みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
118.単にテクノロジーの進歩を誇るSF映画は、今の世の中あっと言う間に古くさい中古品になってしまう。それに比べて本作に見るキューブリックの感性は、製作から30年以上経った今でも私にとっては新しくSF的だ。 【黒猫クロマティ】さん 10点(2003-08-07 16:30:08)(良:1票) 117.いまだに意味不明なんだけど、SFでも芸術作品があると教えてくれた。 【MORI】さん 8点(2003-08-07 15:09:37) 116.《ネタバレ》 確かに映像は凄かった。「○○年前でこの映像!!」度は「トラ!トラ!トラ!」に並ぶ。猿人が興奮して骨をブンブン振り回してるところでは一緒になって興奮した。あそこの描き方は凄いと思ったよ。でも、分かったのはそこだけ。全体的には謎だらけ。要するにあの石版は進化をもたらす物って事?そんな簡単じゃない?最初出てきたときは「ああ、プレゼンスかな」と思ったけど・・・。違ったな。「60年代であの映画は凄い」じゃなくて、60年代だからあの映画が出来たんだと思う。 【C-14219】さん 6点(2003-08-06 07:09:26) 115.「ぴあ」の最盛期に毎年話題になっていたのと、全米でデオダートの「ツァラツストラはかく語りき」が大ヒットしたので、観たい気持ちがつのっていました。ヨハンシュトラウスの音楽に乗って静かに流れる宇宙船を見た時に、大きなスクリーンでみてよかったと思いました。赤い目のHALが好きだったりします。この映画を観た後にニーチェを読みました。 【omut】さん 7点(2003-07-29 02:17:52) 114.中学生の時、オリオン座という映画館で見た。なんで猿が骨でバクを殴り殺して興奮しているのか、それにしてもあの黒い畳のような板はなんだろうか。そんなことを考えながら、夢中で観ていた記憶がある。以後、一度も見ていないが、家のテレビや今はやりの小さいスクリーンの映画館じゃ見る気がしない。 【くるみぱぱ】さん 10点(2003-07-27 21:00:32) 113.あ~わからない!疑問だらけです。キューブリック監督作品は見た後に何か頭の中が???でも日が経つうちにじわじわと良さが分かってきてもう一回見たい衝動に駆られるんですよね。今は6点ですが一週間後は自分の中で点数がアップしているかも~。すごくインパクトがあったのは事実です。 【蘭】さん 6点(2003-07-13 00:21:13) 112.芸術的感性同様、SF的感性というべきものが存在すると思っている。それが無いと、どんなSFを観ても陳腐に見えてしまうという代物である。数あるSF作品の中でも、とりわけ本作品は、その感性をフル動員しないと、いわゆる面白くない、のである。「スターウォーズ」だけがSFだと感じている人にとって本作品は面白くない、に違いない。しかし、感応できる人にとっては、これほど興味深く、面白い作品はないのである。キューブリックはメッセージを観客の感性に委ねたのである。意見百出、賛否両論、すでに我々は、キューブリックの術中にはまっているのである。 【すぎさ】さん 10点(2003-07-08 01:22:20)(良:1票) 111.ラストのシュールでわけのわからないところが好き。宇宙の静寂感も好き。ただ、「ツァラトストゥラ‥」や「美しき青きドナウ」がなかったら、印象度はもっと低かったろうとは思う。部屋を真っ暗にしてこの映画を見ながら21世紀を迎えました。 【LEFTWING】さん 9点(2003-07-02 13:22:28) 110.一回目に観た時は、退屈で眠たくなって途中で観るの止めました。2回目に観た時は、まずは最初のシーンの猿たちの部分を3回観た後に、その後の部分を1回観ました。そんでもって、観終った後に、主人公の男とモノリスが急接近して、画面の奥から様々な色が画面手前へと流れ込んで来る部分を何度も観直しました。作品の描いているものや内容はとても分かりやすいものでした。おもしろ楽しむというよりも、圧倒され心地よいというような印象です。所々、言語的解説では不充分になってしまうような、つまり、映像でしか表現できないイメージもありました。映像で表現するにしろ、言語で解説するにしろ、どんな表現を扱おうとも、抽象的要素から逃げる事は出来ない。したがって、監督が用いた抽象的な表現に思える難解な表現に対して、それが抽象的で難解だからといって批判する事は出来ない。少なくとも私にはとても具体的なイメージをこの映画は表現できていると思います。永遠に色褪せない傑作という言い方は間違いであると思います。SFという表現は技術や時代を見据えるものなのですから、色褪せるものだと思います。この映画のSF的な表現が色褪せないのではなくて、SF的な表現ではない部分が色褪せない部分なのです。そして、これだけ多くの人々に長い間、取り上げられている時点で10点に値する程の素晴らしい映画であると私は思います。 【狩心】さん 10点(2003-06-29 17:51:56) 109.SFX嫌いの僕も素直に楽しめた作品です。この映画での撮影でキューブリックは唯一のオスカーを獲得しますが、彼の作品はリアルタイムではなく数年後に高く評価されることが多いのでピカソチックな監督であったとつくづく思います。アーサー・C・クラークの哲学的小説を映像化したこの作品が未だにSF最高傑作との呼名高いのは当時の画期的な特殊撮影ではなく、きわめて作品にこめられたメッセージ性が強かったことにあると思います。 【THE HAUNTED MADE ME DO IT】さん 9点(2003-06-28 11:50:23) 108.意味がわかった瞬間、10点になりました。でも良く考えると原作がすごいってことか? 【LED】さん 10点(2003-06-26 07:32:16) 107.映画というのはいろんなタイプの面白さがあると思います。この映画に関しては演技とかストーリーがどうこう言うものでは無いと感じています。色々と難しい考察をなさる人もいますが、最終的には単純に映像を見て「わーすげーかっこいー」って思えるかどうかじゃないでしょうか。口で言うのは簡単ですが、現在商業映画にこういう楽しみ方を求める人は少数派なのかもしれません。イントロでシビれなければムリして見る必要ないと思います。 【osi】さん 10点(2003-06-19 12:55:53) 106.私の人生で一番おもしろい映画。この映画の感想を書くのはかなり難しい。 【沖縄】さん 10点(2003-06-14 15:10:57) 105.なんとも冗長で傲慢。大風呂敷広げておいて抽象的な結末。この映画をキューブリックは神の視点で描いていることは間違いのないところだと思うが、やはり、彼は人間なのだ。原作や、数多の解説を読むたび、私のこの映画に対する評価は低くなる。時代背景を考えれば、その独創性は賞賛に値するが、端的に言って眠い。つまらない。 【poppo】さん 3点(2003-06-08 12:19:05) 104.訳が判らなくて、不完全で、独りよがりで、今見るとちょっと古さも感じてしまう・・・でも、映像の圧倒的な力。まさに、映画でしか表現できない内容。テレビ画面じゃあ、あまり評価されないかもしれないけど、映画館の大スクリーンで見ると、全く印象が違う!昔、子供のころ、大阪のOS劇場の大画面(シネラマ)で見て、それが原因で宇宙に興味を持ち、そういう方面の仕事についちゃった者として、10点入れときます。 【ポン太】さん 10点(2003-06-02 02:08:01) 103.ハルってのはつまり、“神”なんだと思うんですよ。そもそも人間がデッチあげたものなのに、いつしかそいつに支配されてしまっているという皮肉な図式。だからボーマン船長は「神殺し」を実行した末、「超人化」したんだ、と・・・そんな風にも解釈できるんじゃないですかね? 【じゅんのすけ】さん 9点(2003-06-01 18:19:50) 102.何だかやたらと「難解だ、難解だ」という前評判を聞いてたんで、「一応名作と呼ばれてる作品だからなー、もし分かんないなんていったら馬鹿にされちゃうかも・・・」とちょっとビクビクしながら観たんですが、いや、凄かった。この作品(に限らず、難解と言われている作品やいわゆる芸術作品)は、あんまり意味とか考えずに、ブルース・リー言うところの「考えるな、感じろ」精神で観るのがいいのではないでしょうかねえ。確かにラストシーンは訳分からないけれど、その「訳の分からなさ」をそのまま受け止めれば良いのではないでしょうか?もちろん映画の見方、楽しみ方は人それぞれなので、「そう見るべきだ」と言いたい訳ではありませんが・・・。とにかく映像と音(楽)が凄いですね。特にあのモノリス(っていうのかな?何かプレステ2に見えて仕方なかった)のところの、ハエの羽の音のような、うなり声のような効果音がとても効果的でした。カメラワークも、(あんまり専門的なことは良く分かりませんが)凄く緊迫感を高める働きをしていると思います。ただ、個人的なことを言えば、中学生くらいの頃に観たかったな。別に子供向けだというのではなくて、僕が一番宇宙の神秘とか無限性とかっていうことに興味(と畏れ)を抱いていたのがその頃だったので・・・(今はどっちかというと地べたを這いずり回る人間に興味が向いているので)。何にしても、素晴らしい作品でした。この作品を薦めてくれたあろえりーなさん、苺さん(レヴュー書いてくださいね)、どうもありがとうございます。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-05-29 12:21:39) 101.古典的カルトSF。赤青黄色の宇宙服に、999の車内然のカラフル制御パネル。そこかしこに当時のモード臭が漂い時代を感じさせる。決定的なのは、役者の台詞回し。コロコロと転がす様に、抑揚無く早口で喋るスタイルは60年代そのまま。いちいち長いカットは、HALの暴走時(短いカット割り)で狂気を演出するのに役立つくらいで、それ以外は冗長且つ「この映像を観ろ」的尊大さを感じるだけ。確かに、宇宙空間での陰影の付け方や済んだ空気感など、映像には目を見張るものがあるが、それは「古典の再読」として観察的に観直されるべきものであって、間違っても本作を『2003年』の現代においてなお「色褪せない傑作!」などと口角泡飛ばして他人に薦めてはイケナイ。 【Moccoth】さん 4点(2003-05-26 02:35:55) 100.自分がどれだけこの映画の意味を理解できているかは分からないけど、このテーマは実に深遠で面白い。ラストシーンで一気にテーマの意味が流れ込んできた時には身震いがするほどだった。まだ1回しか見てないので再度観てキューブリックの真意に近づけたらと思う。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-25 09:39:24) 99.-- 『神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。 』 --不気味な映画です。キューブリックが自分自信の視点で「神」の存在を描いているのは良く分かりますが、彼がそれを(=「神の存在」)全く尊重していないことも同じくらい良く感じ取れます。これは、自らを「神」と融合させて、この映画の製作を試みた結果なのでしょう。故、ストーリが描かれていない「間」の中に、嘔吐を催すような傲慢な感情を感じ取らずにはいられませんでした。最高に芸術的、そして、私には生理的に受け付けることができない作品です。 【HIDEKI】さん 1点(2003-05-24 23:57:46)(良:2票)
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