みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
21.《ネタバレ》 近年、邦画で大流行している「泣ける映画」とどう違うのか分り難いです。“ギターを弾きながら歌う魂の歌”も“愛する人に捧げる角膜”も、何処かでみたようなエピソード。確かに感動的なお話ではあるけれど、オムニバスの中の1篇では扱いが軽い。それよりも、監視社会や国家繁栄法といった本作のウリとなる奇抜な設定部分を掘り下げて欲しかったと思います。「時が来るのを待て」という意味深な台詞を吐いた上司、洗脳が完了していないであろう劇団ひとり。反管理国家の火種らしきものが見えたところで終わりでは、どうにも不完全燃焼です。主人公の派手なレジスタンス活動を期待する訳ではありませんが、彼の苦悩と葛藤そして“足掻き”をもっと観たかった。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-26 04:26:15)(良:2票) 20.《ネタバレ》 原作は未読。この作品は一に二も「逝き紙」というアイデアに尽きる。いわゆる風刺作品として見れば、設定のリアリティはあまり問題ではない。この映画を見た人が、「もしこんな社会になったら…」「もし自分に、あるいは大切な人に逝き紙が届いたら…」と想像力を働かせる手助けになれば、ほぼ目的は達せられているからだ。国家から死を宣告された人々やその周囲が「本当に大切なこと」を思い出していく過程は不自然ではなかった。むしろ、死というものは死にゆく本人と、残される周囲との関係性の精算という点にその本質があるのかもしれない。 それにしても、不在配達の連絡で「はい国繁サービスセンターです」との返答には思わず笑ってしまった。こんな茶番の様な作品を作る必要がない世の中にしたいものだ。 【田吾作】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-08-05 16:15:25) 19.漫画読んでたので、大体分かってました。それ以上でも、それ以下でもないと思います。そういった意味では良作かなと。歌の活かし方の話は実写ならではで、一番好きでした。ただ、映画としてはこじんまりしすぎですね。これが、世にも奇妙な物語みたいにテレビで観たなら、評価出来ますが。この作品こそ、ドラマからオリジナル映画にしたらよかったように思います。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-04-19 04:14:57) 18.《ネタバレ》 「代議士とその息子」?の話がつまらなかった。俳優の演技も設定も幼稚なきがしました。それと主人公が勤める組織の場面ですが、なんかショッカーとか悪の組織のアジトみたいなので、もうすこし大人っぽくしたらいいと思いました。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-09 16:59:13) 17.なかなか面白かったです。ただ映画にするにはちょっとスケールが小さいかな。日本の映画の限界でしょうか。バンドがなぁ・・・ちょっと微妙です。主演の人は若手俳優の中では一番演技が上手いと思います。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-01-09 21:18:28) 16.《ネタバレ》 原作はヒューマニズムの押し売りと暑苦しい絵柄に辟易して、1巻途中でギブアップ。映画は原作よりは観易かったです。後半、盲目の妹をいたわるデキの悪いお兄ちゃんを熱演する山田孝之に感心。話はベタベタだけど、見入ってましたね。でも、それも局地的なショートストーリーとしての見応えであって、総体的に考えると納得できない映画でした。話は前後するけど、18歳から24歳までの間に1000人に1人が死ぬというイキガミのルールが根本的に変だろう。まず、1000人に1人が無作為に死ぬことは、不慮の交通事故などと同義に受容されると思う。それによって、命の意義を尊重する精神が芽生えるとは思えない。さらに、社会的なシステムで殺される不条理は、病気や交通事故の比では無いはずで、それによって起こる混乱の方が絶対に重篤。もし自分にイキガミが届いたら八つ当たりで核兵器のスイッチを押しちゃうね。この制度の弱点を人道的視点から匂わせていたけれど、それ以前にこんな制度で社会の生産性が上がる訳が無い。本来はストーリーが成立しない破綻した設定と考える。原作者は何か勘違いをしていないだろうか。少数の犠牲を許すのであれば、命のリミットを24時間ではなく3年後に設定するとか、24歳から30歳の間に何らかの成果をあげないと殺されるとか、効果がありそうなシステムは作ることは可能だけど、今作はお話を劇的にするためだけの24時間で、世界観と切り離された場所で孤立した感動を押しつけられているような印象です。自分はこの映画からは限りある命の意義を感じません。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-10-15 22:42:22)(良:1票) 15.《ネタバレ》 原作未読です。私はこの設定に妙にリアリティを感じてしまったというか、見終わった後に「もし本当にこんな法律があったら・・・」とか考えてしまいました。ただ、全体的に暗く、特に職場の会話のシーンはボソボソで何言ってるか聞き取りずらかったです。あと、時間が長く感じました。映画館で見たら違ったのかもしれませんが。 【Sea】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-03 18:17:08) 14.序盤から中盤にかけて、この作品での松田翔太は空気になりかけていたが後半にはギリギリ盛り返してきた。それぐらい脇を固める役者達の演技が良かった。 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-02 19:39:55) 13.《ネタバレ》 原作未読です。どんな内容か全く知らないまま鑑賞しました。 自分的にはヘビーな内容でしたが、イキガミの世界に引き込まれました。 特に兄妹の話が印象的でした。 強がりながらも盲目の妹のために頑張り、死を宣告されても、あくまでも妹のために自分に何が出来るかを考え、死を受け入れ、角膜提供を決意する…山田孝之の好演にグッときました。 あとは「みちしるべ」が、とてもいい曲でしたね。 【かずまる】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-09-30 16:10:11) 12.突然、国から「死亡宣告書」が送られてくるという突飛な設定であった本作だが、世界観をしっかりと作り込んでいるためか、SF的なバカバカしさを巧く物語に取り込み、観客を感情移入させることに成功している。オムニバス形式でイキガミが送られてきた若者たちの姿を描く形式は、やや「死神の精度」を思わせるものの、一つ一つのエピソードの陳腐さを何とかシチュエーションで補っている点は評価できると思う。ただ結局のところ、消化不良で終わっているエピソードが多かったのが難点。続編を示唆したのかはわかないが、これ一作ですべて描き切れていないのは残念だ。しかし社会風刺を巧く盛り込んで、良質なエンターテイメントに仕上げている点は評価したい。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-04 19:58:40) 11.原作未読。私には受け入れ難いストーリーでした。原作を知らないからなのか、物語の前提に全く理解が得られない。よって突然、死を宣告される人々のテレビドラマ風エピソードのオムニバスに成り下がっている。金が無いのかもしれないが、各セットがしょぼすぎる、設定に無理があるのだからリアリティのあるものを見せないと・・・あんなに暗いデスクじゃ仕事できません、廊下のシーンも事務系の職場なのに人多すぎ。突っ込みどころが多いけど、まあ退屈はしないし、がんばってはいると思う。次の作品に期待します。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-21 11:04:25) 10.この映画は、SF的な要素に疑問を持たなければ良い映画だと思います。残された時間で本気で生きる人たちが描かれています。人間死ぬ気でやれば何でも出来るっていうメッセージも込められているんじゃないかな? 【トニー・モンタスキュー】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-08 15:57:52) 9.原作は全て読んでいます。脚色がかなりされており、演出がやや大げさかな、と感じました。若手俳優人が素晴らしく、山田孝之と塚本高史の演技が光ってました。また主題歌の「みちしるべ」が映画のテーマとマッチしていて心に響きました。原作には「老人ホーム」や「恋人との別れ」などの感動的なエピソードがまだあるのでパート2を期待します。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-26 15:11:26) 8.《ネタバレ》 最初のエピソードは普通にいい話でしたが全体的に時間が長く感じました。 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-10-13 18:03:34) 7.久々に邦画を映画館で見ました。 別に観たくてチェックしてた訳でもないけど、何となく足を運んでみました。というか、最近のハリウッド映画が見たい作品少な過ぎ。 まあ、この映画、予告編は一度観たからおおよその見当ついてたんですが、なかなか面白かったです。涙も流れました。 設定に無理があるだろーって突っ込みたかったけど、三人の若者の命の火が消えると言う話に設定なんてどうでもいいとすら思えました。 できたら3人のうち1人位は女性の死でも良かったのではないでしょうかねぇ。 どうでも良いかもしれないけど、ひとつ気になったのはイキガミ配達人が政治家の息子へ配達に行った時に、慌てて塀を乗り越えた時にバッグを塀の上に置きっぱなしと思ったんですが、中に入るとちゃんと持って来てるし。見間違いかなぁ??? 【Pea Shan】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-06 23:05:25) 6.《ネタバレ》 期待して観に行ったのですが、設定とそれに伴う演出が緩くて、きっちりとした世界観が構築されないまま紋切り型の感動話がダラダラと続くので、辟易として鑑賞しました。 体制を批判したり、ナノカプセルの接種を拒んだだけで拉致され、思想を矯正されてしまうという恐ろしい世の中にあって、繁華街の真ん中で、路上ライブでのんきに青春を謳歌できてしまうという不思議。 小学校入学時から、宝くじに当たるより遥かに高い確率でイキガミが来るのが分かっているのにもかかわらず、人々の心に確実に根差しているはずの恐怖や怒り、来るかもしれない「その時」に対するそれぞれの覚悟の描写がないというのは足りないし、独自の制度の下はぐくまれてきた親子や家族の関係など、この設定ならではの描くべきことが沢山あるはずなのに、最早選ばれてしまった青年と家族の「可哀相なドラマ」にストーリーがシフトしてしまうので、設定を念頭に置いて丁寧に編みこまれた作品というよりは、ただ感動話を設定の器にはめ込んで、手っ取り早くプレスして作った「缶詰」のような作品なんだなと思いました。 あの強硬な体制における配達人のエモーショナルな立場も、何かちぐはぐでなじめないし、選挙制度のある世の中で、あの狂った法律がまかり通っている理由も説得力に欠けていました。 ・・・結局のところ単なる安いメロドラマとしか思えませんでした。 【Beretta】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-10-03 14:00:59)(良:1票) 5.《ネタバレ》 原作未読。1ページも読んだことはない。 ほとんど飽きずに見ることはできたので、つまらない映画ではないと思う。 決してつまらなくはないが、それほど面白いとも感じられなかった。 ユニークな設定でありながら、使い古されたような「仲間割れしたミュージシャン」「引きこもりの少年と国会議員の母」「角膜手術が必要な盲目の少女と兄」という三本のエピソードを感動的に描くことが果たして正解だったのかが疑問に思っている。 単なる感動作をぶち込んで逃げてしまっている感もあり、少々浅く感じてしまった。 単なる感動作ならば、あえて見る必要もなかったかなというのが正直な感想。 各エピソードも「こういう設定はいつかどこかで見たことがある」と感じるものばかりであり、それほど大したことはないと思う。 「仲間割れしたミュージシャン」については歌が持つパワーの前に圧倒されたが、エピソード自体は大したことはなく、残り二本は正直中途半端だ。 この三本のエピソードが有機的に結びついて、いい効果をもたらすという作用があれば評価できたと思う。 各エピソードは以下のようなものだっただろうか。 ①「仲間割れしたミュージシャン」→「消えようとする生命の灯火を自分の夢と共に燃や上がらせた若者の姿を見る」→「有意義に最後を迎えさせる何かが自分にも出来るのではないか?と考える」 ②「引きこもりの少年と国会議員の母」→「あと1時間生きられたのに」→「自分の役割を考え直す」 ③「角膜手術が必要な盲目の少女と兄」→「自分ができる可能な範囲のことを遂行する」 これらの流れを考えると、藤本(松田)の心情の変化が感じ取れるので全く有機的に作用していないわけではないが、どこか釈然とはしないものとなっており、あまり上手さは感じられない。 個人的に良かったと思うのが、松田翔太の演技。 感情を表には出さないものの、内面に複雑な思いや疑念を抱き続けながらも職務を全うしようとする演技はなかなか渋さがあった。主役ながら出番が少なすぎて影が薄かったが、役作りを念入りに行った跡が感じられる。 国家に一人で反逆して転覆させるようなムチャクチャな内容ではなくて、国家の体制に対して悩める姿をリアルに描いた点は評価したいが、各感動エピソードが逆に本作の趣旨をどこか曇らせていることにもならないか。 結局、何が言いたかったのがピンとこない人もいるのではないか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-02 23:24:41) 4.翼が歌うミチシルベに、聞き惚れてしまった。それにしても、翼が出演した音楽番組は、もろミュージックステーションでしたね。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-01 20:57:18) 3.嫌いじゃないんですが、ホラー並に狂いまくってる世界の話なのに「感動モノ」にしようとしている所に物凄くイラッとします。変に社会派路線というか… 「余命」で泣かせようとする話はもうお腹一杯だ…別にそれはこの映画が悪いんじゃないけど… 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-01 02:39:56) 2.《ネタバレ》 お先真っ暗なラストです。でもこうゆう終わり方は、嫌いなので印象深いです。いい意味に表現すると余韻を残します。劇団ひとりの顔だけが後々思い出します。…忘れたいのに。この映画の問いかけ、「自分が、あるいは身近な人があと24時間の命だとしたら…」このことについて少しでも考える人がいれば、本作品は成功でしょうね。 【西川家】さん [試写会(邦画)] 6点(2008-09-29 22:02:21)
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