みんなのシネマレビュー

座頭市物語

1962年【日】 上映時間:96分
アクション時代劇シリーズものモノクロ映画小説の映画化
[ザトウイチモノガタリ]
新規登録(2003-10-15)【紅蓮天国】さん
タイトル情報更新(2023-07-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1962-04-18)


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監督三隅研次
助監督国原俊明
キャスト勝新太郎(男優)座頭市
万里昌代(女優)おたね
島田竜三(男優)笹川繁造
三田村元(男優)松岸の半次
天知茂(男優)平手造酒
南道郎(男優)飯岡乾分 蓼吉
柳永二郎(男優)飯岡助五郎
千葉敏郎(男優)飯岡乾分 政吉
守田学(男優)飯岡乾分清助
山路義人(男優)蓼吉の父親弥平
舟木洋一(男優)笹川乾分与五郎
尾上栄五郎(男優)笹川乾分利兵衛
毛利郁子(女優)繁造女房お豊
真城千都世(女優)半次女房お芳
市川謹也(男優)笹川乾分茂吉
藤川準(男優)
堀北幸夫(男優)笹川乾分金治
浜田雄史(男優)飯岡乾分安七
丸凡太(男優)
木村玄(男優)客の正六
福井隆次(男優)笹川乾分大八
越川一(男優)百姓男
西岡弘善(男優)飯岡乾分為造
小林加奈枝(女優)笹川飯炊お兼
志賀明(男優)壺振り
愛原光一(男優)後押し
細谷新吾(男優)飯岡乾分音七
千石泰三(男優)笹川乾分伊七
原作子母沢寛
脚本犬塚稔
音楽伊福部昭
撮影牧浦地志
製作大映(京都撮影所)
企画久保寺生郎
配給大映
美術内藤昭
編集菅沼完二
録音大谷巖
照明加藤博也
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【クチコミ・感想】

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16.《ネタバレ》 初めて観ました。共に裏街道に生きる平手と市。死期を悟り、己の死に場所を探す平手と、世間にも自分にも負けずに生きてゆこうとする市。ラストの二人、最高の死に場所に本望の思いを胸に息絶えた平手と、彼の思いを汲み取って無念の涙を堪える市。死ぬ事より生きてゆく事の方が辛いのですね。天知茂の演技を終生忘れる事はないでしょう。 The Grey Heronさん 9点(2004-11-06 07:32:24)(良:1票)

15.北野版座頭市、勝新版(89)座頭市と観たら、ルーツを知りたくなった。画面の隅々まで緊張感があるし、技術も殺陣も脚本もものすごくレベルが高い。そして勝新の渋みのきいた鋭い演技が抜群。ラストサムライみたいにカット割りで誤魔化さない1カットの居合斬りがカッコ良過ぎる!やはり黄金時代の映画界は逸材が結集していたんだなあと思う。今の邦画界、才能のある人もいるけど、明らかにこの時代より質が落ちてると思わざるを得ないのが残念・・・。 ロイ・ニアリーさん 9点(2004-11-05 06:07:53)

14.日本人の持つ勇ましさ、強い信念、志の高さ、友を労わる心。この作品には現代の日本人が忘れてしまったものがこれでもかとギッシリ詰まっていて、思い出させてくる。まさに教科書のような作品だと思う。しかし、今の日本人ではもうこのような映画は作れないのでしょうか?だとしたら悲しすぎます・・・僕はこれからの日本映画に期待しつつ、この教科書的映画をしっかりと心にしまっておきたいと思います。 ボビーさん 9点(2004-07-28 18:48:57)

13.草鞋を脱いだ組の喧嘩に助太刀をという、話の構図は後の東映は仁侠路線とも重なる。しかし、リアリティは圧倒的。映画って白黒の時代にすでに完成してたんですね。美しいです。 伯抄さん 9点(2004-07-19 22:33:01)

12.冒頭、市が丸木橋を四つん這いで渡るところから惹きこまれる。斬り合いは少ないけど、シャープなモノクロ画面の美しさ、端正さ、
ニヒリズムと人懐っこさと殺気と優しさと不気味さが同居した市の存在感がたまりません。天地茂の平手神酒も出色。ラスト、市を斬ろうとしたヤクザがバランスを崩して川で溺れ死ぬのを「どうせ、ロクなもんじゃねえ」と呟く市が痺れるほどカッコいい。やくざたちの描写もリアルですね。 ひろみつさん 10点(2004-05-11 13:50:19)(良:1票)

11.満を持して観る事ができた「座頭市」の記念すべき第一作目は、まさに稀代の時代劇ヒーローの真髄に触れる精神に溢れていると思う。心を通じ合った浪人とのラストの死闘は、過酷な運命を背負い歩く座頭市の宿命そのものであろう。後のシリーズ作品等と比べるとややアクションシーンが少ない印象はあるが、三隅研次によるモノクロームの映像美に映える殺陣はやはり圧倒的だ。 鉄腕麗人さん 8点(2004-05-05 19:23:00)

10.市の言葉、行動一つ一つが強気で、見ているこっちがハラハラさせられる。そのせいだろうか、序盤からグイグイ引きこまれ目が離せない。市と平手造酒の会話は穏やかで、後の悲劇的な対決を感じさせられたが、以外にも最良の対決となるのが良かった。やはり座頭市は勝新しかいないと思わせられると同時に↓ぐるぐるさん同様全シリーズ見ることを胸に誓った1本です。
カズゥー柔術さん 8点(2004-02-01 04:57:28)

9.夜道で二人と斬りあう座頭市は最高にカッコイイ!あの宿命の対決も泣けるぜちくしょう。これに比べるとたけしの座頭市は情け容赦ないって感じですね。ある意味たけしらしいけど。…ってなんでここでたけしの座頭市の感想を言わんとあかんのじゃ。 ゆうろうさん 10点(2004-01-11 18:27:46)

8.昔の時代劇は黒沢ばかりじゃない。
黒沢にはないエンターティメント性、別種の迫力、人間味、かっこよさがある。こういうのは・・・もう今の日本人じゃ作れないだろうな。早すぎる天才の死を悼む。 うさぎさん 9点(2004-01-09 16:13:25)

7.北野武の座頭市を見た後これを見た。こっちの方がいいや。 北海道日本ハム優勝さん 8点(2003-12-30 10:27:59)

6.行きつけのビデオ屋でDVD版がレンタルされてたんで早速観てみたのですが、いやー面白かった。勝新もいいけど天知茂(この人はずっと「明智小五郎」役しか観たことなかったけど)がカッコ良いです。それに映画自体が凄くきちんと作られているなあ、という印象を持ちました。かつてのプログラムピクチャーに対してなんとなく「大量生産」のイメージを抱いていたんですけど、やっぱしそれはスタッフ・キャストの技術の高さがあって初めて可能だったんだな、と思いました。おーし、この勢いで全シリーズ観るぞー! ぐるぐるさん 8点(2003-12-17 22:33:50)(良:1票)

5.勝新太郎のハマり役、座頭市。以後、シリーズ化される記念すべき第1作。監督の三隅研次を筆頭に、主役を張る勝新太郎、相手役の天知茂等、この作品にかける意気込みが画面からヒシヒシと伝わってくる。三隅研次の描写が冴えるクライマックスの殺陣のシーンはもちろんのこと、ゾクゾクする見せ場をあちらこちらにちりばめており、見応え十分の時代劇に仕上がっている。また本作は、裏社会という掃き溜めの世界でしか生きてゆかざるを得ない、哀しい男どうしの“友情”を描いた人間ドラマとしても秀逸。勝新太郎の圧倒的な存在感、それに対峙するかの様な死期を察知した天知茂の哀感溢れる演技。伊福部昭の荘厳な音楽も貢献度大。《ネタバレ! ! 》ラスト、座頭市に支えられ息絶える平手造酒。剣に生きる者にしてみれば、至福の幕切れだったに違いない。傑作です。 光りやまねこさん 9点(2003-11-23 16:24:40)(良:1票)

4.やっぱり座頭市は勝新ですよ。かっちょよすぎる!!!まさに花があるな。雷蔵も好きだがこれも好きなんだよなー。理由なんかねーよ。 たましろさん 8点(2003-10-25 00:20:01)

3.僕は座頭市シリーズ結構観てますけど、これは正直めちゃくちゃ面白くは無かったかなぁ。
僕もたけしの座頭市をきっかけに勝新の座頭市にハマった人間ですけど・・・。
話の中で「泣かせるなぁ」と思うシーンはいくつかあるけど
僕は感動して泣いた事さえ無いので、ジーンとは来なかった。
たけしの座頭市を観た若い人が観て、「面白い」と思うかは謎・・・。
金髪の按摩さん 6点(2003-10-21 14:54:19)

2.《ネタバレ》 《まことに申し訳ないが、以下、クライマックスシーン完全ネタバレにつき、未見の方はご遠慮ください。》
勝新太郎が演じただけでも座頭市シリーズはTVも含めて数多くあるが、その頂点に君臨するのがこの第1作である。座頭市の凄腕はろうそくや天井に投げつけられた一文銭のエピソードなどによって既に存分に観ることが出来るが、やはり、素晴らしいとしか言い様がないのは、平手造酒を演ずる天知茂である。池で釣りをしながらの市との会話のとぼけた味わいや、胸を患い寺で臥せっているところに、市が出入りに助っ人に行ったと聞かされるやいなやガバッと跳ね起き、小僧が必死に止めるのも聞かず、押っ取り刀で駆けつけるその姿は、それだけでも涙なくしては、観れない! そして、小さな橋の上で市との対決。市は造酒を斬りたくないのに、造酒はそれを許さない(この時の彼の台詞がまた泣けるんよ!)。勝負はもちろん一瞬にして決する。市の背中に覆われて、斬られた造酒の姿は画面からは見えないが、ここで、「勝新、日本一!」と観客席から思わず掛け声が飛ぶ位の一世一代の名演によって、死に行く平手神酒の(決して見えない!)満足げな表情と心の友をこの手で斬った座頭市の深い深い悲しみが、描かれる。嗚呼 なるせたろうさん 10点(2003-10-17 20:52:46)(良:1票)

1.ビジュアルだけで本当に格好いい勝負は有り得ない。大事なのは魂。伝説の名勝負。 紅蓮天国さん 8点(2003-10-17 20:51:36)(良:1票)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 8.18点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
411.79% line
500.00% line
635.36% line
71017.86% line
81832.14% line
91832.14% line
10610.71% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review3人
2 ストーリー評価 9.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 9.40点 Review5人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 7.50点 Review4人

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