みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
513.《ネタバレ》 アルフレードがトトに村から出ろと諭す場面の古びた碇。帰郷したトトを出迎える年老いた母に繋がる毛糸。これぞ映画ならではの語り方。胸が震えました。観客各々の“想い”と“思い”に照らし合わせ染み入るに相応しい、素晴らしい技量を備えている映画でした。美しき郷愁と懐古で泣かせる映画ではない点にも感心します。得たものもあれば、失ったものもある。後悔こそ人生のメインロード。それがこの映画の良心と考えます。最後に本作を鑑賞した全ての皆様(親御さん)へのお願い。子供から預かったお年玉は、子供が大人になったら返してあげましょう。大人だって約束を守るんだって事を、お父さんお母さん銀行の格付けはAAAだって事を、子供に教えてあげましょうよ。アルフレードのように。えっ、当たり前だって。失礼しました。 【目隠シスト】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-01-01 00:00:00)(良:1票) 512.《ネタバレ》 うーーーーん。。。間違いなく「劇場公開版」→(興味があるなら)「完全版」の順番で観るべきだと思います。せっかくこちらを観たのに、「完全版」の記憶があるから勝手に色々脳内補完。作品の焦点が違う、完全に違う2作品ですね。“完全に違う”と言いきってしまっても良い位、観終わった後の印象が違いました。どちらが好きかと言うと「劇場公開版」の方が好きですが、考えさせられたのは「完全版」でした。 【ネフェルタリ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-15 15:43:19) 511.《ネタバレ》 ここ数年、映画の上映はかなりの割合でデジタル上映に入れ替わりました(一部まだ残っていると思いますが)。もうフィルム映写機は使われておらず、撮影自体もデジタルカメラで行われています。そういう現状を踏まえながら見ると、より切なさ倍増です。「昔は手回しだったが、今は全部機械だ」その機械すら今は絶滅寸前なわけですから。ノスタルジーすら消えて行く時の流れ。切ないなあ。 もう一つ思い出したのは、自分が子供の時、近所にポルノ映画館があったこと。看板の前をドキドキしながら通り過ぎた思い出がフッと蘇ってきました。「ニューシネマパラダイス」に登場する映画館も、最後はポルノばかり上映していたようです(壁に描かれたチ○コの落書きが容赦ない)。子供時代のあの映画館も、ポルノを上映する前は普通の娯楽映画を上映していたんだろうなあ。映画館の数だけ物語があるんだなあと想像してしまいました。 ・・・かといって、この映画は単純なノスタルジーを描いているワケでも無かったですね。人生は映画のように簡単じゃない、ノスタルジーに溺れるな。実人生を生きろってことでしょうか。「映画ばっかり見てんじゃねえ」と映画からケツを叩かれた気分です(笑)。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-11-12 03:05:48) 510.《ネタバレ》 今までに繰り返しこの映画を観ていますが、たぶん流した涙は1リットルにはなるでしょう(ちょっと大げさです)。もう最近はトトがシチリアに帰るあたりから涙目になってしまいます。そしてラストシーンではもう滂沱の涙、正直言ってここで泣けない人がいるって信じられないです。トトって子供のころは悪知恵が働くませたガキだし、成人して映画監督になってもプレイボーイで女をとっかえひっかえ、おまけに30年も実家に帰らないというけっこう嫌な奴です。でもアルフレードが残してくれたフィルムを観てるとき、まるで少年の日に帰った様な屈託のない笑顔を見せるんですよね。ノスタルジーの魔力を見せつけてくれるこのカットはまさに偉業で、私の涙腺を徹底的に破壊してくれます。 エンニオ・モリコーネのテーマ・ミュージックはあまりに素晴らしく、もう映画音楽遺産と呼びたいぐらいです。そう言えば数年前、地元のデパートが閉店しました。閉店セレモニーで店員さんたちが深々とお辞儀をする中でもう二度と開かないシャッターが下ろされたんですが、この映画の『愛のテーマ』がその時流されたんですよ。集まった群衆からは一斉にすすり泣きが漏れ、ほとんど号泣してる人もいました。もう素晴らしい演出でしたが、この場面で『愛のテーマ』を流すなんてそりゃ反則ですよ(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-09-17 23:55:50) 509.映画好きの方ならラストにぐっとくるでしょう。私もラストにはぐっときましたが、他のシーンにはたいして思い入れが有りません。長いし。確かに良作であると思いますが、自分には何度も観返したくなる作品ではありませんでした。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-17 15:23:29) 508.《ネタバレ》 すごく少数派の意見となりますが、自分はこの物語、どちらかというと嫌いです。 なぜならば、彼は長男だ。一家の大黒柱を亡くしたサルヴァトーレ家の長男だ。 にも関わらず、実は他人であるはずのアルフレードの言いつけだけに耳を貸し、 母を残し、妹を残し、村を捨て 一人身軽でローマで暮らす。 その後、30年も母の元へ帰らない 信じられない 母を捨て たった一人の妹を捨てて30年も帰らない。 帰らない理由はなんなのだ。 実は、その30年もの間、母は男手を必要としていたかもしれない かわゆい息子に一目会いたいと願う母親の想いをどんだけ放置してきたことか そんな母のことを妹は一人にする事出来ずにずっと傍で暮らし、自分の自由さえも無くしていたのかもしれない (その辺りは、推測の範疇なんですが、) とにかく、彼にとっては自分の人生だ やりたい事があるのならば好きにすればいい どうしてもシチリアを離れたかったのならば、ローマでも何処でも好きなところで暮らせばいい ただし、ちょっと待ってください あなた長男だったですよね? 一人立ちするまで育ててもらった母への感謝の気持ちは まさか無いのか? 正直、大人となった彼には人間としての暖かみを感じなかった。 そうなると、実際、アルフレードがあの時の彼女への想いを根絶させた事が余計だったことのようにも思える。 現にトトはローマで最高の伴侶と出会ったという風ではなかったではないか やはり、あの時の彼女こそが追い求めなくてはならない相手だったのかもしれないではないか。 だとすれば 彼は村も離れず、 家族の元で 新しい家庭も築けて 誰にとっても幸せだったのかもしれないではないか 『村を離れろ』・・・ なぜだ 過疎化に繋がる 『決して戻ってくるな』・・・ なぜだ 家族を残して。 『過去を振り返るな』 なぜだ・・・ 別に悲惨な過去を背負っているわけでもないのに。 ただ、アルフレードが青年期のトトに押し付けた言葉が別に悪い事だったとは思わない。 ただ、その言葉に 単に従い、村を捨て 母を捨て 妹を捨て 30年間もの間、村へ帰らなかった大人のトトがどうにも好きになれなかった。 というわけで、ここらでそろそろやめます。 なんか、変に感情的になってきてしまったし、文字制限にも引っかかってしまったみたいだ。ですけん、さようなら。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-09 22:33:14)(良:2票) 507.しみじみしみる映画ですね。ただ涙が止まらない感動と言うのは私にはなかったですね。世代かな?しみじみと懐かしく良い余韻の残る秀作です。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-21 12:58:38) 506.難しくは説明しにくいが、とにかく、最後に泣けて。観終わったら、気持ちが良い映画だった。自分に合ったんだろうな。だから、名作。それで良いじゃないか。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-07 20:49:38) 505.《ネタバレ》 若い頃に最初観たときは、ヌルい映画だなという印象で、自分の中での評価は低かった。 世間の評価が自分の印象よりずいぶん高かったので、数年後にもう一度観てみると、最初観たときより面白かった。 ただ、内容はほとんど忘れていたので、その時の自分にとってはそれほど心を動かされるものがなかったということ。 ところが、最近久しぶりに見直してみると、なぜか心に染みた。 映画は観る時期を選ぶということか。 映画しか娯楽がなかった時代の映画館内の熱気が伝わってくるよう。 テレビや他の娯楽が増えて、街のみんなが一箇所で盛り上がるようなことはなくなったが、そういう不便な時代のほうが本当は楽しいのかもしれない。 想い出の映画館が取り壊される様子には、センチメンタリズムとノスタルジーがかきたてられる。 トトに対するアルフレードと母の深い愛情には胸を打たれる。 年を経るほどに味わい深くなる類の映画のようで、またいつか観直すことになるだろう。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2013-02-05 20:35:12)(良:1票) 504.うーん、いいね。いいんだけど、映画人の自己満足的というか、自慰というか、そんな感じがしたなあ。また観たい、とはあまり思わない。 【風小僧】さん [地上波(吹替)] 4点(2012-12-29 09:50:20) 503.《ネタバレ》 いい映画でしたねぇ…これはシネマファンなら多少なりとも心の琴線に触れる作品じゃないでしょうか。前半はヤンチャ坊主がちょっとウザったかったこともあり、「映画好きの子供とオッチャンの心温まるストーリーね、ハイハイ。」と冷めた目でみてましたがそのうちいろんな印象的なエピソードが絡んできました。美しい少女との恋…オッチャンの火事での大怪我などなど…後半で映画館が爆破されたシーンは自分も映画館に通っていた当事者になった気になって思わず号泣してしまいました。冒頭で30年も実家に帰っていないなんてなんて親不孝なヤツだと思っていましたがちゃんと理由があったんですね。オッチャン!あんたって人は…それにしてもよく泣かせていただきました。「いや~映画ってホントにいいですね!」 【イサオマン】さん [地上波(字幕)] 9点(2012-12-10 23:21:37) 502.トトの笑顔、アルフレードとの交流、音楽、そしてラストのキスシーンをつなげた映像、こんなに幸せで映画っていいなって思わせる作品はないと思う。素晴らしい!! 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-14 18:02:48) 501.むかし「みゆき座」でのロードショーを鑑賞しました。大ヒットで超満員でした。当時座席は指定入れ替え制ではありませんでした。座席を取るためにあらかじめ満員の場内に入っていて、上映が終わるとそそくさと席を確保するなどまかり通っていました。好ましいことではないけれど、このときはこれまで体験したことの無いような大混雑だったので、私は場内に入り、クライマックスをいきなり見てしまいました。このクライマックスを知ってしまっては感動がうすれてもったいなかったなと後悔しましたが、後の祭りです。ところが、席を確保して、はじめから見たわけですが、なんと結末を知っていながらも、怒濤の涙があふれ大感動しました。映画の素晴らしさを正面から再確認させてくれた名画ですね。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-09-02 21:14:11) 500.シナリオ、配役、映像、演出、音楽と、それぞれが高レベルの至高の逸品。 ただノスタルジーを満足させるばかりではなく、現在と過去が一つの流れになっていて、 物語としても、また"映画"そのものを小道具にした設定ともにシナリオの完成度が高い。 中盤過ぎにちょっとバタつく展開があったのは残念だが、終盤からラストにかけての演出は、 制作者側の抜群のセンスの良さに脱帽。ちなみに完全オリジナル版のほうで、 首を捻った終盤の展開があったのだが、2時間版ではバッサリとカットされていた。 こちらのほうが自然な流れでいい。音楽は文句なく最高。名作でもあり、秀作でもある作品。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2012-08-12 04:35:57) 499.やばーーーい!!何も感じない。ベストランキングでTOP30に入ってて「感動」「泣けた」のレビューの嵐の作品だが、ただただ冗長なだけに感じてしまった。多分これは鑑賞側の精神年齢が高ければ波長が合って、物語に感情移入できるんだと思いますが、自分のような人間には後半からは状況を追っているようにしか見えません。前半の子供時代のトトのままで展開していって欲しかった。いつかこの映画で感動できるようになりたい。 音楽は素晴らしかった。 【Jar_harmony】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-07-07 18:27:29) 498.アルフレッドと幼きトトの友情に心があったまります。映画を観る幸せがあふれ出してきそうな映画館の描写も好き。点数はすべてこの前半に。どうも私は育ちが悪いせいか他人のノスタルジーに引っ張られない性質なので、おっさんが郷愁に浸っているのを見てもぴんと来ないのでした。運動会で小さい子が走ってるとすぐ泣くんですが。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-04-28 17:05:00) 497.《ネタバレ》 ○何となく観てこなかった一作。いっそのことブルーレイディスクを購入して観賞。なぜ今まで観てこなかったんだろうと後悔するくらいの傑作。○ノスタルジー溢れる作風に、絶妙にマッチしたモリコーネのスコア。涙なしには観られなかった。○観客、映画ファンに対して「これからも映画好きでいてくれよな。」とまるでベテラン監督が映画界に餞別を告げるような実直なメッセージある作品。これを当時20代のトルナトーレ監督が作ったというから驚愕させられる。もしこのメッセージに対して答えを出すのなら「好きでい続けるよ。」そう答えたい。 【TOSHI】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-03-17 00:46:11)(良:1票) 496.いい映画です。終始映画の中に引き込まれ、見終わった後優しさに包まれ、とても温かい気落ちになりました。皆さんがおっしゃている通り、ラストシーンが秀逸です。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-25 22:29:12) 495.《ネタバレ》 素直にノスタルジーに浸れる映画。もっと上の世代だとさらに感慨深いんだろうなぁと思いながら見てました。映画館爆破のシーンやラストのキスシーン映画は涙を誘います。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-04 21:24:16) 494.《ネタバレ》 優しくて、切なくて、懐かしい。愛情がたくさん詰まったこの映画には何度泣かされた事か。涙が出る場面はいつも決まっている。トトの母が夫の死に涙するシーン、広場に映画が現れるシーン、ニューシネマパラダイスの爆破シーン、そしてラストのキスシーン。特にラストは映画史に残る名シーンとして有名だが、僕が一番好きなのは広場に映画が現れるシーン。劇場に入れない人々の為にアルフレードがレンズを動かし広場の壁に画面を映し出す。それに歓喜する人々の姿は映画の素晴らしさを純粋に物語っていると思う。数多くの娯楽が蔓延る現代の人々に映画の素晴らしさを純粋に伝えられる数少ない作品だ。是非若い人には見てもらいたい。 【関白宣言】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-08-19 03:04:18)
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