると全て尊い名曲揃いで美しい自然や豪華な屋敷を背景に歌っていることにどこか違和感を感じてしまいました。そして後半のお堅い感じに馴染めなかったです。 比較することがいいのかはわかりませんが、同じミュージカルならば「雨に唄えば」の方がもう一度見たいと思わせる作品だったかなと。 【なさんな】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-02-12 23:34:38) 373.《ネタバレ》 ロバート・ワイズは「罠」といったフィルム・ノワールやSF、戦争映画と傑作・力作揃いだ。 だが、やはりミュージカル映画が最も評価の高いジャンルなのだろう。 この作品は「雨に唄えば」に並ぶミュージカル映画の最高傑作だと思う。 雄大な自然を捉えた美しいキャメラワークと撮影。 誰が撮ったのかと思ったらジョン・ヒューストンの「黄金」やエリア・カザンの「エデンの東」を撮ったテッド・マッコードではないか!道理で雨のシーンや山々の幻想的な映像が際立っているワケだ。 教会で修道女をやるような器では収まらないマリア。 他の修道女はマリアが歌う事を咎めるが・・・ってアンタらも歌っているじゃないか。 送り出されたマリアは絶倫トラップ大佐の元に。 トラップ大佐の家族は腕白な一個正体(5姉弟)。 マリアにとっても、子供たちにとってもヤッた事のない“冒険”のはじまりだ。 マリアは自分に言い聞かせるように歌う。 やがてその歌は子供たちの心も動かしていく。 聞き覚えのある名曲たちが子供たちの、トラップの、そして我々の心を満たしてくれるのだ。 「私は犬ではありません大佐(少佐)」 「さきの奥さんの記憶が辛いのでしょう」 「イキすぎたのよ(子作り)」・・・意味深なセリフの数々。 家政婦が(メッサー)シュミットときたもんだ。 奥さんの死因は絶対トラップ大佐のピスト(ry まつぼっくりの“あいさつ”、 雨の中のダンスの可憐さ。雨にしっとり濡れた感じが色っぽい。 アシダカ軍曹、お疲れさまっす。 「稲妻に返事をする雷」とはマリアらしい考えだ。 辛い時、泣きたい時は楽しい事を考えてしまおう! 歌で心が通う感動。 伯爵夫人も悪い人じゃない。相性の問題さ。自ら身を引いていく潔さ! 迫るナチスの影、だがマリアたちは諦めない。 「隠れても問題は解決しません。立ち向かうの。自分の道を探すのです」 トラップもまた男。潜水艦の艦長は溺れねえぜ。 垂れかかったナチの旗は破っちまえっ! 終盤におけるナチス将校たちとの緊迫したやり取り。 大佐(少佐)が本当カッコイイ。 ロルフよありがとう。そして生きろよ! ラストの山々の風景が最高だった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-02-08 06:54:59)(良:2票) 372.なるほど、ただのミュージカルではなくて、戦争も背景にしているわけだ。マリアの純真無垢な魅力と、案外楽しめたドレミの歌のシーンなど、良い部分もある。しかし多くの登場人物に魅力が無く、ストーリーもこれというものはない。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-10 23:50:00) 371.前半と後半ではちょっと趣きが違う。また、実話に基づいているが実話とちょっと(かなり?)違う。 ...ということを差し引いても、単純にこの「映画」としての出来が素晴らしいのは間違いない。 この長さで、最初は作品世界に入り込めるか不安だったが、一度入ってしまえば全然長く感じない。今まで避けていたいのは食わず嫌いだった。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-13 22:13:51) 370.《ネタバレ》 ミュージカル映画がちょいと苦手なワタシ。予想に反した政治色を含んだ内容と長い時間に少しキツイ印象。でも歌の持つ力というのは十二分に感じることは出来ましたので、やはり名作といえると思います。。。でもやっぱり時間が長いなぁ(苦笑)正直いつ終わるのかと思いながら観てました。もう少しコンパクトにまとめて頂ければもっと良かったかなと思ってオリマスハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 20:30:51) 369.ストーリーはちょっとお子様向けですが、風景と歌がいつまでも目と耳に残る感じのいい映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-26 20:52:25) 368.今見ても音楽はやっぱりいいけど、 ストーリーは普通かな。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-29 02:08:44) 367.すばらしい映画です。この映画の良さを理解できることに乾杯! 【cogito】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-04 19:20:34) 366.『ドレミの歌』『私のお気に入り』『エーデルワイス』等々、誰でも知っている名曲ぞろいで、観ていて純粋無垢な気持ちにさせてくれる映画ですね。初見時、これまで映画はアクション・SF・ホラーといった、娯楽作品しか知らなかった僕にとって、なんて素敵な映画なんだ、音楽と映像が合わせさってこんなに感動を呼び起こすものがこの世にあるなんてと、かなりの衝撃を受けて見入った記憶があります。これを観て音楽家や音楽教師といった道に進んだ方も多いのでしょうね~。文句無しにミュージカル映画の金字塔作品! 【けんおう】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2014-04-29 14:29:05) 365.なんという穢れの無さ、屈託の無さ。教科書のように正しい。“正しさの臭み”が無いのも本作の際立った特徴で、これは雄大な自然美の成せる業なのかも。加えて耳なじみのある名曲がよくもまあ一つの作品にこんなにも。私は基本ミュージカルは苦手なのだけど、歌が嫌いというわけでは決してなく、例えば「或る夜の出来事」の中の1シーンであるバスの乗客らが皆で“ブランコ乗り”を歌う場面なんかは楽しくて大好きだったりする。そんな風に“自然な感じ”で歌が入ってくるのでミュージカルアレルギーが発症しがちな「何故ここで突如歌って踊りだす??」という居ずまいの悪さを極力感じさせないんである。かくして、これを観た後はJ・アンドリュースばりに「ざー ひーるざらーいぶ♪」と声を張り上げて家族に迷惑がられることになるのだった。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-04-22 00:37:30) 364.どんなに過去の名作であろうと、時代に合ってなければただの凡作。 長いしつまらないし、ガキと一緒に浮かれて歌ってるのを見ていると、寒くてたまらない。 1960年台向けスイーツなんだと思います。 【シン*トー】さん [映画館(字幕)] 3点(2014-03-30 16:38:33)(良:1票) 363.家族で観る最高作!! 何度観ても自然、家族愛、音楽が楽しめる。 時代が経っても色褪せない作品。 鑑賞回数 10数回不明。 ’09.9/5 52型TV購入後2番目に観た作品。 2014.03/24 鑑賞。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-03-25 16:24:58) 362.序盤はミュージカル特有の突然歌い始めて台詞を表現するという演出があったけど、しばらくすると面倒臭くなったのか普通に台詞を喋るようになって見易かったです。 初めて見るはずなのに何故かストーリーを知っていて、これってトラップ一家物語だったのか!って気付いた途端、急に親近感が湧きました。 僕の知ってるトラップ一家物語とは子供たちの設定が違っていたけど、長女にスポットを当てた展開は大好物な感じで良かったです。 マリアが魅力的に描かれているのはもちろんだけど、ライバルの男爵夫人もちょっといい人で、去り際も綺麗で高貴な女性の貫禄があって良かったです。 終盤は長女のロマンスが伏線になってて感動的に締め括るのかと思ったけど、なんだかよくわからないうちにコメディタッチのオチでハッピーエンドというのが斬新でした。 ストーリー展開に合致した歌詞が伏線として機能していて、再登場の際には思わず上手いなぁって感心させられました。 【もとや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-21 19:25:05) 361.最高です、何度見てもすばらしいですね。人との出会いって、無駄なことが一切ない気がします。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-10-28 16:34:47) 360.《ネタバレ》 ミュージカルが嫌いなこと山のごとし。 あんな不自然なものはない。 昔、テレビで観たときは途中でチャンネルを変えた。 ところが改めて観なおして、耳に馴染みのある名曲の力を再認識。 「サウンド・オブ・ミュージック」「私のお気に入り」「もうすぐ17才」「ド・レ・ミの歌」「エーデルワイス」――。 今までちゃんと観てなかったので、オーストリアを合併したナチスドイツへの抵抗がテーマにあったとは知らなかった。 初めて最後まで観通して、多くの人に愛されているのは納得できた。 それでもミュージカルに特有の感情の流れについていけないところもある。 マリアのやることなすこと強く否定していた大佐が、子供たちの歌で豹変してマリアを認めるあたり、そんな簡単には変わらないだろうにと思ってしまう。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-07-25 22:23:42)
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