みんなのシネマレビュー

チャップリンの黄金狂時代

The Gold Rush
(黄金狂時代/給料日)
1925年【米】 上映時間:72分
ドラマコメディモノクロ映画ロマンス
[チャップリンノオウゴンキョウジダイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-11-28)【イニシャルK】さん


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監督チャールズ・チャップリン
キャストチャールズ・チャップリン(男優)探鉱者(“小男”)
マック・スウェイン(男優)ビッグ・ジム
ジョージア・ヘイル(女優)ジョージア
ヘンリー・バーグマン(男優)ハンク
チャールズ・チャップリンナレーション
平田広明ナレーション(日本語吹き替え版)
脚本チャールズ・チャップリン
音楽チャールズ・チャップリン
撮影ローランド・トザロー
製作チャールズ・チャップリン(ノンクレジット)
美術チャールズ・D・ホール(プロダクション・デザイン[ノンクレジット])
編集チャールズ・チャップリン(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想】

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102.チャップリン映画がいつまでも古びないのはこういったコントが現在も行われているからでしょうね。なんという時代の先駆者か。 akilaさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-21 15:46:34)

101.《ネタバレ》 アラスカのゴールドラッシュとシエラ・ネバダ入植団の悲劇(カニバリズム)が元となっている。欲のために命を落とし、或いは生きるためには同胞をも食べる。チャップリン(C)の創作アイデアの元は常に悲劇や不幸である。「街の灯」「モダンタイムス」「独裁者」「殺人狂時代」「ライムライト」全て悲劇・不幸を扱っている。彼が「悲劇を笑い飛ばそう」という強い精神力の持ち主であり、それはCの不遇で過ごした少年時代に由来する。彼自身の言葉「しばしば悲劇が笑いの精神を刺激してくれる。笑いとは反骨の精神だ。たとえば大自然の威力の前では、自分の無力ぶりを笑うしかない。笑わなければ気が狂ってしまうだろう」狂気と天才は紙一重である。
◆空腹のあまり靴を食べたり、相手が鶏に見えて殺そうとしたり、小屋が崖から落ちそうになると、相手を踏みつけて床を登ったり、ブラックユーモア炸裂である。悲劇の切迫度が高ければ高いほど笑いの密度が増す。Cは、幼少時代のひもじかった日々、それでも母親が笑わせてくれたことなどを思い出しながら撮影していただろう。靴は甘草で作られていたが、食べ過ぎたために副作用の下痢に悩まされたそうだ。プロ根性というものだろう。大勢のエキストラや特撮を使ったりと、気合が入っている。
◆冒頭、Cの後をつける熊が登場する。一歩間違えばCは食われてしまっていただろう。だが偶然Cは助かる。Cはそのことを知らない。後に熊は小屋に現れ、射殺され、C達に食われてしまう。これが運命の皮肉だ。運命はCの預かり知らぬところで決定され、所詮人は運命を受け入れ、笑い飛ばすしかないのだ。
◆もう一つの主題は恋。Cは単純に金持ちを夢見て金鉱探しに参加。しかし失敗して町に降りてくる。そこで酒場娘に一目惚れ、今度は娘と約束したディナーの資金を稼ぐために仕事に励む。だが約束の日に娘は現れずに失恋、失意のどん底へ。一方娘は約束を忘れていたことに気づき、小屋を訪ねるがCが不在。ディナーの準備の様子でCの恋心と失意を知る。そなんときCは山の相棒と出会い、二人で金鉱を見つける。期せずして夢は叶った。凱旋の船上で二人は再会する。皮肉にも立場は逆転していた。Cは金持ち、娘は落ちぶれて二等席。Cは昔の服装をしていたが、娘はそれでも好意を示した。身分を証し、キスしてハッピーエンド(サイレント版)。純愛は黄金に勝る。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-13 16:07:30)(良:1票)

100.【未見の方へ】…え、上映時間:72分?ワタシがレンタルしてきたモノは、81分でした。なんかこのバージョン、音楽も鍵盤楽器の固い音がかなり聞きづらいです。おそらく【あっち】さんの観たのとおなじかも。冗長な感じがしたということは、たぶん無駄なシーンも多いのでしょう。皆様のレビューをみる限り、72分版の方が良さ気な感じです。注意して、選択してください。なお、このバージョンには「給料日」もついていません。 なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-11 06:31:08)

99.フェラガモの皮靴は本当に食べれるらしい。食材として買う人はいないだろうけど。
チャップリンで2番目に好きな作品。 きーとんさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-18 00:01:47)

98.《ネタバレ》 古さを忘れてしまうぐらい面白くできのいい映画。確かオリジナルに音楽を追加したバージョンもあったように思うが(私が子供のときテレビで放映されたときは、音楽+愛川欽也の語りつきだった)、そっちの方がにぎやかでずっと個人的には好きだ。DVDを入手したが音楽なしのオリジナル版だった。どこかで音楽つき版を入手できないもんだろうか? 有名な靴を食べる場面(「殺人博物館」というサイトによると遭難して人肉を食べたドナー隊の悲劇がもとになっているのではとのこと)や、飢えでチャップリンが鶏に見えてしまう場面、これは何らかの理由で断食・絶食した人じゃないと本当には理解できないんじゃないかと思う。ロールパンのダンスは動きといい顔の表情といい芸術作品と言っていい。音楽つきバージョンだと軽快な音楽が合わさってさらにすばらしい場面となる。小屋が落ちそうになる場面も印象に残る(ここも音楽つきの方がずっと効果的だったと思うが)。一方、ヒロインとの恋物語はさほど濃厚に描かれず、一方的なチャップリンの片思いにも見え、最後いきなりハッピーエンドになってしまう感じなのがちょっと強引に思えた。大金持ちになったチャップリンが貧乏根性丸出しで「まだ吸える」とばかりにシケモク(吸殻)を拾う場面が笑わせてくれる。金持ちになってもそう簡単に習性は変わるものじゃないし、また変わらない方がいい習性もあるのだ。恐らく現実のチャップリンもそうだったんだろう。いやシケモクは拾わないだろうが、苦しかった時代のことを片時も忘れたことはあるまい……。 空耳さん [地上波(吹替)] 9点(2010-07-15 07:18:52)

97.《ネタバレ》 何だかチャップリンの映画には、生きる喜びだとか感動だとかロマンとか、そんなものが沢山つまっているように感じます。
それは人生の輝きといってもいいでしょうか。
人間の本当の幸せはどういうところにあるのだろうかということが、彼の映画を見ると少し気づかされるようなきがします。
全く嫌味の無い人生賛美で、見ている観客の心が温かくなるのだと思います。
観客が厭味を全く感じないのは、チャップリンがそれだけ壮絶な人生を歩み、地獄を見てきたからこそ、これだけの清い喜劇を描けるのだと思います(もし嫌味を感じたならば、それは観客側の厭味です。チャプリンは無邪気であり、邪気は見る側にあるのです)。
それにチャップリンはとても繊細でロマンチストなのだと感じました。こんな暖かい作品が作れるなんて彼は凄いですよ。この作品を観ると僕は奇跡を信じたくなります。
いや~、やっぱり夢を与えてこその映画だと思いますね。
ずっと前に彼の自伝を読みましたが、チャップリンこそは本当の天才だと思いますよ。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-14 03:12:16)(良:1票)

96.《ネタバレ》 チャップリン自身がナレーションと音楽を付け加えたバージョンを鑑賞したのだけど、生意気ですがナレーションはない方が良かったのではと。だってチャップリンのサイレント映画は、彼の表情と動きだけで十分に伝わってくる・・・いや、寧ろ余計な情報などない方がスッと入り込める気がするのです。自宅でDVDで見る時、字幕OFF&消音で見ようとするのですが、パンのダンスの時だけ音を出したり、何だか妙な観賞の仕方で気持ち悪い(笑)かといってレンタルショップにたまたま置いてあった昔のバージョンのものは酷い映像と音で見れたものではありませんでしたし・・・ムムムムム! あっちさん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-24 17:00:32)

95.《ネタバレ》 開始直後の熊がついていくシーンから笑わせてもらいました。
ロールパンのダンスは笑いを超えて、そのアイディアに芸術性を感じました。
崖っぷちの山小屋のシーンは言わずもがな…。
エンディングがややあっさりした感じだったため、個人的にはもう少しインパクトがほしかったです(そもそも大金持ちになって、なおかつ、恋も実らせる必要があったのでしょうか)。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-01 22:18:39)

94.有名なシーンを見ることができて満足です。 色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-12-13 18:22:26)

93.《ネタバレ》 名作だからということを考えなくても高い評価を与えられる作品。
鑑賞前は『チャップリンの映画なんていつもと同じだろう』と思っていたが、同じように見えても大きく異なっている。
やはり、彼はタダモノではないと改めて感じさせる。
ストレートに笑いを追求しており、チャップリン作品らしいクドさがないだけに、本作がチャップリン作品の入門編として見易いかもしれない。
色々と意味やメッセージも付加しているかもしれないが、本作は何も考えずに純粋に楽しめるのではないか。
犬のロープを自分の腰に繋いでしまうような笑えないものもあるが、印象的なシーンがかなり多く、笑いのセンスは今でも十分通用するほどレベルが高い。
ラストのハッピーエンドについてはヒネリがないが、ヒネル作品でもないので、特に違和感を覚えなかった。
楽しく笑って、恋愛で温かな気持ちになれればという作品に仕上がっている。 六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-21 22:10:53)

92. 私と趣味が近いレビュアーの方が、チャップリン最高傑作と仰っていたので拝見したのですが、やっぱりチャップリンにはそれぞれの個人的な思い入れが強く出ますね。
 因みに、私にとってチャップリン最高傑作は「担え銃」と「キッド」です。
 小さいお子様がいらっしゃる方には、是非たくさんの「チャップリン」映画を見せて、笑いの感性を育ててあげてください。 クロエさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-29 00:23:37)

91.《ネタバレ》 ごめんなさい、この映画、何だか苦手なのです・・・。殺人だの、飢えだの、しまいにゃ仲間を殺して食おうだの、という前半のかなり過激なブラックさと、これに対して、パン&フォークのダンスを披露するチャップリンの澄ました顔との、あまりのギャップ。この顔を見ていると、「やっぱりこのオヤジ、相当の悪人だよなあ」と思えて仕方がない(笑)。しかも結局は金持ちになり美人ちゃんもゲットするという展開(これって要するに、苦労した末に成功した自分の自慢話か?)。 チャップリンというヒトが、私生活でいろいろと問題をかかえていたことと、彼の作品とは、切り離して考えるべきなのでしょうが、何となくこの映画からは、何か悪人ぶりが直接漂ってくるようで、だからきっと苦手、なのです、ハイ。でも好きなシーンもある。この映画、靴を食べるシーンが有名ですが、ワタシは、「靴を皿に盛ろうとしたら、皿が汚れていたので、皿を袖で拭く」という、あの無意味な細かさが好きです(わざわざ皿を清潔にするような食いモノではないよね)。あと、チャップリンが酒場で人ごみの中にいるシーン、音楽とともに人々がダンスを始めて一人取り残される彼の後姿が、とても印象的。多分、この映画、苦手ではあっても、嫌いではない、そう、気になる映画であることは間違いないのかも。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-24 12:23:29)

90.靴のステーキやコッペパンのダンスシーンは有名で観る前から知っていました。初めて通して観た印象は、金鉱を掘り当てるという目的の元に、ストーリーが一貫していて良くまとまっている、ということです。あれだけドタバタをやったうえでまとまっている、というのは凄いことだと思います。愛情は金の有無と関係が無いように見せた最後のまとめ方は上手だと思いました。自分が観た何本かのチャップリン映画の中ではいちばんですね。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-18 00:32:13)

89.《ネタバレ》  台詞が無い分、物足りないものがあると思いきや、細かな描写や演技で楽しませてもらった。
 
 ラストのお熱い感じがにこやかで、締めに相応しい。 タックスマン4さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-10 01:12:03)

88.記念碑的作品ですね。正直モダンタイムスや独裁者らへんには及ばないです。 Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-16 00:44:15)

87.物語としてはうまくできているものの、チャップリンの最高傑作とは言い難い。
しかし、チャップリンがいかに緻密に作り上げたかが分かる、まさに職人的味わいがある本作。

ラストに、ジョージアが「私が船賃払います」というが、これにはグっとくるものがあった。
男としては、やはり金と愛は無縁のものとして考えたいという理想論がある。
それが何だか具現化したようで、このラストのセリフには思わず嬉しくなった。 にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-21 19:11:07)

86.言わずと知れたチャップリンの代表作におこがましい点数なんですが、サイレント映画はやっぱすぐ眠くなってしまいます。退屈・・・と思ってしまう僕はまだまだなのでしょうか。 すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-21 13:28:28)

85.靴を食べるシーンですが、ただ単に笑わせるためのシーンではなく、スラムでは実際に靴を焼いて食っていたらしく、それをコメディタッチに表現しているんだそうです。
スラム出身のチャップリンはどういう気持ちでこのシーンを演じたのでしょうか。 eurekaさん [地上波(字幕)] 9点(2008-03-14 01:11:45)

84.面白かったです。笑いました。チャップリンはやっぱり魅力的だなと思いました。それとジム役のマック・スウェインの表情が凄く良い。 PINGUさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-25 04:17:45)

83.《ネタバレ》 これが喜劇王チャップリンの最高傑作との噂だったので、構えて鑑賞したのですが、そこまでは・・・という印象でした。多くの古典映画と同様、30年前に見ていたらと思います。しかし、家が傾くシーンはユーモラスでしたし、ジョージアが簡単になびかないところはリアリティがあって良かったですね。 次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-05 14:04:30)

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【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 7.54点
000.00% line
100.00% line
210.82% line
310.82% line
421.64% line
5108.20% line
61613.11% line
72722.13% line
83024.59% line
91814.75% line
101713.93% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.16点 Review12人
2 ストーリー評価 6.50点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.54点 Review11人
4 音楽評価 6.40点 Review10人
5 感泣評価 5.85点 Review7人

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