みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
359.スタンダードの原曲をいろいろ聞けた、という意味では楽しめました。が、「名画」と呼ばれるほどですかねぇ…。とりわけ7人の子どもたち、年齢差はありますが個体差はありません。それに冒頭に笛一つで整列していたときと、後半に舞台で杓子定規に踊るときとでは、いずれも「マリオネットみたい」という意味で本質的には変化していません。つまり、マリアの家庭教師としての資質には疑義を抱かざるを得ないわけで。それに「ラはソの次の音」って…。もう少し考えてあげてもよかったんじゃないでしょうか。 だいたい「Sound of Music(音楽の音)」というタイトル自体、主張がなさすぎます。「腹痛の痛さ」みたいなものかと。そりゃ痛いでしょう。 ただ余談ながら、同じく修道院を描いた『天使にラブソングを』の謎が1つ解けたような気がします。修道女さんが「社会奉仕」の一環としてクルマを整備するシーンがありますが、「なぜわざわざそんなことを…」と疑問に思っていました。それは、この映画へのオマージュ(もしくはパロディ?)だったのかと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-18 18:42:06) 358.《ネタバレ》 「お勧め作品一覧」で常に上位に入っていた作品。久しぶりに見て改めて感じたのは、「音楽の力強さ」です。音楽を避けていた大佐が子どもたちの歌に加わる場面、音楽会で「エーデルワイス」の歌声が広がるところに、それを感じました。この2つのシーンは、それぞれ前半と後半の音楽的なクライマックスであり、作中もっとも感動的な部分です。本作には色々な要素が入っていますが、ミュージカルで「音楽のすばらしさ」を感じさせるというのは、大きな魅力だと思います。 新しく気づいたのは、「自由」というのが基本的なモチーフとして使われていること。マリアは修道院を出て外の世界に飛び出し、子どもたちは父の規律から解放され、大佐は亡き妻の思い出を乗り越えて新しい伴侶を得るという具合に、自分を縛っていた枷から放たれてある種の自由を得る。それが最後に、自由を求めて亡命するという行動につながっていきます。それまでは他人によって得ていたものが、ここでは大佐自らが求めていったというのも意味のあることでしょう。そして本作で「自由」を象徴しているのが、冒頭丘の上でマリアの姿です。あの“The Sound of Music”は、私がもっとも気に入っている曲ということもあり、このシーンも気に入っております。 そういえば、最初にアルプスの山々が映し出され、それからカメラが街に降りてゆきます。あれは最後に街を出て山路を行く一家の道程と呼応していたのですね。お見事な演出です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-15 21:01:19)(良:1票) 357.昔学生の頃音楽好きの友人に勧められ、何の予備知識もなくこの映画を見た。なんと映画の中で歌っている! ドレミの歌がある! ミュージカルというものをまったく知らなかった私にとっては、大変な驚きだった。 映画のストーリーもさることながら、ジュリー・アンドリュースの歌唱力のすばらしさには参ってしまった。 さっそく、映画のサントラレコードを買い、文字通りレコードがすりきれるくらい聴きまくった。おかげで、ほとんどの曲を英語で歌えるようになった。まさに、私とミュージカル映画の劇的な出会いであった。 ちなみにこの映画が初公開されたのは、1965年私が高校3年生の1学期期末テスト前だった。秀才の友人にえらく余裕があるなと言ったことを覚えている。(自分も見たのだが) 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-12-15 19:04:00)(良:2票) 356.《ネタバレ》 初めて観たのは何度目かのリバイバルのころ、たぶん中学生のときだ。ストーリーについての予備知識はなかった。この映画で中学生の私は「政治」というものを知った気がする。修道院に隠れたファミリーを長女の恋人が追及する場で、世の中ではこういうことが起こるのか、と胸を締め付けられた。彼の苦悶がリアルに伝わってきた。それはどうやら「政治」に関係しているらしい。そしてこの映画そのものが「政治の苛酷さ」に収斂しているらしい、と世の中を知らぬ中学生は眼を啓かれた。その後も何度か本作を観、演出やトラップ大佐のキャラクターなどいささか大ざっぱだとは思うものの、終盤ナチの旗が翻ってからの緊張、音楽会へ向けての集中は素晴らしい。邸内でプライベートに歌われた歌が、人前では歌わせないという大佐を交えて反復され、さらに会衆にも伝わっていく。それもナチの強制によって設定されていく皮肉。歌詞は同じでも歌意が読み替えられていく趣向。暗い修道院内でマザーによって歌われた「すべての山に登れ」(壁にだけ光が山形に残っている)も、歌意を読み替えラストの現実の山の光のなかに反復される。歌が繰り返され、しかし歌意がプライベートな場から広がり深まっていく、そこに感動させられる。余談になるが、「ドレミの歌」の日本語訳“ど~んなときにも~列を組んで~”っていうの、あれ反ファシズム映画の歌というより、ファシストの心得を歌ってると聞こえないか。何もペギー葉山がファシストだってことじゃなく、この国の風土がそういう団体主義的な傾向に親和性を持っていて、日本語にドレミを当てはめようとするとこうなるんだろう。近くの小学校の運動会などでよく耳にするが、いつ聞いても気持ち悪い。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-29 09:50:14)(良:1票) 355.ただ、ただ、感動 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2012-11-16 22:59:19) 354.《ネタバレ》 タモリ級のミュージカル嫌いですが、名作とのことでとりあえずお勉強がてら観てみました。歌や踊りのシーンをメインに据えている分、ストーリー自体はシンプルでテンポよく進みます。上映時間は約3時間と長めですが、その辺も覚悟して望んだので特に苦にはなりませんでした。ミュージカル嫌いでもそれなりに楽しめたので、好きな人なら尚更素晴らしい映画に映ると思います。高評価も納得でした。 【mustang_news】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-23 08:55:50) 353.●頑迷な父親が理屈でなく子供たちの歌声で救われる様に感動した!●ドレミの歌とかエーデルワイスとかおなじみの曲が沢山出てきてビックリ。音階って世界共通なんですね~。●長女以外は兄弟の個性が薄いとか、主人公が終盤で元気がない、最後にもう一曲歌ってほしかった(状況的には無理なんですが)とか不満はあるものの、全体的には見てよかった、名作と聞いていたのに今まで未鑑賞で後悔したという思いは変わらないです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 9点(2012-05-06 22:00:16) 352.何度観たかわからない。特に"ドレミの歌"シーンは幼少期から大好きだ。ジュリーの可愛らしさ、そして歌声。未見の人は必ず観て欲しいです。ただしミュージカル苦手な人はダメかもね。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 10点(2012-04-15 02:34:17) 351.けっこう長くて途中からだれてしまった。お話としては起伏に富ませたご都合主義的で好みではないんだが、幸せな気持ちにさせてもらった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-04-08 02:37:44) 350.幸運にも映画館で観賞することができました。映画というよりも、素晴らしい家族の素晴らしい人生の一部に触れることが出来たという気持ちです。自分もこのような強い絆で結ばれ笑いに溢れた家族を持ちたいなって思いました。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-03-21 18:00:36) 349.好きですね 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-22 17:35:52) 348.《ネタバレ》 ミュージカル映画の人気No.1…と噂に聞くも、なかなか手をつける気がしなかった作品。でも!な~る~ほ~ど~、納得です。使われている曲は知ってるものばかりだけど、こんなに素晴らしい曲だったのだなと新たな感動。名作ですね。 【あっち】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-22 15:14:04) 347.この映画の映像は、映画史上ベスト1と言ってもいいほどの美しさ。 こんな美しい場所が、この地球上に存在しているのかと目を疑いたくなるほど。 ミュージカル映画としてはスケールも大きく、とても昭和39年に制作されたものとは思えない。 特に心をガシッと鷲掴みにされるような冒頭の演出は秀逸。 ストーリーはちょっと甘い部分があり、ラストもなんか中途半端だけど、 音楽は知っている曲ばかりで、聞いていてとても心地よかった。 時間はもう少し短くてもよかったかな。美しい風景を観るだけでも価値のある作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-18 15:37:49) 346.《ネタバレ》 最近のTV放映版、池上彰の解説付きの放映録画をやっと観た。半年もかかってしまった。映画自体は昔観たものと変わらないが、映画のテレビ放送って言うのは、昔から「特別な出し物」と捉えられてきて、今回このような付加価値がついたのは、『興業としての映画』のいい実現方法だと思う。淀川さんの昔から、TV放送が解説付きなのは、ひょっとして、上映環境ごとに弁士が付いていた「ライブ感」の名残なのではないかと思わせるほど、今回の解説は良かった。池上さん的にはもちろん、恋愛映画の解説はできないだろうから、この政治的・世界情勢的な解説が合っていたからこそなのだろうけど、そういうものを巧く我々に見せてくれた今回のテレ東の企画には感謝したい。 実際、今回、言われるまで、オーストリアの国内に海がないのに海軍があるなんて、気付きもしなかった。いや、逆か、海軍があるのに海がないなんて、思わなかった。 映画自体は、ミュージカルファンである私には、もう古典といって良いほどの名作だし、音楽的には文句なく20世紀を代表する作曲家「リチャードロジャース」の代表作と言っていいほど、美しい楽曲だと思う。エーデルワイス・ドレミの歌は、我が国の教科書にものる名作だし、すべての山に登れ・マリア・もうすぐ17歳なども、色々な人にカヴァーされるほどの名曲だ。私は特に小さな妹たちが可愛い、「So Long, Farewell 」がお気に入りだ。ロジャーズのミュージカルには、ほとんどこのような小さな子たちの純粋に可愛い音楽が入っていて、心和まされる。 自分の愛国心と信念を裏切らずに生きてしかも、家族を守った偉大な軍人(=でも愛すべき父=夫)であった、トラップ大佐と彼を愛したマリア、そして久しぶりに良い解説をしてくれた池上彰さんに8点! 【Tolbie】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-06-20 00:34:31) 345.学校で一度観たとき以来でした。音楽はもちろん、お話も面白くて最後まで目が離せませんでした。 【*まみこ*】さん [地上波(吹替)] 9点(2011-05-18 14:18:02) 344.数年に1度出るか出ないかっていうレベルの映画だと思う。1カット1カットが芸術で、 音楽も素晴らしく、出演者それぞれの歌も聞き応え十分。 ものすごく前向きで、見終わった後の爽快感は最高レベルのものだと思う。 ほんとに、文句の付け所が無い映画。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-04-19 22:18:02)(良:1票) 343.家族はみんなミュージカル嫌いなんですよ。いきなり歌ったり踊ったりするのが馬鹿馬鹿しいからって。でも俺はミュージカル(基本的に陽気な映画は)大好きなんですよ。特にこの映画は夢と希望と愛と勇気に満ち溢れてる、大変いい映画だと思います。 【クリムゾン・キング】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-03-10 04:54:08) 342.映画の素晴らしさがぎっしり詰まった作品。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-23 17:23:00)(良:1票) 341.何一つ文句のつけようがない、私にとって素晴らしい作品ではありますが、今回、テレビ放送をCMカットで録画したら2時間40分に編集されていました。なんで余計な解説をつけ足してまで編集してしまったのか…。やはり当時の吹き替えも入ったDVDの購入が必要になります。 【クロエ】さん [地上波(吹替)] 10点(2011-01-09 21:05:28) 340.《ネタバレ》 テレビ放映で歌は字幕、歌以外は吹き替えという環境での鑑賞。半世紀もの間、世界中の人々から愛される作品であるということは紛れもなく名作中の名作と言えるが、名作だからといって万人の心に響くものではなく、私の心にもそれほど響くものではなかった。それでもこの先も変わらず何十年と愛されていく作品であろうことは間違いない。 【いっちぃ】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-01-09 17:50:06)
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