みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
148.《ネタバレ》 レザーフェイスという映画史に残るキャラクターを生み出しただけでこの作品は価値があり偉大なわけですが、映画的にも非常におもしろいです。何の変哲もない男女数名が事件に巻き込まれていくというサスペンスタッチの序盤から一家の実態が明らかになり狂ったように泣き叫び逃げ出すラストまで息もつかせぬ展開です。ラストのレザーフェイスがチェーンソーを振り回すシーンは名場面。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 23:32:57) 147.《ネタバレ》 この作品を超えるホラーはまず有りません。有り得ません。 この作品はホラーとしてあまりにも素晴らしすぎる。 まず素晴らしいのはドキュメンタリーのように自然な演技だ。 これが演技というものを超えている感じがする。 それがこの作品のリアリズムを高めているんだと思う。 映像全体は乾いた異様な雰囲気が漂う。退廃的でシュールだ。 ラジオの音声がなんとも不思議な空気を作る。 狂った人々が沢山出てくるのが面白い。 この狂い方というのがまるで常軌を逸している。 演技では到底出来るとは思えない気狂いぶりが凄い迫力。 家の不潔で病的な雰囲気も全く素晴らしい。他のホラーがやってもこうは出来ない。 そして音の表現が見事で生理的に来る。 チェーンソーを使ったホラーは多いが、どれもこの映画のチェーンソーほどの迫力はない。 伝説の鬼ごっこ場面も他のホラーで真似っこしてるのをたまに観るけど 全く退屈でお粗末なのが多い。 この作品の鬼ごっこは後ろに迫って来ている迫力が凄い。それで退屈しない。 家に着いたときのレザーフェイスの切り替えしがなんともカッコイイ。 不潔の長髪男も発狂ぶりが素晴らしい、彼は生理的に不快なものの固まりだ。 動きがなんともいえない。 コック(2のドレイトンさん?)は最も狂っている。笑いながら怒ってるところが素晴らしい。 フランクリンという車椅子に乗った青年の演技がまた見事。 人間をハンマーで屠殺する場面は名場面過ぎる。足の痙攣、鉄の扉が閉まる時の不安、 その恐怖演出はあまりにも自然に行なわれることで恐怖が余韻のように倍増する。 僕がこの作品を好きな理由は神がかり的なところ。 トビーフーパー監督の他の作品と比べても、明らかに出来が違う。 そういうところにトビーフーパー本人の力量以上のものを感じてしまう。 最も凄いのは凄惨で暗く残酷で生理的に不快なものをリアルに描いているのに、 観ていて全然嫌にならないし暗い気分にならないというところ。むしろ快楽みたい。 映像魔力が強く、人物描写や背景が奇妙なのでカルト映画的なところも少しある。 見事な映像作品だ。 以前に映画雑誌のインタビューでトビーフーパーはこの作品で自分がレッテルを貼られた気がするといっていた。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-08-17 01:30:57) 146.《ネタバレ》 まず、狙っているのか、テキトーに考えただけ なのか分からない絶妙なサジ加減がすごい 伝説?の殺し屋お爺さん登場から 怖いのか笑っていいのかどちらとも言えない雰囲気がたまりませんね 若い女の生血を吸う(!?)お爺さん ハンマー持つのは無理だよ(苦笑) 実は先にリメイク版(テキサスチェーンソー)を観てしまってたので、意外に控えめなスプラッター描写にちょっと安心 若干お間抜け感が漂う追いかけっこや 律儀に電気を消すスタンドの人や ホラーなんだけど天然な何か要素がいい具合にミックスされていて どこか芸術的ですらありますね 確かに名作と言われるだけの不思議なムードがあるわこれは 主演?の女の人 延々叫んでましたが、さぞ疲れたことでしょう お疲れ様でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-10 11:01:44) 145.《ネタバレ》 冒頭の墓のシーンから釘付け。スプラッター描写はあまり出てこないが、最初の犠牲者カークがハンマーで殴られ痙攣するシーンとか相当怖い。粗い画質も、カルトっぽさや陰湿さを出すのに効いている。コメディ的要素が強い「2」と対象的に、こちらは純度100パーセント正真正銘の「ホラー映画」だ。もしテキサスに旅行に行くときはヒッチハイクをしている男は拾わないように気をつけましょう。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-04-09 08:57:04) 144.《ネタバレ》 恐怖と笑いは紙一重というのが解るカルトチックな映画。 最初の犠牲者の惨殺シーンが素晴らしく、凄い。 有無も言わさず殺害されドアをピシャリ・・・ 恐怖な場面なのに爽快感すらある。 狂った家族なはずなのに、オヤジが最後の一人を捕らえトラックで走り去ろうとした時、つけっぱなしにした家の灯りに気づき、わざわざ電気を消しに行く・・・ 30年以上も前なのに節電を心得ているオヤジ素敵です、エコです。 最後の一人を一家の長であるヨボヨボの祖父に殺害させようと煽り、ハンマーを持たせては落とし持たせては落とす場面は、ヘタなコントより笑える(実際そんな目にあっていたら笑ってはいられないんだが・・・)と同時に、これまた狂った家族なはずなのに、ホームドラマ的な家族愛を感じてしまう。 最初観た時は、ただ惨殺なシーンのイメージだけの映画でしたが、再見して色んな発見がありました。 この映画は、確かに名作だと思う。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-11-07 14:26:03)(良:1票) (笑:1票) 143.《ネタバレ》 ガソリンスタンドに逃げ込んで、あー助かった、で終わっても十分怖かったと思いますが、ここから先の展開が凄い。あの古屋敷に連れ込まれ、残り1人になって誰も頼れないのに、相手の方は異常な奴がどんどん増えていく…おそろしや。下の方も仰っていますが、終わり方がイイ。逃げ延びてほっとするのでなく、狂ったように笑い転げる主人公が絶妙でした。オープニングのコロナや、月のアップ、BGMはほとんど自然音等、アート的なセンスも仄かにあって良です。マイケルもジェイソンも居ない時代にこの完成度…やむにやまれぬ創作意欲にかられて作られた物はさすがに強度がありますね。 【番茶】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-10-16 16:15:20) 142.展開の持ってきかたが素晴らしい。序盤の謎がかった狂人で引き込まれ、そこから驚くほどのテンポで一人ずつ惨殺されていき…大丈夫か??と思うと、終盤で爽快ともいえる勢いで見る者に恐怖を芸術という形で植えつける。もおぉぉ~たまらんっ!! 【Mr.&Mrs.Crowley】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-01 03:58:01) 141.スプラッター・ホラーの先駆け的作品。 序盤から鑑賞者を引っ張り、恐怖を煽る演出はいいんだけど、基本的にストーリーはない。 インパクト一本勝負の映画。スプラッターのエポックメーキングということを考慮して+1点。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 05:13:46) 140.《ネタバレ》 乾いたテキサスの荒野、茹だるような夏の暑さに、異臭と、血の匂い、そして狂気。すべてが16mmフィルムの荒い映像の中からこちらに暴力的なぐらいに伝わってきます。無駄な物を一切入れず、ホラー映画の持つ狂気と異常性と不快感だけをとりだしたような世界観が凄く好きです。今もなお、数々のホラー映画から本作の影響が感じられますが、原点である本作にインパクトの面で勝る映画はないです。本当に無駄なシーンは一切ないと思いますが、特に、レザーフェイスが一人目の犠牲者の頭をハンマーで殴りつけるシーンは、笑ってしまうほど、突然で、現実感があり、何度観ても飽きないです。一番好きな映画を聞かれてすぐに思いつく作品の内の一本です。 【モンチョ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-11-20 02:19:38)(良:1票) 139.《ネタバレ》 ここでかなりの高得点なので遅ればせながら鑑賞。意味もなくただ単純に観る者に恐怖を与える(お化け屋敷的な・・・でも、もっとタチが悪いか?)という意味で名作の扱いなのでしょう・・・(作られた年代も含めて)。 改めて「ああ、こういうのがカルト作品っていうんだな~」と思いました。出演者の迫真の演技と、やっぱり朝日をバックにチェンソー振り回し~で終わってしまうラストはインパクトありますね。 【より】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2010-09-19 23:57:24) 138.《ネタバレ》 ホラー・スプラッターのジャンルで、名作の誉れ高い本作。それ故に鑑賞を躊躇してきたのですが(気分が沈むのが嫌だから)、ついに観てしまいました!監禁や追いかけられる恐怖は、類似作品とそんなに変わらないし、残酷描写のエグさは『SAW』シリーズの方が上だと思います。飛躍的に技術が向上した視覚効果の分野では、70年代作品に勝ち目はありません。にも関わらず、本作はこの先も名作であり続けるであろうことを確信しました。本作の何がスペシャルなのか。それは“理解出来ないモノ”で溢れているからです。例えば、印象的な瞳の接写。これだけ執拗だと確かに気色悪い。けれども、監督の意図は理解出来ます。理不尽な監禁と容赦ない虐殺。でも殺人鬼ならそれくらいやるでしょう。理解できるものは、克服できる。しかし、キーパーソンと思しき車椅子の男をアッサリ殺したり、ミイラ爺さんに無理やりトンカチを握らせたりするのは、意味が分かりません。親父が女性を捕えたときに“ほうき”を使ったのも。完全にツッコミ待ちのボケですもの。実際、ミイラ爺さんがタライにトンカチを落とす度に爆笑しました。笑いながら、気分が悪くなりました。怖かったはずなのに、笑うって何なのさ。隣り合わない2つの感情が同居した事が不快でした。監督のセンスが、自分の許容範囲を超えていたのだと思います。極めつけは、レザーフェイスのダンス。何それ。何だお前。これ、一歩間違えば、いや半歩間違えばクソ映画です。でもその半歩を外さない手堅さも感じます。クソ映画と傑作が紙一重とは。良い映画とは何なのでしょう。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-19 21:27:21)(笑:1票) 137.80年代にレンタルビデオが普及し始めた頃、本作品を観てそのクレイジーさに呆然となり、且つレッドゾーンまで振幅した暴力性に陶酔感すら感じた。ビデオを擦り切れる程観て90年代にニュープリント版で再映されて場末の映画館に足を運んだ。 一時期DVDが絶版になっていたが、1・2年前再発され即購入した。個人的にはその衝撃度において未だに本作品を超えるホラー映画には邂逅できていない。トビー・フーパー自信もこれを凌駕するのはどうも不可能なのだろう。正しく奇跡とも呼ぶべき作品。 【以蔵】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-09-12 12:32:12) 136.《ネタバレ》 チェーンソーの暴力的な爆音。延々と流れ続ける不協和音。朝日を背にしてチェーンソーを振り回し続けるレザーフェイス。そしてあの終わり方。この映画は狂っている。完璧に狂った映画だ。だから素晴らしい。 【幻覚@蛇プニョ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-27 19:28:42)(良:1票) 135.《ネタバレ》 追うレザーフェイスから逃れて、ガソリンスタンドへ逃げ込んだがいいが、ドア開けっ放し・・・ いつレザーフェイスが現れるかハラハラした。 そこが一番怖かった・・・ 【たんたかたん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 00:03:06) 134.《ネタバレ》 35年前の当時ならこれは衝撃的だったと思う。 最初の30分が長く感じた。 そこからはもう変人しか出てこない変人祭り。 悪くなかったが面白かったかと言うと微妙でして。 ホラー映画のはずなんだが怖さはそれほどではなく むしろなんだかシュールだったりして不思議。 じじいはギャグ要素…ですよね? 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-26 16:31:26) 133.《ネタバレ》 中盤、レザーフェイスに追われたサリーがスタンドのオヤジのところに逃げ込むと、オヤジは「車を取ってくる」と言い外に出て行ってしまう。普通のホラー映画だったら、オヤジは外で待ち伏せしていたレザーフェイスに殺られるところだが、この映画では、オヤジは何食わぬ顔で戻ってきて、へらへら笑いながらサリーを箒で叩き始める。箒!?チェーンソーに比べたら随分と破壊力の低い武器だこと…。でもサリーはあまりのショックで失神してしまう(助けてもらえると思ったのに、オヤジも殺人鬼の仲間だと知った時のショックは計り知れない)。難なくサリーを袋詰めにしたオヤジはトラックに乗り込むが、小屋の電気を消し忘れたことに気づき消しに戻る。「電気代もバカにならない」などと言いながら…。この一連のシーンの「定石の外し方」があまりにも素晴らしくて何度でも観てしまう(普通、小屋の電気を消しに戻るなんて演出を、こんなところでわざわざ入れない。映画全体が、こういった「意外性」や「突発性」で構築されている)。また、レザーフェイスがTPOに合わせてマスクや服装を変えていたりと、さりげないところにリアリティやユーモアを織り込むことで、観るたびに新たな発見がある。チェーンソーをもった大男が可哀相な女の子を追いかけるだけのサディスティックなこの映画が、何故こんなにも怖く最高に面白いのか…その答えは、こんなところにあるのかもしれない。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-04-24 13:36:34)(良:2票) 132.《ネタバレ》 非常にビビりの私は、最近のホラー映画に良くある"音"で観客を驚かす演出が大嫌いです。この映画はでっかい音も出ないし、グロシーンも極力控えて、なお且つ超怖い作品だったので、個人的には大満足でした。レザー・フェイスが唸り声を上げるチェーンソーを持ってサリーを追いかけまわすシーンはメチャ怖かったです。逃げまどうサリーも「本当に頭がイカれているんじゃないか……」と思わせる様な顔が実に良い。こんな気が狂った映画を観たのはホントに久しぶりですよ。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-23 16:13:50) 131.一度はチェックしておこうかと見てみたけれど、まず短いのに驚いた。車椅子の男は、車椅子であることでどんな展開を見せるのかと思えば、特別気の効いたトリックもなく普通に死ぬ。監督自身が変人なのか、単に登場人物を狂人として描いたのか分からない段階で見ている時「あいつはなんで写真を燃やしたのかな?」みたいなセリフが入ると妙に安心した(笑) もっと荒くて出来の悪い映像を想像していたので、意外ときれいな画に感心した。女性の目のアップが強烈でした。映画を観て強く意識に出てきたのは「えた」「ひにん」などの言葉と意識。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-01-12 10:21:58) 130.《ネタバレ》 わたしが6歳の頃、家で父と母が口論になりまして。それで、ふてくされた父は私を連れて家を出て、映画を観ることになったのですが、それが、、、「悪魔のいけにえ」!!笑。 わたしの記憶の限り初めて観た映画でもあるのですが、女がかぎ爪に引っかけられた頃から怖さのあまり大号泣!父は苦笑いしながら上映半ばでわたしをレストランへ連れて行ってくれたのでした。。。 そんな思い出から三十余年、先日何度目かの再鑑賞をしたのですが、やっぱりこの映画が名作たる理由はただ一つ・・・「偶然」!でもだからこそ、ホラー映画の金字塔としてこれからも他の追随を許さないことでしょう。 いや、他にもすごいとこはたくさんあると思いますよ、サリーの絶叫逃亡シーンは本当にリアルだし、ラストシーンもすさまじく記憶に残るし、そもそも車いすの方が被害者役の一人って設定もすごい。狂気を演出したんじゃなく、狂気をそのまま描いた映画ってそんなにたくさんは存在しないですからね。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-18 19:23:14) 129.《ネタバレ》 素晴らしいの一言。完全にキレてる映画です。しかし、レザーフェイスを始めブギーマンやジェイソン、フレディ等の、この頃のホラー映画の殺人鬼は『頑張れ~!もっとヤレ~!』って応援したくなりますが、近年のホラー映画ではそう云う気持ちにはなりませんな。何故なんでしょ。 【キノコ頭】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-09 19:06:19)
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