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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 テレンス監督の作品は1本も観た事が無く、映像の綺麗な監督という位の知識しか無い状態で観賞しました。本作もパルムドール&ブラピのネームバリューにつられた形です。
皆さんの言うとおり2001年宇宙の旅みたいな映画でした。宣伝を見てハートフルな人間ドラマを想像していた人は可哀想ですが事故にあったと思って諦めて下さいww(悪いのは映画関係者ではなく配給元と思います)クラシックの調べにのせて大自然の雄大さ、人間のちっぽけさを感じさせる映像が延々と。
この映像の美しさは出色の出来だと思いました。映像にトリップしそうになります。
その後、物語はブラピ演じる父と息子逹の物語にシフトしていきますが、この息子役の俳優の演技が物凄く自然で素晴らしい。(特に長男が隣の家に忍び込んで下着を盗むシーンの生々しさ、そして盗んだ下着を川に流すシーンの長男役の演技が印象に残る。)
また、中盤のクライマックスである父親と長男の和解のシーンは不覚にも胸が熱くなってしまいました。
最後は親子の話が広がり神の存在を表したような映像が続きます。自分はこの映像は「神の祝福(試練)はどのようなちっぽけな存在にも平等に降り注ぐ、神を信じ、身を任せる生物は必ず神に救われる」あるいは「神はどのような生物にも元々内包している、それに気がつくか気がつかないかによりどのように生きていくかが変わる」という事が言いたいように思いました。
結論としてこの映画は根幹となるストーリーがそもそも無く、オチもありません。見た人それぞれの感想があるかと思います。娯楽作品として観れば糞以下の出来だが芸術作品として観ればこれほど多くを語る映画は中々無いです。
考えなしに糞と決めつけるには勿体ない映画ですね。正直退屈に感じてしまったのは事実ですし、もう一度観たいかと言ったらNO!ですが。ということで5点。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-08-14 22:58:12)
5.《ネタバレ》 世間での評判を見て色々と覚悟して臨みましたが、思ったよりもずっとシンプルな映画で、とても良かったです。別に読み解こうとする必要もなければ、独自の宗教観や信仰がなくたってどうでもいい、これって、ただ受け手が映画を見ている間、自分って存在と向かい合い、自分の生を顧みる時間を提供するだけの作品なのだと思います。そこにあるのはミクロとマクロの世界。自分という個(人間という、ではなくって、あくまでごくごくパーソナルな自分)と、流転する万物の関係性について、ちょっと考えてみましょう、っていう。自らの行為、自らが体験する事柄、それらがこの世界に内包される以上、それは世界の一部である、ゆえに自らの考えや行動は、小さな、独立したものに思えるけれど、万物の進むべき道、意志というものが存在するならば、ただ勝手に存在しているのではなくて、その万物の一員としての心構えがあって然るべきなのですよ、って。もうちょっと簡単に言うと、自分がした事、思った事で、正しい事と間違っている事についてきちんと見つめてみましょうって、そんな映画かなって。回想される子供の姿は、何も過去を示している訳ではなくって受け手の過去から現在までを映すための誘因要素。映画を見ている間、私は自分の中の様々な事柄を思い、考えました。自分を見つめるなんて事、なかなか出来ない訳で、1つの家族のエピソードと壮大な映像に誘われ、貴重な時間を提供してくれる素晴らしい映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-14 13:36:00)(良:1票)
4.《ネタバレ》 長すぎる宇宙や海の自然映像が、「親子の物語」と全く合致していないと思います。
親子の物語と、自然の壮大さを対比するように見せる感性が、自分にはさっぱり理解できません。
SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」が引き合いに出されることが多いのですが、それとは全く別物だと思います。
これも好き嫌いの分かれる作品ですが、映像に見合うだけの壮大な物語が紡がれています。
しかし「ツリーオブライフ」では、映像は壮大なのに、話は偏屈親父と息子の物語というすさまじいギャップがあるのです。
壮大な映像は壮大な物語に使うべきであって、「親と子の確執」のような物語には似つかわしくないものだと、自分は思うのです。
いずれにせよ、父と子のドラマを期待しているのに、ネイチャードキュメンタリーのような映像を延々と流されるのを目の当たりにして、憤慨する人はとても多いと思います。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 3点(2011-08-13 00:38:47)(良:3票)
3.この作品の評価は二分するでしょう。それこそ映画の冒頭で語られる「世俗に生きるか神に委ねるか」のように、低評価を下す人は世俗型で、高評価を推す人は宗教型と類型化してみても満更でもないかもしれない―――。
飴を渡されそれを直ぐに口に入れ甘さだけを味わう人にこの映画の良さは伝わらないと思う。与えられた飴の意味を思索する人に見てもらいたい映画だ。 【クロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-08-13 00:31:15)
2.《ネタバレ》 監督の憂鬱に、2時間超、長々と付き合わされました。何でそんな物哀しげに展開してるの?ってくらい、鬱々としている。弟の死を除けば、至って平和な家庭で育っているのに。ショーン・ペン演じるジャックが、そんなに虚無感に囚われる必要がどこにある?神に懺悔するような物言いが多いけど、ジャックは別に悪い事してないし...。それに、父親と息子がバチバチになるのはどこの家庭でも大体そうだしさぁ。ブラッド・ピット演じる父親は、そこまで悪い父親に見えないのが残念な所。飲んだくれで借金まみれでバリバリDVし放題とか、世にはもっと悪い父親が山ほどいるでしょう。映像が綺麗なのは綺麗で良いとして、そこ特に求めてないんだよね~、こういう映画には。映像最優先じゃないから。もっと人間ドラマを期待してた。 【VNTS】さん [映画館(字幕)] 3点(2011-08-12 23:06:07)(良:1票)
1.《ネタバレ》 テレンスマリック監督の作品はどれをとっても映像が美しい。
しかし独特の作風のため評価は分かれる。
説明的なことは極力省き視聴者の感性にゆだねる姿勢は過去の5本の監督作品すべてで一貫している。
それぞれの作品は時代も場所も設定も違うが彼の映像美は一貫している。
底にあるテーマも同じだ。
自然をいつくしむ心、自然への畏怖、人間もその自然の一部である、ごく当たり前の人間の生活、それは何十億年かけて誕生進化してきた生物の営みそのものなのだ。
そしてどこか宗教的、哲学的な表現。 大学で哲学を学んだから表現がそうなるのか。
The Tree of Lifeは特にそれが顕著に出ている。 もともとストーリーが明確に説明されない映画を撮る監督だが、今回もその例にもれず登場人物がどんな人なのかを説明するようなわざとらしいセリフはほとんどない。
1950年代初頭か、アメリカのごく普通の一家族の物語を中心に話は地球誕生、生命の誕生、その進化にまで及ぶ。
初見ではやや混乱したが、2度目に観た時はかなりわかりやすい編集なのではないかと感じた。
恐らく多くの人が同じ感想を持つのではないかと予想するがスタンリーキューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を思い起こす映像がかなりある。 内容的に感覚的で視聴者に思考を求めることも似ているがそれ以上に具体的な映像で相似のものがあるのだ。 極めて効果的に使われている。
また気を引いたのが長男が淡い恋心を抱くクラスメートの女の子。 くっきりした顔立ちのキュートな子だがThe New Worldのポカホンタス役の子になんとなく似ている。 Days of Heavenに出ていた女の子も似ているし、Badlandsのシシー・スペイセクも似た雰囲気だ。 監督の好みが出ている 【称えよ鉄兜】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2011-07-01 16:26:52)
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