みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
17.場面場面で緊迫感がありました。役者さんも非常に緊張感のある演技だったと思います。ただし、退屈なシーンもいくつかあり、それらを削ればもう少しコンパクトに収められるように感じました。この映画は緊迫した場面と退屈な場面の差が極端だと思いました。 【デューク】さん 8点(2004-06-27 02:45:35) 16.《ネタバレ》 前半はぐいぐい引き込まれましたが、後半はパワーダウンしてしまった感があります。一つにはしかし犯人の動機や警戒心が弱く、もうちょっとしっかりしろよと言いたくなってしまう事。もう一つは警察について。情報操作が原因で殺人が起こったらまずいでしょう。例えそれがジャンキーの娼婦だとしても。おまけに殺人という犯行を憎んでいるようには思えない。むしろ死刑確定を喜んでいるように見えるのは私だけでしょうか。個人的には誘拐と共犯者殺害のみだけで犯人を追いつめていって欲しかったです。 【flyhigh】さん 8点(2004-05-30 00:25:30) 15.これがホントのジェットコースタームービー、と勝手に言います。前半の静と後半の動。権藤邸のシーンは、カチャカチャと少しずつてっぺんへと近付くジェットコースターの助走の緊迫感そのもの。パンフォーカス、長まわしで人物全体にスポットをあて(ついでに犯人の声にもピントがあっているかのよう)、観客は、登場人物たちの部屋の立ち位置と物語上の立ち位置、その両方を画としてじわじわと見せられます。で、てっぺんに到達したら後は一気に動へ。犯人を追い詰める刑事たちの動。クロサワ的メリハリがコントラストをきれいに描いています。「完」でコースターのベルトを外した時にはまさにまだ体が揺れているような感覚でした。ラストで犯人が揺すっていたのは金網ばかりでなく、見る者をも揺すっていたのでした。終わり。 【彦馬】さん 8点(2004-04-29 07:43:39) 14.後に「よーし、わかった!」という名台詞を残す加藤武もこの時は平の刑事…。若い頃に仲代警部の手腕を身近で見てたんだから、後の「犬神」や「獄門島」事件もスパッと解決せんかい…。なんて思いながら見てしまった。で、この映画ですが、さすがは黒澤という映画です。前半の誘拐から犯人特定まで、観客を飽きさせる事の無い様に工夫が凝らされ、小船で激流を駆け下るような速度感と緊張感をもって物語りは展開します。私はここまでは大好きです。しかし、後半の社会派パート(勝手に名付けました…)に入ると急に現実味を感じなくなってしまうのは、あの当時の社会情勢を体感していないからなのでしょうか…。 【クルイベル】さん 8点(2004-04-21 09:36:31) 13.ん~犯人の動機に問題があるのでは・・・それ以外は満点です。 【ボバン】さん 8点(2004-01-27 23:50:15) 12.《ネタバレ》 すごいですね。単なる誘拐事件ものと思いきや奥が深い。天国と地獄っていうタイトルも何でだろう?って思ってたが、山崎と三船のやりとりでなるほどと思った。鞄を窓から投げるシーンも見応えがあったが、その鞄を燃やせばわかるようになってるのもまたおもしろかった。若い頃の山崎氏はかっこいいですね。なかなか頭のよさそうな犯人役にピッタリであった。暗黒街で出てきたヤク中の菅井きんにはびっくりしました。 【fujico】さん 8点(2004-01-16 15:20:42) 11.《ネタバレ》 全編に渡り秀逸なのは言うまでも無いのだが、特に頭から特急列車に乗って身代金を窓から投げ捨てる実行シーンまでは本当に息付く暇も無いほどの緊迫したシーンが続いた。一切の無駄が無い 【ワトソン君】さん 8点(2004-01-13 20:55:04) 10.《ネタバレ》 前半の緊張感はリアルで凄い!後半ちょっと退屈ですが、ラストの犯人との面会シーンは強烈に印象に残りました。見る前には「誘拐モノでなぜ『天国と地獄』?」と思ったけど、そういうことか~! 【ゆうろう】さん 8点(2004-01-06 17:43:32) 9.《ネタバレ》 物語は人質を救い出すまでと、その後に犯人を追いつめていく過程とに分けることができますが、後半の「犯人に死刑を」という捜査官の異様なまでの執念は、誘拐という罪に対する量刑の軽さに抗議するとともに、犯罪を徹底的に処断するという黒澤監督自身の執念の現れでしょう。犯人を泳がせて犯行を再現させるという、いささか強引で不自然な展開はこの執念によって生み出され、ついには「これで貴様は死刑だ」という台詞にまで踏み込んでいきます。全編に渡ってパンフォーカスが駆使されていて、特に権藤邸のシーケンスにおいて、同情する警部や思惑を持った権藤の秘書など、台詞を語る人物以外の表情を同時に映し出すことで観客の感情をかき立てていきます。ラストシーンで犯罪者と権藤を対面させ、動機を語らせますが、ここでも犯罪に対する同情的な眼差しは一切ありません。わめきちらす犯人を鉄格子を降ろして突き放します。著作『蝦蟇の油』の中で黒澤監督は「犯罪者を生み出したのは社会の欠陥だとする理論には一面の真理はあるにしても、それを根拠に犯罪者を弁護するのは社会の中で犯罪に走らずに生きる人達を無視した、詭弁に過ぎない」と語っていますが、この映画はまさにこの考え方をそのまま映像化した作品と言えるのではないでしょうか。 【スロウボート】さん 8点(2003-12-31 02:52:03)(良:2票) 8.子供が救出されるまでの、人物設定の説明&展開の速さ&カメラワークが素晴らしく良いです。犯人の動機は一見希薄っぽいけど、しっくりし過ぎると逆にリアリティが薄れる気がするので、返って人間らしい発想、動機だな~と見てて感じました。あとはそこまでに至る犯人の経緯がもう少し垣間見れたら、ラストのシーンがより恐く感じたと思います。にしてもかなり面白いサスペンスです。 【VNTS】さん 8点(2003-12-19 03:02:53) 7.なんといっても映画全体に広がるねっとりとした暑さが印象的だった。なんだか観ている方まで汗が噴出しそうな映像に包み込まれた。その映像感覚がサスペンスフルな展開に絶妙にマッチして映画の濃厚さにつながっていた。三船敏郎、仲代達矢ら往年の名俳優の存在感もさることながら、現在の名俳優山崎努の出世作としても印象深い。 【鉄腕麗人】さん 8点(2003-11-30 13:42:29) 6.映画のどこを切り出しても隅々まで面白さに満ちています。身代金を払う決意をするまでの過程すら、ものすごい緊迫感。引き続く展開も、これでもかと、ありとあらゆる手で楽しませてくれます。反面、徐々に盛り上がっていく凄み、という点では若干弱い構成で、やや強引な気もしないではありませんが、山崎努のオーラがそれを補っています。 【鱗歌】さん 8点(2003-10-26 16:12:56) 5.確か、ほとんど前振りもなく始まったようなイメージを持ってます。テンポがいいというか無駄が無いというか、どんどん引き込まれ最後まで一気に見せる。権藤、戸倉警部、犯人の心理描写にほとんど時間を取らず、それでいてきっちりとそれぞれの心理をストーリー上で描いているところが秀逸。残念なのは、権藤以外の役員連中の、まるで本宮ひろしの漫画に出てきそうなあからさまに情け容赦ない人間描写と警察がやたら権藤氏のためにと強調するところ。 【R&A】さん 8点(2003-10-23 18:27:55)(良:1票) 4.ただもう見事の一言で、日本映画史上に残るべくサペンス映画の傑作でしょう。アイデアに脚本、演出にカメラ、役者陣の演技 …等々、どれを取っても一級品で文句の付けようのない黒澤映画。 前半は緊迫感溢れる密室劇。後半は室外が中心となり、手に汗握るサスペンス。そんな見事なまでの展開の中、やはり特急「こだま」での身代金受け渡しシーンが圧巻だった。ただ、このテに付きものの“釈然としない”部分はなくは無いが…。《ネタバレ》とくに犯人像が引っかかる。社会的エリートを約束された若者というのが疑問。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-08-23 23:25:10) 3.三船の背中が、警察と観客を無言で引っぱっていく・・・。 【水の上のハイウェイ】さん 8点(2003-08-02 19:21:12) 2.不幸にもレンタルしたビデオがかなり酷い状態だったのですが、ストーリーのあまりの面白さに最後まで釘付けでした(あ~目が痛い)。終わり方は決して好きじゃないけど、余韻が残る。カメラワークもさすが! ひとつの部屋のシーンが舞台的に延々と続くのに、飽きない。新幹線のシーンでは一転躍動的になり、しかもカラー! 当時はすごい進歩的な映画だったんだろうなぁ。とても丁寧な映画つくりをしていることがよく判る。 山崎努が若け~ 【ともとも】さん 8点(2003-05-13 09:04:01) 1.すばらしいシナリオ。鳥肌の立つサスペンス、わくわくする展開!いやぁー、映画って、ほんっとにいいもんですねぇー。新幹線のシーンが忘れられません。 【あろえりーな】さん 8点(2002-08-24 21:30:25)
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