みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
32.《ネタバレ》 それほどいつもみたいなマニアックなつくりになってなかったので、押井信者としてはちょっと物足りない感じがするが、これはこれで良し。 ただパト1とかのような、万人にお勧めできるほどのバランスのよさってほどでもなかったが。 映像は相変わらずすばらしい。特にOPの空港への着陸シーンなどは、鳥肌物である。戦闘シーンも最高。文句のつけようが無い。ただ、CGと2Dの融合した場面では、やや不満。もうちょっとがんばってほしいかな。 音楽は相変わらず良い。今回のメインテーマは押井作品の中でのメインテーマ曲の中では一番好きかも。 声優は・・・まああれもあり、なのかなぁ。 過去に似たような話があった、戦争論を語るシーンで思わずニヤけたのは俺だけやないはずw。 話は微妙に退屈なところもあり。全体的にゆる~いテンポで進むから。 なので、今回も万人にはお勧めできません。 ちなみに原作既読ですが、覚えてない。雰囲気はこんな感じだったような気がする。 【みーちゃん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-13 13:34:04) 31.《ネタバレ》 戦闘シーンは素晴らしかったが平和を謳歌しているのんびり市民をもっと見せてほしかった 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-09-09 00:50:01) 30.《ネタバレ》 ヴェネチアで記者から何故実写で撮らないのかという批判めいた質問があったようだが、それは全てのアニメ作家に投げかけるべき質問であり、私は押井アニメこそ比較的アニメであることに価値があるアニメだと思う。本作の映画全体で描かれる青空や雲は登場人物の心情などという単純な言葉では表せない静かで陰鬱な精神世界をストーリーと一体になって表現している。私の美的センスを批判されても知ったこっちゃないが、あれは本当に美しいと思う。/監督は根本的には人間ドラマを描くのが苦手なのかもしれない。しかし、人間的になれない人間を描き、せいいっぱいの人間性の表出をすくい取ろうとしているような姿勢には誠実さがある。本作ではあがくように空を這うキルドレたちの姿を冷酷に描きながら優しい視線で見つめている。殺したい、殺されたいと相手に自らの生死を委ねる程の愛は観念的だが、いつも同じ道を通るだけの生に耐えられない者ならそんな愛を望むかもしれない。そういう思考実験的シチュエーションの中、幼くて危うい2人によるラブシーンは痛いくらいの狂おしさがあった。いつも通る同じ道も景色は同じじゃないという主人公だが、彼は愛する人のため新しい道を切り開こうとする。立ちはだかる障害は社会全体で仕組まれたシステムにより倒せないことになっている敵だ。その不条理に無自覚に挑んでいく主人公は残念ながら愚かとしかいえないのが切なくてたまらない。/平和を実感するためのショーとしての戦争という設定自体個人的に変だと思うし、他に不満もあるし、別に押井監督が好きなわけでもないが、本作には好感が持てる。ポニョよりこちらが上だと思う。ただ、空(3D)と地上の描き分けに対する視覚的な違和感はやはりどうしてもぬぐえず、そこはどうにかならないものか?と思った。 【しったか偽善者】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-04 21:51:48) 29.《ネタバレ》 ビジュアルは文句なく、ストーリーも良く、しかも何かを考えさせるようになっており、非常に満足できる作品に仕上がっている。 世界や海外を意識したためか、自分の追求するスタイルを少々捨ててはいるが、自分のコアな部分はきちんと投影されている点は素晴らしい。 自分の世界観を分かりやすく伝えるのもプロの監督の仕事だ。 あまり彼の作品は観たことはないが、やはり押井監督はプロフェッショナルな監督だと感じさせる。 チカラを相当に注いだと思われるビジュアル面では他の追随を許さない圧倒的な美しさには驚かされる。 単に美しいだけではなく、空や雲の空気感・飛んでいるような感覚までをも描きこもうとしている。 ある意味では“芸術”ともいえる領域だ。 キルドレについては、現代の若者をイメージしているのだろうか。 空の多彩な表情とは変わって、能面のような表情が実にいいコントラストになっている。 感情的にならないドライな若者たちを非難しているようには感じない。 現代の若者を上手く捉えており、彼らに非常に分かりやすくメッセージを伝えたと思う。 本作ではキルドレの代わりがいくらでもいるという設定になっているが、現代の若者たちに対して「それでいいのか?」と問うているのではないか。 「オマエらは人形じゃない」「代わりなんていない」「この世界はゲームじゃない」ということを監督は伝えたがっているように感じた。 また、描くことが難解な微妙な部分を上手く演出している点を評価したい。 冷めているようで、ほんの少し熱い部分もある。 感情を表に出さないが、内面には秘めたる部分もある。 諦めているようで、何かを変えようともがいている部分もある。 逃げているようで、立ち向かおうとしている部分もある。 このような微妙な感覚を上手く演出しているのはプロの仕事だ。 菊地凛子の起用の成否の判断は難しいが、恐らく押井監督はギャンブルに出たのではないか。 彼女よりも上手い声優はいくらでもいたと思うが、彼女の下手くそさ(しっくりこない違和感)が良い意味で個性的な味わいが出たような気がした。 栗山千明のように悪くなくても印象の残らないよりも、冒険を犯して印象に残すということに主眼を置いて勝負したと思われる。 菊地凛子は好きではないが、そういう意味においては彼女の起用は当たった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-04 00:32:56) 28.《ネタバレ》 空中戦の映像や、スカイウォーカー・サウンドの効果音は素晴しかったと思う。狙いなのでしょうが、それに対してのっぺりとした人物のトーンにちょっと違和感があった。声優陣も良かったと思います。ただ、空中戦以外のシーンでの長廻し多用はちょっときつい。セリフの間も。。監督の創りたい世界は分かるんだけど、アニメーションでは画がもたないと感じた。予備知識なしで観賞したが、計算され整理された内容でした。殺し合いなしで成立しない人類の戦争ショーという皮肉な世界を真剣に描いた映画。 【ポテサラ頂戴】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-03 12:23:49) 27.《ネタバレ》 観る前からそんな予感がしていたのだけど、戦闘シーンはかなり短くて、 大部分はドラマシーンだった。 正直この映画の哲学的な部分に期待して観に行ったわけではなかったので、 ドラマシーンはいくぶん冗長に感じた。 戦闘シーンは、かっこよかった。戦闘機や爆撃機はかっこいいし、 脱出したパイロットが弾に当たって粉微塵になったり、 爆撃機の爆発で巻き添え食らった間抜けな機があったりと、 戦場の有無を言わさぬ非情さが表現されている気がした。 しかし時間が短かすぎで、ほとんどドラマのオマケのよう。 戦車とか歩兵とか、陸戦の描写はまったくなかったな。 電波女・水素が言っていた、生きている実感が何とかというのは、 自分より不幸な人間がいることを知らないと、自分が幸福であることを実感できないと いうことだろうか。人の幸不幸は周囲の者と比べた相対的なものだと。 あるいは健康のありがたみは不健康になった者にしかわからない、みたいなものか。 子供のまま大人にならない、という言葉に対しては、観た者それぞれが 自身の未熟な部分を投影するのではないかと思います。 結局ティーチャーに立ち向かった優一は、 ティーチャーの反則のごとき強さに触れ、儚くも散ります。でEND。 続編出るのかな、この中途半端なラストは。 まぁアンハッピーエンドもいんですけども、その後、 エンドロールの後に重要なエピソードを入れるというのは、 洒落にしても度を越しているのではないか。 あと喫煙シーンが多く、喫煙に対して否定的な表現がなかったことも、 かなり反社会的で見過ごせない。子供も観るかもしれないのに、これはだめだろ。 国産映画なのになぜか英語で会話してるシーンがあったけど、 その意図するところはよくわからなかった。 【且】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-01 14:38:09) 26.《ネタバレ》 「ウーフー」とか「ドーラ」なんて言葉に反応する方は今すぐ映画館に観に行ってください。絶対損はありません。映画館で観るべきです。戦闘シーンはすばらしい。特にレシプロ機の横滑り感は今まで観たことのないレベル。ミリタリーファンにはたまらない小ネタも満載です。 逆に物語部分は押井作品にしても平板な印象。もっと難解にしたほうが良かったんじゃないでしょうか。 戦闘シーン「10」、その他「4」声優「-1」と言ったところ。 【ピチクン】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-29 11:03:26) 25.NHKでも特集されていましたし割と評価が高かったので、レイトショーで見に行きましたが、私には合いませんでした。キルドレがただ「ショーのための戦争」のために存在しているとしても(だったらなおさら?)、自分の存在の根拠をさぐる葛藤と言うか、内面の揺れ動きを伝えて欲しい。しかも「子ども」と言うよりは簡単にセックスしたり、いつもタバコを吸っていたり、やや疲れた大人みたいで、こういう描写で作者は何を伝えたかったのでしょうか。そして意図的だと思いますが、全体にトーンが暗すぎる。作者の「哲学」はある種感じるが、生きることの喜びや勇気にはつながりません。音楽は評価出来ます。また、主人公の外観が、コブクロの小渕さんに見えてしょうがなかった。 【ワンス・モア】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-08-28 23:46:38) 24.《ネタバレ》 「終わるならここしかない」けど「ここで終わるのは一番嫌」なところで終わりました。面白かった。 【リブロース】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-28 19:29:28) 23.ジブリ系の癒しだけでは物足りない方はこちらへ。~圧倒的な映像美・ほとばしるメッセージ~押井芸術は更なる高みへ! 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-25 02:11:05) 22.《ネタバレ》 押井守にしてはストーリーも分かりやすく、しつこく描写される煙草やビール、折れたマッチを拾う草薙など、細かい描写も意図が分かりやすく、難解なものが苦手な自分には良かった。作画も良好で、空中戦はもちろん、ボウリング場での草薙の動きが気持ち良く動いていた。ただ、主役二人の声優は最悪。大塚芳忠の演技が嫌味にしか聴こえなかった。 【uruoi'66】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-19 17:03:55) 21.《ネタバレ》 殆ど笑顔を見せる事のなかった登場人物と、素敵ながらも寂しさがこみ上げてくる音楽が醸し出す、えもいえぬ空虚感に戸惑った。映画を楽しめたのか、考えさせられたのか、未だによく分からない。この映画最後のシーンで、仮にユーイチがティーチャーを撃墜して帰ってきたとしたら、全く意味の無い映画になっていただろう。戦死してはまた別のキルドレがクローンとして現れてくるが、過去や感情までは引き継げない。輪廻転生はあるかも知れないが、いまの自分という存在は唯一無二であるという事を再認識させられる。恵まれた環境の中、日々ルーチンワークをこなしながら生きている。オレらもある意味キルドレなのかも知れない。代わり映えのしない毎日を淡々と過ごしている人々に、自分の存在価値を再認識してくれ!、と強烈に訴求している様に感じてならない。声優陣に関しては賛否両論だが、個人的にはアニメの無機質な雰囲気に見事にマッチしていると感じた(とくに菊池凛子)。グラフィックはさる事ながら、臨場感たっぷりの音響が特に素晴らしい!これは是非映画館で観てほしい映画。久々に、とても気に入った映画に出会えた。 【けっけ(硝子の心を持つ少年)】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-17 13:56:27) 20.《ネタバレ》 空中戦でしか死ぬことができず、一生子供のままでいるキルドレの切ない運命。 ていうか、子供なのに酒、たばこ、SEXがんがんやってるやんけ。 女の目がキモイ。恋愛ものなんだから少しは考えてくれ。感情移入不可。 「ショーとしての戦争」という設定はよかった。 【よしのぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-08-16 02:23:05) 19.《ネタバレ》 切ない・・・その一言です。エンドロールの最後まで見終わって、冒頭のカミュのネタは「不条理」の暗喩だったのかと合点がいきました。「異邦人」ではなく「シジフォスの神話」の方かと。ただ、映画的には最後の付け足し部分はやはり蛇足になるので、本編の方でスマートに表現して欲しかったと思いました。マッチの軸を使うしかないかも知れませんが。 【karik】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-13 23:53:13) 18.《ネタバレ》 同じことを繰り返す結末に、虚しいというよりは哀れに感じました。音楽もいい、絵も綺麗、伝えたいこともなんとなく伝わってはくるのだけど、自分には観終わってなんだか何も心に残らない最後まで淡々とした映画でした。ただ、もう一度観てみようかなとは思いました。原作にも興味を持ちました。 【ホースケ2号】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-08-09 16:36:45) 17.《ネタバレ》 平和になった世の中、ショーとしての戦争をするために作られたキルドレ。子供のまま成長することなく、戦死しても直ぐに生まれ変わるクローンであり繰り返しの人生を送っている。それを繰り返し何人も見ている水素や周りの大人は何を思っているんだろうか? そのキルドレである函南優一は自分の存在意義を感じ取り、何かを変えようと勝ち目の無い敵軍エースであり大人のティーチャーに戦いを挑み戦死。勝てない存在に挑んで散った優一を見て、無感情を装いながらも鬱積した感情を持っていた水素は真っ直ぐ生きる糧を得たわけだ。 終わりの無い繰り返しの物語。今の時代の無気力に生きている若者への「抗って生きてみろ」というメッセージ。それとも絶対的な強さを誇る駿に挑む自らを描いたか。 「やる前から負けること考える馬鹿がいるかよ」by猪木。今の世は打算を働かせてから動く人が多いからなんとも言えませんが、「当って砕けろ」の精神が好きだな。砕けてもなんかしら見えるんじゃないかと。 作画は悪くないけどCGとキャラデザがイマイチ。川井憲次の音楽は相変わらず素晴らしいわ。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-07 01:02:10) 16.イノセンスが面白かったので行ってみました。相変わらずの押井作品って感じですが今作はアクション(動き)が特に少ないように思い、時が経つのが恐ろしく長く感じました。内容は、一回見ただけじゃ正直よく分からんです。子供連れのお父さんが3組くらい入ってたけど、終わった後子供に「わかんなーい」「つまんなーい」と言われていました。無理もありませんよ。やっぱり映画館で見るのは分かり易い映画にかぎるのかなー。 あと、草薙の声ひどすぎ。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-08-05 17:50:10) 15.《ネタバレ》 「攻殻機動隊」「イノセンス」を観てきたが、この作品が一番CGのクオリティーが高いと思う。 キルドレであり戦争でしか死ねないがゆえに生と死に対する葛藤が描かれているところと押井守監督の作品での印象に残る音楽が好きだ。ちゃんとキルドレたちの内心も描かれていたし しかし若者目当て作った映画らしいが終わり方が気に入らない若者は多いと思う。 事前に情報を仕入れてくべきだ。 原作を読んでいたらどう感じとれるのか気になる。 【アルツ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-04 23:47:37) 14.《ネタバレ》 まず驚いたのはこれまでの押井守作品と比べて大変見やすい映画だっとということ。空中戦も圧巻でした。なんとなくこの先が分かってしまっているような希望を持ちずらい人生を送っているキルドレたちは現在の自分たちに通ずるものがあり、世界観は虚無に満ちているようでした。ラスト、函南は現実を打開するため、水素のためにティーチャーを撃墜しにいきます。ここに生きる意味のようなものを感じました。 【しっぽり】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-04 17:56:58) 13.『行間を読む映画』と表現すべきだろうか。 何とも言えない不思議な雰囲気の作品だった。多分、間違いなくもう1回は観るだろう。 尚、劇中登場する戦闘機『散華』は珠玉の出来。過去私が観てきた漫画・アニメ・映画の中で登場した飛行機の中でマクロスのバルキリ-を抜いてNo.1である。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-08-04 13:12:31)
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