みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
122.《ネタバレ》 仲代達矢、三國連太郎両巨頭の生々しくも迫力ある演技に圧倒されました。中心となるのはこの二人の対峙。こういう邦画って今の時代には絶対できないんだろうなあ。失礼ながらお二人ともお年寄りの役しか知らなかったのですが、そのスゴさがとてもよくわかりました。が、映画としては凄まじい完成度だと思うのですが、如何せん竹光で切腹した婿には共感できないというか違和感さえ感じる。病に苦しむ幼い我が子と疲れ果てた妻のために、武士の誇りを捨てて決断した行動のはずなのに、ちょっと通じなかっただけで自死を選ぶ!?そんなことしたらみんな死ぬぐらい想像つくやろ?そういうギリギリのところでどうしても誇りを捨てきれなかった武士の哀しみを描いているのかなあ。 【来た別府】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-02-27 23:22:55) 121.《ネタバレ》 最近の藤沢周平を元にした、軽い時代劇を見慣れていたらとおもったら、内容的には勧善懲悪の単純なものではなく、よくねられた素場らしいシナリオでした。当時の法、対面しきたりで勝る井伊家と、情で捨て置けない親子、これが始末に悪い。現代劇でも成り立つような、シナリオとセリフのやりとりだけで魅せるすごい映画でしたな。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-02-26 23:03:14) 120.《ネタバレ》 ○表層的になってしまった武士道精神、倫理観を批判する半四郎。これは現代社会にも通ずる普遍的なテーマだと思います。【人物や物事の本質】を見極めるのはとても難しいです。そのため印象や評価を表層的な部分に頼りがちだと思います。それを誰もが分かっているからこそ、表層的な体裁に気を獲られてしまう。誰もが本質を見極める力を持っているならば、体裁を繕う行為や形式だけの風習は淘汰され、自分の表層よりも深層へと向かう気持ちが高まることになるのではないでしょうか。ただし、誰もが本質を見極める力を持った成熟した社会ができるのはまだまだ遠い未来の話で、やはり、個人で意識して自制心を鍛える他無いということですね。耳の痛い話です。このコメントも表層的。mixiも表層的。Facebookも表層的。 ○「武士の面目などと申すものは、単にその表面だけを飾るもの。」 最も重要と思われるこの言葉に説得力を感じませんでした。 お金が無くとも医者に懇願するわけにはいかなかったのか。 求女は事情を話し許しを請う素振りさえ見せず、妻子を残し切腹したのは、武士の面目のためではなかったのか。また、子供が一刻を争う病態にも関わらず、白装束を見せられるまで切迫感が全く見られませんでした。 生きるために刀を金に変えた求女に比べ、いつまでも刀に執着する自分に愚かさを感じた半四郎、なぜその後、刀を売って医者代の足しにしなかったのか。 半四郎には、求女の切腹も表面だけのものであると批判してほしかったです。妻子のために恥を忍んで金銭目当ての切腹を申し出たことを立派と讃え、妻子を残して切腹したことも立派な武士道精神として扱っているため、主張がぼやけてる印象があります。 求女を批判していればテーマの説得力が増していたと思います。 【エウロパ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-23 15:53:29)(良:1票) (笑:1票) 119.《ネタバレ》 かなりストイックな映画です。間を大切にしていて緊張感がとてもあるんだけどそれが強すぎて集中力が切れてしまいます。前半は見ててかなり眠くなってしまったけど後半、昔話をし始めてから徐々に見入ってきました。この時代の話し方は独特なので何言ってるのか分からない点が多々あり、ストーリーを完全に把握できなかったけど、何となく面白かったですw 2回目の感想→立場上のプライドよりも、人としての思いやりが大切ではないだろうか。例え人を騙す行為だったとしても、その動機を考慮して、弁明に耳を傾ける余地があってもいいのではないか。行き過ぎた正義は、もはや悪なのではないか。そんな問題提議を感じた。貧乏と不幸は隣り合わせです。それは昔も今も変わりません。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-23 20:23:37) 118.日本人にとって、切腹というコトを口にするのは、ちょっと微妙な感情、一種の居心地の悪さが伴う訳で、それは、いわば日本を代表する風習のひとつでありながら、自分自身はそれを決行する自信が全くないこと。何かと耳にはする「切腹」という言葉と、その意味する実態が想像を絶することとのギャップ、しかし世が世なら自分もそれをせざるを得なかったかも知れないという恐怖(武士だけの行為ではない。近代でも自らそれを行った例が多々あるとのこと)。あと、世のSMマニアの中には切腹マニアというのもいて、そのテの本や写真集もあるそうで(三島の『憂国』だってその一例だ)、それも居心地の悪さの原因かも知れないけれど(笑)。さて本作。ひとつには物語の構成の妙が我々を釘づけにするんだけど、“切腹”を正面から捉え、しかもそれを痛々しく理不尽に描いているのが、強烈この上無い。切腹ってのは、腹膜まで切ろうとすると非常に苦しいものとなり(腹筋を切り裂くのがまず大変)、浅く切ってすぐ介錯してもらうのが楽で良いらしい(とモットモらしく言ってるのがこれまた居心地悪いんだが)。それを何と、竹光での遂行を迫られる理不尽さ、その苦痛はいかばかりか、画面からヒシヒシと伝わってくる。なのに本作の音楽担当が「たけみつ・とおる」とはこれまた何と理不尽な。それはどうでもよいが。後半、物語は一変、いや、視点が変われば物語も変わるということ。強い立場、迫る立場、追いつめる立場であったはずの人間が、実は追いつめられていってる、というその過程が、別の意味でコワイ。何ものかにとらえられている存在であることには、皆、変わらない。この凄惨なクライマックスは、一種のエンターテインメントでもあるのかも知れないけれど、そこには同時に、秩序が内側から自壊していく恐怖もある。いやむしろ、秩序の虚飾が内側からが崩壊してなお、秩序の外枠だけがガランドウのように残り続けていくことの恐怖なのかも知れない。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-09-29 03:47:41)(良:1票) 117.《ネタバレ》 予断を許さぬ展開とものすごい緊張感に圧倒される。間違いなく日本映画を代表する作品の1つだろう。「切腹」という日本独特の様式美にまつわる話だけに、ぜひ日本文化に興味のある外国人にこそ見てもらいたい気がする。しかし、竹光を嘲笑われたり髷を切られることの死にも勝る屈辱感は理解が難しいかなあ。まあ、「武士は面目に命を賭ける」ということさえ理解してれば大丈夫だろう。いい作品ではあったが、半四郎の最後の大立ち回りは筆者の好みではない。井伊家の面々に衝撃を与えた後、半四郎も静かに詰め腹を切る方が武士の散り際としては美しかったのではなかろうか。好み50/50、演出14/15、脚本12/15、演技9/10、技術9/10、合計94/100→9/10点 【chachabone】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-08-19 23:47:10) 116.《ネタバレ》 いろいろと考えさせられる映画です。戦が終わって平和な時代になり、侍はどう生きていけばいいのか。単純に考えれば、戦士から政治家に転身すればいいわけですが、そう簡単に適応できない人もいる。政治家になっても、戦士時代の価値観が残っていれば、よけい難しいでしょう。 本作での悲劇は、要するに「中途半端な武士道」が生きていた時代の悲劇、と言えるかもしれません。半四郎が指摘したように、武士道などは形骸化して上っ面だけ、しかし、それがあたかも健在であるかのように扱うところに問題があるようです。生活のために武士道など捨ててしまったような求女が、切腹を騙って金を得ようとしてのも中途半端です。結局かつての侍の精神を持っていたのは半四郎くらいのものですが、それも時代の現実とは合わなくなっていたというのもまた悲劇……。 最後の斎藤勘解由の処置は、事実隠蔽で現代の会社が行えば非難されるでしょうが、江戸家老としての判断は間違っていないでしょう。親藩・譜代であろうとも改易やお取りつぶしになる時代であったことは、作中で語られています。藩存続を考えて事件を隠そうとしたこのは、まさに政治的判断でありましょう。 小林監督初の時代劇だそうですが、それらしく、全編リアルなタッチで描かれています。最後に斬り合いが出てきますが、ここも型にはまらずかなり現実的にありそうな立ち回りでした。仲代・丹波の対決も見ごたえあり。そういう点では時代劇の的を外しておらず、うまいと思います。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-08-17 22:40:32) 115.《ネタバレ》 噂に違わぬ名作だと思いました。武士の所作として最も尊ばれるべき切腹。それを真ん中に置いて展開する武家社会の「体質」の話だったと思います。 どんな事情があろうとも押しかけてきて「ここで死なせろ」と云うのは、言われた方には大迷惑なお話です。序盤は井伊家側に同情しました。仲代達也が語る実情を聞いても、それは浪人を増やす幕政の問題で、井伊家の責任では無いと思いました。なのでラストの大立ち回りは必要なのかとも思いました。そこまでの口上に照らすと潔くない。でも、その斬り合いで出た死傷者に対する家老の態度でテーマがハッキリしました。 自分たちの対応から生じた不都合を手際よく「隠蔽」する。不都合が生じた原因は、大きな組織体が持つ「傲り」や「慢心」です。幕府に露見すれば譜代筆頭である井伊家も処分を免れないと云う事情があるのでしょう。ならば、そうなる事を事前に察知し、回避するのが大藩の知恵ではないかと思います。たぶん、井伊家の人達が個人で対応していれば、あんなことにはならなかったような気がします。大きな組織に帰属することによって、自分が偉くなったと感じる錯覚。それが組織体を蝕む根本かな、とも思いました。 仲代達也の堂に入った演技には見応えがありました。この時、彼はまだ30歳。その若さで爺さん役まで演じている訳ですが、まったく違和感がない。眼差しだけで弱々しい表情から毅然と力強い顔つきまでを演じ分ける。モノクロ画像のシャープな陰影が見事にそれを切り取っていました。 余談ですが、事実を隠すことによって事を荒立てない作法は「嘘も方便」という言葉があるように全否定はしません。何を守るために嘘を付くのかが焦点だと思います。大きな社会的責任を負った組織が隠蔽した事実が明るみに出ると反動は大きい。それを、記者会見で頭を下げる「行事」で落着にする習慣は新たな悪しき体質と思えるこの頃です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-07-29 13:39:39) 114.《ネタバレ》 生き恥を晒す事を良しとしない侍、妻子の為に恥を忍ぶ侍、竹光で切腹を強要する情けを見せぬ侍、お家の体面第一に幕を引いた恥を知らない侍、主君に忠義を立てて切り死にした家臣達。それぞれの境遇での武士としての価値観が、見事な脚本、端正な映像、重厚な演技により浮き彫りにされます。半四郎の覚悟が那辺にあるかが明らかになるまでの息詰まる緊迫感、明らかになる瞬間の鬼気迫る姿は何度思い返しても痺れます。結末に、皆が絶対的な善にも悪にも断ぜられなく、詰まるところ「恥」が命のやり取りになってしまう武家社会そのものの功罪に考えが及ぶ作品でした。 【The Grey Heron】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-04-02 18:50:37) 113. こういう映画を作る時代背景があったのでしょう。語りの説得力が違います。不勉強で調べるまで知りませんでしたが、「上意討ち 拝領妻始末」や「東京裁判 」の監督でもあるんですね。見て良かったと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-04-02 18:31:07) 112.'11.3/19鑑賞。初のインターネット・ユーチューブで観る。 脚本 橋本忍 音楽 武満徹 撮影 宮島義勇とスタッフも最高。 これが50年前とは思えない骨太、重厚な作品で時代を超越している。 時代背景と脚本の面白さの中に役者、映像、音楽が一体となった感じ。 2012.04/02 2回目鑑賞。やっとTVで観れた。この脚本の筋立てと台詞は最高+1点。過去回帰の一部に少し澱みを感じるが・・。 【ご自由さん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2012-04-02 16:26:53) 111.《ネタバレ》 武士の面目が上辺だけを飾るものになってしまったと嘆き体を張って批判する浪人。武士たちによって死に追いやられた娘婿の無念を訴える浪人。庭砂を投げ人を盾にし、変な格好の構えで抵抗する浪人。かっこ悪いけど美しいではないか。切腹=名誉ある死、と捉えていた時代に、死なんて美しくも名誉でもなく、生にしがみつく姿こそ美しいんだぞと訴えている。家宝の鎧兜なんて何の価値も無い。武士ごっこもいい加減にしろと。かっこいい殺陣なんかより、泥臭い真剣な斬り合い(実際丹波哲郎との決闘の撮影では真剣が使われたという)がそのまま本作のメッセージ。殺陣立ち回りに美しさを求めていない。だがしかし最期は惨めに朽ちてゆく。死は惨めである。家督を護らなければならない宿命を背負わされた井伊家家老の三国連太郎がラストで見せた切なげな表情も印象的。 【ちゃか】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2012-03-20 21:04:05) 110.《ネタバレ》 前半はどうしても現代の社会保障の話に引きつけて観てしまった。 戦時から武家社会への時代のシフトという価値観の変化に直面しつつも、生きることそれ自体を否定し得ないという人間の弱さを見せつけられる。 最後30分で、仲代‐三国の武士論の展開の後に、「在り方」としての武士から 実質としての武士の強さへと価値の転換がひっくり返るカタルシス。 更に仲代‐丹波の戦いでの「実践」という伏線を、屋敷内の殺陣において、砂を撒いたり、人を盾にしたりするという戦い方で、「生への執着」をさらに強調する演出 社会のあり方、会社のあり方、個人の生き方、個人の死に方全てを語る傑作 【楊秀清】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-02-22 17:14:06) 109.拝啓、仲代達矢様。しかと見届けましたよ あなたのその佇まいやら、台詞の一句一句やら。 今後、あなたの名を呼ぶ時には 必ず最後に様を付けて呼ぶ事と致そう ほんとあなたは感心するほど台詞の魔術師だ。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-01-23 20:57:12) 108.原作が凄いのか、脚本がすばらしいのか、はたまた映画監督や役者が抜きんでた才能があったのか、いずれにしても最高峰に値する時代劇である。 切腹という究極の武士道精神なのだが、それを少しも格好良いものではなく、腹切りという現実の自殺として扱う。なぜ切腹しなければならなくなったかを、朗々と言って聞かせるあたり並のものではない。 映画を見た当初は知らなかったが、人間の条件を描いた監督であり、その主役の仲代達矢である。それがそのまま、この映画で反映されているかのようにも改めて思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-16 21:01:05) 107.《ネタバレ》 これはいま観ると、正社員の職を得た者と派遣労働者の話に重なって実に生々しい。ほんのちょっとした運命の違いで生じた格差が、段上の命じる者と庭で腹を切る者とにまで広がっていったことが、怖く迫ってくる。立場が逆転していてもおかしくなかった。そういう苛烈な武士の社会と似たようなものが、現在でもあるんだろう。これのとりわけ前半はシナリオの名品であり、二人の切腹志願者の物語が反復しつつ並行し、千々岩のうちひしがれぶりと津雲の不敵さが対照され、後者がどんどん謎として膨らんでくる興味。追い詰める側が追い詰められていく展開の妙味。シナリオの力でこれだけグイグイ引っ張っていく映画は、あんまりない。後半ちょっと説明的で弱くなるが、しかしあそこらへんをちゃんとやっておかないと、千々岩が「武士として有るまじきさもしい行為」に及んだことを十分説得させられず、話の骨が崩れてしまう。津雲が語っている庭はゆっくりと陽が傾き、やがて風も吹き出す。あんなに武士の哀しさを語った津雲も、やはり刀でしか決着をつけられないところが痛ましい。竹光を嘲った井伊家が、最後には「武士の魂」の刀ではなく「卑怯な」飛び道具を持ち出してくる。儀式としての切腹は限りなくグロテスクだが、鉄砲で撃たれる前の腹切りは、美しくはないがグロテスクではない。あれはあくまで乱戦の延長であって意地の発露だった。でも井伊家の下級侍にとっては、秋葉原事件のようなとばっちりだったなあ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-12-07 10:44:17)(良:1票) 106.2時間見入った。 【ミッド】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-06 02:45:28) 105.《ネタバレ》 何やらミステリーじみた出だしに、おぉ・・と見入りましたが、こんな展開になろうとは。まず違和感を感じたのが、子供が熱にうなされてるのになぜ直ちに町医者に駆け込まない?という事でした。普通は金の有る無いに係らずとりあえず診てくれるはず。そもそも「寺子屋の先生の坊ちゃんが大変」なのに長屋の人達は何で無関心なんだろう、一体どういう近所付き合いだったんだろう…とも思ってしまいます。製作者は落語の世界にでも浸ってもう少し江戸の下町文化について学ぶべき。また主人公が鬼の首を取ったように叫ぶ「事実無根で藩の取潰し」も変。幕府もそんな事でわざわざ内乱のリスクを高める事はしないでしょう。赤穂浪士でさえ廃藩には異論が無く、異議は「相手が無罪放免である事」。更に言えば、身分社会といえど武士から商人・職人・僧侶等への転職はゴマンとあるわけで、武士に未練無い筈の息子氏は竹光刺して何をしたかったのか意味不明。また、主人公が16年プラプラ遊んでた割にに強すぎるのは「関ヶ原で実戦を積んだから」の一言で片づけられますが、外国へ傭兵に行ったわけじゃあるまいし、関ヶ原経験者など譜代大名にもゴロゴロ居るはず。「いや、その中でも超人的に強い」のであれば、仕官など引く手あまただった筈で「上役に気を使わないで気楽でいいわい」と自堕落な生き様で同情を引くのは無理がある・・・等々、キリがありませんが、とにかく違和感だらけ。一見「とても酷い話」なのによく考えるとおかしな事だらけ、というのは何やら「我々は日本軍に強制連行されて来たニダ」に共通するものを感じてしまいます。内容0点、映像は良かったのでこの位かな・・。 【番茶】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-12-05 23:52:17)(良:1票) 104.津雲の気持ちもわかるし、求女への対応も問題ないとは言えない。ただあの時代に武士が切腹したいと言ったのであれば、井伊家の対応も仕方ないのかな。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-01 23:02:38) 103.脚本家、橋本忍さんの自伝で書かれていたのですが、実は黒沢明監督は「七人の侍」や「用心棒」のような娯楽作品には興味が薄れて、ただひたすら2時間、切腹のシーンを映す映画を考えていたそうです。脚本を依頼された橋本さんは、これが現実に出来るわけがないと思い、当然、映画会社も却下されたそうです。 その切腹の脚本から生まれたのが本作。 現代社会を皮肉に風刺されたシーンを散りばめながら描かれた武家屋敷の連中、仲代達也さんも脂が乗った時期。時代劇が、暴れん坊将軍だけではないことを証明した日本が誇れる作品だと思います。 【クロエ】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-12-01 00:33:45)
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