みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 坦々と描かれる驚愕の真実。胸のどきどきが観ている間中止まりませんでした。こんなことが実際にあった、その衝撃が今も胸の中に残っています。すごく見応えのある良い映画でした。主人公を教会、牧師が親身になって助けてくれるわけですが、本人は信心深いわけでもなく、助けてもらった後に信仰厚くなるわけでもない。アメリカ映画なのに!と、ちょっと感動しました。でも、アメリカにおける教会の位置づけ、意味というものがちょっとわかったような気がしました。現代の日本における神社や寺とは決定的に違うんですね。お祈りを捧げるところ、懺悔するところ、そんなもんじゃなくて、民衆の良心であるところなんですね。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-02 19:10:08) 5.2時間あまりの時間があっという間でした。イーストウッドの無駄を一切省いた淡々とした演出は相変わらず見事で、静かな音楽と相まって下手な特殊効果よりもはるかに心に響いてくる。ただ、これまでの彼の作品に比べ、彼らしさはやや抑え目で、その響き方というか重苦しさみたいなものが少なかったような気がする。ストーリー自体が重苦しいのでそれで正解なのかもしれないが、若干の物足りなさを感じたのも事実。ま、感情移入しやすく、説得力のあるよい映画でした。 普段はイーストウッドの映画は暗くて重すぎると批評しているにも拘らず、それが少なくなるとまた物足りない。私はイーストウッド中毒にかかっているのだろうか? 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-02 18:13:59) 4.《ネタバレ》 大変よく出来た映画なんですけれど、構図、カット割り、カメラの移動方法、音楽の使い方、ライティング、全てがキッチリとしていて映画の教科書のようで、『名作の作り方』みたいな、映画学校用の教材みたいな映画で、その分、個人的にはちょっとつまんないなぁ、と。イーストウッドの映画はいっつも真面目に撮られていて、私にとっては大きくハズす事がない代わりに「アンタの映画、好っきやわぁ!」ってときめかせてくれるクセやアクも感じないんですよね。キチッとテーマにもキャラクターにも距離を保ってたりするものですから、心地良く最後まで運んでくれるものの、終わってみると心をギュッと掴まれたモノって案外なくない?って思ってしまったりして。白骨死体ばかりしかなかったの?発見までの期間が短い場合もあったハズなんじゃ?なんて疑問も、この監督のセオリーから言えばそれで正解なのでしょう。腐乱死体を映したり、それを感じさせたりすらNGで。アンジーの演技も「批判は許さないわよ!」ってバリバリの名演技オーラを発してるみたい。ハリウッドの優等生監督がカッチリ作った優秀な映画、でも、映画としての可愛げには欠けちゃうと天邪鬼な私は思うのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-01 18:13:24)(良:1票) 3.《ネタバレ》 アンジェリーナ・ジョリーの演技がすごい。「I just want my son back!」の台詞が印象に残る。LAPD(ロス市警)のひどさは他の映画でも取り上げられていたのを観た事があるけど、ほんとにここまでひどかったのか?という程ひどい。ただ、人は一度嘘をつくと、その嘘を隠すためにまた新たな嘘、そしてその嘘をまた、というように後戻りできなくなる状況は教訓になる。休日のレイトショーでリラックス目的で映画を観に行き、でもこの映画はハッピーエンドという感じではなかったけど、いい映画を観たなという気持ちになった。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-01 09:37:39) 2.《ネタバレ》 1928 年のロサンゼルス。電話交換士主任クリスティン・コリンズは、息子ウォルターと二人きりのシングルマザー。オフの日に息子と映画へ行く約束をしていたが、欠員で仕事に行くことになってしまい、帰ってくると息子の姿がない。すぐに警察に連絡するも対応遅く、5ヶ月後にイリノイ州で発見され連れてこられた少年は別人だった・・という話。 トーンも暗く、連れて帰ってきた少年も不気味調で、最初はミステリー?オカルト?SF?なんて思ってましたが、クリント・イーストウッドなのでそれはないですね。フライヤーでも実話と書いてあるし。 当時の記事写真では実際のクリスティン・コリンズはもっとか細い感じの女性。今回のアンジェリーナ・ジョリーは、今までのワイルド&セクシー系とは真逆な役。タラコ唇はそのままに白塗りパンダ目の厚化粧に眼光で表現する(ちょっとキモw)、本当にアンジーかい?ってゆー感じですw マルコヴィッチ演じるブリーグレブ牧師が教会の壇上で痛烈に警察批判を述べていて、彼女にも裏事情を明かしてくれる。そこから一気に社会派ドラマの流れに。警察が、官憲の如く威圧的にやり込めてくる。これって多くの冤罪事件を彷彿とさせますよね。戦時下、軍政下で国家反逆罪とかにでっち上げられて捕まったりとか、社会主義国なら今でもありそうな感じですし・・。 権力に対し勇気を持って毅然と立ち向かった女性像という形ですが、でも警察の意見を肯定するということは、二人きりの家庭なのに赤の他人の少年を生涯息子として育てなければならないわけで、普通「はい、分かりました」なんて簡単に受け入れる人はいないですよねぇ。でも自由主義・法治国家のアメリカが舞台とは^^; 強力な助っ人が出現してくれたから良かったものの、全くの単独では抵抗しきれないでしょう。 基本エピソードは実話なのかもしれませんが、確信的に結びついているわけでもなさそうで、偶然が重なった事件ということなんでしょうか。ニセの息子もあんな程度の動機で幼いながらふてぶてしくも赤の他人を生涯騙し通し一緒にいたい(実の母親出てくるしw)とするのは無理あるし、警察がどこまで関与していたのか知っていたのかは不鮮明でしたし・・。 ところで、あの職場にローラースケートは無用だろ!って突っ込みを入れたいところなんですけどw 【尻軽娘♪】さん [試写会(字幕)] 7点(2009-02-15 22:50:05)(良:2票) 1.《ネタバレ》 これが実話ってのが信じられないです。サスペンス映画というより腐敗した警察に立ち向かう社会派ドラマに仕上がっていましたね。色んなテーマが詰め込まれていて物語の焦点がブレてしまった印象はありますが。ジョーンズ警部を演じたジェフリー・ドノヴァンの演技が凄く印象に残りました。 【ギニュー】さん [試写会(字幕)] 7点(2009-02-05 19:57:47)
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