みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.これまでの3作のなかで、最も時間を返せ~と思ってしまった作品。カメラワークや絵の質感などまさしく「映画的」でしたし、それだけより万人に受け入れ易いよういい意味でステレオタイプな表現を意識しているのに、脚本・俳優陣の演技がもうメタメタです。監督自身の生き様や芸人人生を暗喩しているのは理解できるのですが、コアな松っちゃんファンでない限り微塵も心に残らないのでは。ダウンタウンの松本氏は表現をアウトプットする媒体を映画にするべきではないと、前2作を見た後よりも強く思いました。 今後また映画を創られるのであれば、笑い一切なしのドラマ、またはとことんお笑いに特化したものを期待します。 【460】さん [映画館(邦画)] 1点(2011-06-19 16:05:51) 12.《ネタバレ》 門番のふたり。娘。殿様。家老。脇を固める役者がみなとてもうまく、いい味をだしている。松っちゃんは、今回の映画ではじめて役者を信用し、助けられはじめたと思う。映画は総合力だと思うので、とてもいい傾向だと感じた。大枠のアイデアもすばらしい。松っちゃんの才能がうまく使える構造をみつけたと思った。テンポもよかった。でも、残念ながらシナリオには釈然としない部分がやはりけっこうあった。父親を見捨てたり反発したりするのは、もうちょっと歳が上の娘なんじゃないかなぁ。違和感。大がかりなセットも、たかが罪人のために誰がどうやって作ったのか。期待した野見さんの素人感もあんまり効いてない。あと、最後、切腹しなくてもいいんじゃないかとか、歌わなくてもいいんじゃないかとか。つめが甘い印象がありました。ただ、すごく好きなシーンもあって、さや侍と娘がはじめて手をつなぐシーンはよかった。子役の女の子がすごくいい笑顔。嬉しくてたまらないといった様子で、見ていて心があたたかくなった。こういう絵がとれるんだから、松っちゃんは一回ギャグ忘れてみるのもいいんじゃないかと。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-19 03:17:05)(良:1票) 11.腹かかえて笑った後、思い切り泣ける。これはハマったね~。 野見さんの姿、自分に重ね合わせてさらに泣いた(笑) 【テツコ】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-06-18 23:28:34) 10.今までの作品の中では一番良かったですがそれでもバランスが悪かったです。笑えないし泣けません。致命的だと思います。 【アフロ】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-06-18 22:55:23) 9.《ネタバレ》 この作品で野見さんが1ランク上のおっさんになったはず。 『働くおっさん劇場』からは想像できないかっこよさ。 切腹用の短刀をさやの中に納めるって脚本は、すばらしい。 【naokin4617】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-06-18 20:14:39) 8.《ネタバレ》 今日、渋谷に見に行ったら、たまたま主演のおっちゃんの挨拶&お見送りなんてのをやっておりまして、映画が終わった後、握手して一緒に写真撮って貰いました。だけど、このおっちゃん、何者やの? さて、映画のナカミですが、万人に判って貰う映画を作ろうとする意識と、松ちゃんの笑いのオリジナリティとは何ぞや?って追及とが具体的なカタチになって表れて、そしてその葛藤のままに作品になったような感じがしました。これまでの作品よりも、マトモな映画に見えて、それは逆にちょっと居心地の悪い感じ。意識が映画から離れてゆかない分だけ、これまでよりも格段に見易くなっているんですよね。ある意味、快適。だけど、これまでの松ちゃんの映画から考えたら、その快適さってのは、なんだか気味が悪いぞ、って感じで。30日の期限の間に繰り広げられるネタの数々はコント集風で、それが映画的な物語の流れになっていて、徐々に盛り上がって行って、ってここら辺で妙に媚びている感じに思えて、だからラストのあの選択で黙らせちゃう、あそこでそれまでのノリをガクッと落としてしまう、そこに松ちゃんの、ちょっと意地の悪い意図が隠されているような気がしなくもなく。そういう、通俗的な表現を一貫させながら、最後に冷や水を浴びせる作りは多分、計算されたものなんでしょう。だけど、じゃあ、それが望まれたカタチなのかなぁ?と。映画だの映画じゃないだのって煩い連中の言葉なんぞ聞く事なんてなくて、ただ裸の松本人志ってのを突き進んでいいんじゃね?みたいに思うんですよ。イソップの『ろばをかついだ親子』である必要はないでしょ。今回は「映画」を意識し過ぎた感じかな。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 20:37:17)(良:1票) 7.《ネタバレ》 野見さんはカモフラージュ。本作は松本人志の強烈な心の訴え。松ちゃんの考える所の「芸人とは」「今、芸人として壁にぶち当ってます」という気持ちがそのままストーリーに。まず、さや侍とは「笑わす力が衰えた芸人。でも人を笑わす気持ちは捨ててない」という人物。さや侍=松ちゃん。娘のたえは「松ちゃんのファン」。松ちゃんの活躍を注目してはいるが、つまらない笑いだったら必要ないから、っていう愛憎一体のファンだ。殿様の息子、これはファンよりも下層の人、要は松ちゃんに関心のない人達。松ちゃんから見るとこの人達に自分の笑いを理解して欲しいんだろう。門番2人は、松ちゃんの良き理解者でアドバイスをくれる人。高須光聖や倉本美津留ってとこか。「野見さんの罪状は何?」っていう疑問に対し、理由付けが無い。要は「なぜ芸人の道を選んだか、そんな理由は必要ない」ってことだろう。野見さんは3人の殺し屋に殺されかけるけど死なず。でも自害は可能。これって「自分の芸人の道(運命)は自分で決める!」という強い意志の表れ。殿様の息子を30日以内に笑わせるっていう「30日」は、芸人で言うと「生涯の芸歴」の縮図。まとめると「30日間で殿様の息子を笑わすことが出来るか?」→「生涯の芸歴をかけていかに自分(松ちゃん)の笑いを理解できない人を笑わすことが出来るか?」ってこと。ストーリーを順に追ってみる。まず「芸人の道は先行き不安(野見親子放浪)」→「でもお笑い諦めない(暗殺でも死なず)」→「芸人の道を貫くことを決意(逮捕)」→「生涯をかけて人を笑わすことに懸ける(30日間の刑)」→「良き理解者、ファンに支えられ芸を磨くものの(門番や娘)」→「人は笑ってくれない(殿様の息子笑わず)」→「人が好きそうなネタを作っても駄目(風車を用意)」→「世間から情けをかけられる(切腹保留)」→「重要なのはお金じゃないんだ!(トウモロコシ嬉しくない)」→「芸人の意地。同情で笑ってくれるくらいなら芸人辞める(切腹)」→「こんな芸人の生き様ってどう?(坊主が遺書読む)」→「松ちゃんファンは感動(娘泣く)」→「今まで自分の笑いを理解してくれない人も笑ってくれた(殿様の息子笑う)」→「時代が流れると誰も自分の事なんて忘れるよね(野見さんの墓石)」。松ちゃんは自分の笑いを理解してくれない人への苛立ちが強く、そして自惚れ屋さんですね~。最後に殿様の息子が笑ったシーンを入れる所が、まさに(笑) 【VNTS】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 15:33:57)(良:4票) 6.この映画を本当に楽しむには松本人志の「働くおっさんシリーズ」を完全に自分の中に消化する事が必要なんだと思いました。番組では変わり者のおっさん達に対し、MCの松ちゃんがモニターを見ながらつっこんだり、笑ったりする事でどこが面白いか説明してくれるんですね。でも映画ではそれがほとんど無い。本当に消化出来てる人は頭の中で野見のやる事なす事全てにツッコミを入れてると思います。すると野見がスクリーンに映っているだけで笑いがこみ上げてくるんですね。だからおっさんマニア達は前半で抱腹絶倒したんじゃないかな。僕もそうでした。中盤を少し抑えたのは突っ走り過ぎると後半の感動を見失ってしまうからでしょう。構成としては凄い上手い事やったなと思いました。ただ、評判があまりよろしくないのは、相も変わらず監督独特の目線の笑いを一般目線として捉えて作ってる所。自分が面白いと思ったらそのまま突っ走って周りが見えなくなるんですよね。彼は。 【関白宣言】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-15 21:03:45) 5.ラストはもうちょっと何かがあるのでは?と期待してましたが2択の1つに落ち着きましたね。父と幼い娘の物語ですので泣けるシーンもありますし、笑える部分も多くあります。主人公のおじさん上の歯1本しかないんですね。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-15 18:06:40) 4.良くない。過去のTVコントでは練りに練った演出と間で大きな笑いを物にしていたが、やはり映画は違うのか?。こうなってくると「大日本人」が一番面白く、徐々に失速していると感じる、「大日本人」をまあまあだと評価した自分だが、更に上を求めて「しんぼる」のメキシコパートの演出で大きな期待をした、しかし今回かなりの裏切り。 松本の言う「客を裏切り続ける」という意味がこういう事だとは思いたくないが、この映画の場合あまりに稚拙でダサい作りだったことは否めまい。結婚して子供ができ、丸くなりすぎでは。 ストーリーの詳細には触れないが、あのラストのためにそれまでの経緯があったのだとすればかなり支離滅裂、生とか死の意味を描きたいのであれば、あのラストはおかしいだろう。気に入ったシーンを撮って繋いではみたが目的には沿わなかった感じがありありの不完全さ編集段階で気にはならないのだろうか。しかしまだ期待は持っているので次だ次。 今度は恐怖のキョーちゃんみたいなのを実写でやって度肝を抜くなんてどうだろう。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-06-13 16:55:16) 3.主役の野見さんは頑張っています。 物語や設定も、他の人が考え付かない松本人志らしさはあると思います。 ただ完全に作り手と見る側の乖離は顕著で、映画館で、映画の中の観衆は大歓声、 かたや僕を含め観客は白け切っていた、それがすべてですね。 細かい物語や登場人物の矛盾はもういいです。 ある意味、映画館で、その瞬間を体験したことは、”面白かった”ですね。 【がらんどう】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-06-13 14:54:36) 2.《ネタバレ》 過去2作品と比較すると一番分かりやすいが、同時に一番『無難』な作品と言う印象を受けました。 今までの作品はシュールと言うか、『ごっつ』で言う所の『産卵』に近い印象を受けたが、今回は『AHO AHO MAN』や『ゴレンジャイ』の様なストレートな内容だったが・・・・じゃあ今挙げたコント並みに笑えたかと言うとそうでもない。 たぶん主演の野見がやって面白いネタにしたのだろうが、正直私はこのおっさんが出ていた番組を見ていないので何故そこまでプッシュするのか分からない。コレまでみたいに監督自身が主演をしていれば直球ながらもっと高品質のネタで勝負できた気がする。 子役の娘もそんなに上手くないなぁ。演技自体はまぁ我慢できるが、声の出し方が全体的に大きめな気がして、小学生が学芸会なんかで張り切って大声で台詞を呼んでいる感じを受けた。とりあえずメインキャストで一番上手かったのは板尾でした。 序盤は面白く中盤は若干ダレ終盤は良くもないが悪くもない・・・無難だった。 たぶんコメディアンとしてプライドが高い方だとは思うが、個人的な意見としてはもうそろそろ『笑い』抜きの映画を一本取ってみて欲しい。てか駅でポスター見た時『刀を取り上げられた侍が知略や笑い、そこらの石ころ等で戦うアクション』みたいのを想像していたのでちょっとガッカリ。 【ムラン】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-06-13 00:49:07)(良:1票) (笑:1票) 1.《ネタバレ》 駄目だー。面白くねー。 意味不明なオープニングで感じた不安が最後まで解消されず。 当たり障りのないお茶の間ギャグの連発と、下手な泣かせ演出に興醒め甚だしい。 日本のお笑いのお約束を集めただけな感じで、まっちゃんならではの笑いがほぼ皆無。 序盤の小ネタにはクスっと笑えるところもある。 それが、どんどんエスカレートして、こちらの想像もつかないようなあっと驚く笑いを見せてくれるんだろうと期待したのに、中盤以降は全然笑えず。 ローリーやりょう等の殺し屋(?)三人衆のやりとりは全部カットした方が良いと思えるぐらい面白くない。他方、板尾氏と柄本時生の掛け合いは良く、この映画の支えになっていた。 あと、嫌だったのは子役。滑舌悪く、ハイトーンのキンキン声で叫びまくる。ヒステリックすぎる。笑いにつながる要素もなく、不快感が強い。 また、野見さんには、主人公としての魅力はほぼ感じなかった。 そもそも本作は「コメディ」というより「感動作」なんだろう。 だから、笑えなくてもいいんだ。そう解釈しよう。うん。 次回があるならR-18にして、やりたい放題な作品を撮ってほしいな。 まっちゃんほどの人気者なら今更大衆に媚びる必要もないでしょう? そうでなけりゃ、もう次回作は観ないかもなぁ。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-06-12 09:08:37)(良:1票)
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