みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
147.《ネタバレ》 貧しい家だが、父は山盛りの砂糖を簡単に懐にできる状態であっても不正は働かない。母は隣の老人にスープを分け与える。老婆は木の実をお礼にくれる。少年と少女のコミカルで思いやり溢れる暖かな余韻を残す映画だった。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-02-12 13:43:50) 146.《ネタバレ》 価値観ひっくり返し映画のベスト10を作ったら7位くらいには入れたい。高倉健が自著でこの映画のことを褒めている、ただそれだけのことで多分夫の「生涯ベスト20」くらいには入っているんじゃないだろうか。モノのあふれた我々からすると仰天の理由で、自分を待っている人のためにただひた走る妹と兄ちゃんが愛しくてたまらない。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-20 02:15:43) 145.こういったイラン映画は純粋な気分が味わえて大好きです、貧乏や生活の厳しさがひし ひしと伝わってきます。日本の昭和三十年代前半の暮しが懐かしく甦ってきそうです。「すずめの唄」のお父さんが少しだけ若い感じですが、ここでもいいお父さんやってます。二人の兄妹も可愛かった。(特にイランの女の子はどの映画でも可愛い子だけを選んでるのか?) 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-04 15:58:59) 144.《ネタバレ》 デ・シーカ監督は自転車だけで「自転車泥棒」を撮りましたが、本作もたった一つの物〝靴〟だけで物語を成立させたばかりか、サスペンスも喜劇も感動も盛り込んで豊かに物語ってしまったのが凄いところです。 例えば、片方の靴が水路で流されていくシーンなど下手なサスペンス映画など比べものにならないくらいドキドキ感がありますし、3等狙いという喜劇的な制約がかかったマラソン大会ではスローモーションが始まった瞬間、これはどうあがいても3等にはなれないんだなと予感をさせ、すると懸命に走るスローモーション姿が何だか妙に可笑しくなってくるのです(頑張って走ってるんだ笑っちゃイカン)。 しかし、最も素晴らしいのは兄妹による靴のリレーで、お互いを想い、パタパタパタパタ路地裏を全力で走る姿はそれだけで感動的です。お父さんの自転車に靴が積んであった時、どれだけ〝あぁ良かったねぇ〟と思ったことか。それにあの少年の泣きそうな顔は反則だと思います。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-06-23 18:33:32)(良:2票) 143.《ネタバレ》 観終わった後こんなにあたたかな気持ちになる映画もそうありません。子役のかわいらしさといったら!主人公兄妹だけではありません、ザーラの靴を履いていた女の子もそうだし、お屋敷街の孤独な男の子も、出てくる子みんなみんなかわいすぎ!私はマラソンの結果をまったく知らずに見たので、あの最後の団子レース状態では、部屋で一人声をあげて応援してしまいました。最後の心憎い演出はすばらしい。あの後、アリ一家に起こったであろう出来事を想像する事は、監督から観た人へのプレゼントだと思います。好きなシーンはたくさんあるのですが、ザーラに癇癪を起こされたアリが『じゃ、洗おう!』とにっこりするところ・盲目の父親を手伝う貧しい女の子(ザーラの靴を履いていた子)を見て、二人であきらめた表情をするところ・庭師として入った豪邸の孤独な子に優しく寄り添うアリの姿(眠っちゃった子にぬいぐるみを添わせてあげるところなんかは、アリの優しさに涙が出てしまいます)など。甘やかされすぎて耐えることを全く知らずに育った現代っ子からは程遠い思いやりを持つ子供たちに『大人だな』と思わされます。大人たちも面白いですね、お父さん・隣人・学校の先生・寺院の世話係 などアリのよさをわかってほめてあげられるシーンを見るとほっとします。お屋敷街のおじいさんも、いい人でよかった。いつまでも心にとどめておきたい素敵な映画です! 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-21 11:11:36)(良:1票) 142.《ネタバレ》 イラン発、妹の靴をなくした少年の物語。一つの靴を交互にはく兄妹が滑稽で愛おしいです。素朴で風情があってリアルで切実で暖かくも苦い。地味ながらもほっこり面白い。イランの文化を垣間見ることもできますが、やはり子供社会は世界共通ですね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-28 19:26:41) 141.イランの映画はこんな風に素朴な子供を描くのが上手です・・っていうべきなのか、それともこういう素朴な子供がまだたくさんいるということなのか。「清貧」という言葉が以前もてはやされたけれど、物のあふれた環境に生きる者の勝手な感傷で感想を述べてしまいそうになる自分がちょっと嫌な感じがします。そぎ落とされた状況でしか出せない美しさを見ました。 【longsleeper21】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-16 14:34:43) 140.《ネタバレ》 イタリアのネオ・リアリズムがこんなところにまで流れてきてたのか、とも思うが、あちらはしばしば社会から見た子どもが登場したのに対し、こちらは子どもから見た社会が描かれている。子どもだってけっこう気遣いするのだ。なくした靴のことで親に心配をかけないように心を配る。妹は妹で試験を早く終わらせたりする。兄の妹への負い目、妹の兄への気遣い、と兄妹の間での心の揺れに、また友だちとの間でも、同情やその同情があっさり捨てられるところが描かれ、とても豊かに子どもたちの世界が立ち上がってくる。お父さんの庭師訪問のさいの内弁慶ぶりがケッサク。お父さんがかわいく見えた。マラソンのシーンで音楽が入らないのも正しく、ふと前を見ると誰もいないカットがうまい。そうした演出の的確さは、金魚が寄ってきて赤い靴となるラストで最高潮に達した。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-19 12:12:55) 139.妹が一生懸命走る姿はそれだけで涙出てきます。二人共目が輝いていて、素晴らしい子供達。豊かで物が溢れている日本では、こういった状況はあまりないだろうが、人間として根本的な事は忘れちゃいけないなと思った。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-26 18:36:08) 138.かわいらしい話にかわいらしい画に、かわいらしい人たち。 運動靴を取らせてあげたい。どうしても運動靴を取って欲しい。 ものすごく応援してしまいます。 言葉なんて全然分からないけど、字幕の文字にかじりついて世界に入り込めました。 異文化が心地良い画像の世界に、もう少し残っていたいと思わせるようなラストも気持ちいい。 この国もこういう映画を作れる国ならよかったのに。とっても切なくなります。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-25 21:37:56) 137.妹の笑顔の為なら・・・兄貴の気持ち、よーくわかります。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-27 22:34:52) 136. 見た後ほのぼのとさせてくれるいい映画です。古い話ですが、NHKドラマの「おしん」は イランで日本以上の大人気だったそうです。この映画を見れば答えがわかります。世界有数の親日国であるイランと日本は、どこか国民性が似ているのでしょう。日本人が、忘れかけたいろんなものを思い出してくれる佳作、ハリウッド発の殺人ドンパチ映画に疲れた人必見です。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-31 18:49:35) 135.《ネタバレ》 イランなんだ。物語はさておき、ナンの焼き方、男女別の学校、迷路みたいな通学路等、生活ぶりが面白かった。そして、靴っていいな♪ 私も新しい靴を買ってもらって嬉しくてはしゃいでた頃があったなと、そーゆー感情を思い出させてくれた、見て良かった映画だと思います。 【まおあむ】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2007-06-17 14:25:54) 134.街中をリヤカーで回っている塩交換屋(?)とか、男女が入替制になっている学校とか、路地に沿って設けられている溝とか、なかなか見ることのできないイランの下町の風景が非常に興味深かった。それにしても主役級3人とも素人さんですか!凄いなあ。素人みたいな役者は掃いて捨てるほどいるけど、役者のような素人が3人も…。うーむ、イラン映画は深い! 【鳥居甲斐守】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-23 21:33:49) 133.優しい気持ちになれる映画の典型だと思う。妹のために頑張るお兄さんも良かったけど、ちょっと抜けたところのあるお父さんも好感がもてた。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-26 10:44:48) 132.清貧とはまさにこのことと「たそがれ清兵衛」に続いて教えられました。貧しくとも清く正しく美しく・・・。正直言えば清富が一番いいのだけれど、それではうらやましくて、見ていてつい腹が立ってしまいそうだ。なにはともあれ、日本が陥ってしまった拝金地獄の前風景があります。物も人もいとおしく感じられるということは良き事かな。 【チューン】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-05-05 18:00:52) 131.私は映画において路地裏の登場するシーンがとびきりのお気に入りで、表通りにはない繊細な感性の行き交いに魅了されてしまいます。最たるが「赤い風船」の風船と少年ですが、この「運動靴と赤い金魚」も路地を走る幼い兄妹の姿に魅せられます。「もっと早く来いよ」「すぐに走ってきたわ」、学校が終わってすぐに駆け出した妹を見ている我々は、ひどいことを言う兄だな~、と思ったりするわけですが、兄は兄で遅れまいと必死なのがよく伝わってきます。始終悲哀に満ちた兄の表情と喜怒哀楽のグラデーション豊かな妹の表情、この表情が貧しい家族の断面を切り取っていくのですが、シャボン玉に二人揃って嬉々とするシーンは生活を離れた子どもの表情が見えたりしてほっとしますね。ラストの赤い金魚は、「赤い風船」の少年に群がる風船にダブってしまいました。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 13:05:13)(良:1票) 130.もし自分にあんなに可愛らしくて無垢な娘がいたら、絶対に嫁に送り出したくないです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-19 11:55:29) 129.マジッドマジディ。やられた。何となく見ていても全くあきないし、子役の子がほほえましい。脚本も何気ない日常かもしれないけど、その場所へ行きたくなるような秀逸な背景。特に女の子が走ってるとこはかなりかわいい笑。いい作品。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-30 02:02:09) 128.愛すべき小作品。お兄ちゃんが帰ってきた後に靴を見に行こうとする妹がかわいい。「明日どうやって学校に行けばいいの?」「スリッパで行けばいい」は爆笑! 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-26 22:00:14)
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