みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
104.《ネタバレ》 一言で言うと期待はずれ。勝手にブラピ率いるバスターズが活躍する内容かと思っていただけに、そうでもなかったので肩透かしをくらった気分。ユダヤ人女性ショシャナの復讐劇の方に比重が多くあったように感じて、バスターズの方が半端になり過ぎてしまっていたように感じた。ショシャナを演じた女優メラニー・ロランが個人的には魅力的だったので悪くはなかったが、映画としては多少暴力が過ぎる内容でもいいので、バスターズが大活躍していくものが見たかった。あと、物語のテンポがやや悪かった。セリフがダラダラしているのと、全体的に盛り上がりに欠けると言うのが微妙だった。それと、ナチスのランダ大佐と英雄ツォラーには終始イライラさせられた。それぞれの結末を見てもすっきり感がいま一つであったので、ただ、イライラさせられたと言うだけで良くなかった。全体的に言えば、個人的にはとりあえず、あれもこれもブラピ不足・バスターズの活躍不足という内容が良くなかったという感想に至った。 【スワローマン】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-11-21 22:35:10)(良:1票) 103.《ネタバレ》 タラちゃん映画がいつもそうであるように、今回もまた映画についての映画。それなりに長尺ですが、一切時間を気にする事なく映画に没頭できたので、よく出来ていたのでしょう。1シーンで延々と対話が続いた上でバン!って来るタラちゃんパターンも、今回は一方向にベクトルが統一されているので緊張感を持って見ていられます。プロパガンダに映画を利用した者と、殺人に映画を利用した者、そのどちらにも罰が与えられるという展開は、大変に真っ当な展開とも言えます。だけどねぇ、マトモ過ぎるんですよ。ホラーだのヤクザだのカンフーだのでなくて、ドイツ、フランス、そして戦争についての映画ってのを題材に選んだ時に、ごくごく良識的映画に走ってしまうってのはタラちゃんの限界なんですかねぇ? そりゃ、頭の皮だのバットだのハーケンクロイツの刻印だのには、ザラッとした異物感が漂ってます。だけど、創作のセオリーを逸脱したところで得られる快楽のようなモノは、今回あまり感じませんでした。確かに歴史は変えた(少なくとも『ワルキューレ』なんぞよりは数百倍面白いです)、だけど歴史を大きく変えるには、あまりに歴史の現実は重過ぎたってところでしょうか。毎回、結局は映画の殻の中で遊ぶにしても、映画についてひと言うるさいだけのジジィになるにゃ、まだまだ早いんでないかなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-20 19:53:17)(良:1票) 102.《ネタバレ》 ユダヤ・ハンターの異名を持つナチス高官による捜索&虐殺を逃れて一人助かった少女による復讐劇と、バスターズと呼ばれるユダヤ人ナチス狩り部隊(仮想)によるヒトラー暗殺計画とが同時進行し、最後に両者が重なりクライマックスを迎えるという流れです。第1章のユダヤ・ハンターがフランスの酪農家を訪れるエピソードがとにかく素晴らしい出来です。これでぐっと映画の世界に引き込まれました。そして、その後の展開も悪くないのですが、終わり方がいまひとつのような気がしました。観客の予想を裏切ることと、印象的なシーンづくりに重きを置いたのでしょうが、もう少しシンプルに復讐劇に決着をつけた方が、感情的に盛り上がったような気がします。結果だけ見れば目的は達成されたのでしょうが、各々の思惑と行動、およびその結果が混然としてしまい、混乱とフラストレーションが残ってしまいました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-07-28 18:37:42) 101.バスターズはただのオマケだった。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-03 20:34:39) 100.《ネタバレ》 作品としてキレ味は鋭いものの、話としてはそこまで面白くはなかった。 グロい描写が多めなのも気になる。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-23 13:48:31) 99.《ネタバレ》 メリハリが効いていて見応えのある映画だった。 まあほとんどメラニー・ロラン目当てで観たのだけれど、ほかのキャストも素晴らしい。 ナチスのランダ大佐も憎たらしくて最高のはまり役。酒場での銃撃戦も最高の緊迫感。 ラストの映写室でのやり取りも、メラニーの真紅のドレスが映えて悲しくも美しい。 史実に基づくかどうかはさておき、映画として面白かった。 メラニー・ロランはいいね。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-14 07:48:51) 98.《ネタバレ》 「ワルキューレ」のような結末を迎えるだろうと思っていたら、まさか、本当に・・・。予想外の展開が多くて楽しめました。150分もあるとは感じませんでした。キャラクターでは、ランダ大佐がその末路も含め最高ですね。ああいうのが敵側にいるとストーリーに緊張感が出ます。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2021-03-04 15:21:13) 97.各章ごとに緊迫感や意外性もあり、構成が良い。 俗っぽいところもあるが、凄い作品を作っていたんだな、と思う。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-09 23:09:23) 96.《ネタバレ》 同じ構造で、大日本帝国の偉い連中を殺戮するイングロリアス・バスターズを撮って欲しい。ラストはもちろん、最高責任者である大元帥天皇を 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-03-27 14:11:34) 95.緊張感のあるシーンが多く、あっという間の152分でした。さすがタランティーノ! とても完成度の高い映画。ナチスとユダヤ人という暗い史実を背景にして描かれた作品だけに、どこか純粋に楽しめないシーンもありましたが、監督が「これはエンターテイメントだ!」と割り切って撮っているのはもちろん観てたら分かるし、あえて史実を背景に描いた作品だからこそ、緊張感も見応えもある映画に仕上がっています。 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-09-17 00:15:33) 94.《ネタバレ》 2時間半という時間が本当に短く感じるほど、クエンティン・タランティーノのすさまじい才能が存分に堪能できる作品でした。 内容はハチャメチャなのですが、ただ冷静に考えると、人殺しや破壊がなんやらかんやらと理屈をつけて正当化されている戦争や民族弾圧の方がよほどハチャメチャで、我々が観ている「まともな」戦争映画の方が実はおかしいのかもしれません。 そして、この作品を現実離れしていると判断し、倫理観のトリガーを外して思い切り楽しんでしまっている我々が、戦争に直面し、実は現実もあまり変わらないことに気づいたら・・・・と想像するとホラー以外の何物でもないですね。 あと、この作品を吹き替えで見たのですが、英語パートが日本語になり、それ以外の言語はそのままなので、言葉の使い分けの妙が更に実感できました。 【TM】さん [DVD(吹替)] 9点(2019-03-31 12:03:22) 93.《ネタバレ》 章ごとに、語り語りも映像も変わるが、全体的にテンポも良く快作。それにつけても、女優のセンスが素晴らしい。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-06 16:45:34) 92.《ネタバレ》 監督はもちろん音楽も出演者も本当に大好きな映画。章ごとに会話劇の中で緊張感がどんどん膨れ上がって爆発していく魅せ方が上手いから観てる方も時間を忘れて集中してしまう。タバコも銃も現実にはなくなってほしいけど映画の中では不可欠な道具だなと思う。かっこいい。歴史を超越した怒涛のクライマックスは何度見ても爽快。 【rothschild】さん [インターネット(字幕)] 10点(2018-03-18 22:23:23) 91.《ネタバレ》 最後のほうで、ヴァルツとブラピの取引条件について了解する、電話ごしの司令部の人間の声(チョイ役)が、ハーヴェイ・カーテイル。ほんのちょっとだけ声の出演だなんて、なんてシブイんだ。そしてなんて贅沢なんだ。 「ゼロ・グラビティ」で宇宙飛行士が通信するNASAのひととのやりとりの声(チョイ役)がエド・ハリスだっていうことくらい贅沢だ。 あと心ひきつけられたのは、ショシャナがレストランに呼ばれて席についたときにグラスにつがれたもの、あと酒場でスバイ女優と落ち合ってた場面で、お店の人がグラスについだのが、ペリエのシャンパンだったってこと。 あのシャンパンの瓶、フランスのアール・ヌーボの時代にエミール・ガレがデザインしたアネモネが描かれてるんですがとっても美しくて、以前オークションでその瓶(カラの瓶のみ)を落札して家に飾ってあるくらい好きだったので、「あ、うちにあるのと一緒じゃんよ!」ってなんかうれしかった。 3デイズでワルのボスの家んちの壁紙がうちの居間のカーテンの柄と同じ、イギリスのアーツアンドクラフツ運動を牽引したウィリアム・モリスの「コンプトン」柄だったが「あ、うちにあるのと一緒じゃんよ!」ってうれしかったのと同じくらいうれしかった。 話を戻すと、最後の映画館焼却場面で、スクリーンが燃えきってなくなっているのに、火炎の煙が白くもくもくたちあがってて、その煙に、まだ映写機から送られてきているショシャナの顔が、煙に写り込んでたシーンは、いやもう、かっこよすぎる。タランティーノのセンスすごすぎる。 煙は不安定だから、映った顔があやしげにゆがむ、で、そのままヒトラーの顔面をドニーがうちまくって顔が崩壊していく画面にきりかわるんですが、不安定な煙にうつされて歪むショシャナの顔と、連射されて顔が崩壊するヒトラーの顔のリンクが最高に素敵。 映画館でナチス焼却計画実行する直前、ショシャナがドレスを着て赤い塗り頬紅をグイっとほっぺたに塗るシーンも好きです。 ちなみに「ショーガール」のノエミも、復讐に出かける前にドレスを身につけ鏡に向かって赤い口紅をグイっと塗りますが、赤は復讐の象徴なんでしょうか。 ショシャナの真っ赤なドレス、真っ赤な口紅。真っ赤な頬紅。それらの真赤な色は、彼女に想いを寄せる軍人に返り討ちにあって射殺されて倒れたときの顔に真っ赤な血ともリンクする。 血の魔術師タランティーノ、素敵すぎるセンス。 そして忘れてはならない、クリストフ・ヴァルツの存在。彼が登場人物とからむシーンはいちいち緊張感でいっぱいです。 フランス人農夫とのからみ、レストランでショシャナとのからみ、映画館でのアルドら4人とのからみ、そしてハマーシュマルクとのからみ・・・ そう、ハマーシュマルクの”靴が合えば疑いはない”の状況は、まるでバッドエンド展開のシンデレラてな具合で、さぐったポケットの奥に自分の靴を手の先に感じた彼女の悲壮感あふれる顔が忘れられません。 でも一番この映画を魅力的にしているのは、英語、ドイツ語、フランス語・・・が、登場人物の国籍そのままに使い分けられているところではないかと。 アメリカ映画においては、ナチを描く作品のほとんどが、ドイツ人でも普通に英語でしゃべるため、「イングロリアスバスターズ」のようにとことん登場人物の国籍と母国語をセットにした脚本は、この映画の設定や内容があまりにもブっとんでリアルさが時として失われがちなところに、みょうなリアリティを与えてくれる効果を有しているといえそう。 またこうした言語の使い分けがあるからこそ、冒頭のフランス人農夫とランダ大佐のフランス語→英語→フランス語のやりとりの面白さや、酒場でドイツ仕官に扮したイギリス人のドイツ語なまりがバレたなんだのシークエンスの緊張感、さらに映画館でランダ大佐とイタリア人に扮したアルドらのやりとりの滑稽さが描けるわけで。 ここまで各国語を玉手箱のようにちりばめた映画は、タランティーノ作品では類をみないし、また世界の映画作品全体をみても例がないのでは。 そういう意味では「イングロリアスバスターズ」は非常にユニークで、レアな作品だといえる。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-06-20 14:14:46) 90.《ネタバレ》 策士策に溺れる。ハンス・ランダ大佐はわざと泳がせておいて大量の利益を得ようと自滅したように、タランティーノも似たような気がする。バスターズのパートとショシャンナのパートを交互で映し出す構成だが、あえて共闘することはせず、主役のアルド中尉とランダ大佐の対峙も蚊帳の外に放り出されるという、意外性を選んだ。その結果、ヒトラー暗殺成功という歴史を塗り替えてしまう展開ですら、偶然によって引き起こされた産物にすぎず、あまりカタルシスの感じられないものに。第3章までは良かっただけに、第4章以降の失速ぶりが痛い。初めての正攻法に加えて、会話劇に鋭さを感じられず、ウトウトしてしまった。ただ、クリストフ・ヴァルツを見つけ出したタランティーノの貢献度は大きい。凄い巧い。優雅で知的でユーモラスで世渡りが上手くて最悪の人格がマッチしている。逆にブラット・ピットは起用した理由が分からないくらい影が薄かったなぁ。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-04-28 22:58:20) 89.《ネタバレ》 面白かったです。はい。 もう史実のキャラクターを使った真実とはもう関係ないビックリな展開に笑ったり、息をのんだり。 緊張させられる所は緊張させまくり、笑わせる所は笑わせて、最後は大炎上大乱射大爆発。悪い奴には相応の報いを!バスターズに軍律もクソもねぇ! それにしてもブラピ以上に光るクリストフ・ヴァルツのユダヤ狩りSSの頭がキレて、イヤな奴の演技はホント素晴らしかったです。ネチネチと追いつめて行く感じがとてもヒヤッとします。いや、ブラピも狂っていてなかなか素敵なんですけどね。どう見ても話が通じる相手じゃないだろコイツが。 見所は緊張感たっぷりの酒場のシーン。そして最後の大爆発。 それに文字やイメージを使った見せ方でグイグイ自分の世界に引っ張って行くタランティーノってやっぱり凄いなぁ…。 苦手な戦争映画でしたが、なんだかんだ笑いながら楽しく見ていました。素晴らしい。 【えすえふ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-03-06 09:56:01) 88.タランティーノとしてはレザボアに次いで面白かった。 当時の映画館では「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーン中。どんな自信あんだ!?って思ってたけどパフォーマンスとしてはの最高の娯楽作。 軽快で見やすく飽きない。個人的にはグロいなんて全く感じなかったけど戦争映画と言うよりかはその時代背景の人間模様が楽しかった。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-12-30 12:20:17) 87.《ネタバレ》 すばらしいの一言に尽きます。特にランダ大佐、最高です、マイケル・ファスベンダーもいい!みんな当たり前のようにいろんな言葉を話しちゃうんですよね。(ウィキによるとクリストフ・ヴァルツ自身がウィーン出身。ドイツ語、英語、フランス語に堪能とあるが、それ以外にもまだまだ!)ランダ大佐のシーンはどれも戦慄が走るくらいすばらしいです、息も瞬きもさせてくれないくらい緊迫しますが、展開といい、おかしさといい、もう一回みたいです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-01-26 15:11:55) 86.タランティーノの映画に慣れてしまったのか、期待を上回るものに最近出会っていない気がする。 やっぱりレザボアドックスの衝撃を越えるものを期待してしまう。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-06 10:49:25) 85.ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)がやたら素晴らしいと思ったら助演男優賞ですね納得。。ショシャナ役の女優さん(メラニー・ロラン)もなかなか緊張感があって良かったですが、これはランダ大佐が相手だったから良い演技を引き出したのかもしれません。最初のミルクのシーンと途中のケーキのシーンは緊張感が半端なく、これだけでも本当に素晴らしかったです。反面アルド・レイン中尉(ブラピ)のパートはギャグに近い作りになっています。しかしグダグダにならずシャキっとしていて、ヒューゴ・スティーグリッツ(ティル・シュヴァイガー)の登場シーンなどは本当に最高です。(グロいですが) 全体的に妙なコダワリが多かったり長かったりしますので、合わない人にはとことん合わない可能性があります。また、クエンティン・タランティーノ監督作品なのであまり上品な映画とは言えません。それらの点がクリアできた人にとっては高評価に値する映画だと思います。私は、、まあ”普通”といった印象で、随所に素晴らしいシーンや演技は見られるものの、少々冗長で長ったらしいシーンも目立ってしまいました。プラスマイナスゼロといった感じで微妙な点数に落ち着きました。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-05 16:28:26)
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