みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
49.《ネタバレ》 『ALWAYS・三丁目の夕日』と同じ匂いを感じました。疲れた現代人に対する清涼剤。『ALWAYS』はノスタルジーという名の、本作は実生活から離れた“楽園”という形での癒しです。癒しそのものを否定する気はありません。必要なことだと思います。でも、ただ浸るのは違う気がします。キーとなるのは田所の存在。彼の生き方を西村が非難する場面があります。結局お前も人生から逃げているだけではないかという指摘。彼は黙ります。つまり多少なりとも心当たりがあるということ。でも結局これに対する回答はなく、彼は同じ生き方を続けます。でも自分は答えを聞きたかった。どんな答えでも納得します。そもそも生き方に正解なんてありません。しかし答えないのでは、問いかけを肯定したことになってしまう。つまり人生から逃げ込む場所が楽園であると。そこで安住することを“よし”とすることを。しかしそれは違うと思います。楽園はあくまで一時の休憩所のはず。自分の在るべき場所に戻らなくてはならない。それが楽園に行く条件だと思います。(おじいとおばあにとっては、島が在るべき場所。楽園ではありません。)深呼吸は確かに必要です。でも深呼吸ばかりもしていられない。そのことを忘れてはいけないと思いました。それより心に残ったのは、おじいの言葉でした。「ダメになったらまたやり直せばいい」よく聞くフレーズです。でもおじいの言葉には説得力がある。丹精込めて育てた農作物がひとつの台風でダメになることを常とする生活。でも投げ出さず、また作り直す。経験を積んだ人間、痛みを知っている人間の言葉は心に響きます。「なんくるないさー」もそう。なんでもないような言葉でも、本当は凄いことなんだと思います。おじいの言葉にちょっと泣けてしまいました。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-12-14 18:30:43) 48.キビを刈るといういたって地味な映画だったがそれなりに観られたのはなんか共感できるものがあったから。おじぃとおばぁが優しいのでそれだけで癒された。食べるシーンが多かった割に料理を映すシーンが少なく、個人的には沖縄料理をもっと映して欲しかった。シークァーサー醤油欲しい。 【おっちょ】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-12 11:21:56) 47.沖縄の風景がとても美しいです 【NIN】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-12 06:49:24) 46.非常に優しい映画だった。やり方間違えればただのスポコンになってたところだが、 一人一人のキャラ説明を詳しくやりすぎないとこが成功だったかな。 ただ、引きの沖縄の風景を映す分にはシネスコの特性を生かせても、 香里奈と谷原が防波堤に座って語らう所や屋内での食事風景等の いわゆる寄りの人間に焦点をあてるシーンでは、構図が定まらないというか イマイチぐっとくる画が撮れてないように思えた。 【マグロのグ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-29 18:46:46)(良:1票) 45.《ネタバレ》 細かいとこが作りこまれている気がしてよかったです。 特に長澤まさみが腕まくりするとこなんかの心境の変化はうまく描かれていると思いました。 【elly】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-14 00:11:35) 44.キビ狩りをやってみたいと思った人生で最初の作品でした。 【MARTEL1906】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-04-01 05:51:53) 43.《ネタバレ》 思わず沖縄に行きたくなるロードムービーですね。ただ、医者と甲子園は、唐突すぎる。あのエピソードは、無い方がスッキリすると思うよ。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-21 07:56:33)(良:1票) 42.日々の生活って何だろう。学生の俺は、朝6時に起きて、学校行って、帰ってきて、バイト行って、帰ってきて、眠って、また翌日朝6時に起きて、学校行って・・・と同じことの無限ループ。人生ってのはカレーを毎日食べるのと同じ。でも、ルーや肉を変えたら変わるのかも。人生の上で、そんなルーや肉であるのが人間関係。ちょっとした悪戯を仕出かして、「傷ついちゃったかな?」とか気にしてみたり、お調子者のアイツがどこか一点を見たりしてた時、「あぁ、アイツにも悩みごととかあるのかな。」なんて思ったり。この作品は、そんな細かい人間関係の描写がうまい。ふとしたところにある人間の苦悩や喜びが描かれていて、そういったところに魅かれていった。ただサトウキビを刈っているだけなのに、何だかわからないけれど、勇気を与えてくれる。息詰まったとき、深呼吸を一緒にしてくれる仲間って大切だなぁと思えた。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-11 18:50:05)(良:1票) 41.“化学調味料”をドバドバ使った映画というものがありまして。ま、僕がそう呼んでいるだけなんですが。やたら刺激的な映像表現の連続と、奇抜な脚本と膨大な台詞の洪水で溢れかえっている映画、あるでしょ?というより、そんな映画ばかりって気もしますね、最近は。それはそれで面白い、大好きですよ、僕も。やはり全世界的にもそんな映画の方がウケる傾向にあるようですし。で、ここでふと立ち止まってみる。このまま“化学調味料”のような旨味に慣れてしまっていいものなのか。過剰な映像表現や説明、演出に慣れてそれが映画読解力の基準になってしまうと、もう後戻りできないのではないか、繊細な味付けを感じ取れなくなってしまう、つまり感性が鈍化することを危惧しているのです。その上で、この自然100%フィルムはどうだろう!僕には、この自然素材の味が、あまりに新鮮だった。こんなにも心地よいものだった。篠原監督は知っていたのですね、この映画の本質を表現するために何をすべきかを。自分の感性が、どれほど“化学調味料”に犯されているかを知る試金石として、気づくキッカケを与えてくれたこのフィルムには、感謝してもし足りないほどなのです。 【BUNYA】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-27 12:10:40)(良:1票) 40.最近流行の、沖縄を舞台にした癒し系ムービーの一本。その「ジャンル」の中では、シネマスコープでしっかり捉えられた沖縄の風景等、安っぽさを感じさせない作りだったことには好感が持てました。また、全員が全員、心に傷を持ってる必要は感じないので、主役級の香里奈は単に深呼吸をしに来たということで良いと思う。しかし、金子さやかのキャラクターはリアリティが無さ過ぎる。メンバーの中に「今時の若者の代表」みたいなのが欲しかったのかもしれませんが、そもそも「こんな女」が「一人」で「半ボランティア」みたいなことに「レジャー気分」で参加する訳が無い。彼女にこそ沖縄に来た明確な理由を設定すべきでした。ところで、年々現実世界が厳しさを増してる所為か、この手の邦画が増えてる様に感じますけど、ちょっと子供や若者を甘やかし過ぎの様に思いますね。ドンパチ映画ばかりなのも困りますけど、こんな映画ばかりってのも過保護です、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-02-18 00:11:08)(良:1票) 39.なんというぴったりのタイトルでしょう!!安らなかな気持ちになれました。ハラハラドキドキな展開のストーリーもいいですけど、こういうゆっくりとしたストーリーもいいですね~☆『ナビィの恋』とはまた違った沖縄を楽しめました。うーん… でも結局長澤まさみさんはどういう人で、なぜきび刈りに来たのかわからなかったな~… 【mako】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-02 12:51:36) 38.延々とさとうきびを刈り続ける中で見え隠れする各々が抱える過去。疑問が残る部分が多くて後に残るものは少ないかも?ただ出演者がだんだんと生き生きとしていく感じは清々しかった。でもそれだけだなぁ。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-26 23:04:16) 37.《ネタバレ》 悪くは無いのですが、前半でサトウキビ収穫作業が厳しいというのが全然伝わってこないというのが残念。都会から突然やってきて、筋肉痛になる訳でもなく、日射病になる訳でもなく、食欲不振になる訳でもない。言葉少なさと、延々と流されるサトウキビ畑での作業で訴えたいのだろうが見ているほうも退屈なだけ。これを見て「自分にも出来そうだ」「自分も行ってみたい」と思ってしまうところが不思議でもあり、キケンだ。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-12 19:48:57) 36.たった一度、原付にまたがって本島をぐるりと一周してきただけで、沖縄大好き独身青年になってしまった俺にはほどよい映画でした。 いかにもステレオタイプ的な人物描写があったり、サトウキビってそんな青い時期に収穫するもんか?っていうつっこみどころがあったりと、ちらちら見える隙を挙げればまぁ挙がってきますが、そのへんはドンマイってことで許せました。沖縄なんでね。あんまり深いとこまでつっこまんでもええやろうっていう。この中途半端さがちょうどいい感じ。 ただ俺には「深呼吸の必要」がないどころか、もっと必死になっていろんなことに向き合う必要があるので、「過呼吸の必要」くらいの作品のほうが合ってるんかもしれません。何もせんうちに「沖縄ええわー」とか言うのは、ただの怠け者ですよね。「元気をもらう」とか「癒される」とかいう言葉は、そうやすやすと使いたくないし、もともと嫌いです。そんなことに気付かせてくれたという意味では、価値のある映画でした。というわけで、6点。もうちょいで7点です。 あー沖縄いきたいっ。JALに乗って、いってこよかな。 【708】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 13:16:12) 35.ほのぼのしていて落ち着く。深呼吸が必要なのではなく、深呼吸する余裕が必要なんだと思う。自分のためじゃなくがんばれる余裕が。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-30 01:26:37) 34.《ネタバレ》 日本人のもつ、最良の部分がにじみ出ている映画。短い間、一緒にきびを刈り、ひとつ屋根の下で過ごしたことで生まれた一体感。きびを期限までに刈り終えた達成感。ものすごく感動的なのに、あっという間に終わってしまう。みんながそれぞれ、社会に戻っていく。みんなこれからも生きづらい世の中で生きていく…。最後の集合写真の笑顔がずっと続きますように。そう願わずにいられなかった。いつか終わってしまうからこそ、とっても大事な瞬間。そんな瞬間がちりばめられていて、素直に頑張ろうと思わせてくれる映画。音楽もとても素晴らしい。どうもありがとう! 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-25 22:24:28)(良:2票) 33.《ネタバレ》 一人一人の事情を中途半端にしか掘り下げなかった事(妊娠の事とか)が、観ている間は何だか不満でしたが、一人一人が、サトウキビ刈りという共同体験を通じて、自分の心の傷を少しずつ癒していく、そんな押しつけがましくない雰囲気が今考えれば大好きでした。まさに「深呼吸」している感じ。何やらやたらと泣いてしまいましたよ。僕も人生で大きな挫折を経験したら、ああいう場所に一度逃げてみたいと思います。挫折が楽しみです。 【ぶらっくばぁど】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-23 03:56:28) 32.それぞれのストーリーをアバウトに説明してるから、何かしらの共通する部分が自分にもあって、すっくりと感情移入できました。なにも言わなくたって映像からメッセージが伝わってくる。渇いた土に水が染み込むように、ダッサイ言い方ですが「勇気」が心に染みてきました。こんな風に素直に前向きなれた自分に驚いています。そしてこの作品に会えてほんっとに良かったです。年末はバイトバイトで何かと疲れていたんですが、明日もガンバローっていう気持ちになりました。 私事ですが・・・トリマーの仕事をしてまして、疲れてきてイライラしてるとそれが、犬にも伝わって警戒して嫌がって仕事ができないんですね。そんな時に深呼吸をして気持ちを落ち着かせなさいと店長が言うんです。この作品を観て、あ~深呼吸ってやっぱり大事なんだなぁ~って再認識しました。 落ち込んだとき、どうしようもないとき、壊れかけたとき、「深呼吸の必要」はボクのメインテーマになってます。 【やいのやいの】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-19 21:48:34)(良:3票) 31.!?おそろしくシンプルな話なのに、。 脳の裏側まで太陽に照らされたように心地よく切ないカンジです。 年に1本あるかないか!?というぐらいのレベルです。 (でも、子供が見たら単なるつまらない映画に見えたりするのかも。。) これほどセリフが少ない映画でここまで感動するってのは。。。。 【レンジ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-18 00:13:49) 30.何だか不親切な映画でしたね。登場する主要人物の半分すらエピソードが語られないというのは果たしていかがなものか。劇中で明らかにされたのはせいぜい谷原章介と成宮寛貴の何の真新しさもない“いかにも”なエピソードだけで、他の参加者に至っては何のためにこのサトウキビ収穫に参加したのかさっぱりわからない。とりあえず、主演の香里奈のエピソードぐらいはまともに描いてほしかった。冒頭に“喋りたくないことは喋らなくていい”というルールが設けられていたけど、あれは2時間という枠の中で全てを語りきれない監督の逃げ道のように思えて仕方がなかった。清々しい沖縄の映像には心癒されたけど、肝心のドラマ部分に芯が通ってなくては深い感動も到底味わえません。 【Minato】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-12 23:05:06)
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