みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.堀監督は、全部自分でやりたかったのだと思う。終幕後、観客は異様なエンドロールを見るわけです。そこには、堀監督以外の名前も見えるのですが、本当は全部自分でやりたかったんだろうなと思う。他の人のアドバイスや意見なんか聞かず。「JUNK HEAD」の世界の神は、パートンやましてやポン太ではなく、堀監督自身なのだから。誰のものでもない世界を作り上げたいと願ってそれを実現した。カッコいいよ。でも。カッコいいんだけど、それが空恐ろしいことのような気持ちもするんだよね。本作について。面白かったですよ。劇場なので声は出しませんでしたが、「あああ″あ″〜(苦笑混じりの困惑の声)」という心の声を上げることしばしば。次回作も見たい。これはもう、映画館で。堀監督には、お金を払いたい。10点は、3部作が終了するときに残しておきます。【追記】「いらすとや」の作者の方に近い情熱を感じます。【追記②】ここで終わって、これでいいと思うオレもいるな。 【なたね】さん [映画館(字幕)] 8点(2021-05-10 18:44:04) 5.《ネタバレ》 面白いけど・・ 本音言えばココで終わるのが残念。 製作に手間がかかったかどうかは置いといて、終わり方含めて脚本は微妙でした。 見せ方はコマ撮りにしてはなめらかで、後半のアクションシーンは、普通の映画並みに カッコ良くて、前のめりになりました。 音楽や音響もツボにはまりまくりです。 ただその一方、設定や世界観の理解が追い付かなくて、解説が欲しいです。 まず主人公の人間は、地下に来た時に首だけで生きている理由が??です。遺伝子操作で 不死身になったのか、意識だけ移植したアンドロイドとして来たのかワカリマセン。 地下で1600年かけて進化した生命体マリガンに、ほぼ人間の知的な種と、クリーチャーか モンスターの種がいるが、生殖能力の鍵を握るのは、下等な種の方だという理由が??でした。 また地下で出会った女の子は、まるで人間だけど、登場人物としての立ち位置が不明。 もしかしたら、続編では、その辺の疑問への解答が得られるのかなあ。 で、本来の調査の為の旅が始まるところで、映画は終わり。 いやいや、こっからでしょ映画の核心は・・・? インディージョーンズが、失われたアークを探す度に出て、悪党と戦って、ヒロインと出会って いよいよ本格的に旅に出かけるトコで終わったら、皆さんどう思います? この映画、絶対にエピソード1でしょ? 事情はともあれ7年かかった1作目です。 完結編が見れるのはまた7年後なのでしょうか? それまでオイラ生きてるかな・・?。 でもでも、なんていうか凄く快感な映像や音響に、病みつきになりそうな旨味があるんですよ。 できれば、監督が一人孤独な制作に見切りつけて、複数のスタッフに作業を分担し、2~3年で続編を 完成させてくれるのに期待するしかない。死ぬ前に是非見せていただきたい。 なので、出来ればこの映画はもっとヒットして、お金稼いでもらいたいです。 そんな気持ちに溢れながら、映画館を出ました。だからナントカ皆さんも映画館で見て下さいませ。 で・・・続編の制作へ大きな期待を込めまして、異例ですが2点追加とします。 【グルコサミンS】さん [映画館(字幕)] 9点(2021-05-05 16:41:53) 4.《ネタバレ》 久々に感じた「何か凄い映画観ちゃったぞ」感。 (「ターミネーター」を初めて観た感覚に近い) ほぼ一人でこれだけの作品を作り上げた熱意に感服致します。 3部作との事で正直、本作は尻切れトンボ的に終わりますが逆に次回作に期待が持てます。 コロナ禍の日曜午後、日比谷の映画館はほぼ満員でした。 これだけの手応えが有るならば、それが劇場公開でもWEB公開でも次回作は必ず観られる筈。 期待してます。 【たくわん】さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-20 15:54:16) 3.ストップモーションについてそんなに詳しいわけではないが、その熱意に圧倒された。 女性描写に鋭い指摘が入っているようだが、その批判も踏まえて次回作も完成させてほしいし、こういう才能のクリエイターにちゃんとお金が入ってほしい。 【むす子】さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-17 04:01:54) 2.《ネタバレ》 「アニメ」大国日本だけど「アニメーション」全般となると色々と弱いのよね。CGアニメーションにしてもそうだし、ストップモーションアニメーションとなると、最早不毛の地みたいな感じ。日本の長編ストップモーションアニメーション映画って一体どこまで遡るのかしら? サンリオの『くるみ割り人形』(1979年)? これはそんな日本の、そして世界のアニメーション界に革命をもたらすかもしれない作品ね。何しろライカやアードマンのようなストップモーションアニメーションの大手の作品、何百というスタッフの手と何十億という資金によって創られたモノと比べても、ちっとも遜色のない作品、しっかりと娯楽エンターテインメント作品になっているのだから。最初1人、長編化が決まってからも4人ほどで創られていながら。 グロいのは得意じゃないし、ここに描かれた世界はまるで悪夢のようね。夢に見そうよ。でも、その独特な個性を放ちまくる作品世界にすっかり魅了されたわ。広がる地下世界に棲む、起源を同じにしつつ色々と株わかれしたキモチ悪い生き物たちに触れてゆくうち、段々と親しみを抱いて、最後には愛着も湧いちゃうって、主人公が辿る道と観客が映画に抱く感覚の流れがシンクロしてるカンジね。 世界の造形が凄いの。完全にアタマの中のイメージの映像化をコントロールしきってるように思えるわ。大スケールな画から細部に至るまで独自のセンスで支配されてるの。 そして大切なのは、そこだけに集中してないってコト。パンフ読むと判るのだけど、作品世界はかなりコマゴマと設定されているのね。歴史がどうこう、その世界の成り立ちがどうこう、って。で、日本のアニメってそれを延々と説明しがちなのが大きな欠点だと思うのだけど(それに終始しちゃってるモノも多いわ)、コレはそこにあまり留まらずに物語をちゃんと転がしてゆくのね。物語が面白いの。説明やアクションのために物語が停滞する部分が無いコトはないのだけど、ちゃんと娯楽映画としてのバランス感覚を持ってるわ。 ティム・バートンやヘンリー・セリック、ニック・パーク、ウェス・アンダーソンといったストップモーションアニメーションにプンプンと匂い立つような独自の個性を発揮する作家たち、この堀貴秀という人は彼らに比肩し得る存在だと思うの。凄いモノ見たわ。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-14 22:33:17)(良:2票) 1.《ネタバレ》 正直、コレは凄いですよ。アンビリーバボーですよ。「大したもんだなあ」というか(暢気)、しかし人間の可能性は無限だ、とも思いましたね。もちろん、その果てしない努力がこうして実を結ぶというコトを如何にして最初に「信じる」コトが出来るか、というコトだとも思うのですけど。やはり、人生を賭けるに値するのはひとつ、夢だけなのかも知れない、と思いました。 内容については敢えて触れませんが、諸々のクオリティは保証できるものです。一点だけ注意するとしたら、今作は三部作の一作目としてつくられているので単体の映画として完結しているものではない、ということだけ、鑑賞前に頭に入れておいた方が好いかと思います。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 8点(2021-04-13 23:28:44)
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