みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.鑑賞して4時間近く経っているが、頭が重い。。。鑑賞した人にはそれがわかるはず。。 ・・・。 NHKのクローズアップ現代で、桑子キャスターと監督の対談を見て、この作品を知りました。 どんな難解な物語になるのか。。。きっとついていけないだろう(テネットの時のように)。。と思いながら、劇場へ。脳がまだ思考停止していない昼間に。 2024年3月31日。 日本公開後初の日曜日。劇場内は、ざっと40人といったところだろうか、、年齢層は高めに感じた。 3時間の大作。さらにノーラン監督の難解(だろう)物語。 ここにいる全員がエンドロールまで辿り着けるのか。何人が途中退場するか。。。それも楽しみの一つだった。私は3人は退場すると踏んだ。 結果 退場者は1人だった。トイレに行ったか、退場したか、、、微妙な時間だったが、戻ってこなかった。きっとついていけず退場したのだろう。 私もセリフと音と、映像で脳が爆発寸前のところまで来てたので、退場したかった。。 この中でついていけた人間は何人いたのだろうか。 ノーラン監督の作品。。。かなりの覚悟を持って挑んだたが、そのエネルギーを受け止める脳のスペースが全然足りなかった。 物語を語るには、一回見ただけでは不可能。 人物相関を自分で描いて、時間軸を整理して、2度、3度見る必要があるだろう。。 クローズアップ現代で監督は、「1つの作品を完成させた時、“問い“が必ず残る。次の作品はその“問い“を拾い上げるところから始まる」と語っていた。 この作品を見て、自分なりの“問い“を考えたいと思う。 【へまち】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-03-31 19:43:46)(良:1票) 3.《ネタバレ》 専門用語が次々に現れ、時系列を交錯させ、培ってきた技法を総動員させたクリストファー・ノーランの力作だが彼のベストではない。 恐らく半分以上は話を理解できなかっただろうし、あれほどの会話劇で本国アメリカで記録的な大ヒットしたことは、ノーランのブランドがなせる業なのか、核兵器を巡る世界情勢の重大な危機に関心が大きいのか、その両方だろう。 唯一の被爆国である日本にとって胸糞悪いのは事実で、戦争という熱狂によって人道・倫理観のブレーキが壊れ、戦場が兵器の実験場に変わり、新たな秩序と発明が生み出されていく。 戦場とは遠い世界でチェスの駒を操れそうな位置にあり、やがて自分自身も利用されて棄てられていく様が同じ天才学者を描いた『イミテーション・ゲーム』に通じるものがある。 国のエゴと利害の一致によって身動きできなくなっていく理不尽と葛藤と矛盾がオッペンハイマーに強烈なストレスとして画面に発露される。 広島と長崎の投下シーンが一切ないのは予め知っていた。 これは日本への配慮とも言えるし、挿入したとしても"オッペンハイマーとは何か"をぼかしてしまうので妥当とも言える。 英雄でもなく、悲劇の人物でもなく、功績と名誉を回復しても、これらは彼以外の大多数の所有物でしかなく、本人がどう思っているのかは知る由もない。 彼がいなくても、誰かが原爆を作り、どこかで投下されていただろう。 全人類を破滅させることができる発明が世に出てしまった以上、もう止めることはできない。 昨今に論議を巻き起こしているAIが世に出てしまったように。 現実、国の最高権力者という名の狂人が核兵器というキャスティングボードを握っている。 話し合いで解決できない相手に我々だったらどう向き合うか? もはや「核兵器について議論しない」という日和見な選択肢は残されていない。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-03-30 23:12:00) 2.《ネタバレ》 作品賞受賞も納得の重厚なドラマでした。 いやあ、でも、だいぶストーリーには置いて行かれましたね。字幕では膨大な情報を処理しきれません。 マンハッタン計画と、赤狩りの聴聞会まではわかるのですが、R.ダウニーJr.の熱演は光るものの彼が主役の公聴会のパートのつながりがさっぱり理解できずでした。日本人でストローズって人を知っている人ってあまりいないでしょう。そもそも、このパートってそんなに必要だったかな? 原爆の被害の描写がない、ってことがこの映画が国内公開がここまで遅れた理由とのことですが、過剰反応でしょう。映画全体としてはしっかり反核、反軍拡の主張でした。オッペンハイマー自身が、最初はただのプライドや競争意識だけに駆られて始めた原爆開発が、それが実際に使われるに至って強い後悔にさいなまれていく様子がよく表現されていたと思います。背景が重低音とともにぼやけて震えだす、という演出はシンプルではあるけれど、本人の不安感をよく伝えてくれていたと思います。 アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルグ、ローレンス、ベーテなどの巨人たちがどんどん出てくるし、ほんのちょい役だけどフェルミやゲーデルまで顔を出すところは、昔このあたりを学んだことのある自分にはちょっとうれしい感じはありました。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 8点(2024-03-30 18:05:11)(良:2票) 1.トリニティ計画が成功して大の大人たちが狂喜乱舞するシーンは本当に恐ろしく、日本人としてもかなり苦しかったです。 でもお話自体はなんのことやらさっぱり分からず…登場人物が多すぎるし時間軸がバラバラ。どうして本国で(バービーと並んで)あれほどヒットしたのかがよく分かりませんでした。オッペンハイマーは日本で言う龍馬や信長みたいなものなんですかね?機会があればいつか、もう一度観てみたいと思います。 多くの米国民が本作に触れて原爆、そして日本について関心を持って貰えれば幸いですね。 ノーラン作品はダークナイトから劇場で観ていますが、次はアクションかSFが観たいな。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2024-03-30 01:20:45)(良:1票)
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