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【クチコミ・感想】
3.むか~し一度劇場で見たきり、、この「昔・一度・見たきり」というのはすっかり忘れているか強烈に記憶に残っているかのどちらかのことが多い。これは「残っている」からいい作品だろう、と記憶を頼りに書きます。高橋洋子の鮮烈なデビュー作。旅が四国の巡礼姿のような白装束でいろいろなエピソードがあるのだが、少女は行き倒れになって中年男に助けられ、そのやさしさに触れて男との生活に目覚めて女になっていく。多分当時この本の原作(素九鬼子)も流行してて読み今もある。家出した少女が海辺の小屋で目覚める、真っ暗な中で戸を開けると、真っ青な海とまぶしいばかりの光が飛び込み、少女は思わず眩しげに目を細くする、、、、ロケーションの映像がとても瑞々しくこれも印象的だった。思い出の青春映画です。 【キリコ】さん 7点(2003-11-26 18:42:44)
2.「♪ 私は今日まで生きてきました ♪ 私は今日まで生きてみました……」吉田拓郎のこの曲と共に思い出されるのが本作品。家を飛び出した16歳の少女が、旅の途上で様々な体験を経て大人の女に変わっていく姿を描いています。もう30年近く前に一回見ただけなんですが、夏の日射しが照り付ける中、瑞々しいシーンがフラッシュバックされる。白づくめの姿でヒッチハイクをする高橋洋子演じる主人公の姿、秋吉久美子演じる文学少女との語らい、自分を助けてくれた孤独な中年男の姿に父から男を感じとるシーン、そしてラストの主人公の笑顔 …等々。やはりこの映画、鮮烈な印象を放った名作ですよ。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-11-25 16:25:11)
1.ひとりの女子高生が、ある夏、四国巡礼の旅に出る…と言うか、家出する。そして彼女が出会い、体験する人々とのあれこれを描いて、これがもう全編に詩と現実がせめぎあい、溶け合う、本当に「美しい」日本製ロードムービーの傑作でした。主演の高橋洋子が実に初々しく、途中の旅芸人一座とのエピソードではヌード&レズシーンまで演じてしまうのだけど、これがハッとさせられるものの少しもいやらしくない。むせ返るような緑したたる四国の夏が、画面からも感じられるようなオールロケの映像は、10代の少女が見た・感じた・記憶した心象風景をヴィヴィッドに捉えています。そこに被る吉田拓郎の音楽も、単なるBGMじゃない画面とのコラボレーションとして、見事に渡り合っている。監督の斉藤耕一は、この年、もう1本『約束』という”冬”の映画を撮っていますが、対照的なこの2本の傑作を作りあげただけでも、彼の名は永遠です。 【やましんの巻】さん 10点(2003-11-25 13:45:38)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
23人 |
平均点数 |
7.04点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 4 | 17.39% |
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6 | 2 | 8.70% |
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7 | 10 | 43.48% |
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8 | 5 | 21.74% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 2 | 8.70% |
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【その他点数情報】
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