みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
72.何でもないストーリーなのに最後まで飽きずに観れる。何でだろう? 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-30 16:51:36) 71.《ネタバレ》 「食べ物を粗末にするんじゃ無い」 爺さんは僕にいった。なんて事をするんだお前は、と、大好物の鶏を猫に与える孫をにらみつけた。人間様の食べ物は人間様が食べるのであって、猫様には猫様にふさわしい食べ物がある。彼の言いたいことはしまいには大義名分になって、僕の棒々鶏は取り上げられてしまった。脇の甘いところを見せた孫に一発良いのを入れられたことで、なにやら上機嫌でもある。 いやだって猫も時々は美味しいものを食べたいんじゃないでしょうかと言い返すも、テレビに見入ってしまった彼は全く聞いておらず、そうだねーうん、などと一モルも理解していない生返事をよこした。 南極で辛苦を共にする八人の隊員は、自分の仕事を大切にし、誠実に向かい合いつつも観測所での食事を楽しみにしていた。食事に見せる変な、他の言葉に何となく置き換えたくない、変な執着が耐えがたい極寒をイベント程度の日常に変えてしまっているかのようで見ているこちらは楽しくもあったのである。 事件らしい事件が起きない随筆の様なこの映画で、八人が起こした最大の凶行に僕の目は釘付けになってしまった。伊勢エビ。豪華食材である伊勢エビを、身では無く殻に風味が詰まった高級魚介をよりによってフライにしてしまった彼らは、やりきれない食卓の上で転がらない会話を無理にでも放り投げていた。 あのさ爺さん、「棒々鶏だけどさ、ほんの少し僕の分をニャン吉にあげて僕はその分は食べたつもりになって満足で、ニャン吉も満足なのでは?」どうよ、と次の日にもう一度訊ねる。 「そうなの?」まるで覚えていないが、あああのことね程度に孫の相手をする。 「いや、そうではないんだ。戦争中は敵地で食べ物というもののありがたみがあった。戦争が終わったら今度はありがたい食べ物そのものが無いんだ。物理的に手に入らない。戦争中の方がましなくらいだ」なにやらまじめに答える祖父に、意外性すら感じた。 だから、満足がではないんだと言う。お膳に上がったものだけじゃ無くて、お膳に上がる前の食べ物にだって礼儀を払いなさい、と。 伊勢エビを見て、ただ大きいからやりたいと言うだけでフライにしたがる大の大人たちはこの言葉を思い出させた。 が、そう言えば祖父は海軍学校でタダ飯を喰い、終戦直前に軍服を着て写真を撮ったら戦争が終わっていたなどと舌長であった。油断ならない男である。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-05-09 20:20:32)(良:1票) 70.《ネタバレ》 ゆるいですね~♪ 食べ物もとてもおいしそうです。 KDDIオペレーターお迎えのくだりは、 少々やり過ぎ感がありますが、ゆる~いこの映画には、 何となくスパイスにもなっていて好きです。 ラストの「うまっ!!」は、 色々な状況から出てきた最高の終わり言葉だったな。 食べてる場所、一緒に食べる人、他人が作った物。 常においしい料理を提供しようとしてた作り手の西村君には、 この何でもないハンバーガーが感動的なうまさだったんだろうな♪ 【しんしん】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-09 10:54:53) 69.ほのぼのとした雰囲気がよかった。かもめ食堂とかそういうテイストでした。 【カルーア】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-06 09:27:19) 68.特にこれといって事件があるわけではない、南極基地の淡々とした日常を描いた作品です。個々のエピソードはありきたりなのですが、役者陣の好演で淡々具合がかなり絶妙です。その中でも主演の堺雅人は素晴らしい。楽器に例えるならベースギターですね。映画の中で静かに確実にリズムを刻み続けます。生瀬勝久得意の押しの強いオッサンも南極という舞台のお陰で丁度良い具合にデフォルメ感が薄れ文句無しの好演となっておりました。あと西村さん一家が台詞、演技ともクオリティ高すぎです。スピンオフ作品を作ってほしいとさえ思いました。 【Robbie】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-05-05 08:59:44) 67.《ネタバレ》 ラストのファストフードであるハンバーガーを食べて「うまっ!」と言うシーンは、やたらとハイブラウなものに対する強烈なアンチテーゼを感じたし、爽快だった。しかしこれは不思議な映画だ。食に関する映画かというとそうでもない気もするし、人間を描いているかというとそうでもない気がする。だからといって面白くないかというと、そうでもない。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-26 23:58:55)(良:1票) 66.料理は美味しそうだし、個々のエピソードも微笑ましい。もう少し隊員たちの仕事ぶりや帰国への渇望感があるとよかった。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-03-10 15:57:52) 65.いただきます。我が家では、嫁さんが作った晩ごはんについて、「どれが美味しい?」と聞かれると、「どれも美味しい」と答えなければならないルールがあります。ちなみに会社で食べる愛妻弁当は、前の日のおかずの残りをうまく詰めてくれて、ごはんにふりかけなどで顔を書いてくれたり、ウインナーでタコやカニの形にしてくれたりします。「『美味しい』って言わないと、また同じの作らないよ(怒)」と言われてるので、「みーちゃん(嫁)の作る筑前煮は宇宙一や!」とオーバーに感想を言います。この映画の隊員は、一言も「うまい」と言いません。でも、ものすごく美味しそうに食べます。それを見て、にんまりする西村さんの顔を見て、いつも嫁さんがどういう気持ちでごはんを作ってくれてるかが少し分かった気がして、ハッとしました。美味しいごはんが食べられれば、つらい事も忘れられる。豪華でなくても皆で楽しく食べるごはんが一番美味しい。この映画でも出てきますが、皆がそろうまで、ごはんにハシをつけない。これも大事。ちなみにウチの嫁さんと結婚前にデートに行った先で出してくれた、栗ごはんで作ったソフトボールみたいな巨大なおにぎりを初めて食べた時の味は、今でも忘れていません。もうすぐ嫁の誕生日なので、何だかほっこりできるこの映画を、一緒に観ようと思います。ごちそうさまでした。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2013-03-03 13:39:47)(良:2票) 64.どこにでもある日常のゆる~い風景。ただ違うのは外がマイナス70℃な事くらい。南極というネタ満載の特殊な環境をほぼ使うことなく、ただひたすらオッサン達のゆる~い日常を2時間という長尺で描ききった作品。この舞台が日本ならこれほど退屈で面白くもない映画はないだろう。しかし舞台を南極とするだけで、あら不思議なんとも奇妙な空気感が漂ってくるではないか。そしてさらにテーマを「食」にしぼってやることで、テンポが良くなってすごく見やすく分かりやすくなってしまう。この確信犯的な監督の発想。それひとつで面白い映画が出来上がる。そこが映画の魅力であり、次はどんな仕掛けをしてくるのかなと期待してしまうのである。 【遠州】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-02-19 15:30:53) 63.《ネタバレ》 南極観測基地に従事する越冬隊の生活をひたすらゆるく描いた、おっさん達のおっさん達によるホモソーシャル好き腐女子の為の映画。終始ぬるま湯の中で繰り広げられる場面の連続に、「南極舐めんな!」とブチ切れる御仁がおられるのも理解できるが、この一分の隙もないローファイ感はちょっと只事ではない。エンディングのユニコーンの主題歌も含めて完璧と言えよう。終盤に全員でラーメンを食うシーンが最大の山場になっているという恐るべき起伏の無さはある意味見事である。本作はおそらく南極を題材にした作品にありがちな、「過酷な大自然×重厚な人間ドラマ」的イメージに対するカウンターとして作られたのではないだろうか。即ちこれはニュースクール・南極映画なのである。ちなみに南極2号とかは出てきません。念の為。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-02-07 01:16:46) 62.《ネタバレ》 みんなの意見に従い、伊勢海老をフライにした西村くん。このエピソードが好きです。彼が持論を貫いて“正しく美味しい伊勢海老料理”を提供したとしても、満足してもらえなかったと思います。どんなご馳走も想像の味には適わない。“やっぱり刺身だったなと愚痴りつつ伊勢海老フライで我慢する”がこの場合の正解でした。ラーメンの在庫が底を尽いたと知り、落胆する一同。ここでの正解は唯一ラーメンのみ。うどんや蕎麦、スパゲティじゃダメなんです。それを知っていた主人公は、かんすいの代用法を聞くや否や駆け出しました。結果、彼の作った一杯のラーメンは、きたろうやバター男の病んだ心を救います。味は大事。栄養も重要。でもそれだけじゃありません。胸焼けする不味い唐揚げが、傷ついた心を癒したりもするのです。西村くんの料理は、本職のシェフに味では劣るかもしれません。でも、間違いなく良い料理です。料理には人柄が出るといいます。高級料理も素晴らしい。でも自分は、幸せな気分になれる料理を食べていきたいと思いました。愛すべき南極料理人を堺雅人が好演。彼独特の笑み(堺スマイルと勝手に命名)が、人の良さを物語ります。南極行きを上官から告げられ、「家族と、相談を、させて、ください。」を繰り返す半泣きの西村くんが、気の毒だけど可笑しくて。彼が困る度面白かったです。その他の面子も芸達者を揃え、手堅い布陣。ただし、きたろうの存在感が強過ぎて、シティーボーイズの舞台を観ているようでもありましたが。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-26 22:15:50)(良:1票) (笑:1票) 61.とにかく食べ方が汚い。くちゃくちゃぐちゃぐちゃ汚くて音がして嫌になります。日本的と言えばそれまでですが、ただ場所を南極に移しただけのシチュエーションコメディで、舞台で劇にすれば良いかと思いました。主演の人が料理人に見えないんです。日本にいる時も料理しているようではなかったし、そもそも堺自身が、外見の役作りは結構ですが料理の素養があるのでしょうか?私にはそれがわかりませんでした。長い作品ですが事件らしきものが起きないし、本来の派遣で他の隊員がどういう仕事をしているかを見せてもいいし、実際は女性の隊員もいるし、もっと深く細部までこだわって描いて欲しかったです。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-01-26 20:43:12)(良:2票) 60.《ネタバレ》 この作品の原作は知りませんが、以前に越冬隊第一陣の隊長さん手記を読んだことがあり面白かったのを覚えています(今でいうブログみたいな感じでした)、ラーメンを再現するエピソードでは、創意工夫でなんとかする精神はずっと続いているのだなぁと感心しました。張り紙やなんかもいい味出してましたね。いわゆる極限な場所での話であはりますが、内容的にはゆるゆるで良い雰囲気です、うまそうなもんを食べたくなりますね。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-11-08 13:33:09) 59.ある意味ごく普通の、わかりやすい映画だ。しかし妙に凝って方向性を見失うよりもずっといい。演技や演出は当然のように最低ラインはクリアしていて、ストーリーの起伏、8人と少なくない隊員の描き方(バランスよくキャラ立てして登場させ2時間が終わる頃には誰がどんな人か大体わかってる)等脚本的にも自分の嗜好と一致した。あと、1カ所だが泣き所がある。泣きながら「なんでこんな軽いノリの映画で?」と思ったがいつの間にかマジックにはまってたらしい。場面ごと数ヶ月とか間隔を空けなきゃ1年以上の南極生活を描き切ることは不可能な中で、髪や髭の変化や隊員同士の空気感など細かい演出や配慮がこちらの理解の助けとなり功を奏していたように感じる。どっかのインタビューで見たが堺雅人は切迫してる感じを出そうと私生活で数ヶ月禁煙してたらしい。僕はこの人の人間味が好きなのかも知れない。主に顔が。苦言→あと1~2人減らせばもっとわかりやすくなったのではないか。誰とは言わないが。総じてテンポよく分かりやすく、楽しめる映画だった。 【liptonton】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-10-23 01:33:12) 58.《ネタバレ》 南極越冬隊に同行した調理担当のお話。自然の厳しさや越冬隊の研究など南極という特殊な環境に重きを置きたくなるところをあえて主人公と料理だけに割り切ったのがよかった。この作品のゆるさを心地よいととるか物足りないととるかによって評価が変わりますね。感涙したりハラハラドキドキするような作品ではないが、見ていて心地よい。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-13 14:22:56)(良:1票) 57.ゆるい感じでしたがおもしかった。とにかく料理がウマそうだった。役者さんたちも上手かった。ラストシーンの一言にはビックリした。この台詞をここで使うのかと。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-06-22 23:48:54) 56.《ネタバレ》 終始、南極越冬隊の生活感をゆるーいテンションで淡々と描いた映画で、その表面を覆ううすぼんやりとした感じが、中盤に退屈感を呼び起こしてしまったことは否めなかった。 しかし、そのうすぼんやり感は、あくまでこの映画の表面的なものに過ぎず、よくよくと思い返せば、そこには各人物の人生における葛藤や、極地生活で小さいながらも確実に生じる心の闇、そして張りつめた精神がふいに崩れる様などもきっちりと描かれている。 そうして任務を終え、日常生活に戻っていくラスト。このラストについても、あくまで淡々としており、やたらに盛り上げない感じが絶妙だった。 南極での任務期間中、意外に潤沢な食材をフルに生かして、生活環境の厳しさを少しでも忘れさそうとするかの如く、主人公は時に豪華で時に魅力的な食事を日々作っていく。 しかし、映画の中の南極での食事シーンでは、主人公が「ウマい」と発するシーンは一つもない。 それなのに、ラストシーンで家族で訪れた遊園地の明らかに不味そうなハンバーガーを口にするや否や思わず「ウマッ!」を発する。 「食事」という行為の本当の意味の醍醐味を如実に表した、この映画に相応しいラストシーンだったと思う。 冒頭に述べたように、映画として若干間延びをしてしまっている印象はある。南極観測基地という極端に閉鎖的な環境を生かして、もっとタイトにまとめて欲しかったとも思う。 芸達者な舞台出身俳優が揃っているので、このまま舞台化したなら、かなりの名舞台作品になる予感を持たずにいられない。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-05 23:44:33)(良:1票) 55.《ネタバレ》 面白い! 別に何も大きなイベントは発生しないけど キャスティングや構成のうまさが光る一作 個人的には観測基地の中に貼ってあるいろんな注意書き(雪はあるけど水はないetc)がツボw 極限の地での厳しさをあえて描写せず あくまでも「食」を中心としたことが素晴らしい でも、、、ただ食べて飲んでにしか見えないのは ちょっとマズイかも(笑) いやー出てくる食べ物 全部おいしそうだよね 極みは…やっぱラーメンっしょ 「僕の体はラーメンでできているんだ」には大いに共感 うまいもんね~ラーメン やばいラーメンばっかり書いてる(笑) 大変よい映画でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-23 11:20:36) 54.《ネタバレ》 なかなか面白かったですね~。終始、ゆる~い笑いをかましてくれて、それが個人的にはツボでした。この映画だけ観たら、越冬隊の人たちは税金で食って遊んでるだけの人に思われそうですね(笑)。彼らの仕事人としての描写はほとんどなく、仕事以外の余暇や食事、生活といったものに焦点当てられている。変に仕事人としての顔を入れるよりも、こういう思いきった構成で結果としては良かったんじゃないかと思います。エビフライの合唱とか、ステーキ肉の火遊びとか見てると、越冬隊の面々がだんだんと子供に見えてきます(笑)。そんで、主人公の西村くんはお母さんに見えてくる。お母さんと7人の子供達による漫談劇みたいな感じ。そして、西村くんが作る料理の旨そうな事旨そうな事。タイチョーの「西村クン、僕の体はラーメンで出来ているんだ」には爆笑しちゃいました。見終わってから僕がまずやったのは、家でインスタントラーメンを作って食べる事でした(笑) 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-08 01:14:28) 53.《ネタバレ》 なんとなく間のある笑い、のどかな内容。 ラーメンが美味しそうに見えたのと最後のほう、KDDIのオペレーターが出てくるシーン 面白かったです。 【KINKIN】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-24 15:31:16)
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