みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
57.《ネタバレ》 ラストにエリノアが泣き崩れるシーンがいいね。あのシーンだけでいかにエリノアが内に色々なことを抱えて生きていたのかがよく分かる。自由気ままな妹(最初姉を気遣ってブランドン大佐との関係を踏み出せずにいるのかと思っていた…)を心配し、夫を亡くした母を気遣い、言いたいこともいえずに一人悶々とした日々を送り、おまけにルーシーとかいう女に色々とあることないこと訳の分からないことを言われ続けた揚句の涙だけによくエリノアの心情を察することができるよいシーンだと思う。 その後もとくにエドワードとエリノアの二人の結果を執拗に描くこともせずに、さらりとブランドン大佐とマリアンヌの結婚式の中で描くのもさすがにアンリーだ。 そして、あの結婚式の風景を丘で一人見詰めるウィロビーの表情も好きだ。人間的で、かつ複雑な表情をしている。 マリアンヌに幸せになって欲しいと願っているのと同時に、やや後悔にも似た想いを感じる。様々な環境に流されて、間違った選択をしてしまうのは人生に付きまとうものである。 マリアンヌを選ばなかった選択が間違っているか、合っていたのかは分からないが、もし自分がウィロビーの立場ならば、彼と同じ選択をしただろう。その選択が合っているのかどうか分からずに悩みながら人生を生きるというのも一つの男の生き方ではないか。ブランドン大佐に賞賛の声が多数挙げられているが、ブランドン大佐のモトカノの娘を孕ましたというエピソードがなければもっと彼に対しても同情の声があってもよいと思う。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 01:08:25)(良:1票) 56.上質な恋愛映画でした。 ドロドロの愛憎劇や騙し騙されの駆け引き・・・というのが苦手な私にとっては、オースティンものは安心して見ることの出来るコスチューム系恋愛話です。ただ、どの作品もとってつけたようなラストがちょっとなあ、と思うのですが。この映画も原作は未読ですが事前にオースティン原作ものと知っていたので、ラストのご都合主義にも面食らいませんでした。 特に気に入ったのが、エリノアだけでなく「多感」のマリアンヌがとても魅力的に描かれていること。「分別>多感」という単純な図式にはならないところがいいですね。 イギリスの美しい情景とあいまって、また見直したくなる映画でした。原作も読んでみたいですね。 エマ・トンプソンのスピーチと、解説付き映像もとても面白かったです。 【トマトマート】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-22 09:11:21) 55.《ネタバレ》 9回の裏、2アウト、ランナー無しから逆転があったので7点入れちゃう。一番、真っ先に思った感想が、「おまいら、遊んでないでとっとと働けよ」でした。女の幸せって、結婚なんだろうけど、題材及び時代背景が近世の上流階級事情とはいえ、終始、金、金でムカついたのでつ。異母姉の態度にムカーッヽ(`Д´)ノ ときたかと思いきや、のんびりおしゃべりしてるオバハンたちの無神経さにムカーッヽ(`Д´)ノ 恋敵ルーシーのエリノアに対する恋愛相談にムカーッヽ(`Д´)ノ 何よりも皆が皆、玉の輿を狙っているという点に大いにムカつきました。あんまりムカムカして、パ○シロンとかソル○ックを服用する必要があったくらい。もうね、あまりにもエリノアとブランドン大佐がかわいそうでかわいそうで。だからこそ、2人が報われたラストに救われたのは僕自身なんです。エリノアたん、良かったなぁ(´;ω;`) ブランドン大佐、あんた男の中の男だよ (;´Д⊂) 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-01-05 13:44:16) 54.幸薄い姉妹のそれぞれの心情を慮ってしまいました。 思慮深い姉、奔放な妹。 相容れないようでいてそれぞれを頼りにし、掛け替えのない家族の愛。 ラブストーリーも素晴らしかったですが、いちいち余計なことを言うオバサマたちの芸に大いに笑いました。 オバタリアン(死語かしら?)って世界中に生息してるんですね。 マーガレットの木の家、私も欲しい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-15 21:19:16) 53.ものすごく長く感じました。タイトルのイメージは、貧乏でも明るく元気にたくましく生きる、みたいな青春映画を想像させましたが、実際はイギリスの奥ゆかしい恋愛物語。200年前のイギリスが舞台なので、今は誰も使っていないような奥ゆかしい英語が出てきます。とにかく振られては泣くシーンばっかりで、気がめいりました。もっと楽しい気にさせてくれる映画かと勝手に思っていました。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-29 21:24:17) 52.始まって10分で苦痛になり観るのをやめようか悩んだ。・・・我慢して良かった。どんどん展開が面白くなってくるので飽きることなく最後まで見入った。ラストは都合よくて、ちと強引だが、そんなの許せるくらい見応えある暖かい物語でした。思わず拍手しちゃったYO 【やっぱトラボルタでしょう】さん 8点(2005-01-13 15:51:01) 51.《ネタバレ》 非常にすっきり爽やかになる映画だった。あの鼻もちならない女ルーシーが、ファニーに鼻をつままれて(鼻の穴に指を入れられて?)ケリ入れられて追い出されて、ああすっきり!もちろん、最後はハッピーエンドで大いに満足。 【づらちゃん】さん 8点(2004-12-02 12:36:09) 50.御し易そうなバカっぽい金持ち男を落としたルーシーがいちばん幸せに見えちゃったよ。 【mimi】さん 6点(2004-11-03 00:40:19) 49.最後が一応ハッピ-エンドだからいいものの。あまりいいものでもなかった。 【はりマン】さん 5点(2004-08-30 15:51:36) 48.感動作を期待したが、ただの茶番だった。 【東京50km圏道路地図】さん 4点(2004-08-30 00:16:05) 47.《ネタバレ》 長いんだけど、長さを感じさせない名作。イギリスの風景はやっぱり美しいし、のどかで淡々とした雰囲気が私は大好き!アラン・リックマンも渋くて素敵だったし、ケイト・ウィンスレットは『タイタニック』の時より演技力(&歌唱力)がいかんなく発揮されている感じがしました。そしてエマ・トンプソン!出演作はこれと『ラブ・アクチュアリー』しか見たことがないのですが、感情を抑えて無理して明るくふるまう演技+たまらなくなって泣き出す演技が秀逸ですね。なんというか、見ているだけでせつなくて苦しい気持ちを共有してしまいます。なのでラストのヒューのセリフには一緒にうれし泣き。ほんとうにヨカッタ…! ただ、ヒュー&エマのカップルはビジュアル的にお似合いじゃない気がする。というかヒューが登場するたびになんだか可笑しくて吹き出してしまいました。整った顔立ちのキャラが多いシリアスなストーリーの中ひとり浮いているのは、きっと襟の詰まったクラシックな衣装があまりに似合わないせい(首が短いのか顔が長いのか)。でも笑えたしいっか!アラン&ケイトも歳の差がありすぎて親子みたいだな。でも大佐の一途な想いが通じて嬉しかったしいっか! 【ROMY】さん 8点(2004-06-16 14:44:45)(良:1票) 46.若草物語を思い出したが、ダラダラ長いだけ?今一つ集中できなかった。 【miso】さん 4点(2004-05-17 07:12:19) 45.何だろう、この映画の繊細で美しい雰囲気は。貞淑という殻に押し込められていた時代の女性の、分別のコルセットに縛られた多感。そしてラストの控えめな情熱の発露。エマ・トンプソンが泣き出すシーンは、大好き。女優として、彼女は少し鼻に付く硬質でお高い雰囲気があり、それ程好きでもないのだけれど、この映画の演技は素晴らしい。認めなければ嘘。ケイト・ウィンスレットもいい。奔放で自分に正直な女性を好演。原題の「分別と多感」は、貞淑な姉と奔放な妹のこととも取れるし、姉の揺れる心の内のことでもある。ダブル・ミーニングの良い題です(もちろん、邦題も良いよ)。あと、ヒュー・グラントのバランスの悪さは、世界中の人々が気付いている。気付いてないのは本人だけです。 【ひのと】さん 9点(2004-05-15 20:47:27)(良:1票) 44.良かった。エマとケイト、3姉妹と母の愛情、エマとヒューにケイトとアランの苦悩と愛が英国出身者で固めた俳優陣から溢れる英国の雰囲気と合わさって目頭が数回熱くなった。末っ子は可愛らしくほのぼのした清涼剤。 【スルフィスタ】さん 9点(2004-04-29 02:22:03) 43.この手の作品は、一度引き込まれると抜け出せない。観終えた後、「ああ、良かった!!」と心から思える。後味が大好き。 【みち】さん 9点(2004-04-15 03:05:06) 42.E・トンプソンの嗚咽するシーンで泣いてしまいました。いい作品です。 【ジム】さん 8点(2004-04-05 19:07:37) 41.とっても好きな作品です。 【みき】さん 8点(2004-03-15 02:29:28) 40.ジェーン・オースティンのような多作な作家が今の世にいてパソコンを使って仕事をしていたら、ハーレクィン・ロマンスやら昼メロの脚本なんかでひっぱりだこで大儲けしていたことでしょう。登場人物も全て普通の女の子に普通の男の子に普通の売れ残りの男性(おっと失礼)だしテーマはいつもロマンスだし・・・でも、幸か不幸か、オースティンは19世紀のイギリスの郷紳(田舎の地主)階級に生まれたお嬢さんでお金にも困らず、パソコンももたず、作品の中でも出てくるように羽ペンを使って日がな一日優雅にもの書きをやっていればよかったのです。だから、普通の女の子や男の子やおじさんやおばさんの日常生活を描写していても、そこに商業主義とは縁遠い人生への深い洞察を反映させる余地があった・・・というのが私の意見であります。夏目漱石が「則天去私そのものだ。」と絶賛したという「高慢と偏見」も普通の人間の普通の営みを描写したものらしいですが、豪華キャストと英国のすばらしい現地ロケでもう一度映画化してほしいです。 【かわまり】さん 8点(2004-03-05 14:29:15) 39.《ネタバレ》 B'zの『裸足の女神』が浮かんできた作品。情熱的に奔放に恋して手ひどく傷ついたマリアンヌ、マリアンヌに秘めたる熱い想いを抱くかつて彼女と同じように傷つき苦しんだであろうブランドン大佐、エドワードへの叶わぬ想いの辛さをグッと飲み込み周りを何時も思いやるエリノア、不器用で頼りなさそうだけど芯の強い優しさを持つエドワード。四人の晴れの日の笑顔に互いにいたわりあう事の出来るこの人たちなら何時までも幸せに暮らす事ができるだろう、本当におめでとうと言わずにいられない。息を飲むようなイギリスの美しい曇り空と、エリノアの抑えに抑えていた想いが全て溢れ出た嗚咽のシーンは忘れられない。 【The Grey Heron】さん 7点(2004-02-26 21:15:36) 38.いい映画だけど、地味な演出が疲れる。(ビデオ) 【zero828】さん 7点(2004-02-23 23:55:22)
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