みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
62.何度か観た作品で、今回は山田監督の100選のラストの推薦作で観賞しました。皆さんのおっしゃっているとおり、第一作目からキャラクターやストーリー付けの骨子が完璧に仕上がっているのにまた驚く、また、極端なキャラ設定だけれどなんだか親近感があると思ったら、親戚や知り合いの方に似たような人が居たり、うまく日本人の特質をとっているなあと、また、感心しきり。山田監督が黒澤監督でさえも、小津監督映画を好んでいたと言うのをなんか思い出しました。 【min】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-10 23:00:29) 61.《ネタバレ》 何度も観た映画ですが、時間ができたのでまたはじめからじっくり見ようと思っています。 この第一作はご承知の通り監督もシリーズ化を考えていなかったようで、さまざまなエピソードが惜しげもなくてんこ盛りの一話完結仕様となっていますので、見応え十分のお得な「寅さん」です。 役者さんのしゃべくり、演技の切れがとても好く、またカット割りのテンポや間も絶妙で、何度観てもうならされます。また、話の説明がややもすると丁寧すぎるところもありながら、あえて省略して観るものの想像に任せるという小憎らしい演出もあり、堪りません。特に、さくらが博を駅まで追いかけ一緒に電車に乗った後、二人でどんな話になったのかということと、駅地下の大衆食堂で寅に殴られ飛び出していった登は階段の手すりで泣き、寅もラーメンをすすりながら己の不甲斐なさに泣いた後、どのようにして仲直りをしたのかの二点は、想像をかき立てられます。 このあとゆっくりシリーズを観ていくつもりなのでこの第一作は基準点と行きたいところですが、これを遙かに超える作品はないだろうと言うことで敢えて10点とします。肩を並べる作品に早く逢いたいものです。 【karik】さん [インターネット(字幕)] 10点(2013-04-10 15:08:48) 60.世界最長の映画シリーズ第一弾。元々テレビドラマシリーズがあったにもかかわらず、 当時のネットワークシステムでは、視聴出来ない地域があったから、この映画で、 「車寅次郎」の名は、全国に知れ渡る事になるが、シリーズ化される事など、当然では あるが決定されていない。むしろ、この一作で終わりになると予想していた人の方が、 多かったかもしれない。 破天荒で傍若無人な寅さんの姿に驚かされる。後に描かれる寅さんの「いい人」な部分は 微塵も感じられないし、むしろこんな人物が親戚にいる事が恥ずかしくなってしまうのだが、 それでも寅さんが愛されるのは、思った通りに行動し、義理人情に厚い部分にあるだろう。 そう、誰だって寅さんみたいになりたいのだ。みんな自分に正直に生きてみたいのだ。 世間体なんて言葉に煩わされず、正直に生きる寅さん。皆にあこがれられて当然だ。 さすがに映像は古いが、以後のシリーズ化に必要なものが、この一本に凝縮されている。必見。 【Acoustic】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-04-08 21:55:30) 59.《ネタバレ》 記念すべき「男はつらいよ」シリーズの第1作。既に後につながるフォーマットが完成していることに感心。おまけにこの1作目でさくら結婚したりと、イベントてんこ盛りな事にビックリ。劇場やテレビでほかの何作かは観ているけど、物語の展開に何の違和感も無いのがスゴイよね。 そして、特筆すべきことは、、、倍賞千恵子さんの可憐で美しいこと!! 撮影当時28歳ぐらい? いやいや参りました(笑)。個人的に寅さんの言う事がいちいちおかしくて笑った~(テメーコノヤローw)、と、思わせきやのホロリとさせる場面が憎いぜコンチクショー。 いやーこんなにいいとは思わなんだ(苦笑)10点つけたいけど、これから1作づつ観ていこうと思うので、今後にとっておきますハイ(笑 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-04-03 12:01:35) 58.《ネタバレ》 骨組みはまったくもってどうということもないはずなのに、その後のシリーズ化を支えるほどの基盤性までができてしまっている。そのポイントは、やはり、陳腐な大団円を迎えさせることなく、最後に寅次郎をすっと家から放り出していること。つまり、制作側がキャラクターのあるべき姿を正しく把握していたということ。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-03-18 00:10:54)(良:1票) 57.《ネタバレ》 ”寅さんでも見るか”と視聴してきた本シリーズ。第1作目。原点でもあるし、腰を据えて「男はつらいよ」を観てみようと鑑賞したモノです。で、結局、とっても若くてイキがいいころ寅さんに魅了されてしまうわけです。またしても「寅さんを見てしまった」状態になるわけです。タンカ芸については、あまりにうますぎて、映画の流れを忘れて見入ってしまう。「アリのキンタマ」とかのボキャブラリーをもって、オレも会話できるようになりたい。 【なたね】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-03-17 22:09:17) 56.《ネタバレ》 「男はつらいよ」シリーズを見る人のほとんどが、1作目からではなく、数作見てから初めて1作目を見るという人が多いと思うが、1作目を見て驚くのは倍賞千恵子の美しさと可愛さだと思う。下手したら歴代のマドンナの中でも上位にある魅力がある。それ以降の倍賞千恵子の扱いが何なんだと思える驚きの1作である。 【rosebud】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-03 18:47:44)(良:1票) 55.《ネタバレ》 モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たちは、当時の白黒のTV版を思い出しながら、見たのかなあ。 物語の始めこそ、状況説明的に描写が進むが、さくらのお見合いの席あたりの寅さんの「舌好調」ぶりは、今見るとイタイほど。見ているこちらが恥ずかしくなってきて、いたたまれない。当時はあれが、庶民感覚として受け入れられていたのだろう。 それにしても、志村喬、というか子を思う親の心は泣かせるなあ。寅さんじゃないけど、すっかり気持ち持ってかれる。 そして、寅さんの初フラれ。意外とあっさりしていて、ちょっと拍子抜けではある。 後に何十作と作られるシリーズの、ほぼ基本的な構造が、第一作目にして出来上がっていたことに驚いた。というより、何十作も見たくなるような、フォーマットを的確に作り上げたセンスに拍手、と言うべきか。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-10-01 10:08:55)(良:1票) 54.文句無しの第一作。これを見ずしてシリーズ作品を見てはいけません。ってか第一作は必ず最初に見て欲しい。寅さんの黄金パターンはここから徐々に始まっていきます。博は1作目からかっこいいです(超私的)。で、それから何本かシリーズを観て、再度この1作目を観るとこれがまたなんとも懐かしい感覚で楽しいのです。親戚のアルバムを観ているような不思議な感覚。そうなるとシリーズ全作観たくなっちゃいますよ。しかし今作、さくらの見合い相手が広川太一郎さんだとは気付かなかったりなんかしちゃったりなんかして~。←気付かなかった当人 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 10点(2012-05-13 01:56:49) 53.《ネタバレ》 いやー、泣いた。笑った。楽しんだ。 車寅次郎の20年ぶりの葛飾柴又への帰郷から始まる寅さんシリーズ(映画)『男はつらいよ』第1作目。渥美清の寅さんが若い! 登場早々、祭に飛び入り参加して纏(まとい)を手に威勢よく踊りまくるのだけど、これがなかなかカッコいいのだ。テキ屋の売の口上も最高にキマっている。倍賞千恵子のさくらちゃんはとても可憐だし、前田吟の博も精悍だ。 寅さんと博の船上での張り合いはなかなか緊張感のあるシーン。会話がすれ違いつつ、何故か噛み合うという絶妙さが楽しく、寅さんの純情な男気と気風の良さがよく分かるシーンでもある。博は、職工ながら大学教授の父親を持つ理知的な人物で、尚且つ腕っぷしの強さを秘めているという、若き前田吟がなかなか役に合っている。(最後の涙も感動的だった) 寅さんのおせっかいが逆に功を奏して、さくらちゃんと博がめでたく結婚し、その結婚式に博の父親、志村喬が現れる。家を飛び出した博とは8年ぶりの再会、そして披露宴の最後に挨拶。志村喬の朴訥としたスピーチに寅さんと博同様に僕も号泣;; ここはシリーズ屈指の名シーンだろう。この披露宴で、御前様の笠智衆と博の父親役の志村喬が同じ画面の中にいるのです。それだけで感動的なのだなぁ。 ちなみにシリーズ初のマドンナは光本幸子。寅さんがメロメロになる御前様のお嬢様で、少し地味だけど、品があってよかったよ。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-04-28 22:49:42)(良:1票) 52.作品数においてギネスに登録されているこのシリーズ。何作かは観ているし、レギュラーの配置も理解しているけど、観た作品のサブタイトルは覚えていません。笠智衆の「バター」は記憶にあったので、これは過去に観ていたのでしょう。人情喜劇としてバランス良くまとまっていることは言うまでも無いのですが、やっぱり渥美清という役者の個性と上手さに舌を巻きます。こんなにわかり易いキャラをベタベタに演じていて、ワザとらしくないんですね。それと、兄貴にまったく似ていない倍賞千恵子の健気な可愛さにやられます。この第一作で結婚させなくても良かったと思うのは、結果論の意見ですね。某局で週イチで放送してくれるみたいなので、コンプリートに挑戦です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-22 23:56:48)(良:1票) 51.寅さんシリーズを初めて観ました。さすが名作と語り継がれるだけあって、見ごたえのある内容でした。序盤はちょっとだるいなぁとか思ってたのが、後半になるにつれどんどん寅さんの事が大好きに。寅さんの発するセリフが、いちいち心に全段命中していました。こういうヒーローは日本にしか描けないし、こういう風景や、寅さんみたいな人を心の原風景にしながら日本人は生きているんだなぁと。そういう事実が、いいなぁと素直に思えました。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 23:53:36) 50.《ネタバレ》 ラストシーンの海を寅さんと舎弟が歩くシーンが非常に美しい。 【reitengo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-30 11:25:26) 49.《ネタバレ》 このシリーズ、公開時には1作(『寅次郎と殿様』)しか見たことがなく、本作も初見ですが、かなりよかったです。寅さんって、ヤクザな家業をしているためか、やや世間の常識からズレたところがある。その一方で、人として大切にしなければいけないものも持っている。そのバランスが絶妙です。非常識すぎると単なるお荷物だし、優等生すぎると笑いがとれないでしょう。笑って泣けるのは、寅さんの絶妙なキャラクターがあってこそだということが、よくわかりました。 話は前半さくらの結婚が中心で、その分寅さんの恋話に割かれる時間が少なく、失恋するのも唐突に感じられたことが残念でした。しかし、光本幸子さんはたおやかなお嬢様風で素敵でした。ところで、あのビニール製の鹿の人形は、子供の頃私も持っていたような気がします。というか、あれと一緒に撮った写真があったと思ったのですが、昔の写真は今いずこ……。 印象的だったのは、寅さんが登を追いやったあと、泣きながらラーメンをすするところ。それを後ろで見ている女店員をしっかりフレームに入れているのが、面白いです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-10-09 22:09:05) 48.《ネタバレ》 下品な言動でお見合いをぶち壊しておいて、今度は逆ギレで妹に手を上げる…。はじめは寅さんってこんなにひどい男だったのね…と思いながら見ていたが、だんだんこの人を好きになっていく自分がいた。冬子に婚約者がいると知って落ち込む寅次郎を見てたら、もうかわいそうでかわいそうで…。うん、男はつらいよ。さすがに長く続くことになるシリーズの第一作目だけあって、素晴らしい出来だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-04 21:20:47) 47.空気の読めないヤツ。お調子者。マイペースなヤツ。酒癖のよろしくないヤツ。感情的になりすぎるヤツ。品の無いヤツ。面倒臭いヤツ。ハッキリいって、私は好きではない。嫌いだ。 そう、私は車寅次郎みたいな男が、あまり好きではない。てか、嫌いだ。 しかし、何なんだろうなぁ。このまったくブレない人間性というか、これが憎めないんだよなぁ。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-07 00:51:04) 46.シリーズの1作目。基本的な流れはこの作品以降と同じなんだけど、 一発目ということもあり、さすがに内容が締まっていて、 やりすぎなシーンやダラダラした部分は見受けられなかった。 出演者も皆若くて気合いが入っており、溌剌とした印象を受ける。 寅さんの愉快なキャラはもちろん、笑いあり、涙あり、人情あり、 国民的映画の1作目は、逆に新鮮な気持ちで楽しめた。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-13 00:18:06) 45.この第一作があったればこそ、日本映画史上に輝く寅さんシリーズ「男はつらいよ」があったのだと思う。亡き渥美清と日本の人情映画第一人者の山田洋次監督に敬意を表したい。 当初は通俗な娯楽映画と決めつけ敬遠していた私だったが、柴又慕情、寅次郎夢枕あたりから再々見ることになった。 この第一作はしばらく経ってビデオで見たのだが、さすがに映画のできが良く、登場人物すべてが良い人間だということがわかる。結婚式での志村喬の演技は特に印象深かった。 【ESPERANZA】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2011-04-13 14:38:23) 44.《ネタバレ》 見合いの席での寅さんの言動にハラハラし、予想通りの展開。披露宴で博の父(なんと志村喬)の仏頂面にハラハラするもスピーチでウルッときた。倍賞千恵子の庶民的な美しさが良い。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-23 22:05:29) 43.《ネタバレ》 (映画に先行して放映された)テレビシリーズの寅さんが最終回に奄美大島でハブに咬まれて死んでしまったことに対する抗議が多かったので、罪滅ぼしのつもりで1作の予定で映画にしたら予想外に大ヒットした、というのはよく知られたエピソードです。ただし、先行して放映されたテレビ版の男はつらいよは視聴率的にはパッとせず、むしろ放送終了後に前述の寅さんを死なせたことに対する抗議の反響の大きさからにわかに注目を集めたのが本当のようです。また映画版の男はつらいよが大ヒットしたというのも正確ではなく、1作目は続編を作るぎりぎり程度のスマッシュヒットだったといいます。では何ゆえに松竹は続編を作ったのか?それは他にヒットするネタがなかったから。それが証拠に初期3作は半年の間で作られていますよね。そうこうするうち5作目くらいから本当に大ヒットするようになり、松竹のドル箱としてやめるにやめられなくなったようです。個人的にはやはりこの第1作目が大好きです。この1作で完結させるつもりだったから、エピソードもけちけちせず兄妹の数十年ぶりの再会から恋の仲立ち、結婚式、子供の誕生とてんこ盛り。それも山田節と渥美清の演技が相まって、泣かせて笑わす申し分のない人情喜劇となっています。渥美清がはまり役の寅さんに輝き、倍賞千恵子は可憐、おいちゃんはやはり森川信につきますね。人生を俯瞰できる位の年齢にならないと、「愛しているからさよならをいう」寅さんの男の哀しさというかダンディズムは理解できないもののようです。 【kainy】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-26 13:34:52)(良:1票)
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