みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
117.《ネタバレ》 何年ぶりで観たのだろうか、ラストのメリークリスマスが、英語題、音楽とともに頭に残っていたが、それ以外の部分もそれなりに主張してあるか、実際の戦争のパラレルワールドの世界と思ってみると一興。 【min】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-20 00:41:12) 116.《ネタバレ》 音楽が最高なんだけど、その音楽だけが先行してて他の要素がいまいちな映画。特殊なキャスティングだけど演技力はひどいし、ガチホモが描かれてるとは分からずレビューを観て初めて知った。なんとなくテーマが伝わらない映画だった 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-02 19:59:15) 115.30年ぶりに見直したが、驚いたことに、その時と印象が変わらなかった。 年をとると同じ映画でも見方が変わるというが、これはどうしてだろう。 ひとつには、曖昧なシーンがなくいろいろな解釈を許さない、ある意味“わかりやすい”話だからかもしれない。 もうひとつは、80年代のど真ん中に作られたにもかかわらず、この映画がもし新作として発表されても何の違和感もない、つまり時代を感じさせない映画だからかもしれない。 映画のテーマ自体にはいろいろ議論があるかもしれないが、そういう意味でこの映画は名作と呼べると思う。 あ、ひとつだけ。坂本龍一がデビッド・ボウイにキスされて剣を振り上げるがぶっ倒れるシーンは、当時はポカーンとして見ていたが、今回はなぜか爆笑してしまった。あの坂本龍一の顔は素晴らしい。いやもうね、また思い出し笑いしましたよ。まいったね。 【とと】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-03-12 18:21:03) 114.《ネタバレ》 当時、ボウイ目当てでミーハー気分で鑑賞した中学生は、ポッカーンでしたよ。ボウイは最高にカッコ良かったけども。監督の死を気に、大人になった私は再鑑賞を決意。結果、観て良かった。うん、良かった。まぁ内容は、まとまりがなく、主役が誰なのかわかりづらく、俳優も素人が目立ち、アラが目立ちました。でもその短所が逆にキーになって映画を新鮮に観る事が出来ました。戦争に正義はないと言うローレンス、若かりし頃の後悔を戦争にぶつけるセリアズ、聖戦士代表ハラ、自分の中の禁断の性(当時)に揺さぶられるヨノイ、様々な人間模様。でもラストに笑顔のたけしが全部持って行きます。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-29 21:51:40) 113.《ネタバレ》 公開当時、観終わったとき感じたのは、退屈と戸惑いしかなかった。 ラストも「何じゃそれ?」としか思えなかったが、最近観直してみると印象は違った。 ハラの笑顔に、集団的狂気の悲哀が浮かび上がって切なくなる。 こうした重苦しいテイストの映画は本来あまり好みではなく、同性愛的描写も共感できない。 わからない馬鹿は相手にしないと言わんばかりの大島監督の演出も鼻に付く。 でも、何か考えさせられる作品ではある。 役者が本業でない出演者の大根芝居が気になったが、それも終盤ではさほど気にならなくなった。 ただ、ローレンスの日本語が聞き取りにくいのはマイナス。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-12-24 00:41:11) 112.ここに登場する兵士たちは、みなヨソモノなんだ。侵略者と被侵略者という分かりやすい関係ではない。兵隊としてジャワに派遣されたものたち。カルチャーショックってのは、ヨソモノがほかの生活圏へ行って起こすのが普通だが、誰も土地に結びついた生活をしていない。日本側も英国側も、同じ無重力状態でカルチャーショックを起こす純粋実験をしているようなもの。自分の土地は遠くにある。朝鮮人兵の処刑のエピソード。日本式のハラキリで自決を迫られるということで二重に屈折した屈辱があり、そこで遠くの母国の言葉で「アイゴー」と叫ぶ悲痛さが増す。それに対してオランダ兵が自殺するのは、自分に親切にしてくれた彼に対する申し訳なさといった個人的な殉死のようなもの。それを日本兵は公的なものと見て礼を尽くそうとする。するとそれを英国側は個人に対する侮辱と取って引き上げようとする。ここらへんの二転三転する考え方のズレが面白く、それも自国の風土から離されているためにかえって「自国民の考え方に忠実であろうとする」純粋実験の場となってしまった結果なのかもしれない。そういった緊迫に満ちた映画で、そのゴツゴツとした手触りが大島ならではのものだった。一番美しいなと思ったシーンは、隊列を組んでほかの土地へ出ていく兵士たちのなかに、ロレンスがハラを探して、黙って見送るとこ。あとでの再会シーンよりもあそこでジーンとした。それと大島作品で重要な歌のシーン。俘虜たちはしばしば抗議をこめて歌い、想い出の中では弟が歌う。戦争と対照的な個人的・内省的なものとして歌があり、また団結の象徴としても歌がある。そしてテーマ曲、静かなガムランを思わせるメロディが土地の精霊のように、このヨソモノたちの間を埋めていくように・あるいは分離していくように、漂い流れていく。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-12 09:52:12) 111.これを観た時の衝撃。それこそ頭をハンマーで殴られたようだった。何もかも美しくて切なくて呆然とした。まだ柔らかかった心に(笑)ざっくり突き刺さった、数々のシーン。脱走兵がボウイと知って一瞬怯む坂本。剣を捨てるボウイ。埋められて首だけ出ているボウイ。音楽。ラストシーンに至ってはたけしすら美しい。安易な涙すら出なかった。この映画を観た後、憑かれたようにこの曲を練習し、D・ボウイを追い求める日々が続いた。気恥ずかしいですが、これほど身も心も持ってかれた映画は後にも先にもこれだけです。 【tottoko】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-14 00:06:34) 110.《ネタバレ》 監督が亡くなった機に、もう一度見てみようと思ったが、あいにく手元に映像がなく、仕方なくサウンドトラック盤を聴いてみた。 やっぱり、このメインテーマ、凄い。考えさせられるわ。 次第に、やっと聞こえてくる導入部。 途中から入る感じを思わせる旋律。 我々が体験し、思っている事は、連綿と続く過去からの続きであり、これからも延々と続くのではないかと思わせる、やるせなさ。この無常感。 だからこそなのかも知れない、その中で自分を貫く者の思い、他者と分かり合おうとする者の思い、そういうものをすべて押し流すような時。 おそるべし、映画。おそるべし、映画音楽。おそるべし大島渚。 合掌。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-06 04:45:29) 109.《ネタバレ》 公開時、劇場で鑑賞しました。 正直、その時は半分も理解していなかったかもしれない。 しかし何故か惹きつけられる映画で、その後何度も鑑賞して深い映画だなと思いました。 戦時下という過酷な状況の中で、価値観や宗教感の違う者達が、ぶつかり合いつつ少しずつ理解し合う・・・ 征服者と捕虜という関係でなければ、もの凄い親友になれたかもしれない・・・ ヨノイ大尉とジャック・セリアズ、ハラ軍曹とローレンスの関係は、友情とも違う変な一線を越えないギリギリの男同士の愛を感じました。 戦争映画特有のドンパチはありませんが、十分戦争の悲惨さは伝わってきます。 原題にもなっているラストシーンのハラ軍曹(ビートたけし)のメリークリスマス、ミスターロレンスと言い放った時の笑顔が心に残ります。 このラストシーンと坂本龍一教授の音楽が、この映画を高めていますね。 【ぐうたらパパ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-26 12:36:29) 108.《ネタバレ》 自分の生き方にもっとも影響を与えた作品。 漫才ブームでたけしを見ていてなんて汚い芸人だろうと思っていたが、ラストシーンで大ファンになってしまった。坂本龍一もそうだ、YMOでピッコロピッコロとテレビゲームのようなつまらない音楽を作っている人(シンセサイザーなら喜多郎だよ)と思っていたら、あのタラリラランでこれまた大ファンになってしまった。はっきり言って嫌いだった人だ。その嫌いな人を大好きにしてしまう、作品の持っている力は凄い。 学生の時戦メリテーマ曲をピアノでマスターして教室で弾いたらみんなから注目の的だったが、それしか弾けないから次第に「また、アイツあれを弾いてる(失笑)」後ろ指を指されてしまった。 ハラ軍曹は本当に自分の思い出の中に存在していたような気がする、今でもあの笑顔で「メリークリスマス」と云う処を思い出し涙がでる事がある。戦争の虚しさが心を刺す。登場人物すべてが虚しい、まるで暗闇の中をほんの僅かな温もりを求め彷徨かのようだ。戦争が無ければこんな苦しい思いをする事が無いはずだ、しかし戦争があったからこそ出会う事ができたのだ。人と人が解り合い好きになったのに、そんな事と関係なしに死を与えられる。戦争は虚しい。 「メリークリスマス、ミスターローレン」 【こねこねこ】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-11 18:55:16) 107.内容が半分も理解できないので見終わったあとWikipediaでなんとなくわかった。国際派のごくごく限られた人か、もしくは作った監督にしか理解できないのではないか? 難解というよりこれでは誤解される。 映画なのだからもう少し万人向けに噛み砕いてほしかった。 心で見る映画。 【Jane.Y】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-07-12 08:54:46) 106.当時、YMOが好きだったというだけで観に行った。 内容は全然分かんなかった。 アベックピアノというサントラカセットみたいなのは、今でも持ってます。 【幸志】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-07-09 21:28:07) 105.久々に見直してみた。なぜなんだかわからないが、こころに響く。演技もいけてないし、派手なドンパチもない。なのに、見てる最中面白くてたまらない。よくわからないがこのなんともいえない気持ちを、素直に点数に表す。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2009-06-12 18:49:46) 104.騒がれていたのは、豪華キャスト、音楽、そしてテーマの1つに同性愛を盛込んだため?印象度は確かに高いのだが、結局何が言いたいのかよく解らなかった。反戦ものでもなさそうだし。公開の頃に大島監督のインタビューが雑誌に載ってて、何と言うか、自己解説というより自画自賛って感じだったのを思い出したが…戦争という普遍のテーマを扱いながら、わからん奴は頭が悪いと言わんばかりの小難しげな映画を作るって、何か好感が持てなかったなあ…。難解っぽい振りをして、かつ欧米から見た日本軍の印象を「利用」して、自分の好きな世界観を作っただけ、という意見を聞いたが、その辺が当たらずとも遠からずなのかも。教授も、あのメイクを含めてなんかいかにも作られたキャラになってたし、相手にもミュージシャンを配したあたり、えらく狙ってる感じだし。教授の音楽とたけしの存在感+ラストのセリフは印象的でした。 【あっかっか】さん [地上波(邦画)] 4点(2009-04-03 13:07:00) 103.ラスト10分で作品の評価をぐんと上げたとおもいます。そこまでは正直退屈でした。坂本の考えが最後までわからなかった。というか、たけしは普通に見られるけど坂本は演技が下手すぎます。しかしボウイも良くぞ出演してくれましたね。まぁまぁいい作品と思いますが、それでも少しでもいいからドンパチは入れて欲しいなぁ。戦争映画なんだから。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-12-13 12:39:12) 102.《ネタバレ》 デビット・ボーイや坂本龍一ら音楽界の著名人を配役し、異色戦争映画として公開当時はかなり話題になりましたね。実際に今でも例の音楽は耳に残っています。ただ物語は難解でリアルタイムに観た我々も「プローモーション」的な映画として受けとめていた気がします。1~2年前にDVDを購入したきり鑑賞していないので今度再見してみようと思います。 【SITH LORD】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-10-06 23:38:19) 101.音楽はかっこいいが、中身がついていけてない印象。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-09 00:45:42) 100.《ネタバレ》 随分と日本人がただの暴虐な人間として描かれている。もちろん善と悪の二面性は語られはするのだが、それにしても弱い。対して欧米人捕虜達は完全なる善として描かれている点が平等ではない。捕虜だからといってもそれが善であるわけもなく、日本は悪、捕虜は善という視点は安直としかいいようがない。頻繁に腹切りなどという言葉や行為が見られて、この映画の日本人像というのはまったくもって欧米のイメージに擦り寄っているようにしか見えない。構成も悪いし、非常にテンポもだらけている。結局「戦場にかける橋」的な映画を劣化させて作り直したような印象しか受けず。2時間という尺が非常に長く感じる。また、俳優畑の人ではない人が主要な役を演じるのは別に構わないが、こうも演技が下手ではさすがに厳しい。評点1点は、やはり印象的なあの音楽に対して。 それにしても通訳の日本語は何故あんなんでOK出したんでしょう。何言ってるか判らんこと多数ですよ。あれが限界だったのかねぇ。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2007-06-03 22:40:52) 99.公開時映画館で鑑賞しました。観賞後、原作を読みましたが、正直言ってそんなに面白いものではありませんでした。その原作からストーリーをふくらませ、よくぞこれだけの映像を大島渚は撮ったものだと逆に感心しました。この映画の後、ビートたけしが映画監督となり素晴らしい作品を世に送り、坂本龍一は「ラスト・エンペラー」でオスカーを得るまでになります。デビッド・ボウイも映画に関わり続けました。まさに、エポックメイキングな映画だったと思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-28 17:08:19) 98.《ネタバレ》 随分昔に見た時は、1度聞いたら忘れられない音楽とビートたけしのラストシーンの笑顔が強烈な印象だった。久々に観賞したがやはりそれは変わらなかった。戦時下という特殊な環境でどうにも理解し合えない敵国の価値観や宗教観。征服者と捕虜としてでなく、一個人同士として知り合えば友人になれたのに…ハラ軍曹は自らの死を前に敗者とか勝者とか関係なく友人として話そうとした。それだけにあの笑顔と「メリークリスマス、Mr.ローレンス」の台詞は悲しかった。 【Tweety】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-16 17:17:11)
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