みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.今年の一番はもう「トップガン マーヴェリック」で決まり!! と高をくくってたが、本作が私の中で首位奪取。 コーダ、という複雑な立場があるのだな、とか、聾者の世界ってこんな感じなんだな、とか、社会的な勉強になったのは言わずもがなだけど、何といってもドラマそのものと、キャスト、アンサンブルが良かった。何というか、とてもいい「朝ドラ」を見てる感じ。 珍しい状況の家族だけど、抱えてる問題は私たちと地続きで、決して障碍者に対する憐憫などではなく、真に共感したからこその感動だった。 最近のアカデミー賞は…、みたいに言われるけど、いやいや、作品賞らしい作品だと思う。 今年これを超える作品が出るや否や。 【麦酒男爵】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-07-29 16:48:49) 9.《ネタバレ》 聴覚障がい者の両親と息子と唯一健聴者の娘の4人家族のそれぞれの自立を描いてると感じました。 高校生のルビーにとっては荷が重いと最初からハラハラする。両親は通訳としてのルビーの存在が当たり前になってしまい、ルビーが不在の場合の対応が全く用意されてない、そして監視員によって警備隊が呼ばれてしまうのね。 けれど、コンサートに出かけ音は聞こえないけれど周囲の人々の反応でルビーの歌唱は人に感動を与えるんだと知る両親。無音になるシーンにはハッとさせられます。 オーディションでピアノ伴奏を買って出た先生はワザと間違えて最初からやり直すようにする、この先生が色物的な存在で良いキャラクターでした。 ルビーを演じた女優さんは子役でいろいろ出てるみたいだけどたぶん初見かな?品が良くてきれいな子なんですが、この作品ではどこか野暮ったい雰囲気になってるのがいいですね、いつも無造作に髪を束ねているとこなんか特にいいです。だからコンサートやオーディションで髪をおろした時に女の子らしさ、美しさが際立つ。 マイルズ役の子は、ひと目で「あーあの子だ」とわかりました。ジョン・カーニーの「シング・ストリート 未来へのうた」のコナーなのよ。6~7年前とあまり変わらず、二十歳過ぎてると思うけど相変わらずの美少年振りでした。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-29 11:59:40) 8.《ネタバレ》 主演女優さんの透明感があって、よかった クライマックスのコンサートのあの一瞬(観客席に家族がいることを見つけて・・・)で、心が動かされましたねぇ 【ぐりこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-05-21 02:58:33) 7.《ネタバレ》 年明け早々にオトンが亡くなって、しばらく劇場から足が遠のいていました。思ったより間が空いちゃいました、全然受け入れてはいるものの、やっぱりその気にならなかったのかなぁと思います。 当日何を観ようかと調べたところ、直感的に観たいと思う作品が無く、中国嫁を無視して「呪術廻戦ゼロ」にしようか悩んでいたところ本作を発見しチョイスしました。 ベタな展開ですし予想もできるけど素直に良かったです。家族愛という普遍的なキーワードだからかもしれません。 僕自身が家族愛ものに弱いというのもありますが、珍しく中国嫁も良かったとの感想でした。 グッと来た場面は、先生に歌う時の気持ちを言ってみろ!と言われて、口では言えなくて手話で表現したシーンですね、当然ながら手話は理解できませんが、めっちゃ伝わってくる物がありました。 音が消えるシーンもどこかで使われるだろうと予想できましたが、そこで来るかと意外性もあり良い演出でした。 憎めない登場人物ばかりだし、家族愛も感じられました。 個人的にアカデミー賞で注目しているのは、脚本賞、脚色賞で、本作はその一つを受賞していました。 原作よりも評価が良いようなので、良い脚色だったのでしょうね。 僕にとっては作品賞はオマケですが、自分が推したくなる作品が受賞していると嬉しいものですね。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 9点(2022-04-25 12:01:37) 6.《ネタバレ》 原作のフランス映画『エール!』は視聴済み。 オリジナルの欠点である枝葉のエピソードの散漫さは、本作では幾分解消されている。 ヤングケアラーの娘がいなければ生業の漁業も成り立たず、搾取と監視に耐えかね漁業組合として独立する流れは自然で、 夢と家族の狭間で追い詰められる描写に説得力があった。 本作にもある無音の演出は、外界からシャットアウトされた映画館だからこそ意味がある。 ここまで上手く事が運ぶわけではないのだが、コロナ禍に戦争と、 心身とも摩耗していく現実にシンプルで明るい映画が求められているのだろう。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-04-23 20:52:36) 5.《ネタバレ》 アカデミー賞を受賞し、世間の評判も高いので期待しすぎたのかもしれません。それでも歌声に震え、無音のシーンに驚嘆しました。私には聾者やその家族の苦しみや悩みは分からないけれど、この作品に触れることでほんの僅かばかりでも垣間見れたことは有意でありました。 【いっちぃ】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-04-22 15:50:39) 4.《ネタバレ》 7.5点 聾の両親・兄を持った娘の物語で 開幕5分足らずでどれだけの苦労をしているかが映し出されます。 聾家族のあるある情景の表現も見ててわかりやすい メインでもある音楽がチョイスも入れ方も上手い(特に家族とのやりとりの中で流れる音楽がいい) なんといっても家族+αの演技が素晴らしい(お母さんは少し不憫だが) 特に父の演技とキャラクターが抜群に良い(何度も笑わせられます(主に下ネタですが)) 母はちょっと残念な役を押し付けられた感がありましたが・・・ 兄の妹が犠牲になるのは嫌というのと、自分が頼ってもらえない嫉妬 憤り みたいなものがとてもうまく表現されています。 先生のキャラクターも言わずもがな最高です! 聾が題材で鉄板の無音時間 あるとは思っていましたが、唯一作中で練習が映されており 文化祭?のメインでもあったデュエットを丸々無音時間で使っていたのは衝撃でした。 彼・友人・いじめっ子 は良くも悪くもあっさりでした 残念だと思った点はいくつか ・強引なシーン わざわざ監視員が来る日を見計らってサボる主人公 TV取材がある時に事前に伝えていればいざこざ揉めなかったし(あのシチュエーションで伝えてないなんてあります・・・?) 最後の家族が娘を送り出すシーン (席を空けてあることを伝えなかったのに どうやって知ったのかを描写してほしかった 先生がメモを渡すなり) 誰にも止められず、あっさりとオーディション会場の2階に忍び込む一家 ・設定 筆談を用いたら解決やもっと良くなる場面がいくつかあるのではないかと思った。 (映画のためにそれをしない というのはリアリティーに欠け、私的には好みではない) 劇中歌(デュエット・エンディング)が主人公自身のことを指していて最後まで幕引きまで観ていられました。 デュエット曲で出会った瞬間に運命の人とわかった みたいな一文があったので、彼に対する強引な惹かれ方は良しとしましょう・・・ どうしてもリアリティーを最重視する性質上、いくつかの強引なシーンもあって思う所もありましたが 相当な期待をして視聴してもおもしろかったので 良い作品だと思いました。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-20 04:44:53) 3.《ネタバレ》 後半からは泣かされました。お父さんが喉元に手を当て、振動で歌を感じるシーンが好き。歌唱シーンは常にウルウル。ラストのお父さん「Go」で号泣。私、疲れてるのかな。非常に分かりやすく単純なストーリーで、この類の作品がアカデミー賞受賞するなんてちょっと意外なくらい、青臭くピュアな作品。みんな疲れてるのかな! 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-04-15 10:45:58) 2.《ネタバレ》 この映画の良いところは「耳が聞こえない」=「不幸」としていないところ。特に日本の映画だと聾者=不幸な人が前提にあって観ていてつらくなる。母親が、娘が健聴者で生まれてきて悲しかったと語るところがとてもよかった。 【ピチクン】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-02-04 17:14:41) 1.《ネタバレ》 とにかく、主人公の女のコにかかる「負荷」とゆーのがのっけから非常に高いのですよね。邦画で言えば3,40年以上前くらいの作品だと、こーいう全方位から頼られまくって辛そうな女のコ(女性)とゆーのは実はワリとよく見た様な気もするのですが、近年の作品において仮にこーいう状況があり得るとしたら、それはもう親(家族)の側に大きな「問題」があるに違いない…だからソレはその時点で非常に「暗い」社会派作品になってきちゃうとも思うのですね。ただ、今作の彼女の親には「問題」がある…と言ってしまうとソレはおそらく表現として適切でないと思いますし、ただ一方でその「ままならなさ」が確実にかなり深刻であるのもまた事実で、だからお話自体はそこまで超暗い雰囲気には決してなってないのですが、一方で尚更この主人公に対する(ごく暖かい)共感・感情移入とゆーのは更に更に深くなってゆく…という様にも感じましたね。まずは誰もがハートフルに心動かされるだろう優れた映画だと思いますし、またこの部分はそれこそ「CODA」と言われる方々の現実をまま的確に映し出している…という意味でも(この時点でも)非常に価値の高い映画だと言えるのではないでしょーか。 ごく大まかなお話の流れのソレ自体は、ゆーてワリとオーソドックス・よくあるモノだと言ってしまっても好いかと思うのです。ただ、ソレを彩る細かい演出は総じてかなり優れたものであったかと感じます。特に、主人公とそのろう者の家族3人(父・母・兄)との中盤以降の対話は、家族でありながらその関係性の中に存在する一種の(互いの互いに対する)疎外感と、それを各々がどう乗り越えていったのか、が丁寧に描かれていてどれもとても見応えのあるものでした。また、主演のエミリア・ジョーンズちゃんの歌唱力を最大限に活かした歌唱シーンも、選曲の良さ&的確さも相まってどれも非常に効果的だったと思います。 もう一点、前述の家族3名はいずれも実際に聴覚障害のある俳優の方が演じておられる(と後から知った)のですが、その「利点」とゆーか、作中の家族の手話での会話シーンがコレまたどれも非常に優れた演技として出来上がっていたと感じました(実に感情の込もったパワフルなボディランゲージで、コレは一朝一夕に出来るよーなモンじゃなさそう…とは思ったのですケドも)。そしてその意味では、エミリアちゃんに関してはこの部分はソレこそ死ぬホド訓練して撮影に臨んだのだろうとも思われまして、そしてそういった部分もまた彼女の役柄における健気さ・逞しさ(そしてソレが醸し出す爽やかな魅力)という側面に確実に滲み出ていたのではないか…とも思われるのですね。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-02-03 22:48:14)
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