みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
35.《ネタバレ》 自分にはテンポが合わず、ダラダラとラストまで来てしまったという感じ。 ただ、笑福亭鶴瓶氏は怪演だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-17 13:47:30) 34.《ネタバレ》 当てにいった感があるが西川監督らしさ(汚さや矛盾の描き方といった)は健在。が、刑事がしっかりまとめて解説してくれる親切設計や、あのラストシーンはやや不満。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-16 17:29:08) 33.《ネタバレ》 なぜ娘が次に帰ってくることが一年後だということを知ってから逃げ出したか。タイミングとしては最悪であるにもかかわらず、である。そしてうまくついた嘘をバラしたか。これは、親子に最後の時間を過ごさせたいと思ったからに他ならない。一年後に来るのではもう間に合わないと知っていたからこそ、彼は逃げ出したのだ。逃げ出したというよりは、託したと言ったほうが近い。それでも尚彼は病院のお茶くみとして最後を見届けようとする。本物にしようとしていたのは他の全員だ、という趣旨の刑事の台詞があったが、これは正にその通りで、全員が共犯である。バレてからは鶴瓶を擁護するものもいないが、真っ向からバッシングする者も居ない。井川遙でさえ、である。それはとりもなおさず、資格以前にもっと重要なものを鶴瓶から感じ取っていたからに違いないし、それを描こうとするのがこの映画であるからなのだ。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-24 21:30:20)(良:2票) 32.「人間なんて、そんなモンじゃないですか」と、聞こえてきそうな夢のないリアルな人間描写の上に、一筋縄ではいかない脚本と演出。 笑福亭鶴瓶という稀代の曲者を軸に据え、余貴美子・香川照之・八千草薫・井川遙(そして河原さぶw)という、隙のない布陣で固めた役者陣の妙味。 そして、決して大袈裟ではない、ちょっとした慈愛とファンタジーを隠し味にして、丹念と、訥々と、丁寧に構築された、稀有な人間賛歌でした。 うーむ。監督・西川美和。もはや巨匠の域か。私よりも年下なのだが。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-10-01 03:43:48) 31.「その嘘は、罪ですか」の通りの作品。ラストが期待はずれだったので残念。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-09-27 23:09:10) 30.《ネタバレ》 ここので評価の高さを先に見ていたせいで期待しすぎたか。 演出なのでしょうが「間」が長く感じた。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-09-20 23:22:50) 29.期待しすぎたのかな。いい映画だと思いますが、TVの鶴瓶さんが垣間見えて、集中できなかったのが原因かしら。井川遥さんは最近いいですね。 【あるまじろ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-07 20:39:37) 28.《ネタバレ》 評判通りだったけど、少し消化不良な感じ。母と娘のやり取りがすばらしい。井川遥も良かった。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-13 23:19:26) 27.深い、深いなぁ、この映画。 【ビアンキ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-07-09 21:30:11) 26.《ネタバレ》 「その嘘は、罪ですか。」とあるように、考えさせられる内容で、また俳優陣もとても良かっと思うが、偽医者だと分かった後の村人の冷たい態度は逆に狙いすぎな気もしないではない…。余談だが、井川遥さん本当に美人だな。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-11 17:17:05) 25.《ネタバレ》 医療関係者の言葉遣いもわざとらしくなくてこういう状況ならこういうだろうというせりふであった。いろいろなことをあえて詳しく描いていない分見るものの創造によっていろいろな解釈ができて久しぶりに映画を見た後にたっぷりと考えさせられた。 【HK】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-02 15:09:25) 24.《ネタバレ》 母と娘のこういう心理は女性じゃないと描けないだろうなぁ。まず西川監督に脱帽。そして鶴瓶。鶴瓶の演技は最初、観ていて辛かったが、後半気にならなくなって、観終わると、この役は鶴瓶しか考えられないと思うくらいの出来。久々の面白い邦画だった。映画の語ってくる事も、結構大きな問題意識だった。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-19 02:09:14) 23.《ネタバレ》 二人の場面になると、いい。多人数の公的な場では、ニセモンとニセモンに気づかない振りをしている人とが、暗黙の了解でもたれあっていられたのに、二人きりになると何か剥き出しになってしまう。八千草薫の家でぶきっちょに大葉を刻むところ、(厳密に言うと三人目の患者がうんうん言って横たわっているのだが)余貴美子が気胸を指示するところ、など。逆の意味で、剥き出しにしてるのに気がついてもらえない、瑛太に告白する場も面白い。鶴瓶のいかにも善人顔が、時折うさんくささに見えてくる。そういうホンモノとニセモンの関係といった形而上学的テーマ、それに「何にもしてもらいたくない」患者をどう扱うべきか、という倫理のテーマ、さらに無医村問題という社会派テーマ、と盛り込みすぎて焦点がぼやけてしまった感じもある。余貴美子は、今の邦画界で貴重なバイプレイヤーの位置を確保してるなあ。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-04-12 11:58:43) 22.《ネタバレ》 山里の無医村で偽医者として、医療を生業とする主人公。 唯一の医者を神のように崇拝する村人たち。 “嘘”はいつまでもつづくことはなく、偽医者は遂に逃げ出す。 この映画、この監督の凄いところは、人間を決してキレイには描かないことだ。 たとえば、同じプロットであったとしても、主人公にもっと使命感を持たせ、村人をはじめとする周囲の人間にもっと分かりやすい慈愛を持たせれば、涙溢れるとても感動的な映画になっただろうと思う。 しかし、この映画は、そういう安直な感動を否定する。 それは、人間の持つ本質的な弱さや不安定さを、この監督はよく知っていて、認めているからだ。 主人公は、安易な自己満足のために偽医者を演じはじめ、大金を得て、何となく誤摩化し、偽り続けながら生きている。 村人たちは、決して声には出さないが、実はその“偽り”にも気付いていて、ただ“無医村”という自分たちの状況におけるとてつもない“不安”を覆い隠すために、それを盲目的に認めている。 偽っていたのは、主人公の無免許医だけではない。村全体が、互いの弱さを支え合うように、偽ってきたのだと思う。 だからこそ、主人公が無免許医であるということが具体的な形で判明した後の村人たちの反応は、極めて冷ややかで、彼を擁護する者は無い。ただし、彼のことを全否定できる者も同時に無い。それは、偽っていたのが彼だけではないということを、誰もが知っているからだ。 「その嘘は、罪ですか」とこの映画は問う。 もちろん、罪だとは思う。ただその罪には、加害者も被害者もない。「嘘」に関わったすべての人間が、加害者であり、被害者だったと思う。 そして、嘘をつかなければならなかった「状況」にこそ、本当の罪があると考えさせられる。 正直、観終わった直後は、想像以上に感動が薄かったせいもあり、一寸の物足りなさを感じてしまった。 しかしそうではなく、その物足りなさの中に存在する見えない感情こそ、この映画が伝えようとすることだと思う。 鶴瓶師匠の決して目の奥が笑っていない恵比寿顔は、まさにベストキャスティングで、その表現力は最高だったと思う。 そして、前作「ゆれる」に続き、またもや一筋縄ではない人間ドラマを創り上げてみせた、西川美和。その若き女流監督の懐の深さに感嘆する。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 14:12:19)(良:1票) 21.《ネタバレ》 こういう映画は邦画じゃなきゃ味わえませんね。人間のリアルな面と田舎の綺麗な緑が鮮やかでした。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-07 23:30:52) 20.人々の様々な想いが一杯詰まった玉手箱のような作品です。 開けてしまったら、美しいモノも穢らわしいモノもすべて、見つめなければいけません。 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-02-17 02:49:49) 19.まるで過去何十本もの大作を撮った大監督のような老練な演出、キネマ旬報の写真で見る美しい西川美和の顔からは想像できない恐ろしさを感じる。なんなんだこの女は! 鶴瓶もそうだが他の役者の演技にも感服、すばらしい。 あらすじは知っていたが観始めて、いきなり失踪後のシーンから始まり、それでいいのかと思ったがすぐ杞憂に、前後を交互に見せながらエピソードと登場人物たちの心の葛藤を表現、共犯者にはなりたくないが否定はしていないという一番大事な部分をうまく表現していた、うまいな~という言葉を何度つぶやいただろう。 そして問題のラストシーン「ゆれる」でもそうだったが、西川監督が故意に完成度を下げているのではないだろうか、この人ならそれぐらいヤル。電車が通過するシーンから以降とてもファンタジックだった。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-12 10:31:27) 18.《ネタバレ》 無医村では医者はヒーローである事に驚いた。いや映画スター並みだ。一挙手一投足に注目が集まる。 給料も破格で、これもビックリした。 【よねぴー】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-02-10 18:46:25) 17.《ネタバレ》 命に関わるシナリオ構成でかなり深刻な話ではあるけど、それほど暗くならないのがいい。 配役も粒揃いで、落ち着きのある雰囲気を作り上げるのに成功している。 これまでも家族をテーマにして作品を作り続けたきた西川監督が今度は無医村という大きな家族を描いたという感じだろうか。 台本のないぶっつけ本番のお医者さんごっこに挑む『鶴瓶の無医村に乾杯』といったところでしょう。 物語は主人公の失踪で幕を開けて、恰も無責任に職場放棄して自己保身の為に逃走したのかと思わせる展開から、実は母娘に残された短い時間を取り戻させる為の自己犠牲だったという顛末に繋げていく。 医者の資格に関しては考えさせられるものがあったけど、それを超越したラストになっているのが救いだったように思う。 あれで逮捕でもされていたら話は複雑で重いものになっていただろうけど、矛盾を抱えつつ捜査する刑事たちを嘲笑うかのように再来する姿に思わず僕も笑顔になりました。 すべてはあのラストの笑顔の為の前振りだったのかも知れない。 そして、どう死なせただろうか?という娘の疑問に対する答えだったようにも感じる。 笑顔に乾杯です。 あと、どうでもいいことだけど、これだけ完璧に調和した役者陣の中にあって、勘三郎だけ1人浮いていたのが少し気になった。 あの岩松了ですら自重して作品に馴染んでたというのに・・・。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-26 04:19:26) 16.《ネタバレ》 評判が良かったので、期待して観ることに..う~ん、途中で読めてしまった..伊野に、もう少し医療知識が有った方が..もっと医者らしい部分があった方が..物語としてリアルで面白かったのでは..胃カメラを扱ってた辺りは、あれっ、て思ったのに..もう少し最後までどちらに転ぶか分からない、みたいな展開で..ひっぱってほしかった..だた映画としては、目立たないけれど、唸るような玄人好みの細かい演出も、あちらこちらに見受けられ..監督の才能を感じます~ 次回作を期待してます... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-22 17:54:07)
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