みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
22.何よりも驚いたのが、音楽もイーストウッドが担当してること。 【アルテマ温泉】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-18 22:37:12)(良:1票) (笑:1票) 21.俳優としても監督しても、その名を轟かせたからこそ撮れる領域の映画。酸いも甘いも噛み分けた御大の撮る映画は、容赦のないほど落ち着き払い、静寂に包まれている。ストーリーテリングはもちろん、みんなの演技も上手すぎ、撮影技法もすばらしい。なにもかもが出来すぎていて、それが物足りないという部類の映画。まだまだこの映画を味わい尽くすには、見る側の自分が若すぎる。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-04 18:17:43) 20.《ネタバレ》 パンフの監督インタビュー「この映画には明らかに感情に訴える部分がある。(中略)できれば観客にはその感動に巻き込まれて欲しい。それが全てだと思う。」。好感のもてる明快な信念というか・・。実際暗い暗いこの映画もドラマとして面白いし「感動」しますよね(人それぞれでしょうけど)。ハリウッド的映画作りからはみ出した深みがあるにしろ、観客の「感情に訴え」、観客を「感動」させるという目的達成に向かって研ぎ澄まされた映画とでもいいましょうか。でも、不満があります。ヒラリー・スワンク頑張ってるにしても、あれはどう見てもリアルなプロの試合じゃないですよね。素人の私の目にも明らか。せめて素人の目は誤魔化してもらいたい。本作は他のボクシング映画の何倍もそういうリアルさが求められると思うんです。大目に見てあげるなんて観方しなきゃいけないレベルは克服してほしいです。あえて偽善的な批判をすれば、ラストの尊厳死という問題に関連するような状況(一応文句言われないような言葉使っときます)は深刻すぎてあのボクシングシーンの演出とギャップがあると思います。スポ根成功ものと言える前半の展開はとても面白いですが、毎試合数秒でKOしたり、ひどすぎる反則があったりします。リアルに描かれたあり得ない出来事と、リアルじゃないからあり得ないのは違います。前半だけ観るなら突っ込むのは野暮ですが、そういうあり得ないプレイや反則もラストに直結してるわけですから見過ごせるものじゃない。ボクシングというものが彼女の尊厳に関わってるんですから。明暗の対比とはいえいかがなもんでしょう?。あれじゃ彼女かわいそうです。納得いかなくて余計な不満で腹立ちます。以上の不満はともかく、私は残酷かつ美しい「ラブストーリー」に監督の思惑どおり感動したし、尊厳を守って必死に生きる人々の姿が眩しくて涙出ました。 【しったか偽善者】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-01 01:27:40) 19.作品としてのできはとてもよいと思う。しかし、見たあとすごい切なくなり痛みすら感じる。ある意味残酷な映画である。 【MS】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-11-30 01:23:59) 18.《ネタバレ》 特に文句はない映画ですが、主人公がかわいそう過ぎるのと悪い(?)ボクサーに対する憎しみが強すぎてこの映画本来の訴えていることがかすみました。僕は心が狭いもので・・(笑)後味が良くない映画なので、出来に文句はないのですが7点にしておきます。 【ぽじっこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 09:59:33) 17.《ネタバレ》 マギーがボクシングをフランキーに教えてもらい、勝ちまくってチャンピオンに挑戦・・・という辺りまでは女版ロッキーみたいな感じの成り上がりストーリーで見ていいて気持ち良かったです。でもヒラリースワンクが連戦連勝の女ボクサーを演じるには、筋肉がちょっと乏しいような気がしました。 後半からのストーリー展開もすばらしく、最後のフランキーの決断、マギーの心情共に納得できました。ただ、フランキーとその娘ケイティの間に何があったのかが、結局明かされなかったので、もやもやした気持ちが残ってしまいました。何故ラストにケイティの遠目からの映像を流したのか?そこら辺がよく理解できなかったので、後でもう一回見てみようと思います。 【プロシュート】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-07 16:55:59) 16.《ネタバレ》 後半の物語を全く知らずに観たため、事故が起きた時はショックでした..さらにあんな結末なんて..悲しすぎる..尊厳死について何かと話題になっていますが、わざわざこんなストーリでやらなくても..普通の “スポ根” “ハッピーエンド” で終わってほしかった..彼女のひたむきさに心打たれ、共感してたのに..あんまりだ、... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-01 12:21:07) 15.いわずとしれた、ゴールデングローブ2部門、アカデミー4部門受賞作品。 いやー、見たのはいいが苦手ドラマ分野。 でも主演の3人の演技は凄いね。 特にモーガン・フリーマン、あんた幾ら稼いでんだよと問い詰めたい。 イーストウッドもマルチに才能出しまくりだし、音楽もオマエかよって… でもこの作品ってオスカー取って無かったら日本では受けなかったと思う。 といいますか、一度見ただけじゃ理解出来ないんじゃないかな? 見た後からこれは父と子のラブストーリーなんだって判ったんで、 その視点でないと判らないシーンが沢山でした。 特にラストのところなんて叙情的な箇所は理解しづらいです。 ショーシャンクとか好きな人通じる部分があって凄くいいかも。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-29 14:36:22) 14.やっぱすごかった。ヒラリースワンクかっこいい。 でも期待したほどではなかったかも 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-15 21:13:09) 13.《ネタバレ》 後からじわっとくる感じです。ボスと弟子、父と娘、レモンパイを食べてる時は恋人同士。フランキーは自分のせいでマギーを再起不能にしてしまった罪悪感もあるだろうけど、マギーの傍を離れず、本当の家族よりマギーを考えてた。最後はボスから一緒に暮らそうってな事も言われて、本当に幸せな女性だと思った。上手い事、人生は運ばなかったが、ちゃんと愛を感じて死ぬ事ができたと思う。モーガンフリーマンの言葉でトイレ掃除を一生しながら死んでく人はいっぱいいる・・そういう人たちも、確固たる何かがあれば決して不幸じゃないし、他人が幸、不幸をランク付けして公言する必要もない。ただマギーは幸せだったと思ってあげたい。マギーは頭のいい女性。自分を伸ばすトレーナーが彼だと早くから見抜き、フランキーの言葉一つですぐに試合を勝利に持っていけた。彼に自ら近づいたマギーは自分で人生を切り開いていった。行動は大切、そして男心を勉強するにはとてもいい映画かも・・ 【さくら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-10 14:40:14) 12. 静かな映画。前半の「動」の部分も粗いフィルムと影のコントラストでとても落ち着いて見える。この映画は悲劇だ。ハリウッドの浪花節じゃない。それだけは言っても構わないだろう。でもそれだけしか言えない。この作品の全ては映画の世界でよく目にする悲劇だ。だけどそれだけではない何かを持っている。何かはわからない。たぶん僕の年齢ではわかり得ないんだ。コメントすることも拒否する映画。それに巡り会っただけでも幸せかもしれない。ハリウッド万歳の人に観て欲しい。また、ハリウッドを否定する人に是非観て欲しい。使い古された悲劇と裏切り裏切らないエンディングを。これはイーストウッドからハリウッドとアンチハリウッドに与えられた難解な宿題だ。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:30:31)(良:1票) 11.師匠が「質問はしないこと」と条件をつけて入門を許したのに、入門者は事あるたびに質問をする。師匠の側も、最初こそたしなめたものの、その後入門者がついつい発してしまう質問に対して毅然とした態度を取ろうとしない。とても不思議である。「タイトル戦はいつ」なんて弟子が師匠に訊いたりしたら私の感覚ではその時点で即刻破門である。どうもアメリカ人の師弟関係というのはよくわからない。それとも、師が男で、弟子が女だからこういうことになってしまうのだろうか、などということを考えはじめてしまったために、どっぷりと感情移入して観る、というわけにはいかなかった。病室の最後の場面で、アドレナリンの量についてとか、器械をはずすとかの説明的な科白が多いのも気になった。一台の携帯電話も使わず、通信手段を、固定電話と手紙というレトロな手段に限定していた本作の演出は非常に成功していたと思うが、そのやり方がいつまで現代のストーリーを描くのに使えるのか思うと、少し暗澹とした気分になった。 【南浦和で笑う三波】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-01 18:44:46) 10.後半イーストウッド的浪花節に突入しなきゃ、気持ちいいスポ根映画で見終わったのに。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-22 22:40:20) 9.《ネタバレ》 ストーリーを知らないまま観に行ったので、前半はありがちなボクシングのサクセスストーリーかと思って何度も寝そうになりました。うとうとし始めたところでいきなり事件が!。。そこからの尊厳死をめぐる話には考えさせました、泣けました。、と思ったらもうエンディング。。前半が長すぎんではないの~? とりあえずラストは納得できる内容でした。 【レンジ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-19 20:00:18) 8.流れに逆らうようですが、微妙な作品だと思います。 自分も、エンドロールはおろか、明かりがついても劇場の椅子からしばらく立ち上がれなかったのは確かですが、それは、ストーリーの物理的な「重さ」から来たもので、「感動の波に飲まれて立ち上がれなかった。」ってのとは少し違う気がしました。 「あとは各自で処理するように。」と言って渡された大きな漬物石を抱えて、しばし茫然自失としたという感じです。 映画の終わり方としては,反則技に近いかも知れません。 肝心のボクシングのシーンはかなりお座成りで、イーストウッドのトレーナーとしての手腕や、ヒラリーのボクサーとしての圧倒的な強さに説得力のないまま簡単に成り上がってしまうので、その部分で一喜一憂する面白味がありませんでした。 話の顛末から鑑みて、前半の「生」の輝きをもっともっと眩しく描くべきだったんじゃないかと思いました。 ストーリーにメリハリが足りなかった気がします。 更に、ジムの連中を含め登場人物のほとんどが捨て駒で、モーガンの役どころにしてもどこか中途半端で、ストーリーの中での確固たる存在理由が希薄だった気がします。 主人公二人のラブストーリーという側面もありますが、はじめは断っていたトレーナーを結局引き受けた心情の変化が曖昧だったりして、クッキリとした輪郭が見えて来ません。 命の尊厳についてもひとつの答えが提示されているものの、悲壮感のある安いメロドラマ以上のパッションは感じませんでした。 良く言えば、泥臭くて不完全な人間臭いドラマと言えるかも知れないけれど、個人的には「傑作」とは言いにくいです。 【Beretta】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-14 03:52:04)(良:2票) 7.《ネタバレ》 ボクシング映画だとは知らなかった……。イーストウッドにボクシングって事前に知っていたら、間違いなくスルーしていました。ボクシングってストイックでしょ? 事実、あんまり好みの話ではありません。でもちゃんと観せられました。『ミスティックリバー』ほどの解せなささもありませんでした。しかし、この映画には、夢がありません。死に場所を求めている、そんな雰囲気があります。哀しさ、やりきれなさに、救いを求めようとしています。あの家をプレゼントするシーンがありますよね。母ちゃんや妹の強欲さが出ていますが、マギーだってプレゼントの押しつけ。互いにコミュニケーションがとれていないから、からまわりをしてしまうんですよね。「私には、もうあなただけ・・・」。その言葉には悲壮感があります。結果があーだったからこそ、余計に悲壮感があふれ出てしまうのでしょうが。実際、人は身近な人に依存します。誰かがいるから、誰かを見限れるなんてことも(意識の有無にかかわらず)あるでしょう。それを咎められるはずはありませんし、人間というものはそーゆーものなのでしょう。だけど、口に出してしまったらオシマイなのです。寅さんがいいますよね。「それを言っちゃーおしめぇよ」と。何か違うよーな気もしますが、ホントのコトを口に出しちゃーいけねぇんです(何故かちょろっと江戸弁)。逆に“モ・シュクラ”というリングネーム(←ってボクシングでも言うの?)の意味を彼女は最後まで自分の言葉では認知しなかった。自分のもうひとつの名前(分身)なんだから、さすがに意味を調べたと思うんですよ。たとえ“ボス”を盲目的に慕っていたので告げられるまでは我慢してたとしても、あそこまで有名なんだから、その意味は必ずなんかの雑誌で書かれているはず。そして自意識、名誉心の強いマギーは、自分が載った雑誌などを気にしているはず。もしかすると由来が出てきそうになったら目を逸らしているのかもしれません。ボスに告げられるまで知らなかったフリをするそんなマギーのやさしさと「あなただけ」と寄り添われる心地よさ。それが老いたフランキーの心を癒す最良のエピソードなのかと思うと、あのボクサー志望の女性は、すべて老人のために存在したということになって、なんともやりきれなくなってしまうのです。 【元みかん】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-11 15:28:21) 6.《ネタバレ》 これはSTYX21も書かずにはいられない(含み笑)。イーストウッド、期待を裏切らないですね。相変わらず理不尽で受け入れ難い現実を描きつつも、しっかり心に響く作品を撮ってます。ロッキーが、エイドリアンのため、自分がゴロツキでないことを証明するために闘ったのと同様に、マギーは家族のため、自分の存在を確認するために闘った。その結果、闘い抜いたロッキー、潰えたマギー。しかし、これが理不尽な現実。エイドリアンとの愛を得たロッキー、家族から見捨てられたマギー。これも理不尽な現実。そして、人生のリングで「ファイディング・ポーズ」をとれなくなったマギーに「タオル投入」したフランキーには賛否両論あるだろうが、「試合」を続行するか決めるのは、ボクサーとセコンドの意思であって、「観客」や「レフリー」が続けろと言うことはできない。フランキーとしては、ブーイングされても、もはや闘うことができないボクサーを「見殺し」にすることはできなかったのだろう。これも理不尽な現実。「もし、リングに上がってなかったら・・」、長く生きられたかもしれない。が、マギーに何が残ったというのだろう。少なくとも、リングに上がったことで、フランキーと共に闘ったという証が得られたことは確かなはずだ。 最後に反則したチャンピオンへ、「アホンダラー・ベイビー! バシッ!(パンチ一発)」 チャンピオン:「うっ・・ドサッ(倒れる)・・・・」 「ザマミロンダラー・ベイビー!」 (←これを書かずにはいられなかった?(ニガ笑)。イーストウッド同様、期待?を裏切らないアホンダラー・ベイビーのSTYX21でした(ニガニガ笑)。相変わらずくだらないネタですが、これも理不尽な現実です(自ら失笑)。マギーがレモンパイでなく、ロッキーのように生卵を飲んでたら、あのパンチでチャンピオンをKOできたはず・・と思ってしまったのは、勝手な妄想です(自ら嘲笑)。) *一部、他レビューワーの方の言い回しを「オマージュ」させて頂きました、ご了承下さい・・・。 【STYX21】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-04 12:54:04)(笑:2票) 5.全く文句のつけようのない映画です。主演3人の演技は素晴らしいし、演出・カメラワークも最高。音楽も物語全体にうまくマッチしており、観ながらここまで引き込まれた映画は久しぶりです。が、話の内容があまりにも悲しすぎる。映画自体の出来がよく、ものすごく感情移入できるだけに観終えた後の落ち込みは半端なものではありません。身を切られるような映画でした。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 12:24:37)(良:1票) 4.《ネタバレ》 今回のアカデミー賞では、確かに他のノミネート作を圧倒する映画的完成度なのは間違いないし、万人にとって判り易い「名演技」を披露したジェイミー・フォックスがいなければ、主演男優賞も本作が獲得していたことでしょう(個人的には音楽賞もあげたい)。私は本作を「逃げ場所を失った人達」のドラマと見ました。マギーが何故フランキーの元に押しかけて来たのかは判りませんが、とにかくフランキーが彼女の最後の逃げ場所となった。失い続けの人生を送ってきたフランキーにとっても、彼女が最後の逃げ場所となる。二人とも逃げ続けて、行き着いた場所がお互いだったのです。しかし運命は、彼らからそれさえも奪い取ってしまう。地上に逃げ場所を失った彼らの向かう所は一つしかない。…それにしても、暗い話だ。こんな暗い話では、私はとても感動できません。たまには、他人を不幸にしてでも生にしがみつく様な人達のドラマが観たいです、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 00:09:54)(良:1票) 3.《ネタバレ》 とても繊細で複雑な映画である。こんな映画を撮ることができるのかいうくらい、繊細さを感じた。光と影によるコントラストが、さらに本作を繊細にしている。また、セリフのない数秒のカットでさえ、数分間を物語るくらいの効果があるものがいくつも垣間見られた。この点に関しても、流石と感心せざるを得ない。 ストーリーにおいて、一番気になったのは、彼女が「悔いのない人生」を送ることができたかどうかということだ。 あのような反則による事故によってあのような結末に至り、また「彼女が何のために戦い続けていたか」ということと家族の酷い仕打ちを見ると、果たして悔いのない人生と言えるのだろうか疑問に感じる。むしろ失意のうちに、また無念の想いを抱いていたのではないか。 家族については、家は買えても、心は買うことは出来ないので仕方がないとしても、ボクシングの試合に関しては、自分が脚本家ならば、チャンピオンの反則により、大きな怪我を負う。怪我を負っても戦うことを止めようとしないマギー。何度もタオルを投げ込もうとするも、戦う彼女の姿を見て、どうしてもタオルを投げ込めないフランキー。勝つか負けるかどちらでも良いが、最後までリングで戦った代償として全身不随の怪我を負うという流れにした方が良いのではないか。最後までリングで戦うことができれば、彼女は「悔いのない人生」を送ったと思うし、スクラップが失明した試合をカットマン故、止めれなかったけど実際はどうだったのか…という話ともリンクする。 フランキーはトレーナーとしては、マギーの試合にタオルを投げ込むことができなかったけど、トレーナーを超えた存在として、マギーの人生にタオルを投げ込む業をフランキーに背負わせるというのが、すっきりする流れと思われる。彼女の人生に自己責任を負わせることが出来ないと、後味の悪い、救いのなさだけが残ることになるのではないか。 他方、彼女を死なせないという流れの方が整合的なストーリーのような気もする。スクラップの語る「誰でも一度は負ける」というセリフには、裏を返せば「負けたとしも、どんなに傷ついても、人間は再び立ち上がれる」ということを言いたいのではないか。ラストで彼女が大学で車椅子の姿でもゲール語を学ぶ姿が見られたら、アカデミー賞受賞作品に相応しい映画になったのではないかと思う。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-30 23:40:05)(良:2票)
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