みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 「こんなモン、金払って見られるかい!」とシネコンのポイントでタダで見たんですけど、意外なくらいに面白かったです。見る前は、どうせ安いCG合成で誤魔化したインチキ時代劇でしょ?って思ってたのですが、CGはそこそこ頑張ってましたし、インチキもここまで突き抜けるといっそ痛快です。アニメやマンガ的な事をやりたいんだろうなぁ、っていう感じがモロに出ていて、今時そのベタベタさはないだろうと思う部分もありはしますが(色調を単純に赤と青で分けるとか、「おかあちゃん、おかゆができたよ」ノリとか)ガシガシと動きまくる映像は大変気持ちいいです。もう少し引きの画が欲しかったですが、カメラ2~3メートル引いたら、製作費2~3倍になるのがCG映画ですからねぇ(足元のマッチムーブで手間数倍)。残念なのはね、船のところがクライマックスっぽくて、だけど、ええ~?そこからまだ続くのぉ?って。長いよ。しかもその続き、城突入のスペクタクルはいいんですけど、その他は無邪気な作家性の発露みたいになっちゃってて。そこでバランスを欠き、娯楽作から一般性の薄いオタク臭い異形の映画になっちゃった。ちょっと『Z』から『逆襲のシャア』あたりのガンダムノリ入ってないか?みたいな(佐助の存在がガンダムワールド的俗物ってヤツで)。同族としては嫌いじゃないですけどね。でも、もっと簡潔で痛快な映画でも主張はできたんじゃないかな、と。惜しいな。そうそう、ついでに。監督、ヒロスエのアゴ肉をアオリで撮るの禁止。ここは余計な合成の手間がかかってでも俯瞰気味に撮ってあげましょうよ。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-09 17:39:01) 10.《ネタバレ》 この監督の荒っぽいCG(実写との融合感を誤魔化すためなんでしょうね)、ビジュアルや美術関係は雰囲気あって好きですね。ゴシック風な建物や奇抜な衣装などで無国籍風な日本はよく出来てたな。 でも圧倒的な身体能力を持った忍者にもかかわらず処刑寸前の才蔵を助けに行く時にはわざわざ群衆の間をかき分けて行ったり(しかも名前を聞かれても答えようとしない才蔵に名前連呼)、忍者のくせに並の人間の気配に気づかず「ハッ」と後ろを振り返ったり、人を斬るたびイチイチ顔に返り血を付けたがるあたりこの人はビジュアルあり気なんだろうなとは思います(にもかかわらず血を付け忘れたシーンがあったのはさらに脇が甘い)。あと格闘シーンはCGだとシャカシャカ動いて重みが無くゲームのようで、役者が演じているシーンは動きが遅いので気になった。バランスの問題なのかお金の問題なのかわかりませんが。 そういえば織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など誰でも知っている歴史上の実在の人物がたくさん登場する中、忍者=猿飛佐助という程イメージの強い佐助も登場しますが、アレだけ小物に扱われるとは思いませんでした。最後もアレをやってみたかっただけにしか見えなかったし押しつけがましいメッセージは止めて明るくシメて欲しかったな。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-05-07 21:05:07) 9.《ネタバレ》 内容はともかく、邦画でこれだけのものが作れるんだと感動しました。ハリウッド的CGとは別の、アニメの世界に実写を取り込んだ感じ。雰囲気があってよかったです。ゴリの「獲ったどー」は笑ってよかったのかな。 【ピチクン】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-07 00:36:04) 8.また、つまらぬものを見てしまった。 【michell】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-05-06 01:24:57) 7.キャシャーンは否派です。CGはスリーハンドレッドと比べると差は歴然です。マトリックスと比べても劣ります。ひたすらアニメを見ているような感じを受けました。ただこれが邦画の限界だと思って見るのなら気にはならないかもしれません。 【トニー・モンタスキュー】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-05-06 01:12:02) 6.《ネタバレ》 紀里谷監督の作品初めてみました。初めて邦画でこんなにスケールの大きなものを見ました!!SF的なのとかCGばっかりのものとかあんまり好きじゃないんですけど、GOEMONは全然嫌じゃありませんでした。話の内容も面白かったからだと思います。見終わった後、爽快で気持ちよい気分になれました。邦画でもこのジャンルの映画がここまで描き出せると誇れる作品だと思いました。 【Sea】さん [試写会(邦画)] 7点(2009-05-04 20:22:25) 5.《ネタバレ》 ずっと麻生久美子だと思っていたら広末でびっくり。 ずっと佐藤浩市だと思っていたら江口でびっくり。 特に広末、あれ麻生久美子でしょ。違うの?さすが麻生ってずっと思っていたのに。 まるで外国をマーケット対象としかしていないような描き方で、日本人には逆に違和感になることが少々。織田信長の肖像画はやっぱり教科書に載ってるあれでなきゃアレ?ってなる。なので、もっと時代錯誤の衣装やメイクをやってしまってよかったのではないか。ヘリコプターで空爆とか、馬でなくバイクで疾走とか。 むしろ押井守よろしくアニメーションでもよかったんじゃないか。やってることはほぼアニメーションみたいだし。 外国人は、家康がその後300年くらい戦争をしなかったという史実をご存じないのではないか、これを知ってるか否かでラストの感慨が変わる。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-03 01:55:13) 4.《ネタバレ》 大沢たかおがフェイドアウトするまでは文句なく満点なのですが、 その後の五右衛門があまりにも超人的になりすぎて緊張感0で 面白くなかったです。 キャシャーンなら許せるけど 普通の人間の五右衛門が三国無双かよとツッコミたくなるぐらいに 敵をなぎ倒していくのは興醒めしますね。 まあ、この監督の作品は嫌いじゃないんで次回作も期待しています。 【映画大好きっ子】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-02 01:39:00) 3.前作「CASSHERN」はよくも悪くも前衛的過ぎたため万人に薦められる映画ではなかった。 しかし「GOEMON」は見事なまでに一級の娯楽作品に仕上がっている。 まず前作では音楽の使い方が漠然的で浮いていたが、本作は映像と音楽の調和がとても素晴しく、驚嘆するほどダイナミックでドラマチックな作品になっている。 そして物語の展開が一本調子ではなくなりカットのタイミングや場面切り替えが絶妙で飽きさせない。 映像も情報量が増えたことにより立体的になり、衣装や美術の奇抜さも相まって映画としての重厚感が増した。 そのおかげでケレン味な演出にも説得力が増し、独特の世界観を見事に構築しきっている。 CGはリアルさを追求するのではなく表現や演出を第一に作られており、それゆえ大資本ハリウッド映画に劣らぬ先進的で個性的な映像を生み出している。 映画に流れるメッセージ性は有史以来人類が逃れることの出来ない因果に真っ向から立ち向かい観る者に訴えかける。 これは前作「CASSHERN」と同じく業(カルマ)に対する足掻きであり、その主張は解脱への道を示しているかのようで興味深い。 ある意味紀里谷ルックな独自の映像よりもこの変わらぬアジア的な?哲学に深く感動したのであった。私にとってこれほどカタルシスを強く感じた映画は滅多に御目にかかれない。 監督2作目にして己のもったオリジナリティ、ビジョンを崩すことなくここまで作品のレベルを正統進化させた人は珍しい。今後目の離せない日本を代表する映画監督が誕生した。 【クロちゃん】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-05-01 22:57:14) 2.《ネタバレ》 世界に誇示できる新世代の日本映画誕生とだけ言わせてもらいます。前作「CASSHERN」は結果こそよくなかったですが、作品に込められたメッセージに泣き、また、監督のチャレンジ精神溢れるものづくりの姿勢に感銘を受けました。そして今回の「GOEMON」はその前作以上の熱意を感じました。紀里谷監督の映像センスは流石ですね、なかなかここまで想像を具現化できる監督もいないですよ。ハリウッドみたいに莫大な予算があるわけでもないので、すべてロケセットでできるわけもない。そこをCGをふんだんに用いイマジネーション溢れる世界観を構築したのは見事です。多少、自分の世界に陶酔しちゃってるかなぁと思う節もありますけどね(笑)。馴染みのある登場人物は多数でるけど物語は全くの別物と割り切ってみればエンタテイメントとして思う存分楽しめます。クライマックスかなぁと思った才蔵の釜茹で後の展開が少々長く感じちゃったのと、茶々役の広末涼子の良さがあまり引き出せていなかった点でマイナスかなって所。 この作品のメイキングはDVDでじっくり拝見してみたい。 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-01 20:14:53) 1.《ネタバレ》 織田信長が明智光秀に暗殺され、豊臣秀吉が明智光秀を討伐した時代。盗賊・石川五右衛門が盗み出した南蛮製の箱にはある重大な秘密が隠されており、それを巡る豊臣秀吉に石田三成と霧隠才蔵、徳川家康と服部半蔵らを交えた戦いが始まり・・という話。 監督は、宇多田ヒカルの元ダンナ・紀里谷和明。コケた部類の「CASSHERN」のほとぼりは冷めたんでしょうか。またも松竹・テレ朝が製作に今回はワーナーも加わっています。 ミュージッククリップ出身監督の映像センスはなかなかなもので、「CASSHERN」でもその点ではいい仕事した感ありましたが、いかんせん原作と思い切りかけ離れた全体の出来栄えに疑問符が付いてしまいました^^; でも今度は五右衛門という虚実のはっきりしないキャラを主役にすることで、原作云々に囚われることなく自由度が広くなって力量が生かされたんじゃないですかね? まー他キャラも大いに使い古された、秀吉・家康に忍者ものなんですけどねw 家康と三成の戦いや忍者の主従関係等が史実に近いですが、五右衛門と才蔵が修行仲間とか、秀吉が光秀と連判状を交わして唆したとか、五右衛門が茶々を護衛していてラブラブモードとか、創作も多いのでそれを受け入れられれば楽しめることでしょう。 カラコン?の青い目のキャラに南蛮風な衣装に時代物だか近未来のような建造物等、異世界的なCG含む美術の数々。押井守作品を意識とかしてますかね? ガレッジセ-ル・ゴリがそうくるかっのキャラで最後まで絡んでくるんですが、猿飛佐助の名前を冠してるんだから、実は秘術を持っていたとかひとヒネリが欲しかったところですけど^^; CG&実写の映像という作品分野において、脚本選定によっては紀里谷監督のアビリティはまだまだ期待できそうです^^ 【尻軽娘♪】さん [試写会(邦画)] 7点(2009-04-11 01:45:47)
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