みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
212.《ネタバレ》 もういいかげんレビューします。何回か見ているので、感想が定まっていませんが、、、。 これは日常の風景のデフォルメの仕方が面白いと思いました。 日常の風景を切り取り、それをどう面白くするか、どこまでユニークに出来るかというところに表現を追及した宮崎駿の表現力と、アニメーション作家としての芸術的な才能を窺えると思います。 いちばん最近見たのが1年以上前なんでうろ覚えですが、あの天野喜孝を思わせる波の表現が素晴らしい。他のアニメでああいう表現はしない。 現在のアニメの波の描き方を定着させたのが宮崎駿だったと思うんですが、その定着しすぎたところに新たな表現方法を加えるアニメ作家としての魂がすばらしい。 いろいろな描写で見えてくるユニークな日常世界に引き込まれる。 この作品では日常的な描写に温かみが満ちている。 宮崎駿の作品の素晴らしいところは、その世界の日常生活までも見事に(緻密に)しっかりと描き、その世界の温もりを演出することだ。 何かを食べる場面では、宮崎駿の才能を僕は否定できない。 このポニョでは、暖かなミルク紅茶と蜂蜜が印象的だ。 子供の視点かもしれないが、ここまで温もりのあるアニメを僕は最近見ていない。 宮崎駿の核となるのは水の表現であると、以前に宮崎駿監督の特集でやっていた。 この作品でも宮崎駿の得意とする水の表現が見事である。 それはどこかパンダコパンダを思わせる。 この作品はファンタジーではあるが、絵本のように日常の周りで起こっている感じが好感もてる。 ポニョも宗介も幼い子供であり、その視点で描かれているので子供っぽい印象はある。 DVDパッケージからも、テーマソングからも、子供向けの絵本のような作品だと想像できる。“ナウシカ”や“もののけ”のような深刻なスペクタクルではない想像くらいはできる。 そういった垣根がちゃんとあるにもかかわらずに、大人が子供を押しのけてその塀を乗り越えてきて、わざわざ花畑を荒らして「子供っぽい」などと否定するのは(自分も他ジャンルでよくやるが)とても大人気ない。 体が大きくなってしまった僕たち向けには、この作品は作られていないかもしれない。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-13 04:42:19)(良:1票) 211.いい大人が、ジブリ作品をおもしろくなかったと評価するのは 純粋な心を持った子供達に失礼にあたるが、 少なくとも、今までのジブリに比べて大人の自分が感情を入れて 見ることができなかったのは、間違いない。 【kure】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-07-18 09:26:21)(良:1票) 210.以前、崖の上のポニョを製作する宮崎駿のドキュメンタリーがありました。 その中で最も印象深かったシーンは、宮崎駿がこの作品の絵コンテを描きながら涙をするシーンでした。 その時流れていた曲は「ひまわりの家の輪舞曲」という曲でした。もう年齢的にもモチベーション的にも最後の監督作品になるかもしれないといわれている今作品、宮崎駿はどんな気持ちでこの作品を作り上げたのだろう・・・。 ポニョを観終わった時(以前の話にはなってしまいますが)、 私はこの映画は宮崎駿しか作れない子供の為の映画だと感じました。 素晴しい作品です。 昨今の日本映画は、アニメーションの世界の飛躍がめざましいと聞きます。 「スカイクロラ」の押井守監督、「時をかける少女」の細田守、「東京ゴットファーザーズ」の今敏監督などクオリィティが高い作品はもうジブリの専売特許ではなく、正直なところ私個人的にも、ジブリの新作よりも細田守監督の新作の方が楽しみだったりもしますw ただそれら映画と異なるポニョの魅力は、上記の映画が主にティーンエイジ、20代の若者が楽しめるように作られている事に対して、この映画がどこまでも子供目線につくられている事だと思います。 映画を観ていて、まるで絵本を観ている様な素晴しい映像。 ことごとくシンプルな登場人物描写。 そして、例えば怒った母親の足音が微妙に大きいように感じたのも子供の目線にたった細かな気配りなのでは?と感じました。 宮崎駿だからこそ作る事が出来る映画。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-12 21:21:04)(良:1票) 209.《ネタバレ》 確かに子供向けを意識して作ったという感じでこの年になって初めて見たら物足りない部分も多いし、リサの危なっかしい車の運転や、初期の「クレヨンしんちゃん」のしんのすけの如く両親を呼び捨てにする五歳児などちょっと気になるところはあるし、突っ込みどころも探せばけっこうあるのだが、逆に子供向けを意識したのが良かったのか最近の宮崎アニメにあった説教臭さや堅苦しさという物が抜け、気軽に何も考えず楽しめる映画となっていて、「となりのトトロ」よりは劣るが、「もののけ姫」以降の宮崎アニメの中ではいちばん良かった気がする。(「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」にあったグロテスクな描写が抑えられているのも○。)最近のアニメでは珍しくなった全編手描きによる作画もどこか優しい感じでとても好きだ。声優陣も山口智子、所ジョージ、長嶋一茂などいつものように有名人でかためているが、その演技も今回は安心して見られるレベルだったと思う。ここからは完全に私事の余談なのだが、この映画、知り合いの娘さんがスタッフとして参加しているらしいのだが、エンドクレジットがよく読めず、名前を発見できなかった。(ちなみに現在はジブリを退社しているらしい。) 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-03-08 02:56:57)(良:1票) 208.個人的に平均点数高すぎだと思います。このアニメが宮崎ブランドでなければ相当な酷評になると思います。ストーリー、海の中の絵、声優陣(これは毎回ですが)のどれもレベルが低いと思います。次作に期待したいですね。 【 バース】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-02-08 12:39:15)(良:1票) 207.《ネタバレ》 普通にTVで鑑賞。ポニョのしぐさに萌え、無邪気さに泣き笑いしてたっぷり楽しんだ後、疑問点の解消のために解説サイトを転々とした結果「これまでの宮崎映画での『向こうの世界に行って帰ってきた主人公』が、初めて行ったっきり帰ってこなかった映画」という見解が驚きとともに一番しっくりきた。久石譲の意味ありげなインタビューや大正モガの話など、知れば知るほど怖くてたまらなくなった。あんな死後の世界だったら怖くない。だけど死ぬのは怖い。でも大好きな人達と一緒なら。せめて死の瞬間の苦痛だけでも。いつもながらの素晴らしい映像美と鑑賞後のさっぱりとした気持ちと裏腹に、今も悶々とした気持ちで「あの世」について考えている。 【りんす】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-02-06 19:13:08)(良:1票) 206.すごいなぁ。宮崎駿。本当に。まず非凡な色彩感覚によって描かれた美しすぎる絵!この絵が動くという、それだけでもう感動してしまう。CGが飛び出るなんて浅い感動とはわけが違う。クラゲが動くだけでゾクゾクしてくる。そして観る者の心をごくごく小さな振れ幅でプラスやマイナスの方向に翻弄する演出。ほんのちょっと嬉しくなって、ほんのちょっと不安になって、ほんのちょっとワクワクして、ほんのちょっと怖くなる。宮崎駿の計算のうちに易々と感情をコントロールされるこの快感は、名指揮者やソリストの非凡な解釈による音楽を聴いて鳥肌がたつときの感覚に近い(というかこの作品自体、どことなく音楽的なものを感じる。音響的な意味ではなく、演出的、構成・展開的な面で)。加えて千と千尋に比肩するイマジネーションの奔流…全くどこからこんな発想が生まれるのやら、尊敬する他ない。 世の中のハードルは滅茶苦茶に高いようで、必ずしも評価の芳しくないこの作品。でも私のような少数派の人間のためにも、宮崎氏にはこれからも名作を作り後世に残して欲しいと切に願います。テレビ放送で見てしまったふとどき者の私ですが、BD必ず買いますから… 【Mum,theSanChrys】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-02-06 13:15:50)(良:1票) 205.《ネタバレ》 この人の映画ではしばしば水没願望みたいのが感じられてたが、とうとうたっぷり水没した。後半のおもちゃの船での航海部分が素晴らしい。太古の海に浸された静けさ、道路の上を古代魚が遊泳し、繋留されていた漁船がアドバルーンのように上がっている。過去の海ではあるが、未来の人類が消えた世界の予想図(理想図?)のようにも見えてくる。人々もパニックになってるわけではなく、水没を嬉々として受け入れているようで、祝祭的気分さえうかがえる。ここはホント、うっとりと観た。おもちゃの船の出航のところも、ロウソクに点火しようとし、つかなかったかともう一度マッチを擦ろうとすると小さな火が育っていく、なんて丁寧な演出。水に対抗するその火のかそけさが伝わってくる。あと粘度の高い水のヌルヌル感というかドロドロ感も、この人の繰り返されるモチーフで、それが凝って水の魚になってるあの感触もいい。とにかくたっぷり水を描ききった作品で、その点に関して満足した。噛み砕きづらい話の大枠についてはおいおい考えるとし、波の上を走るポニョに「信貴山縁起絵巻」の護法童子をちょっと思ったことを、取っ掛かりとして記憶しておこう。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-05 11:53:40)(良:1票) 204.よくわからない話ですね。子供のための映画なんだと思うけど、自分が子供の頃に観た魔女の宅急便とか、ナウシカ、ラピュタ、トトロは、もっと色んなことを感じられたと思う。切なさとか、怖さとか、楽しさも。子供にわかりやすく作ったのかわからないけど、逆に難しいです。 【鉄男】さん [DVD(邦画)] 2点(2009-11-25 21:29:46)(良:1票) 203.ポニョ!ポニョ! 【spputn】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-10 00:55:48)(笑:1票) 202.《ネタバレ》 やはり宮崎駿作品は、なにはなくとも絵を見てるだけで面白い。細密な海の生き物たちの描写から、一転して絵本のように単純で素朴な絵が出てきたりする、手書きならではのダイナミズムが楽しい。ワーグナーの音楽(『地獄の黙示録』……)とともにポニョが津波の上を駆けてくる場面は戦慄ものだ。冷静に考えると嵐の夜に女の子が海上を走って追いかけてくるのだからちょっとしたホラーだが。半魚人状態のポニョはクトゥルー神話の住人にしか見えなくて、けっこう怖い。 また津波シーンと並んで感じ入ったのは、ポニョが宗助の家を訪れた際の一連の牧歌的なやりとり。ごはんがおいしそうなのはいうまでもないが、安全に保護された状況で、幼い子どもが日常のささやかなことごとをたっぷりと享受する、あのぬくもりに満ちた情景の描写が素晴らしい。 ジブリがプロの声優を起用しないのは話題作りというよりは素人俳優を使いたがる映画監督と同じで、演技らしくない生っぽさを狙っているんじゃないだろうか。単に宣伝目的ならもっと旬の人気者を採用するはず。声優って上手いけれど割とオーバーアクトだし、人によっては人工的過ぎる声音だったりもするから。本作の芸能人の声優起用がすべて成功しているかどうかはともかく、ポニョと宗助を務めた子役陣は文句なしに良かったと思う。前の木村拓哉だって良かったし、個人的にはそこまで目くじらを立てて批判しようとは思わなかった。 【no one】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-28 23:20:21)(良:1票) 201.《ネタバレ》 息子がやらかした汚点「ゲロ戦記」の口直しとしては完璧。しかし「ハウル」の”説明責任の放棄”をまた繰り返している。先の方も書いてあるが、絵だけ見せるのであれば5歳児にはいいかもしれないが、小学生になって考えるようになると永遠に出口が見えない気がする。環境問題は、「未来少年コナン」の原点に戻って海に沈めてしまえ!だし、またポニョの”悪意の無い奴程厄介な者はない”というキャラは「うる星やつら」を思い出す。要は、世界観が余りに一大事過ぎて其々のシーンを楽しむ余裕が無いのだ。津波で誰も死ななかったり、家が沈没したのに明るい住民ばかりだったり全てが”所詮綺麗ごと”と感じてしまう。それ以外は宮崎駿らしく、絵は抜群に魅力的だしキャラも何時もの性格で活動的、今回は声優も皆合っており良かった。ただ、声優の役者の名前を態々冒頭に入れる必要は全く無い。この商業主義の鈴木Pのやり方に何時も不信感を抱く、所ジョージや山口智子の名前を一々思い出す事事態苦痛なのである。歌が大ヒットした事もあり、子供の可愛いイメージと話のギャップが凄まじい。スピード狂で「ポニョていい名前ね」と平気で言いリサと呼ばす母親の性格に最後まで付いていく事が出来なかった。道が沈む程の嵐の中、子供をほったらかしにするか普通? 近年の宮崎作品はストーリーが難題というか、はっきり言って荒唐無稽でつまらないと感じる。「未来少年コナン」から「風の谷のナウシカ」までがやはり最高潮で、「トトロ」「魔女の宅急便」でアクションより人間味を重視し、「紅の豚」「もののけ姫」から脚本が崩壊した(好き嫌いがハッキリ分かれるようになった)という感じ。つまらない最大の理由はジブリそのものであるが、あと”魔法”に頼り切ってしまった点。「魔女の宅急便」のただ空を飛ぶだけというのであれば全然問題は無いのだが、何でもありで魔法によってどんどんストーリーが進んで行くのは本当にゲンナリしてしまう。「気持ち悪い、人面魚だね」というお婆さんの言葉に救われる自分がいる。今回でいうと、ディズニーから飛び出てきたようなポニョの母親は完全に余計。最初、魚なのだからポニョが母親でチビポニョが子供たちとばかり思っていたのに、妹ポニョだとすると数的にどう考えてもおかしいだろ。オチは「身元引受人」という単語で一気に現実に引き戻される。まさか宮崎作品でイージス艦を見れるとは思わなかった。 【まさサイトー】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-13 04:53:52)(良:1票) 200.《ネタバレ》 これ『5歳児向け』のかなり限定された作品なんですね。子供で言えば3歳~8歳くらいまでしか楽しめないだろうな~と思った。なぜなら、自分が小学校の頃の思い出に即して言えば、こういう起承転結のはっきりしていない物語は嫌いだった。例えば、宮沢賢治の「やまなし」とかがいい例。国語の教科書で出てくるのですが、起承転結もはっきりせず、「クラムボンって何?」とか「何が言いたいか分からん」とか授業中ずっと考えていた。で、先生に聞いても親に聞いても、彼らですらアヤフヤなこと言ってる。子供ながらに「全く糞つまんねー話だな」と思った記憶がある。大人になった今読むと、すごく想像力を鍛えてくれるいいお話だと思うのですがね。星の王子様とかもそうですね。 このポニョという話も一緒。理解不能の生物がうようよいて、プロットが分かるように作られていない。自分が小学生だったら、「なぜこうなるの?」「どうしてこうなるの?」と親に質問しまくっているに違いない。海を走るとか、おもちゃの船に乗るという設定はワクワクするから許せるとして、なぜこういう展開で話が進んでいくのかが分からないと忽ち不満になる。大人でさえ意味を掴みきれず、自分なりの解釈を持って説明しづらいのに、それをどうやって子供に説明するのか。ポニョソングで誤魔化して、子供をいなしている親の姿が目に浮かぶ。まぁ、ポニョと波が宗助に突進してくるあのダイナミズムや、泡とかクラゲとか、おもちゃの船にのっちゃう所とかのデティールは充分楽しめるでしょうが。しかし、やはり宮崎駿ですね。どんなにVFXやCG、画像処理の技術などが発達しても、キャラクターの持つあの躍動感と生命力はまだまだCGでは表現しきれてないなあと思いました。大人である自分から見たら、想像力を使わせてくれる壮大な御伽噺であり、最後レスキューらしきものが見えたときの現実的な展開には思わず涙腺が緩んでしまった。本当は怖いおとぎばなし。出てくる度に説明台詞を吐くフジモトに-1。リサのダメ母っぷりに-2。宗助がしっかりしすぎているのがなんだか可愛そうに思えた。子役二人は声優並に良かった。 【Nujabest】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-07 00:21:33)(良:1票) 199.どっかのグルメ評論家じゃないけど、宝石箱みたいにキラキラした映画でした!このご時世、どうにも外国っぽさがかっこいいとか思えちゃったり、日本にはない町並みが素敵に感じちゃったり、日本もいいなーって思える時なんて「和」を感じた時だけだったりしちゃいがちですが、この映画を観て「日本のありふれた風景」ってこんなに綺麗なんだな~と思えました。ストーリーは…ちょっと消化不良なのでほっときたいと思います。ただ言いたいことが一つだけ。ソウスケは将来絶対いい男になる!! 【メリーさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-11 10:14:53)(笑:1票) 198.宮崎流『人魚姫』といったところでしょう・・・子供向けなので特に難しいメッセージなど無いと思いますが、宗介に会いたいという一進で村を洪水の渦に巻き込む“ぽにょ”の破壊力には目をみはるものがある。宗介もとんでもない者に好かれてしまったものだ。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-01-06 16:44:31)(笑:1票) 197.《ネタバレ》 相変わらずの躍動感と美しさ。でもそれだけだったかなあ。ポニョの両親の存在が説明不足だし、展開に少し無理が感じられる。古代魚が泳いでるとか子供だけでボートに乗ってるとか、無茶な展開が悪いとは思わないし、そんなことはどうでもいいと思わせる映画はたくさんある。でも本作ではそれが気になってしまうんだよなあ。子供に受ける映画らしいけど、それは観る側には関係なく、大人としての評価は5点。 【noji】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-12-15 00:07:20)(良:1票) 196.《ネタバレ》 久々の映画館・・・ということもあったのかも知れませんが、冒頭シーンから、心をもっていかれて、うるっときてしまいました。そうすけに会いたくて会いたくてたまらなかったポニョが、ありったけのパワーを使ってそうすけの元にたどり着き、そして一緒に過ごす中で、何度も何度もそうすけの名前を呼びます。大好きな人のそばにいて、大好きな人の名前を呼ぶうれしさが溢れていて、涙が止まりませんでした。ピュアでまっすぐなラブストーリーとして、心から楽しめました。ほとんど予備知識無く、主題歌のイメージだけで観たのも正解でした。 【おおるいこるい】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-08 10:32:30)(良:1票) 195.《ネタバレ》 この映画は、バケツである。 ポニョと少年のキズナをあらわすもの、それがバケツ。ポニョは片時も離さずバケツを持っている。風で飛ばされても危険を顧みずそれを取りに走る。その姿が心に残る。 そして、あのトンネル、あれだけで僕たちは2時間語れた。なので有意義な映画だった。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-30 19:32:03)(良:1票) 194.前作と比べてどうこう言う気はありません。ただオールドファンのボヤキとして言わせてもらうと、いよいよ宮崎駿は映像美先行型(というかストーリー放棄)の映画作りに傾き始めたなぁというのが率直な感想。確かにポニョは可愛らしいし、冒頭からこれでもか!と動きまくる無数のキャラクターなどは理屈抜きに楽しい。だが、話自体がサッパリ。行き当たりばったりで統一感がない。多少の整合性は無視しても抜群に面白いストーリーで我々を魅了したかつてのあの巧妙な語り口(個人的には『カリ城』~『紅の豚』)は一体どこにいってしまったのか? う~ん。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-10-26 18:14:41)(良:1票) 193.《ネタバレ》 評価は「子ども用に作った」という話を聞いたので。息子は喜んで観ていたし、また観たいというので、もう一度観たくらいだ。でも、それなら、あの声優はないだろうというので、これ以上の点はつけがたい。そうでなくても、海から来た魚なんだから「金魚(淡水魚)みたい」だとしても金魚ではないのだから水道水に入れるなよ、とか、津波が来そうなところで無理やり車を走らせるなよ(子どももろとも死ぬぞ)、とか、あんな大災害が起きているのに子供を置いて出かけるなよ、とか、色々問題のある描写が散見される。この一昔前を思わせる能天気さはなんだろう。まあ、あくまで「フィクション」であって「サンタクロースは不法侵入者か」みたいな野暮な文句を言いたいわけではないのだが。そういう意味では、大人が見るものなら、良くて5点。タレント声優陣はともかく、ストーリー発散しすぎ。町が水没してるだけじゃなく、天変地異が起きるほどに影響力が大きい液体なら扉の建付け悪いという前に密閉しておけよ。最後の質問だって、まだ5歳だから“無理”なんじゃなく、まだ5歳だから(後先考えずに)“ウンって言ってしまう”んじゃないか? 別にケチョンケチョンにするほど悪い映画ではないんだけどね。ポニョの疾走シーンは、もう一度見たい。 【mohno】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-14 21:59:36)(良:1票)
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