みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.怪獣映画が大好きだった私は、子供の頃から現在に至るまで、「怪獣の夢」を頻繁に見ます。そしてそれはもちろん「怪獣が出てきて嬉しい!」などというモノではなく、激しい恐怖を伴った悪夢です。遠くから惨状を眺める大ロングな視点のものもあれば、今にも頭上にのしかかってきて、もうだめだ!って感じだったり、あるいは建物の中に逃げ込んでなんとかやり過ごそうとしたり・・・。つまり、この映画は私の悪夢を目の前に明確なカタチにして見せつけてくる恐ろしい映画で、それは恐怖と驚愕と納得と感動とが入り混じった複雑なひと時でした。途中で小物とグロとに走るのは減点対象ですが(怪獣映画で小物を出すのは大物だけでは引っ張りきれないゆえの逃げだと思ってます)、日本の怪獣映画が第二作目からずっと抱えながら、みんな判っていながらも現代に至るまで製作上、改善しようとしなかった問題、「人間のドラマと怪獣の存在とは水と油の関係」に、「これでどうだ!」とばかりに真正面から挑んでみせた心意気に拍手。でも日本人としては複雑な思い。結局、日本怪獣映画の土壌からはこれは生まれなかったのかと。まあ、人間のドラマと怪獣とを融合させた傑作としては、日本には『やっぱり猫が好き』の1エピソード「ブジラ対恩田三姉妹」があるので、それを代表作とするのが良いでしょう。ちゃんとした音楽が流れるのはエンドクレジットのみですが、その音楽もちゃんと怪獣映画なのが、まー嬉し悔し憎し。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-10 13:27:43)(良:1票) (笑:1票) 5.《ネタバレ》 賛否両論はあるが、今までにない手法の映画なので鑑賞に値すると判断し見に行きました。ハンディカメラによる手ぶれ映像にはかなりとまどいましたが、途中からはあまり気になりませんでした。自分がその場にいる様なライブ感に圧倒され、釘付けになりました。この映画に細かい事は不要です。東宝のゴジラ映画の逃げまどう人々の気分になれました。主人公といっしょに、なんの情報もなく、自らの咄嗟の判断で行動しなければならない状況を体験できます。今やハリウッドではどんな映像でも作り出せる技術を有し、もしこの技術が政治に利用されても誰も気づかないのではと思わされるほどすごい映像でした。 【くだごんべ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-10 11:32:24) 4.《ネタバレ》 「怪獣映画」という括りで語るなら明らかに1954年の初代ゴジラを正当に進化させた唯一の作品ではあるまいか?ゴジラの時代とは違って現代の「リアリティ」とは美麗で詳細なCG画像ではなく、小さなカメラの液晶画面の中にのみ存在するのである、CGという魔力を手に入れ、何でも描けるがゆえに、あからさまな「嘘」しか描けなくなった作品のなんと多いことか・・・まぁこの作品もCGはバリバリ使っているのだが、情報量を削ることによって新たなCGの可能性を提示していることを私は大きく評価したい、ただ、ホラー風味の味付けで最後は悲劇としてしかストーリーをまとめられなかったあたりに、この手法の限界を感じる、怪獣映画にはやっぱりカタルシスが欲しいのだ、えっ、誰も怪獣映画だなんて言ってないって?エンドクレジットで流れてた曲はあきらかに「怪獣映画」でしょ? 【るね】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-09 23:11:41)(良:1票) 3.《ネタバレ》 傑作だ。 得体の知れない巨大生物に対し、人間の無力さを思い知る。 それは、アメリカの持つ圧倒的な火力でさえも。 ハンディカメラという目から見ることで、ただただ逃げるしかない人間達と恐怖を共有する。 宇宙戦争が後半に失速してできなかったことをこの映画は成し遂げた。 ただ欲を言えば、カメラをとり続けた人物がセミプロでもいい、一端のカメラマンという設定が欲しかった。 そして巨大生物の全貌は最後まで明らかにすべきではなかったことか。 【雲の上から】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-09 00:31:38) 2.前評判があまりにも悪いので覚悟して観に行ったのですが・・・・かなり楽しめました。ユナイテッド93であの撮影方法にはうんざりしてたのですが、これは成功だと思います。あの撮影方法のおかげで登場人物の心情やら何やらがこちらに伝わりやすくなり映画にのめりこみやすかったです。人間がゴミのように死んでゆき右往左往する様を登場人物の視点(カメラ)で見るのは普通の第3者視点で見るよりも、より絶望感を煽ってくれました。 それと結構最後の方まで「何か」の全体像をはっきりと見せなかったり、「何か」の正体は一体何なのか(これは結局劇中では謎のままですが)が明かされなかったのなかなか良かったなと。襲ってくる相手の正体がよくわからないってだけでも恐怖感は増すものです。 ただイマイチ物足りなかったのが残念、もうちょっと尺長くしても良かったかな・・・。2が出るとかいう話を聞いたので、とりあえずはそっちにまた期待してみましょう。 ストーリーはやっぱりありませんね、まあこの映画にそんなもん必要ありませんが。 エイリアンやらグエムルやら宇宙戦争やらに似ているなんて言われますが、極端な事言えばモンスター映画って時点でどれも似たようなものになっちゃうのだから仕方ないかと。 酔い・・については、自分はこういうものでは全然酔わないので酔っちゃう人の気持ちはよく分かりませんが、結構酔う人はいるようですね、気をつけてください。酔うか酔わないかでもまた評価が変わるんでしょう。 【ケ66軍曹】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-06 22:29:46)(良:1票) 1.《ネタバレ》 全編ハンディカメラの撮影でドキュメンタリータッチを狙っただけで起承転結がなくストーリー性の低い映画だと思いながらずーっと見ていました、でも最後のシーンでハンディカメラにこだわった理由とストーリー性の高さを感じることができました。 あの怪獣はどこから?その後どうなったのか?・・あぁそうだった「激突」のときもそうだった、聞かない約束だったよな。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-05 22:31:41)
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