みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.う~ん..予想とはまったく違う内容に戸惑ったが..これはこれで、面白い..けど、所詮おバカ映画なので、観る人を選ぶ..作画は相変わらず上手いかな.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-01-02 12:15:26) 10.《ネタバレ》 ・湯浅監督のセンスと森見作品のムードは相性が悪い(と「四畳半」のアニメを観て、やや失望していた) ・いっそ押井守あたりに監督させたら面白いんじゃない?(と、真剣に思っていた) ・先輩役に星野源という最大の不安要素 ・乙女役に花澤香菜というヒネリのなさ 以上4点の勝手で的外れな懸念に、ひたすら頭を垂れるばかりの私だった。「なんで劇場へ行かんかったのか私よ!」と後悔しても、時既に遅し。この愚かで出不精の私を、誰か精一杯の手加減をして殴ってくれないだろうか。(お友達パンチ待ち) 良作。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-11-20 02:34:48) 9.《ネタバレ》 原作を読んでから10年近く経っているためそこまではっきりと内容を把握している訳ではないが、この映画を観て思ったのは、あれこんな内容だったっけ?という事だった。 ヒロインが酒に強い。 これは覚えているが、あんなに大勢を引き連れて何軒もハシゴして、偽電気ブラン飲み対決をしたり、詭弁踊りを繰り広げるような彼女だったっけ? 全体的にあまりにドタバタしすぎていて落ち着かない。たしかに原作もドタバタしていたけど、いざ映像で見せられると思っていたのと違うというか、主人公が星野源ていうのもあざといし、あーだこーだ… あと、原作では一年を通して黒髪の乙女を追い続けた主人公の煮えきらなさというか一途な恋愛がじっくり描かれていたはずだが、この映画では一夜の設定にしてしまった為に、事ラブストーリー的要素においてはやはり単なる一目惚れの物語としかならないので根本的に話が違ってくるのである。むしろ、この制作者は恋愛要素はおまけと考えているのかと思うほどに古本市や文化祭といったサブカル的方面にばかり力を入れているので、これは原作改変と言われても仕方のないところ。特にこの映画のクライマックス(と思われる)文化祭の演劇シーンのつまらなさは異常! う〜ん、なんか思い描いていたのと違うと文句ばかり言ってしまうのは悪い癖だな…反省。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-11-10 19:21:29)(良:1票) 8. この映画の原作は、もう10年以上前になるんですね。若干、原作とは設定が変わっていますが、原作の独特な雰囲気が良く再現されていると思います。これはアニメで成功ですね。実写ならVFXを多用しないとつくれないでしょう。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 7点(2017-05-13 16:57:45) 7.《ネタバレ》 湯浅節炸裂! 四畳半神話体系とテイスト同じくして大画面で同じ世界観が見られるのは楽しい。 しかも四畳半よりよく動くしテンポも軽快だ。一つ一つのお話も現代のおとぎ話チックで笑えて楽しく、キャラクターもどんどん深まっていくのが楽しい。 それでいて背景もキャラクターもよく動くしよく喋るしよく歌う。まぁ問題はこのハイテンションについていけるかどうかなのですがなんとかついて行けました。 【えすえふ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-05-10 10:56:12) 6.《ネタバレ》 一歩、いや半歩間違えば、“独りよがりなセンスの押しつけ”あるいは“分かるヒトにだけ分かるゲージツ作品”になりかねない本作。引き合いに出すのは適切ではないかもしれませんが、『ナイスの森』的とでも言いましょうか。しかしながら、その半歩を決して外さず、確実に一般大衆向け『娯楽作品』として成立しているのは、物語の幹を為すのがロマンスシネマの大正義“純愛”だからと考えます。先輩然り、パンツ総番長然り、紀子さん然り。みんな真剣なんです。間違った方向に。そう、誰もが経験した(または現在進行形で体験している)青春時代にありがちな、無様で、泥臭く、気恥ずかしい、完全にどうかしている心理状態を、アーティスティックにデフォルメしつつも、的確に表現していたと思います。詭弁踊り?韋駄天炬燵?時間軸無視?青春の“迷走感”に相通じる素晴らしき“ワケワカラナサ”。正直に告白しますと、20年以上昔、主人公とほぼ同じ年齢でリアルに“ナカメ作戦”を実行した私としましては、本作を否定するわけにはいかないのであります(もっとも私の場合は告白撃沈。未だに瘡蓋が取れません泣)。「これも何かのご縁」嗚呼なんと素敵な響きでしょうか。私も“私の黒髪の乙女”に言われたかったなと。おじさん、ニッコリ笑顔で泣けてしまいました。湯浅氏の傑作処女作『マインド・ゲーム』から実に13年ぶりの劇場監督2作目は、湯浅節のエッセンス健在に、見事に洗練された大人の映画に仕上がっておりました。大拍手を送りたいです(出張ついでに池袋にてレイトショー鑑賞。うん、やっぱり本作はレイトショーで見なきゃね)。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-05-05 21:27:07) 5.原作既読です。私も好きな「四畳半神話大系」のスタッフがスライドしての担当なので、演出には懸念なし、「黒髪の乙女」のキャラが魅力的で、「先輩」の空回りぶりがキチンと描かれていたら、成功も同然と考えていました。結果は想像を上回るもので、2時間半くらい観たと感じるほど楽しめました。 【次郎丸三郎】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-04-24 22:57:33) 4.「“偽電気ブラン”を飲みたい」 22時過ぎ。歌舞伎町の映画館で今作を観終えて、そのまま“偽電気ブラン”を求めて当てもなく彷徨い歩きたくなった。 10年前に森見登美彦の原作小説を読んだ時とまったく同じ「衝動」を駆り立てた時点で、この映画化は大成功だと思えた。 大変な満足感を覚えた反面、この映画の面白さを言葉にしようとすると、どれも陳腐な表現になり纏まらないことに苦慮した。 幾晩かを越えて、その理由がようやく分かった。 「先輩」と「黒髪の乙女」のめくるめく“一夜”を描き出したこのアニメーション映画が繰り広げるあまりにも自由気ままなイマジネーションとアバンギャルドな世界観は、まさに一夜で見た「夢」の如き体験だったからだ。 僕は“色付きの夢”をわりとよく見る。 印象的でエモーショナルな夢から目覚めることもしばしばあり、「ああ、昨夜見た夢を映画化すれば大傑作になるかもしれないぞ」と一寸思う。 しかし、次の瞬間、その夢を言語化しようとするととても陳腐で他愛のないものとして表れ、大変がっかりする。 またはそういった夢の中で、とても魅力的な女性に出会い恋に落ちることもある。当然ながら夢から覚めた時点で、その恋も終わり、失恋したような感覚が一日中残ることもある。 「夢をエンターテイメントとして具現化することはできない」というのが、個人的な結論だった。 しかし、この映画は、僕のその持論を呆れるくらいの自由闊達さで一蹴してくれた。 これほどまでに自由で、勝手気ままなご都合主義的で、自己陶酔的で、馬鹿馬鹿しくて破茶目茶でありながら、何とも楽しくエモーショナルで稀有なエンターテイメントとして完成していることに、愉悦を越えて嫉妬すら感じる。 人生は短い。夜は短い。 それはまったくその通りだけれど、「一夜」を四季を駆け抜ける一年間のように濃密な時間にするかしないかは、本人の歩き方次第。 ならば、許される限り長く、愉快に歩かなければ、勿体無いというもの。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-04-19 09:24:05) 3.《ネタバレ》 心地良く気持ちのいい混沌、といった風情で。「クレヨンしんちゃん」で独特な作画世界を見せる「湯浅監督」が「大島ミチル」の音楽と共に描く、「京都」を舞台に「酒」と「本」と「歌劇」をめぐる一夜にして一年の「不思議の国のアリス」みたいな物語(私の「好き」がいっぱいだ)は支離滅裂。でも、エピソードはバラバラで不条理ながらも全く物語的な流れが無い訳ではなくて、終わってみればキャラ同士、人同士の繋がりが織り成し組み上げた世界が見えてくるという。 黒髪の乙女が巡るワンダーランドは魅力たっぷり。京都は辛うじて京都な感じだけど(鴨川はちゃんと鴨川だけど出町柳駅など名前出てなきゃ判らん)、ポップな和が支配していて、単純化された絵がモダンアートとなって。 『MIND GAME』に通じる湯浅ワールドはデフォルメと歪んだパースの付きまくった絵の気持ち良いアニメートの世界。こんな題材、湯浅ワールドだからこそ成立するような感じで、ヘタな人がやったら目も当てられない大惨事を生み出しそうな気がします。 歌劇のシーンでは、元からあるメロディに無理矢理訳詞をハメ込んだような翻訳モノ歌劇みたいな歌い方が楽しく、多くの声をアテている人々の歌が聴いていて息苦しいけれど(音域が合ってない人多数)、だからこそ黒髪の乙女と紀子さんの歌声が大変に耳に心地良く響きます。つか紀子さんの歌で泣けたし。あと学園祭事務局長の乙女っぷりもそれはそれでステキだしね。 整合性とか論理性とか、そういうアタマをさっさと捨てて身を委ねるのが吉、って感じの映画でした。 ちなみに映画終わって家に帰って早速電氣ブラン(偽でなく)と赤玉飲みました。酔っ払いの家には標準装備。あと、再来週、宝塚大劇場まで雪組の公演を見に行きますが(ちぎちゃんの退団公演だし)、ついでに京都に一泊して夜の京都を観光してきます。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-04-12 22:20:14) 2.私の好きなタイプの映画 アニメならではのカメラワークに引き込まれる 「四畳半」のパラレルワールドを明るく引き継いだような話しは 乙女を中心に据える事により、若さの持つ直向さが際立つ 上映中ずっと微笑んでる自分がいたが、フと見ると 私の時計もかなり速く回っている・・・無念 極端なパースや派手なデフォルメで勢いを付け ストーリー描写ではおとなしく会話を引き立たせる演出は 得意技とは言え、見事な湯浅演出 ただし、単品の作品とは言えず「四畳半神話大系」を見ていないと 脇役の立ち位置が理解できないと思う 羽貫さんや樋口師匠そしてジョニーなどは説明なくて意味が解るのだろうか その点が評価の分かれ目だと思う 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 7点(2017-04-12 11:17:26)(良:1票) 1.《ネタバレ》 暴風に押し流されそうになりながらも歩くヒロインの動画や、詭弁踊りのパースを活かした動画など、図柄がシンプルな分 アニメーションならではの奔放でユニークな動きで見せるカットもそこここにあり、 古本市での怒涛の長広舌などダイアログのリズムで引き込ませる箇所もあるが、 一方ではミュージカル仕立てのシーンは平板な実写的構図で失速したりもする。 上野昴志氏が書くように、京都の香りが不在だし、喉を鳴らしてゴクンのワンパターンなアニメーションだけで 酒の美味さを伝えようなどとは虫が良すぎる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-04-09 23:58:29)
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