みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
20.《ネタバレ》 緩急をつけた展開と的確なcastingはさすがのスピルバーグ監督。そしてちょっとビックリなコーエン兄弟による脚本。意外にといったら失礼だけどある意味コーエン兄弟らしからぬとても良い映画ですね。ソ連スパイを演じたマーク・ライランスの奥深さ、そして言うまでもなく名優トム・ハンクス。この二人の素晴らしい演技を観れただけでも十分。見応えアリマシタハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-20 21:03:23) 19.人に薦められ観ることに..こんな事実があったとは、知りませんでした..ただ映画としては、もう少し盛り上がりがほしかったかな..結末もなんとなく読めるし、ハラハラドキドキも少なかった..実話が基になっているので、あまり無茶な脚色はダメなんだろうけど... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-15 20:22:57) 18.周りの評価ほどいいとは思わなかった。 コーエンが監督したほうがもっとスマートな映画になったのでは? スピルバークが監督した映画で最後に面白いと思ったものなんだったっけ?というくらいもう期待していない。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-06-26 22:19:38) 17.《ネタバレ》 ドノバンの自宅に銃弾が撃ち込まれた際、彼を詰る警官に向かって「自分の仕事をしろ」と一喝する姿に、自分の職責は感情抜きで果たす意志を持つ人物であり、アベルにも共通するところで、二人の心が通い合うのも理解できます。米、東独、ソ連の交渉の綾を見たかったのでハッピーエンドにも物足りなさを感じました。 自分の身を案じてくれる「(死の)不安は感じないのか?」の問いかけに対するアベルの「役に立つか?」いう台詞。 私の心の支えとなっています。映画は生きる糧の一つなのです。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-04 23:45:13) 16.《ネタバレ》 期待せざるをえない製作陣とキャスト達で、見事にその期待を超えてくれました。実話がベースな作品らしく淡々と、でも緊張感をもって進んでいくストーリーに素晴らしい演技を見せるトム・ハンクスとマーク・ライアンスにどっぷりつかりました。自分や家族の命を危険にさらしてまで自分の正義・信念を貫くって、本当に難しい事だと思います。そして馴れ合いではない二人の友情・絆にとても感動しました。映画でいろんなスパイを見てきましたが、私が偉い人ならこういう人物をスパイとして雇いたいです。 【forestcrown】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-30 22:05:53) 15.お互いに自分の仕事をやり遂げるという弁護士とスパイに信頼と尊敬が芽生えてくるんですね。 すぐに引き込まれました。 素敵な映画でした。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-25 13:31:52) 14.《ネタバレ》 スピルバーグは大人の映画監督になった。台詞を排除した静かな追跡劇から引き込まれ、派手さはないが少しずつ緊張感を高めていく。物語に差し障りのない程度に抑えたトーマス・ニューマンのスコアが新鮮に感じられる。敵国ソ連のスパイを弁護するという、反感を買うような仕事を実直にこなしていくドノヴァンも、ソ連に忠誠を誓い情報を漏らさなかったアヴェルも、互いに仕事人としての誇りと信念から魅かれるものがあったのだろう。山場の捕虜交換は史実で分かっていても、罪もない米国大学生をも救おうとする無謀な賭けには固唾を飲む。だからこそ、ドノヴァンの行動を尊重して待つことを決めたアヴェルにグッとくるものがある。別れ方もさりげなく淡々としたスマートなもので、『シンドラーのリスト』と同じ映画監督とは思えない。一見ハッピーエンドだが、これから長い冷戦が続き、柵を越える人たちやアヴェルの待遇を考えると、今日の資本主義と共産主義の不寛容さを改めて突き付けられた形だ。出番は少ないが、空気に溶け込み、自然に染み入るようなマーク・ライアンスの存在感がこの映画をよりワンランクアップさせている。今後の活躍に期待。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-16 20:38:25) 13.《ネタバレ》 興味深い話だとは思いましたが、おもしろいとは思えませんでした。 シナリオも撮影も上手いのですが、映画としての盛り上がりを感じることができず、退屈な印象が残りました。 『シンドラーのリスト』の感動があるかと思ったのですが、残念です。 トーマス・ニューマンとスピルバーグの組み合わせはなかなか新鮮でよかったです。 【ヒエログリフ】さん [映画館(字幕)] 4点(2016-04-27 02:02:38) 12.《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。ラストの橋上での人質交換に向けて物語が進む。互いに言い分を主張し、大国同士の威信を賭けた交渉は難航。トム・ハンクス好演の国境をまたいで奔走する重厚な米弁護士と、米アカデミー助演男優賞受賞のマーク・ライランス名演の誠実なソ連スパイ容疑者。「不安か?」「役に立つか?」。最終盤でもつれた糸を解いたのは二人の信頼関係。不調の今年前半で、唯一の傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 22:17:48) 11.《ネタバレ》 序盤は法廷もののような雰囲気で比較的わかりやすいのですが、スパイ交換のあたりから、登場人物がひたすら相手の腹の探り合いをするセリフの応酬を始めるので、字幕鑑賞では正直、物語を正確に追えたのかどうかも怪しいくらいでした。このあたりは、やっぱりコーエンの脚本の面白さというところなんでしょうかね。英語がもっと堪能なら、この映画ももっと楽しめそうです。それでも、Would it help?(でしたっけ?)は良かったな。 それにしても、東西冷戦もだいぶ昔のことになって記憶が薄れがちですが、この映画が描く頃の東ドイツって、あんなに怖い国だったんでしょうかね?既に40台の当方がそう思うのだから、この映画の対象年齢ってかなり高くないですか? 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-02 23:09:15) 10.《ネタバレ》 スピルバーグとコーエン兄弟が組んだのは西部劇「トゥルー・グリット」以来だろうか。 今回は久々にB級的感覚でスパッと撮ってきたような、懐かしい感覚に満ちた娯楽映画を引っ提げて帰ってきたようだ。弁護士が国境を越え交渉人として立ち回る冒険の面白さ。 この映画は脚本の映画だと思うけど、それでも冒頭における追跡のワクワク感よ!これぞ映画だ、セリフではなくアクション(動作)によって語られる追う者と追われる者が繰り広げるスリル。 おもむろに自画像を描く男とその理由、部屋から地下鉄、公園と椅子、再び部屋へと戻っていく追跡の後に待ち受ける展開、コインに隠されたメッセージ、それを守ろうと仕事人として己を貫く姿勢は独房の中でも続けられる。ポケットに手を入れるだけでも射殺されそうな緊張は持続され、観客に寝る暇を与えない。劇中で揺さぶられ続ける人々のように。 法廷から学校の「起立」へ、書類から新聞へ。 冷戦下における疑心暗鬼の時代、信頼を重んじる弁護士に転がり込むトラブル。 かつて「シンドラーのリスト」という映画で労働力としてユダヤ人を雇い、やがて仕事に打ち込む同じ人間として彼らの信頼に応えたくなった男がいた。 この映画の弁護士は最初からスパイではなく、命がけで職務を全うしようとした“仕事人”を助けようと孤独な闘いに身を投じていく。「信頼」を守ろうとする行動に対する弁護士なりの礼として。 信じるが故に涙を流したり勉強に励む子供、信頼に応えるが故に叫び声を押し殺し耐える者、最愛の人を見送る者、依頼を引き受ける者、偽物の不気味な笑みと行進をする者、偽りだったとしても本物の何かを込めた者。 冷戦下における情報戦、これが戦争であるならば先に手を出した奴が殺される。 弁護士にも訪れる追跡者の恐怖、雨粒を防ぐはずの傘は居所を知らせてしまい、寒さから身を守るはずのコートは飢えた若者たちの標的となり、窓にまでかかる水は扉の外にいる監視者の視線を示し、車を猛スピードで飛ばすのは獲物を逃がさずに捕まえさせるため。 壁が敷かれるのは人々を引き裂き、逃亡者を阻み処刑させるためだけでなく、新たな交渉相手の登場を予告するため。戦争の傷跡が生み出す信頼しきれない原因(ソ連がやりやがったベルリン、連合軍がしくさりおったドレスデン虐殺)、黙って見ていることしかできない無力さ。 日常の平穏を破った警告の銃撃が、仕事先でも命を奪いとる。次の銃撃は依頼人にも向けられるかも知れない・・・信頼に応えるため、己の意思を貫くために弁護士も諦めない。 マスコミのフラッシュの嵐は地面に転がる電球を踏み砕くように流し、壮大な釣り、ダイナミック朝飯おごり、風邪をこじらせようがハンカチで何度もぬぐい耐えるように待って待って待ち続ける! 軍人と軍人の、学生と国の存在を賭けた駆け引き、アメリカ軍のフラグ建設作戦と迅速なフラグ回収、恐ロシア。 橋における束の間の再会、別れ、抱擁の有無。 いやーマジで続編出ねえかなー。次はキューバ危機辺りで・・・! 【すかあふえいす】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-01-30 00:37:53) 9.《ネタバレ》 役者はもちろん、シリアススピルバーグ印のいい映画だった。 けど、ストーリー的には予想がついちゃうし、何よりもドラマ、歴史、法廷、戦争、家族など要素がてんこ盛りで軸がハッキリせず、お互いがお互いを薄め合っちゃってた感があって、ちょっと残念。 でもまぁこれは、史実を基にした映画の宿命ですかね。 冷戦下の人質交換で思い出したのが、はるか昔に観た「ホワイトナイツ」。 もう、30年前でグレゴリーハインズも亡くなっちゃったけど、ミーシャは元気かなぁ…。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-28 13:19:36) 8.予告編はたくさん見ていたので楽しみでしたが、想像していたのとストーリーが違っていて、ちょっとガッカリです。メインテーマのスパイ交換は見ごたえがありました。それよりも、これらの出来事が始まるきっかけとなる裁判の方に興味を持ちました。こちらをメインテーマにした方が、ヒューマンドラマとして、見ごたえある映画ができたんじゃないでしょうか。登場人物のメンタルの部分よりも、出来事それ自体を扱っているように感じられました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2016-01-21 17:21:25) 7.《ネタバレ》 ○スピルバーグ監督作品は久々の映画館鑑賞。○マーク・ライランスの演技が見事だった。動じず、人を見ている賢さ。○何度かやり取りのあった、恐怖を感じるかの問いに「役に立つのか?」の訳がどうもしっくりこなかったのが残念だった。○各所への交渉の術は非常にスリリングだった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 18:58:00) 6.《ネタバレ》 米ソの冷戦の危険度はかなり高かったという認識を持っている。というのも、小学生の頃だったがキューバ危機のときに「米ソによる核戦争が起こりそうだ」という普通の大人たちの会話を聞いていたからだ。その記憶が蘇って、実話ということも加わり、歴史の一こまがリアルに迫ってきた。アベルを演じるマーク・ライランスが秀逸である。ふと、彼はこういう人で何も演技していないのでは、と思いたくなるほどに自然な動きだ。そのアデルが少しずつドノバンを信頼していく演技が泣かせる。どういう立場であれ、どのような関係であれ、相手は信頼できるのか、自分を信じてくれたのか、そこに人と人の結びつきの全てがかかっているのかも知れない。この前半の法廷劇から、後半は敵国の本音を探りながらのスリリングな交渉劇が展開される。ポイントは、こちらと相手の双方が望む結果をいかに作り上げるかなのだろう。勝者と敗者が出来たり、誰も満足しない結果であれば、結局は禍根を残して最終的な解決にはならない。外交交渉とはこう有るべきなのかも知れない。ドノバンがアメリカに戻ってきてからのシーンが余分に感じた。エンドロールに使うぐらいであれば満点にしたんだが。まあ、でも円熟のスピルバーグを感じた。 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-01-16 18:22:31) 5.《ネタバレ》 さすがの安定のスピルバーグ印。脚本、演出、映像ともに申し分ない。民間人弁護士によるスパイの交換交渉と言う地味なテーマだが、スパイ機撃墜のスペクタクルもあり、敵国のスパイを本気で弁護する理由が合衆国憲法を守るためと言うのも素直に納得できた。これ、一番の影の功労者は東独大使館の若い男ではなかろうか?そしてかすかに微笑む彼を見て「この男は使える」と一瞬で見抜いたドノバンの眼力も確かだった。見終わった後の納得感、満足感の高い良作。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-11 21:48:08) 4.《ネタバレ》 マーク・ライランスの自画像、鏡像、本人の三身が一画面内に映し出される冒頭のショット。 それは二対一の交換のドラマ、国を跨ぐスパイのアイデンティティのメタファーでもあろうか。 鏡への反射の演出は随所にみられ、様々に考察の余地がある。 裁判劇を含む饒舌な脚本でありながら、冒頭で示されるそのスパイ活動の描写は尾行劇とレンズを凝視する事という視覚の駆使であり、 そこに画面で語るスピルバーグの本領が発揮されている。 ヤヌス・カミンスキーは、凍てつくヨーロッパと、温かみのあるニューヨークのルックのコントラストをよく際立たせ、 クライマックスの橋は越境という決定的局面を光と共に象徴的に浮かび上がらせている。 本作での光は、米国パイロットを幾度も苛み、銃弾の撃ち込まれたトム・ハンクス家族を晒し、橋の向こう側に輝くライトも 必ずしも希望を象徴していない。蒼白い光芒の下、シルエットと化して消えゆくそれぞれのスパイと、立ち尽くすトム・ハンクスの 暗示的なロングショットが切なくも美しい。 マーク・ライランスの寡黙な芝居が素晴らしい一方、眉間に皺を寄せるばかりのトム・ハンクスの表情は少々単調か。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-01-11 21:21:24) 3.《ネタバレ》 トム・ハンクス✖️スピルバーグ、そこにコーエン兄弟が絡む期待の作品。安定の出来栄えは当たり前か。スパイ機が墜落するシーンは圧巻。良作はストーリーがわかりやすく画が美しい。実話だけに変などんでん返しがない淡々とした物語だが、納得した作品でした。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-01-09 19:38:41) 2.視覚的な見せ場が売りの作品ではないものの、それでも時代の再現度は壮絶なレベルに達しているし、U2偵察機撃墜場面やベルリンの壁構築場面の迫力は凄まじく、スピルバーグはスペクタクルの巨匠であることを再認識させられました。 他方、肝心のお話しの方はイマイチでした。正義漢でもない主人公が、なぜ汚名を着せられてまでソ連のスパイの弁護を引き受けたのか。命の危険を冒してまで東ベルリンへと飛んだのか。その辺りが明確に描かれないため、掴みどころのないドラマとなっているのです。 また、法廷闘争や人質交換交渉においては、目的に対して何が問題になっているのか、そしてそれをどうクリアーするのかという形で論点が整理されていないため、そこにスリルやドラマを醸成しきれていません。主人公があっちからこっちへと動き回って、何人かの人と話しているうちに何となく問題が解決していくという流れであるため、感情的な引っ掛かりが少ないのです。この辺りは、もっと引き締まった作りにして欲しいところでした。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-09 02:44:50) 1.《ネタバレ》 冷戦時代の緊張感をうまく表現した見ごたえのある作品。 当時のアメリカは本気でソ連との核戦争の可能性を感じてシェルターを造ったりしていた。 学校教育もやや思想教育的な雰囲気。 ソ連上空をスパイ飛行した空軍パイロットはその機密性ゆえに万一撃墜されたときに捕虜にならずに自殺することが暗に求められた。 だから捕虜になってスパイとの交換で帰国した士官に対する目は冷ややか。 そんな殺伐とした時代の空気が良く伝わってきた。 昔のスピルバーグ作品に多く見られたわざとらしい演出は、あるのだが以前のようなあざとさは影を潜めていると思う。 たとえば東ドイツで壁をのりこえて逃げようとする人に後ろから容赦ない機関銃掃射を浴びせるシーンを主人公は電車の窓から目撃する。 帰国後にブルックリン(だったと思う)で子供たちが遊んでいて駆け出してフェンスを乗り越えようとするシーンを電車の窓越しに見る主人公。 当然東ドイツで見た光景と重なるのだが、別にそのシーンを挿入したりはしない。 ただ主人公(トムハンクス)の顔の表情を淡々と映す。 あざとさと紙一重の演出だったけど、共産主義思想の危険性、自由社会の尊さを的確に描いていたと思う。 主人公がソ連スパイの弁護を担当するとき、CIA要員が接触してきて協力を求めるのだが、主人公は米国憲法の理念を語って断固として断る。 異なる人種、民族の人々が移民してきてアメリカ人として生きている。 その基幹が憲法なのだ。 主人公にアメリカ人の誇りを見た。 【称えよ鉄兜】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2016-01-07 06:00:23)
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