みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
144.《ネタバレ》 悪くはないけど「隠れた名作」と言わせるには、今一歩、何かが足りてない。 日本語、中国語、英語を混在させて作り上げた「円都」という雑多で多国籍な街に存在感は感じるものの、物語の展開上、あまり架空の世界である必然性を感じないし、それほど個性的な世界でもない(と言うか「ブレードランナー」のような、終末観+オリエンタルテイストという世界観はありがち)。 また、一歩外へ出た都心とのギャップがあまりにも大きく、都心と円都との「中間地点」が存在しないような違和感がある。せっかくの架空の世界も、そうした作り込みの甘さが目立っているように思う。 時折見られる詩的で繊細な表現には、監督の感受性の鋭さが見て取れるが、穿った見方をすれば、その「計算されたあざとさ」が鼻につく時がある(胸元のイモ虫とか、夢の象徴として魔都に翻るアゲハ蝶とか、ゴミ捨て場を楽園のように表現するとか)。ただ「何となく象徴的でカッコ良さげなセリフや雰囲気を用意した」という感覚でしかなく、いまいち底が浅い。 また登場人物が少し多すぎるせいか、テーマにピントが合わなかったりと、展開にまとまりが無いのも難点。主役は登場人物全員であり、その生き様こそが作品の核心だと思うが、「テープを巡る経緯」と「グリコのサクセスストーリーと挫折」の二大イベントに収束し過ぎで、しかもストーリー展開上お互いがうまくリンクしていないため、全体として見るとイマイチ何が言いたいのか分からない作品になってしまっている。 ラストも中途半端で後味が悪い。結局、アゲハはグリコと娼婦としてやっていくってこと?だからどんな店をやっているか言えなかった?さらに、テープがどういうもので、またどうして他人の腹の中に入れておかなければならないのかも不明のまま(しかも「生」で入れてたらテープがおかしくなるぞw)。だいたい大事なものならそんな保存の仕方をせず、金庫にでもしまっておくはず。消化不良。ランがどういう組織の人間かも説明無し。あっても無くてもいいイベントやキャラが多すぎる。 Charaを始め、僅かしか登場しないキャラも含めて、各役者さんの魅力を最大限に引き出す監督の能力や美的センスには素晴らしいものを感じるだけに、作品として荒削りな所が惜しい。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-09-22 11:17:00) 143.特に岩井俊二の作品が好き!ってワケではないんやけど世界観がなんかイイ☆当時イエンタウンバンド結成された時はラジオでリクエストしまくったっけな☆(遠い目) 【タコ】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-30 22:36:20) 142.確かに、僕もグリコを食べ育った。ポッキーが大好きだ。もっと鮮明な画像で撮ってほしかった。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-30 20:42:29) 141.この雰囲気や世界観が好きっていう人が多いけど、自分は逆。こんなに退廃的で汚い金がはびこった、人間性を失った世界なんて嫌っす。近未来の日本の姿を見せられている気分になるし。見世物としては魅力ある社会なのかもしれないけど、まっとうな感動ドラマでも見て浄化したい気分。でもあまり飽きずに見られたのは岩井監督のなせる技?世界観以外の脚本やキャスティングについても文句無し。 【mhiro】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2006-01-29 22:10:15) 140.岩井俊二監督作品ということで観ることに..面白いと言えば面白い、かな..ただ評判ほどでもなかった..出来は「花とアリス」の方が数段イイですね~ 設定は日本がまだバブルだった頃を彷彿とさせるが..今となっては..中国の方が..ね~... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-13 14:42:59) 139.「 役得な ミッキーカーチス うらやましい 少女の胸に なにげに触れて 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-25 18:12:58) 138.《ネタバレ》 この映画版ではカセットテープの中身が小説版と全く別物になっており、そのせいで小説以上に内容が決定的に破綻していると思います。リアリティの欠片もないマンガのような世界であり、物語だけを純粋に評価したらせいぜい5点が限界。しかし、ノスタルジー溢れる映像と音楽(当時YEN TOWN BAND大ヒットしたなぁ)の前では冷静な評価不可能。よって思い切り甘めの点数です。いっそYEN TOWN BANDの大長編プロモと思えば納得か? 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-20 14:42:45) 137.日本?中国?・・チャンプルってるドコとも知れない異国感溢れるイェンタウン。欲望渦巻く怪しげな街。中国語、英語、日本語が入り乱れてて不思議。偽札や麻薬が絡んでR指定。登場人物達も一癖も二癖もある人らばかり。キャストかなり豪華です。岩井監督の映画って現実を描いてるんだけど現実的じゃない。どこかズレた独特の雰囲気、世界観があるんだよね。2時間30分は長い、それが難 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-13 23:04:07) 136.実はR指定受けてるこの映画。理由は「子供が偽札を使って両替えをするシーンが不適切」だそうです。あまりにもくだらない理由に日本映画界の愚かさを見た気がする。表現という手法を映画に代えただけで、それが何かからの制約を受けることこそ不適切。ただし、映画の内容に関しては、あれだけの豪華キャストにも関わらず皆薄い。長過ぎてだるい部分がありすぎる。でもそこは演出の素晴らしさ・アートにあふれる映像美がまた魅力的であります。 【_】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-01 20:49:12) 135.なんとも言えない雰囲気の映画。この監督の映画は始めて見ましたが、良かった。すべての役者がいい味出しすぎてて、もう最高。ただ、不動産屋のリアルな発音と、外国人の喋る本当のちょっと発音の違う日本語を聞いてしまうと、うまい事やってた日本の役者がやっぱなーとなってしまったのがものすごく残念。あと詰め込みすぎ。だけど、ものすごい切なさを残してくれたラストで帳消し。あー何点つけたいのか自分でもよくわかんないすごい映画 【マキーナ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 23:01:21) 134.ストーリーがよくわかりませんでした。おしゃれ映画でしょうか。江口洋介・渡部篤郎・山口智子・桃井かおりといったテレビ芸者の面々のおかげで、若干安っぽくみえるのが残念です。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-12 06:04:16) 133.詰め込みすぎててもったいない。独特な世界感は好きだけど。Charaの使い方は僕は完全に失敗していると思う。 【太郎】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-22 23:41:18) 132.ふと思うのだが、映画というのは、漫画と演劇のどちらに近い存在なのだろう。僕は、演劇だと思うのだが、この映画を見ていて思うのは、charaの歌を除いたら、これって漫画じゃん、、、、、、ということなのだ。根っこの部分は、上村一夫の世界に類似しているかんじでもある。、、、、それと、新春かくし芸大会の外国語劇みたいだし、、、、、。要するに、十分に練り上げないまま、いろんなテーマ詰め込んで、でっち上げちゃったんじゃあないでしょうか。、、例えば、貨幣って、それを交換手段として認めるっていう人々のbeliefによって最終的に支えられている虚構だから、ニセ札って、そういうbeliefを揺るがしかねない重大な問題で、お金を焼いてしまうことより、ニセ札を作る方が、システムに対する重大な挑戦になるはずなんですが、最後の方のシーンを見る限り、あんまし、そういうこと考えていないみたいだし、、、、、。でも、三上博史さんだけは、熱演ですね。それともちろん、charaの歌はいいなぁ。、、、前半1時間だけにして、charaのミュージックビデオにした方が、もっと想像力も刺激される豊かな映像になったのではないだろうか。 【王の七つの森】さん 5点(2005-03-20 11:20:57) 131.ちょっと詰め込み過ぎな印象を受けました。存在感はあるけど、何で存在しているのかが良く分からない役もちらほら。全体の雰囲気は本当に素敵です。 【kokayu】さん 7点(2005-01-27 19:46:48) 130.独特の世界観に惹きつけられる。江口洋介がめちゃくめちゃな中国語を話すアイデアが面白い。 【カワサキロック】さん 6点(2005-01-19 00:11:51) 129.賛否両論かなり分かれそうな映画。独特な世界観と表現はいいのですが、とにかく2時間半もダラダラ進むので、見てるとキツイ。盛り上がりどころがないので、正直面白くない。個人的にはこの映画は無理でした。 全部見るのが苦痛で……まぁ面白いと感じられない以上この点数で。 【A.O.D】さん 3点(2004-11-04 14:48:26) 128.やたら豪華キャスト!洋画の「トゥルーロマンス」みたいだった。独特の世界観にどっぷり浸りました。もうびしょ濡れ。ラストシーンとか好きやね、金が空に舞うところ。あそこでイエンタウンてものが分かった気がした。世の中金じゃないんやね!あとチャラの唄が良かった。そこでもびしょ濡れ。 【神風】さん 7点(2004-08-24 17:57:07) 127.映画とは不思議なメディアだと思う。明らかに映画とはフィクションであるはずなのに、そのフィクションを「リアリティがない」と叩かれる。あまりに話が込み入ると「そんなことありえないよな」ということになるし、単純だと「ありふれてる」ということになる。そんな中で、岩井俊二という人は、奇妙な形で綱渡りを続けていると思う。「リリィ・シュシュ」にしても、「アンドゥー」にしても、この映画にしても、明らかなフィクションとしてストーリーはある。序盤はあくまでありふれたシーンの積み重ねであるが、その中に「何かあるぞ。」というタネがたくさん蒔かれている。そのタネはある時一気に発芽して、物語をドラスティックに変えてゆく。様々なストーリーが絡み合いつつ成長し、ある時は予想もつかない方向に枝を伸ばしながら、上へ上へと観客を持ち上げてゆく。そして、非常に唐突な形で成長は止まり、枯れてしまう。このフィクションへ観客を引き込み、没頭させる能力において岩井俊二は非常に優れていると思う。 【fero】さん 7点(2004-07-25 00:01:54) 126.岩井俊二が、当時の勢いに乗り満を時して送り出した自身の総決算!にしてはいささか中途半端。おもしろくなくはないが、キャスティング&ストーリー設定と、あまりにも安易&狙い過ぎな感は否めない。とはいえ、チャラがマイウェイを歌ったりするような感じがイケてるとれる昨今のジャパニーズカルチャーシーンの中で、そのエッジを気取る輩が「お気に入りの一本」として本作品を挙げる日も遠くはないであろう。 【ドレミダーン】さん 6点(2004-07-24 18:02:13) 125.ラストの方は「えーマジで?」的なとこがありますが、まーそれは許そうと思えます。三上博史、江口洋介、渡部篤朗、チョイ役の浅野忠信。みなカッコよかったです。 【かずのすけ】さん 7点(2004-07-22 23:15:18)
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