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わが母の記

Chronicle of My Mother
2011年【日】 上映時間:118分
ドラマ実話もの小説の映画化
[ワガハハノキ]
新規登録(2012-04-22)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2012-04-28)


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監督原田眞人
キャスト役所広司(男優)伊上洪作
樹木希林(女優)八重
宮崎あおい(女優)琴子
南果歩(女優)桑子
キムラ緑子(女優)志賀子
ミムラ(女優)郁子
三國連太郎(男優)隼人
赤間麻里子(女優)美津
小宮孝泰(男優)明夫
菊池亜希子(女優)紀子
真野恵里菜(女優)貞代
三浦貴大(男優)瀬川
内田也哉子(女優)若い頃の八重(ノンクレジット)
原田遊人(男優)親戚
大久保佳代子(女優)女給
しゅはまはるみ(女優)親戚
橋本じゅん(男優)クールなダンプ男
芹澤興人(男優)本を運搬する男
佐々木誠二(男優)
井上肇(男優)
原作井上靖「わが母の記 花の下・月の光・雪の面」(講談社刊)
脚本原田眞人
音楽富貴晴美
作詞松田聖子「涙のしずく」
西條八十「かなりや」
作曲松田聖子「涙のしずく」
服部良一「東京ブギウギ」
山田耕筰「日本大学校歌」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハヴァイオリン協奏曲第1番:第2楽章
民謡(メキシコ民謡)
ヨハン・パッヘルベルパッヘルベルのカノン
主題歌松田聖子イメージソング「涙のしずく」
挿入曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
撮影芦澤明子
製作松竹(「わが母の記」製作委員会)
キングレコード(「わが母の記」製作委員会)
電通(「わが母の記」製作委員会)
朝日新聞社(「わが母の記」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「わが母の記」製作委員会)
深澤宏(「わが母の記」製作委員会)
プロデューサー坂上也寸志(COプロデューサー)
配給松竹
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装宮本まさ江
編集原田遊人
録音松本昇和
柴崎憲治(音響効果)
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【クチコミ・感想】

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13.井上靖氏のものは結構好きで読んでたので観賞。原作もあり、脚本も、俳優陣の演技も悪くない(樹木さんの演技の特筆はみな書かれてますね。)、カットにもこだわっているような素場らしい映画なのに、印象が薄い・・・何故。何故か後に残るものが少ない映画の一本になってしまいました。 minさん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-21 20:07:38)

12.お手伝いさん(メイドではなく)がいるようなセレブの家庭の話なので、感情移入できるはずもない。と言いつつも、老いて子供に帰って行く母親の気持ちを知る過程は丁寧に描かれており、素晴らしいと思う。
ついでに言えば、樹木希林の演技は凄いの一言に尽きる。どうでもいいことだけど、冒頭の宮崎あおいの中学生姿はちょっと無理があると思うぞ(その後の展開を考えると仕方がないとは思うが)。 あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-16 23:57:21)

11.《ネタバレ》 うちのお婆ちゃんも完全にボケてるからよくわかるが、
ボケ老人の世話は本当に大変だ。とても笑ってられない。
本人に自覚は無いし、誰も悪くないが、なぜあんなになってしまうのだろう・・・
虎王さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-26 14:09:42)

10.《ネタバレ》 画作りがとても気合入っているのがわかって、その映像の綺麗さを堪能するだけでも良かったです。もの凄くブルジョアな一族の物語。正直に言えば感情移入しにくい面もあったのですが、自分の祖母も認知症だったので、八重さんが夜な夜な、ふら~っとどこかに出て行っちゃうのはこちらも経験あり、みんなして捜す光景に共感出来ました。役所広司も熟練の演技を見せてくれていましたが、なんといっても樹木希林ですよ。最初の頃と、物忘れが酷くなっていってからとで顔が全然違う。いやほんと、すごい女優さんだなと驚嘆致しました。 あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-11-15 22:59:51)

9.話がきれい過ぎるので、イマイチ感情移入できませんでした。 Yoshiさん [映画館(邦画)] 4点(2012-05-27 22:29:08)

8.《ネタバレ》 もっとシリアスで暗い作品を想像していたが、意外と笑えるシーンもあり、いい意味で観やすい映画だった。とにかく樹木希林の演技を見るだけでも価値がある。ここまで役者の演技に引き込まれたのは久し振りだ(これで日本アカデミー賞を取れなかったら、もう授賞式を見るのやめる)。ところで、主人公一家が裕福な家庭であることに違和感を感じる観客もいるようだが、本作のテーマはそんなところにはないでしょ?それはただの設定であって、じゃあ登場人物が貧乏だったら「良い映画」になるのか?って話。彼らはお金持ちだったから、家族で認知症のおばあちゃんを看ていられたのかもしれない。でも子が親を看るのは当たり前の話で、これが理想の家族の姿だよね。母親は幼い子供の幻影を追い、息子はそんな母親を背におぶる。息子にとって、母親というのはやはり特別な存在なのだ。 フライボーイさん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-21 07:29:08)

7.現在日本で女優と呼べる女優は樹木希林くらいでは。 akilaさん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-20 20:52:51)

6.《ネタバレ》 昭和の時代の家族を描いたものだが、映画の善し悪しは見る側によってずいぶん変わると思う。映画は特別大きな出来事が起こるわけでもなく淡々と進んでいく。その日常の会話の中に、家族のそれぞれの思いが込められていて、ちょっと聞き逃すとわからなくなってしまう。それでも物語は進んでいき、映画自体にはついて行けても、微妙な感情がつかみにくくなってしまうのだ。
したがって、映画は見る側の年代や家族や最愛の人を失った経験があるかないかで大きく変わりそう。しかも見ている側は映画と自分の体験を重ねてしまいがちだ。
ま、いろいろ言っても樹木希林の演技が素晴らしいのは誰しも思うところであり、洪作が子どもの頃書いた作文をそらんじる所では涙がとまらない。ところでこの映画、見ているうちちょっとだけ「東京物語」を思い出してしまった。 ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-14 14:35:35)

5.若いころからおばあさんの役をやらせたら天下一品ではあったけれど、ここまでくるともう神の領域、人間国宝にしてもいいような樹木希林さま。「親子の愛の物語」というようなべたーっとしたお涙頂戴いたしますという雰囲気は全く感じさせず、さらりと淡々と進んでいく作風はよかったです。 1960年代の上流の家庭の中で育った3姉妹もとても品があって3人とも素敵でした。でも・・・奥さんはどうしてあんなに大事なことを夫に話さなかったんだろう・・・夫の心の根底にかかわるような重大な事実なのに。瀬川君もまだまだ修行たたりません。まぁ、そういうことはいいのか、映画だから。 longsleeper21さん [映画館(邦画)] 7点(2012-05-09 15:46:54)

4.正直気になったことが多かったです。
そのひとつがとにかく説明台詞が多すぎること。
映画の設定を事細かに、物語そのものを俳優の台詞で表現しているシーンがたくさんあります。
原作を読んでいないのではっきりとしたことは言えませんが、これは井上靖の文をそのまま表現したがための弊害だと思います。
主人公の独白なら良いのですが、日常的には言うことがないようなことばで登場人物がやりとりすることに、どうしても違和感があったのです。
もう少し映画ならではの表現で、物語を伝えて欲しかったです。
もうひとつが主人公の境遇です。
映画の設定にとやかく言うのもナンセンスですが、ブルジョアすぎる環境に全く共感を得れませんでした。
作家として大成功をおさめている。
介護をするために金銭的に悩んだり、自分の仕事を省みたりする場面は一切ない。
家族に主人公の娘3人、その妻、妹2人と、母の面倒をみてくれる人物がとても多い。
しかもこれらの描写は原作にはないそうです。
もちろんこの設定が効果的に働いている部分も大いにあります。
この環境だからでこそ、「親と子」の話が際立っていますす。
しかし「いくらなんでも」な恵まれ方は、観る人を選んでしまうと思うのです。

役者の皆さんの演技は素晴らしかった。
特に樹木希林は認知症をわずらい、さらにそれが日に日に悪化していくという難しい役どころ。
もう彼女のこの演技だけでも観る価値があります。
何をやっても面白くて、どうしてもクスクス笑ってしまいます。
それだけでなく、終盤には「症状の悪化」ということまで見事に表現しきってしまう。
見事ということばは足りない、素晴らしい名演でした。
また、香典帳を例に、「日本人は『貸借管理』の精神が根付いている」という洪作のことばが印象的でした。親孝行も、ひとつの「貸し借り」なのでしょうね。 ヒナタカさん [映画館(字幕)] 6点(2012-05-05 20:14:01)

3.《ネタバレ》 感動した。主人公の役所広司、その母親の樹木希林、素晴らしいキャストだった。

父親の死を境に徐々に痴呆の症状が顕在化していく母親の姿。その演技は、あまりにも自然で、人間味あふれていて、多くの人が自らの歴史の中の自分の祖母、或いは母親の姿を思い出したのではないだろうか。『歩いても 歩いても』でもそうだったけど、自然体で人間の凄味のようなものを醸し出せる樹木希林の姿は本当にすごい。それは悪意とか善意とかに区別できない、単純ではない、人間の得体の知れなさの断片であり、言葉の網の目から零れ落ちて、言い澱んだり、躊躇ったり、言い間違えたりしつつ出てくる感情でもある。人間の自然って本来そういうものなのだな。

主人公が子供の頃に書いた詩を思い出すシーン。何故、自分が湯河原に残されたのか。母親が夜中に誰を探していたのか。彼は全てを理解し、母親を赦す。そして涙を流す。しかし、主人公が母親に捨てられたという意識こそが彼の文学的源泉だったということも確かなのだ。夏目漱石も「母親に捨てられた子供」だった。愛情に対するある種の不幸な思い、その傷は、文学性を養う。

沼津の海のシーンもよかった。お互いがお互いを理解し赦しあうこと。何と感動的なことだろうか。母親を背負う主人公。その名前を呟く母親。とても幸福なシーンに涙が溢れた。 onomichiさん [映画館(邦画)] 10点(2012-05-05 11:48:36)(良:1票)

2.《ネタバレ》 ちょっとピンと来ませんでした。このテの家族の歴史を描いた物語はとても文学には敵わないとは言え、もう少しこの家族に愛着を抱くような描き方であっても良かったのではないかなと思います。アメリカンナイズされた監督の、短いカットでどんどん繋いでゆくやり方がこの題材に合うようには思えないのですよね。ひたすら騒がしく忙しい人々の映画に映り、肝心のそれぞれの顔が今一つハッキリ見えてきません。終わってみれば役所広司、樹木希林、宮﨑あおいの三人の存在感ばかりが浮かび上がり、一方で南果歩やキムラ緑子など、それなりに重要な役割を担っていた筈の人々の顔がトンと浮かんできません。実は長女夫婦こそが最も大変な訳ですが、その苦労が最期を告げる電話のシーンのみに集約されている感じなのは、ちょっとねぇ。でも、実体験と重ねて思う事はいっぱいあって。私の母はまだ私が10代の頃、今の私よりも若くして亡くなりましたが、父は二年前に他界し、その時にこれで次はやっと自分の番だと感じた、その同じ思いが描かれていて。この映画では大家族に囲まれて恵まれた人生の終わりの日々を送る訳ですが、今の時代にはなかなかそうは行かず、私は障害を抱え認知症が進んだ父を一人で介護、その上で怠惰なケアマネと無神経な病院の対立の狭間で悩まされ、離れた家族は協力どころかジャマをしにやってくるという生き地獄を体験しておりました。きっちり親を看取るという難題、今、家族というものの在り方を再考すべきだと、ただ「母の愛に感動しました」のみでは終わらない、観客が抱く現実問題との対峙を喚起させる側面もある作品だったと思います。 あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2012-05-04 15:41:59)(良:3票)

1.井上靖さんのファンなので拝見しました、とても良かったです。未見の方はぜひ! teruhisaさん [映画館(邦画)] 10点(2012-04-28 13:28:30)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.82点
000.00% line
100.00% line
226.06% line
300.00% line
413.03% line
513.03% line
61030.30% line
7618.18% line
8927.27% line
926.06% line
1026.06% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人

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