みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
38.まず、リュック・ベッソンは、主演女優のキャスティングにおいて、いまやハリウッドのトップスターであるスカーレット・ヨハンソンをよく口説き落とせたなと思う。 フランス資本単独になっていることから察するに、それほど製作資金を集められたわけではないだろうが、この監督の良い意味での“女たらしぶり”は健在といったところか。 リュック・ベッソンが“魔法”を失って久しい。 「グラン・ブルー」「レオン」の頃の彼の映画がもたらす世界観はとうの昔に消え去っている。 “かつて”彼の映画の大ファンだった僕自身も、近年は諦観の構えで観始めることが通例となっていた。 今作においても、もちろんその構えは変わらず、ハードルを下げきって鑑賞に至った。“EuropaCorp”のクレジットがそれに拍車をかけた。 はっきり言って、“トンデモ映画”であることは間違いない。 “運良く”ハマらなければ、酷評は避けられないのだろう。 けれど、幸運にも僕はこの映画が面白かった。 その幸運の要因としては、やはり僕自身がリュック・ベッソン作品のファンであったことが大きい。 特に、世間では批判の方が多かった1997年のSF映画「フィフス・エレメント」をどこか彷彿とさせる世界観が、あの映画が大好きな僕の琴線をくすぐったのかもしれない。 パラミシア的な能力を覚醒させるヒロイン像は、ビジュアルやキャラクター性も含めて、まさに「フィフス・エレメント」でミラ・ジョヴォヴィッチが演じた“リールー”の系譜だろう。 それは完全にこの監督の嗜好で、成長がないと言ってしまえばそれまでだけれど、僕自身の嗜好も同じなのだから否定するわけにはいかない。 クライマックスにおける“血迷い感”すら覚える強引な大風呂敷の広げ方も、「フィフス・エレメント」の“トンデモぶり”と類似している。 勿論そこに論理的な整合性なんて無いに等しいのだけれど、そういう荒唐無稽なストーリーテリングと世界観が唯一許されるのも、SF映画の特性と言えると思う。 そして、リュック・ベッソンのSF映画はこうでなくちゃとも思える。 一方、こちらも何故出演に至ったのか経緯がよく分からないが、韓国映画界の名優チェ・ミンシクの悪役ぶりも光る。アジアが誇る名優の無駄に贅沢な狂気は、スタンスフィールド的(レオン)な悪役像で、この趣向もファンとしては嬉しかった。 決して良い映画ではないが、映画として「好き」と言わざるをえないのだから、仕方がない。 猿人“ルーシー”とスカーレット・ヨハンソンの邂逅シーンには、よくもまこれほどまで美しく「進化」してくれたものだと、壮大なる時の流れに感謝をせずにはいられなかった。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-26 00:04:16) 37.《ネタバレ》 アクション映画にしては地味だし、SFにしても難しくてよくわからん。ラストにも期待したけど特に納得できる要素もない。俺の10%の脳では理解できない映画だった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-24 23:38:24) 36.期待しすぎでした。スカーレットヨハンソンの魅力が、今ひとつ表現できていないなーと。アクションシーンほとんどないし。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-22 17:31:42) 35.《ネタバレ》 なんか聞いたことある脳の利用率のお話で、この作品はどういった切り口をするかと楽しみにしたけどいたって常識範囲内。演出のみを楽しむことになるんだけど、そこはリュックベッソン風味で合格点。特にスカーレットヨハンソンはとても良い演技でした、というかこれもリュックベッソン監督風味。ちょいちょい挿まれる自然画はちょっとくどい味がしたのも事実。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-02 15:19:03) 34.ベッソンはこれ作るのに何パーセント使ったんだ?(ほめてます) 【EOS】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-06-26 12:40:10) 33.いやー、皆さん点が辛いですね。でも「フィフス・エレメント」に10点を付けちゃう私ですから、当然こちらも単純にファン目線で採点しております。確かに突っ込みどころは満載ですが、ベッソンならではのテンポの良さ、いかにもか弱そうな華奢な美女を最強の存在として描く安定のパターン、なにより、無駄に大金をかけてこんなB級映画を作っちゃう痛い道楽者っぷりがたまりません。 【lady wolf】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-25 02:05:14) 32.いや、何とも荒唐無稽で突っ込みどころ満載。それを全部受け止めれば、それなりに楽しめます。個人的にはコメディとして観ました。S・ヨハンソンがもう少し綺麗に撮られていれば、なお良かったです。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-06-19 22:50:08) 31.《ネタバレ》 うーん 最初から全くついていけないでした。薬もいったいなんだったのでしょうね。 【pokobun】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-05-23 19:58:17) 30.B級素材のジャンル映画に一流俳優を出演させることで独特の味わいを作り出すフランスの映画製作会社・ヨーロッパ・コープ。その総帥であるリュック・ベッソン自らが脚本・監督を務めた本作は、従来以上に闇鍋感溢れる怪作に仕上がっています。これは21世紀の『未来惑星ザルドス』。ツッコミどころは多くあれど、その試み自体は評価したいという気にさせられます。 まず凄いのが本作の脚本。ヤクザと警察の戦いが描かれる犯罪アクションと、人類はどこまで進化するのかというSFを同居させるという、常人では逆立ちしても思いつかない、仮に思いついたとしても、どうやって両者を結びつけて一つのお話にまとめればいいのかが分からないという二つの要素を強引に折衷してみせた闇鍋感。結局は話をうまくまとめきれずとっ散らかってしまっているのですが、その不完全ささえも作品のかわいげに転化してしまうという卒のなさには感心しました。 ベッソンが重きを置いているのは明らかにSFパートなのですが、この部分がどうしようもなく出来が悪くて、一方で犯罪アクションのパートがなかなか面白くできているという捻れた仕上がりも興味深く感じました。『フィフスエレメント』を見れば分かる通り、この人はSFには向かないのですが、それでもSFをやりたいんだというジャンルに対する愛情を感じましたね。犯罪アクションは、チェ・ミンシク演じるヤクザの組長がとにかく素晴らしかった。登場場面から狂犬ぶり全開。警官隊がいる前でも堂々と銃の準備を始めるなど、ナチュラルボーンキラーな雰囲気が最高でした。その後、どうやっても勝てないレベルにまで進化したLUCYに戦いを挑んでいくという気の毒な役回りを演じるのですが、最後までLUCYに食い下がろうとするド根性には感服いたしました。 もうひとつキャスティングに関しては、LUCY役を演じるスカーレット・ヨハンソンが良かったですね。頭が弱く運も悪いギャルとして登場し、その後はバトルヒロインを経て、最終的には人間という枠を飛び越えてしまう難役を見事に演じきっています。他の女優さんでは、ここまで幅のある演技は難しかったのではないでしょうか。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-17 01:47:14) 29.《ネタバレ》 薬の売買から宇宙の起源まで壮大な展開をみせたSFアクション映画。人間は脳を100%使うと神になれるのだろうか。脳を10%も使っていない私にはよくわかりませんが、あまりの展開に荒唐無稽な話に思えて駄目でした。スカーレット・ヨハンソンも魅力がなく、途中からはオカマに見えてきました。ところであの薬はどうやって作ったのでしょうか。もし、本当にあったら欲しいような欲しくないような。 【ぽじっこ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-05-05 17:10:54) 28.《ネタバレ》 駄作フィフス・エレメントの監督なので期待値が思い切り下がった状態での鑑賞。それが奏功してけっこう普通に楽しめた。平易な語り口、説得力のあるキャスティング、抑制の効いた音楽、非情さを感じるアクション、良い意味で一本道のシナリオ、短い尺、等々良いところが目に付く。「宇宙そのもの」になった彼女の周りで相も変わらず空しい銃撃戦を繰り広げる旧人類、そのさまから(監督がそこまで意識していたか不明だが)人類のおろかさが感じられるのがいい。覚醒が50%を越したあたりからルーシー以外の登場人物全てをサンダーバードみたいな操り人形にしてその点を明確にしてしまうくらいぶっとんでくれたらもっと良かった。そう、本作はまったく惜しい映画でもある。神のような存在になったルーシーの見るヴィジョンがあまりにも普通。現在知られている範囲の説明的な現象ばかりで常人の理解出来ない領域に踏み込だ感じがしない。ここはひとつシュルリアリストの助けでも借りて想像を絶する画を見せて欲しかった。この作品に「2001年宇宙の旅」のスリットスキャンに匹敵するような革新的な画があればどんなにか良かったろう。 【皮マン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-20 14:13:08) 27.《ネタバレ》 題材は凄く面白いのに、なんですか、これ。 覚醒してから24時間で消滅とかにしないで、もっと超人的パワーを持ったルーシーが活躍すれば面白かったのに。 何%でこうなって、これができて、地球創生から現代まで時空を超越して、なんて壮大な映像を見せた割には、最後は薬を売買してた韓国人をやっつけておしまい。 そして、何故に消えるんですか? せっかくの題材が生かされてないですね。 【nanapino】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-04-18 22:11:17) 26.《ネタバレ》 「AKIRA」の実写版を早くも観た気がする。感心したのは、脳の覚醒で、「見える」ようになった時、衛星に上っていく電磁波やらに交じって、プログラムのコードが上って行ってるとこ。そうだよね~。ネットって、そういうもんだよね~。しみじみ感心・・。 【トント】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-12 11:28:27) 25.見せ方が上手い。どんどんと引き込まれていった。終盤になるにつれてかなりぶっ飛んだ展開になるがまぁそこそこ楽しめた。でも、もしも今以上に脳を使えるようになったとして、あそこまでのことが出来るようになっていくとは思えないな~っと思った。ただ、世の中には実際、不思議な能力を持った人がいたりするが、人の可能性はどこまで秘めているのかと言うのは気になる。S・ヨハンソンは特に前半がボディ的に魅力的で良かったな~っと。 【スワローマン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-11 23:03:47) 24.なによりも上映時間が90分切ってるのが偉い。ホラ話に考え込む時間は不要ですもんね。大風呂敷広げるモーガン・フリーマンの役は、ほかの役者じゃ成立しなかったかも。悪役の人はゲイリー・オールドマンを意識したのかな。 【Gioachino】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-02 20:15:50) 23.《ネタバレ》 映像技術すごいですねー ルーシーは無表情でムチャクチャ強い女の子です。 笑ったほうがかわいいのになぁ(笑 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-04-02 17:06:20) 22.無邪気な発想力と、思いきりのよさが良い。ところどころ無駄にグロテスクなのもいい感じ。この超大風呂敷を90分足らずでまとめちゃうなんて!二時間越えてたら、とてもついてけなかっただろうけど。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-03-31 01:35:22) 21.リュックベッソンとは以前から旨い酒が飲めると思っていましたが、今回のルーシーはこれまで以上によろしい。 「戦う強い女の子大好き」 「でも女の子でいてほしい」 「葛藤とか抱えていてほしい」 「銃撃戦好き」 「自分は中二病かもしれない」 全部当てはまったらベソラーです。あ、今作った単語です。 【玉葱】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-29 02:34:01) 20.ただただ雑にしか見えない。ベッソン、危うし。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-03-14 16:07:40) 19.《ネタバレ》 もし仮に脳を100%使えたとしても、これは超能力の部類にはいるんじゃないですかね?(苦笑)という事で途中からマジメに観るのをやめたら面白かった(笑)。まぁベッソンさんですし、とやかくいうのは野暮っつうもんですよ。無駄に長くて哲学的なものよりも、思いっきり迷いなくえんたーてぃめんとに振ったベッソンさんの英断wに5点 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-02-26 09:40:52)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS