みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
28.映画の中には誰もが観なくてはいけない、と言ってもいい作品があると思う。この作品はその中の一本だと思う。ユダヤ人迫害の歴史は勿論、差別だらけの人間のつまらなさが表れている。少年たちの表情が悲しく切ない。 【じふぶき】さん 9点(2004-09-20 22:00:41) 27.これも数ある第二次大戦中のユダヤ人迫害物の一本ですけど、ここで描かれていたのはそれだけじゃない。ユダヤ人に向けられた民族的差別意識に包囲されたこの寄宿学校(てか、疎開先?)には、更にいくつもの差別意識が潜在している。経済的差別、宗教的差別、身体的差別…。何を差別するかは別として、差別意識それ自体から人間は逃れられないのではないかと暗澹たる気持ちになってくる。それにしてもルイ・マルは、ユダヤ人迫害だけでなくあらゆる差別意識を描き、人間の本質へと視線を向けながら、何でこんな感傷的でノスタルジックで唐突な(つまりは陳腐な)終わらせ方にしてしまったのか? この所為で折角の名作が、掃いて捨てる程ある並みの懐古趣味的映画へと一気に堕ちてしまったゾ、4点献上。 【sayzin】さん 4点(2004-08-24 18:26:08) 26.戦争の暗くて重い影については皆さまが書かれている通りなんですけど、私がもうひとつこの映画を見て苦しく感じたのはルイ・マルの罪悪感と言うか懺悔と言うかそんな気持ちです。この映画の重さとは到底比べものにはならないけれど、子供の頃友人に対して行った残酷な仕打ちを今も心の中に抱えている方って多いのでは?他人が聞いたらありふれた事と思うかもしれないし、被害にあった友人は忘れてしまっているかもしれない。けど、本人にとっては今も苦しくてとても他人には言えないこと。出来ることならその時に戻ってあやまりたいこと。それをついに告白したような、何とも言えない苦しさに胸が締め付けられるような映画なのです。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-08-18 10:44:16) 25.冷ややかで苦くて残酷な映画。心に刺さる厳しさがある。普段は妙に大人びていて冷めた感じの2人が無邪気にピアノを弾くシーンが素晴らしい。それだけに、あまりに重いラスト。美しい映像がさらに残酷さを際立たせている。 【ラーション】さん 8点(2004-05-24 05:35:01) 24.淡々としたお話。じわっと涙が出ました。 【ぷー太。】さん 7点(2004-04-01 22:48:51) 23.非常によく練られた映画で、歴史の荒波が子どもにも容赦なく襲い掛かる時代をよく表現していたと思います。僧侶マニアのわたしとしては神父が善玉として描かれていることも嬉しい。でも史実は、ナチに協力したフランス人や神父も多かったのです。このあたりが影として描きこまれていたら、もっと深みが出たと思うのですが、これはルイ・マルに望むべきことではないかもしれませんね。反省。。。 【バッテリ】さん 7点(2004-02-12 22:34:19) 22.《ネタバレ》 ルイ・マルならではの淡々とした映像で、子供の目を通して人間の尊さと人間の愚かさと運命に逆らえない哀れさを強烈に描いていた。ゲシュタポに目の前に立たれて無言で立ち上がるまでの数秒間はジャンとジュリアンにとって何と残酷なシーンなのだろう。 【The Grey Heron】さん 8点(2004-01-06 23:53:36)(良:1票) 21.《ネタバレ》 見終わった後に何とも言えない気持ちになりました。 監督自身の自伝作品であることも響きました。 戦争モノのドンパチを見るよりもこういう映画の方が反戦を感じます。 最後までかくまった神父は本当に凄いと思います。あの時代の中で自分の信じることをやりとおすことは並大抵ではないことだと思います。 見終わった後に心に残る作品でした。 【あずき】さん 8点(2003-12-16 12:26:09)(良:1票) 20. 【虎尾】さん 7点(2003-12-12 23:58:42) 19.こどもたち=純粋無垢・天真爛漫な存在、と型にはめていないところがいい。悪ガキがいて、いじめがあって、それでも独自な「彼ら」の世界がある。けれども、響き始めた戦争の足音は、その全てを奪っていく。激しい戦闘シーンも、流れ続ける血や涙の描写も無いけれど、「彼ら」の世界が無残に葬り去られる様子が、降りしきる雪のようにただ淡々と描かれる。「さよなら」の言葉は、去り行く仲間に対してだけではなく、二度と戻らない「彼ら」の世界に対して向けられていたのかも知れない。そして、友人に対して何の力にもなれず、あの日に帰ることも出来ない、傍観者である「私」に対しても。 【中山家】さん 9点(2003-12-03 02:11:32)(良:1票) 18.この映画のタイトル、正しくは 「さよなら・・・、子供たち・・・。」 【STYX21】さん 7点(2003-11-15 22:23:28) 17.子供たちの友情が淡々と描かれる中で、森の中を子供とともにカメラが駆け抜けるシーンが幻想的で、印象に残ります。で、その日々は、突然、ナチスによって断ち切られちゃいます。その瞬間は直接理解できない程深い衝撃。戦争を含めた、人生における不条理さに対する怒りみたいなものが、かなり抑えられた表現ですが、よく感じられます。オールヴォアール、レザンファン、仏語知らない私でも、さすがにこれは判る。グッときます。 【鱗歌】さん 9点(2003-08-24 12:01:05) 16.≪ネタバレ≫最後ボネが見つかって、静かに机の上のものをかたづけるシーンの‘間合い’が素晴らしい。観終わって劇場を出た後もジワジワ泣けてきて困った。 【そうしょくみ】さん 10点(2003-06-20 01:32:11)(良:1票) 15.ユダヤ人差別によって友達がアウシュビッツに送られる話。「さよなら子供たち」よりも、失業したコックが言う「これが戦争だ」と言う言葉に強いメッセージを感じた。 【oO KIM Oo】さん 7点(2003-05-23 20:02:52) 14.チャップリンを皆で観るシーン、私も一緒に笑ってました。カンタン君色っぽいですよねー。 【kawa】さん 9点(2003-05-14 19:17:01) 13.映像は暗めの色調ながら、見とれるほど美しい、ただ中盤のエピソードに押しが今ひとつ足りないため、少々だれるところがある。やはり見せ場は、最後の別れのシーンでしょう。監督の自伝作品だけに友人への思い「40年以上が過ぎた。しかし、私は死ぬまでこの1月の朝を忘れないだろう」これにはジーンと来ます。 【ゆたKING】さん 6点(2003-05-14 16:34:26) 12. すごく切ないです。学校では、多少のいじめ(?)こそあれ、様々な人種が分け隔てなく遊んでいるのですが、それを一度に壊してしまったのが、この戦争なんですね。淡々としているのですが、シャルロ(チャップリン)を観て楽しむシーンや、ゲシュタポが入ってきたときの緊張感、何ともいえずリアルでした。結末も、さることながら、ジャンが握手をして去っていくシーン、哀しかった。 それにしても、ジュリアン君、可愛かったなぁ。 【アイカワ】さん 9点(2003-04-05 16:44:34)(良:1票) 11.これ、監督の実話なんですよね?ユダヤの少年が教室から連れられて行くシーン、監督は泣きながら撮影したそうです。私は2回映画館で観て、最後のシーンでは2回とも泣いてしまいました。ちょっとうろ覚えで説明間違ってたらスミマセン。でもとっても良い映画でした。戦争は残酷です… 【水玉】さん 9点(2003-03-28 18:32:53) 10.森を駆け抜けるときの色彩が、喉を絞められるくらい美しくて、泣きそうになります。でも、この雰囲気は白黒で観たかったかも。より美しさが際立つ様な気がしました。フランスの民間療法で、夜尿症には「白ねずみを焼いてたべさせる」というのがたしかあったはずで、ジュリアンがビスケットの函に入れて飼っていたのはなんか納得できたのですが、・・・彼、その函からビスケットをつまんで食べてましたよね・・・。フランス映画、というと男と女が必ず出てきてジュテーム、というシチュエーションがどうにも馴染めないと言うか理解できないので(ごめんなさい)この映画は安心して観れました。中学校くらいの時に観れたら良かったな。 【さっしぃ】さん 10点(2003-03-02 21:18:38) 9.大人も子供も一緒になってチャップリンの映画を観ながら笑い合うシーン。ルイ・マルの抱く郷愁を強く感じました。 【ミナカタ】さん 7点(2003-02-12 06:24:01)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS