みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
76.うーん。淡々としててカタルシス等まったく感じなかった。 よかったねーみたいな。ハカがよかったです。カエリタァ~イ。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-05 09:58:42) 75.アパルトヘイト撤廃直後の南アフリカにおける人種的対立、緊張関係、そして和解を、どちらに寄ることもなく公平かつ真摯に描き出したイーストウッドさすがの横綱相撲で、とくにラストの決勝戦の迫力とスリリングさは凡百の監督では永遠に出せんであろうダイナミックさ。しかしイーストウッド特有の毒やブラックさがほとんど感じられず、近年の彼の監督作のなかではインパクトは薄め。よくも悪くも普通にいい映画やったって感じかな。 【幻の『モンスター』】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-12-18 16:47:37) 74.《ネタバレ》 まずは、ネルソン・マンデラという誰もが知っている実在の人物を見事に演じきったモーガン・フリーマンの演技を評価したい。南アでのアパルトヘイトは教科書で誰でも学んだ歴史だが、制度自体が廃止されても、人々の心は簡単に変えられるものではない。でも、誰もが予想しなかった、白人社会を象徴するナショナルチームをあえて残すという選択。それだけでなく応援する。そして勝つことで国民の心が一つになりうる。そのことを誰よりも冷静に知っていたのがマンデラだったのだろう。ここにこの偉人の非凡さがある。自らを27年間も牢獄に入れた相手(白人)を赦すなんていうことは、己の感情を超越しないとできないことだ。まさにインビクタス「負けざる魂」を持った者のみが、運命の悲哀を乗り越え、人々を結びつけることができるということを描いた作品である。マット・デイモン演じるチームのキャプテンが、マンデラと1回会っただけで、変わり始める。その一人の変化がやがて全体チームに、最後には全国民に波及していく。それを最初から頭に描いていたマンデラはやはり非凡としかいいようがない。マットも見事にラガーマンの体づくりを見せている。さらに本作の面目躍如はラグビーシーンのリアリティーさにもある。満員のスタジアムをCGではなく、膨大な人数のエキストラで再現している。これは本当にすごいことだ。観た後で、イーストウッド監督作品と知って驚いた。題材性も含め本当に素晴らしい監督だと改めて認識した。 【田吾作】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-12-15 13:32:34)(良:1票) 73.《ネタバレ》 とにかく演出のバランスが秀逸。 自国の情勢、それを改善すべく奮闘するマンデラと彼の過去、ラグビーの試合演出等全てが過不足無い絶妙な見せ方で、2時間越えでも苦にはならず、むしろよくこれだけの内容を130分にまとめたと感心させられた。 大統領も、どこぞのお米の国の大統領(もちろんフィクション世界の話ですよ)みたく銃を乱射して大暴れしたり戦闘機でエイリアンをやっつけたりヒステリックに声を張り上げたりせず、どんな困難が降りかかろうとも常に冷静さを忘れず、優雅に対応するのがじつに格好良い!そしてそんな彼を演じ切ったモーガンフリーマンも見事。 正に『武』ではなく『知』で解決するヒーローでした。 注記)別に上述したようなエネルギッシュな大統領が嫌いなわけではありませんがこう言うのも良いです。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-13 07:45:30) 72.マンデラかっこいいなー。彼にふりかかる多くの試練が彼の度量大きくして魅力を引き出しているんだなーっとおもった。 【ホットチョコレート】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-09-29 20:36:44) 71.《ネタバレ》 人種差別による憎しみに支配されていた国をひとつにするために、虐げられていた黒人がまず白人を「赦す」という、実に聡明でしかし実行困難な戦いを成功させたマンデラ大統領の姿と、変わっていく国の様子を描いたヒューマンドラマ。 「赦すこと」は人間の為せる業の中でも最も困難で崇高な行いだろう。 実話ものということで、ドラマチックな驚きはないが、マンデラ大統領の偉業をスポーツによる爽快感と絡め、手堅い作品になっている。 ラストでのスタジアムの高揚感、国のそこここで湧きあがる一体感には、理屈抜きで感動を覚える。 【poppo】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-08-26 09:41:57) 70.《ネタバレ》 これは「能」の映画ではないか、と思った。 「能」は「削りの芸術」で動き、演出、道具などを極力削って最低限のものしか舞台にあげない。残りは観客の想像力に委ねるのだ。 この映画は観客に「委ねている」。だから公平な感情をもてるように過激なシーンやエピソードをあえて見せないのではないか。 「この世界のこれからをあなたに委ねる」という監督のメッセージでもあるように感じる。 私にとっては冒頭からリアルだった。マンデラ釈放の日を「国の破滅の日」と言った白人男性を見て、実際、南アの白人少年が「最高の国が最低の国になった」と言っていたのを思い出した。 差別する側はされる側の事を考えない。ピエナールの父を見ていれば分かるが、黒人に感情がある事さえ意識していない。 ピエナールも白人SPも黒人の立場、環境、気持ちなど考えた事がなかっただろう。マンデラに会い、彼らは初めて考えだしたのだ。 刑務所にも訪れ、「赦せる強さ」を考える。「愛」の反対は憎しみではなく「無関心」なのだ。 優勝した時の様子ですが、フランスもサッカーWCで優勝した時、ああなったそう。差別意識の強い地区でも無礼講だったとか。 一瞬の出来事かもしれないけど、あるとないのでは大違い。忘れなければその一瞬を永遠に出来る可能性がある。 それを静かに、優しく、包み込むように、観ている私たちに「委ねて」いる映画。文句なく傑作だと思います。 【果月】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-30 01:41:11)(良:1票) 69.《ネタバレ》 マンデラ大統領の人間を深彫りするでもなく、試合のプロセスを深く追うわけでもない。 まあ、映画の尺に対して表現するべき内容が多すぎるという、企画そのものが無理な企画だったんですけどね。 視聴者が登場人物やイベントに感情移入するだけの準備がもてないので、作品を深く堪能できないという欠点が残る映画でした。 二部作にして、マンデラ大統領自叙伝編と、ラグビー編とわけたらまだよかったかも。史実がベースだけに、地味な映画にせざるを得ないとは思いますが、そういう映画こそ、登場人物の背景を深堀利する必要がある。 【ひであき】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-14 04:55:45)(良:1票) 68. ◉インビクタス 六点 全体を通して落ち着いたシーンが多く、時間が長く感じてもう一度味わう気にはなれないと思ってしまうほど見るのに骨が折れたが、注目すべきはラグビーの試合結果うんぬんより、SPたちの真摯な態度と民族を超えた和解の描写、そして何よりマンデラ氏のインビクタス=負けざる魂に心打たれる。 彼の心情、思慮深い態度と思いやりに満ちた言葉は、次の言葉に集約されている。 ・私は我が運命の支配者 ・我が魂の指揮官なのだ それはまさに主体性を発揮して前向きに生きるためのベストの哲学であり、実際に監獄の回想シーンからはどんな困難にも立ち向かえる勇気となる実例を教えてくれる。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-11 22:21:32) 67.イーストウッド監督で面白いのが続いたので、ちょっと見てみました。結果、中でも面白くはない作品かなって思いました。大統領は人間できていましたが、なんというか作品全体にまとまり感がなく、フィニッシュに向かってテンションがあがって行きませんでした。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-08 01:36:48) 66.まあマンデラ氏は立派な人です。どこかの国の首相にも観てもらいたい映画です。モーガンフリーマンはもうマンデラ氏にしか見えなくて、この人は黒人大統領役の代表格のような気さえする。前半はとても良い内容だったけど、そして期待感もどんどんふくらんでいったけど、肝心のラグビーシーンが長くてドラマ性にも欠けて退屈だったのは残念。とても頑張って映像にはしたんだろうけど迫力やスピード感も欠けている。ただ、映画なのにスタジアムは満員、実際の試合会場の雰囲気をだしている。これはたいしたものです。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-05-25 18:14:00) 65.《ネタバレ》 クリント・イーストウッド監督のものは大概好きなのだが、この作品はあまりにもまっとうなテーマ過ぎて(中身の想像が容易すぎて)映画館で観るのは敬遠してしまった。で、今回DVDで鑑賞した。結論から言うと想像していたとおりの部分もあったが、面白かった。面白かったというより役に立ったというほうが正確かもしれない。「人の上に立つものとしての心構え」や「対立するグループをうまくまとめる方法」といった実用的な部分が目立つ内容だった。企業内研修とかでも使えそうな映画だ(笑)。 個人的にはマンデラさんの人徳の凄まじさが特に印象的で「上司にしたい有名人」を聞かれたら、明日からは「マンデラ大統領」と答えようと思う。深くは描かれないが、妻(映画には出てこないが)や娘との葛藤も逆にいい味を出してるような雰囲気だし、病に倒れても仕事をしようとするし、ほんとスーパーおじいちゃんだ。そこのところの描写が一面的で平板ということもいえるが…。まあ、実在の人物だし、神様みたいに慕われてるし、これ以上の描写は無理か。モーガン・フリーマンはいつ観ても変わらない安定感だ。マンデラおじいちゃんに傾倒していくピナール役のマット・デイモンの演技もさすが。良い意味で教科書的な映画。 ついでに、特典映像も面白かった。マット・デイモンはいい人そうだし、役作りもほんと頑張るなぁ。ベン・アフレックと二人で映画界の良心みたいになりつつあるという印象。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 19:00:48)(良:2票) 64.《ネタバレ》 ■うーん、いい話なんだけどイマイチ足りないところがある感じ。その根本原因は「なぜ弱小南アチームが強くなったかがまったく描かれていないので、WCでの勝ち上がりにも思い入れが出来ない」という点にあると思う。南アが弱いということが事実に反していてもそれはいいが、でもというか、ならなおさら南アが強くなるプロセス、あるいは奇跡の勝利を収めるに値する何か、を事前に差し込んでほしかった。それが「大統領の応援」だけだというのでは拍子抜け。 ■他方、マンデラ大統領の重み、ドラマは上手く描けていたと思う。「赦し」の難しさ、それを実現させていくマンデラのすごさ、等々。みんな「一人の魂の指導者・・・」を引いてるけど、個人的には凡庸ながら「危険を冒せないものは指導者になれない」っていう台詞が好き。 ■というわけで、悪くないんだけど、スポ根に大切な「勝つ為の秘訣」が見えなかったので2点減点。いい映画だとは思うんだけどね。なんだかんだラストの勝利はぐっとくるし 【θ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-22 00:21:00)(良:1票) 63.アパルトヘイトを撤廃、敵対し合う民族を同胞へと導くその姿は、何百年後の人類史にも間違いなく名を残すであろう超偉人「ネルソン・マンデラ」。彼が「ラグビー」というスポーツを使い、白人と黒人の民族和解へと導くきっかけを作ります。南ア主催のラグビーワールドカップを舞台に、マンデラ大統領の発揮される手腕、それを取り巻く南アのナショナルチームの奮闘を描いてます。映画としてはとてもストレートな作りで、本当に良い映画。これから大人数で何かに立ち向かおうとしている人(チーム)にオススメ。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-03-13 23:25:43) 62.ここんとこ異人種間の摩擦をしばしばテーマにしてきた監督だから、南アを描くのは不思議でないし、孤軍奮闘する男の話という点でも間違いなくイーストウッド映画のはずなのだが、この質感のあまりの違いは何なんだろう。底にあるのは「スポ根もの」で、終盤、白人黒人のボディーガードが手を取って喜び合う「反撥→和解もの」定番カットがあったりすると、これじゃあまるでハリウッド映画じゃないか、とつい思ってしまい、そうだハリウッド映画だったんだ、と愕然とした。ゴミ拾いの少年と警官が勝利を喜びあうとこ。この少年の、パトカーからのラジオを聞かんがためにうろうろゆっくりゴミ拾いをしているあたりのおかしみ。おもしろいんだけど、でもイーストウッド映画だぜ、これ、とつい補注を付けながら見てしまう。なにしろ死人が出ない。いつもの悲痛さに収斂していくドラマじゃなく、こちらがオロオロしてしまうくらい素直で明るい。しかしその単純明朗を皮肉に冷笑する気分はちっとも生まれず、こちらも素直に観られたのは、題材が一番冷笑と無縁なスポーツだからか。根っからのイーストウッドファンには物足りなかったかもしれないが、私はこの楽しんでハリウッド定番をやってるような彼を、驚きながらもけっこう嬉しく見た。いいじゃない。政治の介入から独立したスポーツの輝き、でなく、政治の道具を自覚したスポーツの・それゆえの輝き、ってテーマも面白い。ヒゲのテレビキャスターがいい味。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-05 12:21:01) 61.緊迫感がなく、あっさりしてるのは実話だからかな。決勝のシーンが長くて辛いです。 【ベルガー】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-03-03 18:33:43) 60.以前読んだ本に(BDの特典ドキュメンタリーの人の本かなぁ)イーストウッドは趣味の映画と商業的な映画を交互にとると言う話を読んだ気がする。 この映画は多分に商業的な方向性の強い映画であろう。すなおに何も考える必要もなく面白いと思えるからだ。 この順番で行くと今公開中のヒアアフターは間違いなく趣味の映画となるわけで、個人的にはイーストウッドの趣味全開の映画がとても好みである以上、明日は得意先に行くと言ってサボって見に行こうかと思う。 しかしマッド・ディモンが出る映画は「チーム☆アメリカ ワールドポリス」での「マァァッド・デェェモーン」が頭の中でリピートして集中できない。なんて破壊力のある人形劇だったのかと今更ながらに思ったのだった。 【クルイベル】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-02-23 01:13:46) 59.マンデラ大統領のラグビーというスポーツを通して、分裂した国を一つにまとめると言う発想がすごいよね。 観るまで知らんかったが、クリント・イーストウッドが監督だったんだね。淡々としたシンプルな描き方はさすがですね。クリント・イーストウッド監督が得意とするメッセージ性は押さえ気味だったのは、実話だからだろうか。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 02:51:32) 58.アパルトヘイトを乗り越え、スポーツを通じて国がひとつになる息吹を与えたマンデラ大統領の自伝映画・・・となると、もしイーストウッド以外の監督が撮ったらきっともっと冗長で、壮大さを演出した作品になったと思う。 そこをイーストウッド監督は人種差別問題に関しても、ラグビーに関しても、本当に映画として必要な部分だけ的確に抽出して描く。 この作品のテーマは、「赦し」や「詩、歌」によって呼び起こされる、まさにシンプルな「人間の力」。 テーマをシンプルに絞り込むことで、本作は説教臭い伝記映画ではなく、素直に感動出来る映画に仕上がっているのだと思う。 毎回作品を観て思うのだが、イーストウッド監督は本当に役者の「いい表情」を撮るのが巧い。そしてやはり監督ならではの、所々にホロリとさせられるさりげない演出も散りばめられており・・・・・とても感動出来る、素晴らしい作品でした。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-11 10:38:01)(良:1票) 57.あまりにも教科書的いい話すぎてケチのつけようがないです。マンデラは本当に聖人ですね。おすぎも珍しく評価していましたが、自分的には出来過ぎた話で、1時間くらいでやめても最後まで見ても感想は変わらなかったと思います。もっと、マンデラも、ラグビーの首相も深い人間ドラマにして欲しかったです。ちょっと軽く上っ面だけなぞったような印象があります。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-02-07 19:49:38)
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