みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.《ネタバレ》 素晴らしい青春映画でした。プロレスが好きな方はもちろんのこと、そうでない方も十分感動できます。パンフレットに「十年に一度の青春映画の傑作」とありましたが、それが決して誇大表現でない、良作です。残念なのは宣伝。最近の邦画界は宣伝が下手というか、本作のような本当におもしろい作品をプッシュしないのはいかがなものかと思います。いつのまにかクランクアップしていて、いつのまにか公開が終わっている、そんな映画が多い気がします。テレビ局もTVドラマの延長のような映画やアイドル映画ばっかり宣伝していないで、本当におもしろい映画を宣伝してもらいたい。ガチ☆ボーイの宣伝1回も見ていないぞ!! 【MASS】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-04-06 00:01:07)(良:1票) 13.《ネタバレ》 記憶障害を持つ純朴な青年の、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。前半はお笑い要素満載のコメディ、後半は観る者を熱くする熱血スポコン。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-31 22:43:24) 12.《ネタバレ》 人生に意味や価値を求めるのが人間という生き物だと思います。ある者は仕事に、又ある人は趣味や恋愛、家庭の中に、自分の生き甲斐を見つけます。何かを成して、何かを得るという作業の繰り返し。日々積み重ねていく経験と記憶が生きてきた証であり、それが土台となって成長がある。主人公の記憶障害は、彼からこれら希望を奪い去りました。どんなに努力しても何も残らない。これ以上の成長は望めない。その事実を突きつけられた彼の胸中たるや、察するに余りあります。目を覚ます度に絶望するでしょう。しかしその苦悩は、彼だけのものではありません。“無に帰す”恐怖は、永遠に生きられない人間全てに課せられている。ある日突然訪れる理不尽な死。その真理の前で、なお私たちが平気でいられるのは、普段はその事を忘れていられるから。明日死ぬと分かっていて、今日頑張れる人はそうはいないと思う。でもそれは間違いだということを、主人公は教えてくれました。自分の頭は忘れてしまっても、自分の体は覚えている。自分の記憶には残らなくても、他人の記憶には残る。それがどんなに嬉しいことか。どんなに勇気づけられることか。自分では分からなくても、気付かなくても、あるいは自分が居なくなっても、自分の行為は無駄にならない。強く人生を肯定された気がします。生きる意味、生きる価値、そして生きてきた証がマリリン仮面のファイトには詰まっていました。あんなに泣けるアンクルホールドは見たことがありません。あんなに熱い逆水平も。ドロップキックには心を打ち抜かれました。そして五十嵐の笑顔。心から笑うために、人は努力を惜しんではいけないのだと思いました。自分は映画ファンである前にプロレスバカです。それも10代後半から20代の青春時代をプロレス観戦に捧げてきた。自分が愛してきたプロレスの本質が本作には間違いなく在りました。心から「ありがとう」を言わせてください。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-03-17 17:53:58)(良:5票) 11.《ネタバレ》 ここのレビューがかなり高かったんで、この作品は名作と思い見てきました。まあ、名作というほどではないですけど、普通に面白かったですね・・・ 私はもっとのっけから最後まで熱く突き通すのかとおもったら意外に淡々と話が進みますね。五十嵐の障害のことも、もっと大げさに知らせて熱いリアクションを期待していたのですがけっこうすんなりと受け入れるのはどーかなーと思いました。 でも最後の試合は感動しました!! 五十嵐の不屈の闘志はすごいとおもいました。ドロップキックが決まるシーンは迫力ありました。 見て損は無い映画だと思います。 【のび太】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-16 21:15:00) 10.記憶生涯というハンデは観ていてつらいが、映画はストレートに感動が伝わってきた。若手俳優たちも良い味出してるし(サエコ以外)、プロレスシーンもかなりの迫力。自説の「舞台で評判の映画化にハズレなし」を再確認。ただ映画とは関係なくいつも思うのだが、スタッフの名前が延々と流されるだけのエンドロールはどうにかならないものか。せめてバックにエピローグやNGシーンを流して最後まで楽しませてほしい。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-03-16 17:31:27) 9.この映画は余計な予備知識を持たず、タイトルに騙されてプロレスコメディを見るつもりで見に行くのが良いと思うので、どうかレビューを見る前に映画を見るべし、と断り書きを入れておきます。 観客も疎らな劇場で、滴る涙で顔が変形し、コンタクトレンズも流され、さらに見終わった後トイレで嗚咽を漏らすという初めての経験をした私が言うのも小恥ずかしいのですが。始まって暫くは、これは久々に大ハズレを引いちゃったかな、と思わせる展開。いわゆる学芸会のり。しかしこれはジェットコースターの静かな始まりの儀式のように、落差を感じさせるための緻密な罠。後はクライマックスに向かって急加速。一直線。「映画におけるオリジナリティ至上主義」とか、「観客に貰い泣きを要求するのは低俗」だとか、「この程度の作りで傑作呼ばわりしたらあの映画に失礼」とか、そういう映画通ぶった自分の価値観を次々と吹き飛ばす。「最近日本映画が元気だ」などと余裕をかます暇も与えない。結局作品にかける関係者の情熱こそ重要なのだ。情熱至上主義、この価値観だけは揺るがない。あらゆるネガを客観的に加味しても、これだけ心を揺さぶられてしまった以上、満点以外はつけようがない。必殺のドロップキックに見事KO負け。 【正義と微笑】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2008-03-12 23:57:05)(良:3票) 8.《ネタバレ》 初日のレイトショー、と言っても映画の日で1000円で観賞できたのだが、これは3000円払ってもいい。なんか他の話題作に押されて、お客さんがとても少なかった。それでも主人公の恋が破れる後半からは、鼻水をすする音がそこかしこに。かくいう自分も最後のプロレスの試合の場面では嗚咽をもらすほどの泣きっぷりで、感動しまくり。マリリン仮面を必死に応援してるプロレス仲間以上に、握りこぶしを作って声を出している自分にびっくり。横の妻もびっくり。感情移入どころじゃない臨場感が、自分に満ち満ちてきて、後にも先にもこんな興奮はないのでは。記憶をなくすという難病を背負いながらも、プロレスで得た痣や痛みを心の記憶に残し、毎日を生きる。佐藤君の無垢な笑顔が切なさを増させるのだが、単純なお涙頂戴ではない。必死という言葉を自分も使うことが多々あるが、毎日毎日、昨日までの記憶をノートで確認しながら、毎日毎日決意するなんてこと、自分のいう必死とは明らかに違う。主人公の方が必死に生きている。平凡な日なんてない。毎日が違う。昨日の続きではない今日。体が覚えている最後のドロップキックは自分にも向けられた主人公の生き様そのもの。毎日を生きるということを真剣に感じさせてくれて、御礼を言いたいくらいです。最高の映画でした。 【映画小僧】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-03-11 19:05:23)(良:3票) 7.《ネタバレ》 佐藤隆太さんは、いつもニコニコしてる好青年のイメージですが、印象そのままに事故後の記憶を翌日まで憶えていられないというハンディを背負った主人公を好演。もっと先行き暗くして絶望的に見せたくなりそうな題材であるにも関わらず、ベストキャスティングとも言える彼の熱演で救われています。脚本も、主人公が記憶を無くす直前に胸を打たれた学生プロレスに参加するという意志を当初は反対するものの、最後には意志を尊重し、彼の頑張りを応援するという流れが○。ナンセンスな笑いは賛否ありそうですが、重度のハンディを背負った主人公との対比ではこの点も必要だったかなと。 前日までの事を思い出すように、頻繁にポラを撮りメモも欠かしませんが、サエコ演じるマネージャーに告白するシーンはメモしてないのが秀逸。彼の中に「今回はダメだけど次はわからない。メモした時点で諦める事になる」という意識が働き、敢えてメモしなかったのだと思いますが、そんな彼がいよいよメモしようとするシーンは号泣。司法試験を目指してたほどのエリートだった自分が事故がきっかけで進路こそ諦めたものの、他の事まで簡単に諦めてたまるかという想いが伝わりました。 泉谷しげる演じる父が、表面上は普通に接してた息子が実は心の奥では死にたいと思う程苦しんでいた事をノートを読んで理解するシーン。きっと父はたまらない気持ちになったのでしょう。心の裏側にある哀しい気持ちを親にだからこそ見せたくないと働く主人公の内面との対比でまた号泣。 そして最後のプロレスシーン。記憶が戻るはずのない彼(マリリン仮面)が、仲間との練習を思い出し、奇跡的に数々の必殺技を繰り出すシーン。ドロップキック1つでこんなに盛り上がるか!やられてもやられても立ち上がるのも感動!そして死闘の後のリング上での最後の決めポーズ!とどめは、当初はプロレスに反対してた父親が、開場の後ろの方から観戦していて、笑顔で拍手を送るシーン(小生のツボの1つが親子愛)。オーラスにふさわしい盛り上げ方となりました。 願わくば父がもっと昔ながらのガンコ親父だったら、最後との振り幅が大きくなって感動が倍増したかな?主人公が裏で苦労する部分の描写ももう少しあれば・・・。きっと監督は敢えてそれを描かなかったのでしょうね、あざとくなるから。でも大満足の作品!限りなく満点に近い9点♪ 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-03-08 00:52:30)(良:2票) 6.《ネタバレ》 チャットモンチーの主題歌が流れるエンドロールにもう少し工夫が欲しかったくらいで、あとは全編面白かった。 エンドロールのせいで一点減点したいんだけど、本編内容が素晴らしいので、目をつぶって満点。「学生ノリだけど、芯はしっかりしている」描き方が秀逸でした。これは是非みんなに見てもらいたい映画です。ただ、宣伝の仕方が下手だなあ。「海猿」の時のように力を入れて宣伝して欲しかった。ROBOTが絡んだ映画は「逆境ナイン」も「サマータイムマシンブルース」も、面白いのに宣伝の力が足りないよ。宣伝が薄いし、なかなか話題に上らないけど「ガチ☆ボーイ」は文句なく面白いです。ええと、見るときはティッシュかハンカチを忘れずに、です。 【えんでばー】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-03-07 06:32:38) 5.《ネタバレ》 逆水平であんなに泣けるとは思いませんでした。 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-03-05 19:26:26) 4.《ネタバレ》 佐藤隆太がいい。プロレス同好会の仲間といるときの弾ける様な明るさと、朝目覚めた時に部屋中に張られたメッセージやノートを読むその絶望的な表情の落差に思わず胸が詰まります。ここからはプロレスオタク的な感想になりますが、長きに渡り親兄弟の嘲笑に耐えプロレスを愛し、ヤオだのガチだの不透明なドラマに想像力が掻き立てられた時代は既に過去のものとなってしまいました。プロレスを取り巻いていたベールが剥がれ落ちた21世紀の今、難病を持った主人公という設定によりプロレスはあらゆる意味で「ガチ」であるという幻想にもう一度浸ることができました。あれだけ大好きだったプロレスを最近は見なくなってしまったアナタ。ミスター高橋の暴露本以降、総合格闘技に走ってしまったちょっとマニアなアナタ。そんなアナタも納得の一本ではないでしょうか。クライマックスの試合の組み立ても伏線が効いています。地味なスタンディングのアンクルホールドを見て落涙するとは思わなかった…。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-05 01:46:22)(良:1票) 3.《ネタバレ》 若年層向け風な作りだがこの「高次脳機能障害(記憶障害)」という物があると知らせる為にも作った価値は大いにある。 この作品の主人公は同じ障害のある方の中では相当ラッキーな部類だろう。喋ったり動いたり人並みに出来ない程の障害を受けてしまった方々はたくさんおられる。医療の進歩により命は助かったが…というパターンだそうだが、それをも治す、回復させる、というコトが出来るようになるんだろうか?社会的にも問題になって来ており、力を入れて取り組んで欲しいところだが、まだかなりの時間が掛かりそうだ。ひょっとしたら無理な問題なのかもしれないが、本人にも周りの人にも命を落とす方とどちらが良いのだろう?と考えると答えが見つからない…。 この主人公は「新しい事を覚えられない」。それにより毎日目覚めるたびに恐怖を感じ絶望し、苛酷な現実を受け入れ、ゼロから始まる不安でかなりの勇気が必要な日々を送っている。その描写も演出が巧みで分かりやすい。「日記を見ろ」という張り紙、「明日の僕へ」という分厚い日記。記憶が無いというのはとても苦痛だろう。しかし入部したプロレス研究会の仲間達との出来事を綴った日記や一緒に収まったポラロイド写真が自分を奮い立たせているんだろうな。 生きていてもしょうが無いと思っていた中で出合った学生プロレス。試合やトレーニングで出来た筋肉痛や傷で生きている、という実感を得る事が出来た嬉しさや喜びは、佐藤隆太演じる五十嵐の屈託の無い満面の笑みを見れば良く分かる。 レッドタイフーンの台詞である「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやれよ」。五十嵐の試合は多くの人の記憶に刻まれたことだろう。 デビルドクロはコスチュームが蝶野なのに、困った時や素の時は顔が永田に似ててそれだけで面白かった。学生プロレスのお約束的なコミカルなお笑い、実況や解説のノリの良さは上手く出ていたけど、実際の学生プロレスの方は最近はどうなんだろう。学プロ上がりのプロレスラーは結構いるけど、色んなプロレスラーモドキがいたっけ。コッペパン・ベイダーとか何してんだろうなぁ。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-02 22:51:57)(良:1票) 2.スポ根ではなく、感動ドラマです。これを観て、プロレスしたいと思いませんでしたが、プロレスがまた観たいと思いました。佐藤隆太さん、意外に奮闘してました。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-02 00:40:44) 1.《ネタバレ》 事故以降は全く記憶を保てない一青年が、大学の学生プロレス研究会に入り、生きている喜びを実感していく、というお話。学生プロレスとはどんなの?というちょっとした裏側を垣間見れます。 プロレスファンには面白いかもですね。もちろん、不屈の闘魂で向かっていく佐藤隆太に感情移入すれば感動もできます。 でも、もし記憶喪失の件が現実世界だったなら「博士の愛した数式」「私の頭の中の消しゴム」みたいに介護なく生きていくのはちょっとムリでは?と思いながら観てました・・。 それと、サエコ(ダルビッシュの奥さん)はとても子供がいるようには見えないなぁw 【尻軽娘♪】さん [試写会(邦画)] 6点(2008-02-27 23:32:16)
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