みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
300.《ネタバレ》 うん、面白かった!! 3時間弱の時間もまーったく気にならず観させていただきました。最初は違和感あった青い人達も慣れて(?)くると彼女が美人に見えちゃうからアラ不思議 まあ、そりゃベタかもしんないけど、結構感動する部分があって良かったなぁ かなり期待していった3Dも期待どうり、というか空を飛ぶシーンは自称高所恐怖症(笑)のワタシはビビってしまう程の感覚を味わえ、3Dの素晴らしさを十二分に堪能でき大変満足です。いやー観にいって良かった~(まだ観てない人はゼヒ) この映画をきっかけに映画界が新たな発展を遂げることを願いつつ、今後の作品に期待大、大、大大(しつこいってw)でアリマス 【Kaname】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-02-04 13:54:59)(笑:1票) 299.《ネタバレ》 子どもと観に行ったので、吹替2D版です。 最初にパンドラのネイティリが登場したときには正直「うへぇー」って、なんか入り込めないと感じた。あの泣き笑い顔が好きでは無かった。しかし、ジェイクを教育しつつ様々な表情を見せるネイティリがとても魅力的な女性に見えてくるから不思議。またストーリが在り来り(型通り)であったともいえるが、しかし映画の王道は、在り来りのストリーから感動を生み出すことでもあると思っている。決して最後の「大どんでん返し」を期待してはいけない。これは、映像の美しさと王道をゆくストーリーと共に、アバターとの一体感を楽しむ映画であり、私はジェイクがパンドラで、スカイピープル(地球人)と戦う意志を示し、歓声が上がるシーンで完全に一体化した。最後にミシェル・ロドリゲスはカッコいいっす。シガニーの盟友バスケスを見事に演じきりました。 【hibari_21st】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-02-01 09:34:46)(良:1票) 298.お前がラスボスかっ!って感じでしたねぇ。 あの強さはシュワちゃんを超えたねw 【幸志】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-24 05:46:54)(笑:1票) 297.《ネタバレ》 まず、3D上映は吹き替えでしかやってないってのは如何なものだろう。 まあ、お正月映画という事で子供と一緒に飛び出す画像でワーワー観るのを前提なのだろうか? ヒアリングが全く分からない私でも、やっぱ洋画は原語に限るのだ。 次に3D。私は近視で観賞時は眼鏡を掛けるのですが、3Dだとメガネonメガネになってとても窮屈であるのだ。それにサイズもみな同じな様でこのへんの改善を望みたい。 あと、前評判通りに映像美というものは確かに美しく、地球に居ながら他の星へ旅行した気分にさせて頂いたのには感謝なのだが、結局はCGでしょ?って事になっちゃうのだ。 一般鑑賞者全部がそう思うかは疑問だが、CG使えばどんな映像だって可能と思ってる私にとっては、やはり『わっ!凄い!このシーンはどうやって撮影したんだろう?』って思わせてくれる画像の方が数倍ありがたく感じてしまうのだ。 【Pea Shan】さん [映画館(吹替)] 6点(2010-01-18 21:53:50)(笑:1票) 296.《ネタバレ》 最高です。キャメロンばんざい!3D映画ばんざい!ストーリーや生物、メカ、キャラクター どれをとっても80年代映画で育った私には、ワクワクものでした。パワーローダー?との対決は2010年とは思えないコテコテぶりで、キャメロンのバカさ加減に抱きしめたくなりました。「エイリアン2」がベトナム戦争映画だと言われていましたが、 「アバター」は、エイリアン側から見たそれを描いているように感じました。 まぁ、そうゆう教訓めいたものは全然、駄目駄目なのですが、とにかく興奮しました。 キャメロン、早く次の作品を作ってくれー。 【とりのすけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-12 20:41:11)(良:1票) 295.《ネタバレ》 地域の事情により不本意ながら2D鑑賞でのレビュー。それでも、さすがはキャメロン、映画の限界をまた広げたなという印象だった。プロット自体は他のレビュアーがご指摘の通り、新鮮味を感じるものではないが、本作の面目躍如は、ファンタジーながら、リアルに見せることに徹し抜いたことに尽きる。ひとつは、見事なる独自の世界観を相当なエネルギーを注いで手抜きなく構築した点。もうひとつは、それを実写(正確には実写とCGの高次元融合)で活写した、という点だ。アニメであれば(「もののけ姫」にしろ何にしろ)比較的自由に描ける世界も、(CGの違和感を最小限に)実写化するのは相当に困難な作業である。例えばもしナヴィが人間と同じ大きさで、全身青く塗っただけの特殊メイクで撮影されたとしたら、それこそありきたりのSF映画にとどまっただろう。ただ、陳腐なプロットとはいえ、環境破壊に対する警告や、生命の繋がりの大切さといった価値観も含まれており、この作品が現代社会に投げかけるメッセージはそれなりに重い。いろいろ書いたが、3Dでも観てみたかった(泣) 【田吾作】さん [映画館(吹替)] 9点(2010-01-12 13:42:54)(良:1票) 294.《ネタバレ》 飛び出す以外何の取り柄もない映画。途方もない手間がかかっているのは認めるが、物語が浅すぎるのと、独創性に欠ける感は否めない。 昨日金曜ロードショーでもののけ姫をやっていたのでどうしても比較してしまうが、例えば首を切られて変貌するシシ神・デイダラボッチのような観る者の想像力を易々と超越する凄味のある描写。いくらでも深読みしたくなる人物造形、舞台背景、主人公アシタカの心理。そんなものが微塵もないというのは比較対象としていくらなんでもお粗末すぎる。 悪い敵をやっつけて愛する人と結ばれる。そんな能天気なストーリーも、独創性に欠けるパンドラの自然やモンスターも、おそらくは3Dのインパクトとリアルさを引き立たせるためにあえて選択されているのだろう。であればやはりこの映画は上記の一言に尽きる。飛び出す点以外ならもののけ姫の方が20年は先を行っている。これだけの大衆向け映画で有色人種(青色)に理解を示したのがストーリーで唯一評価できる点だろうか。 【Mum,theSanChrys】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-01-10 00:35:56)(良:1票) 293.惚れたよ。アバターもえくぼとはこのことだな。 【あげどん】さん [映画館(吹替)] 10点(2010-01-06 12:33:28)(笑:1票) 292.《ネタバレ》 タイトル以外予備知識なしで鑑賞。 ストーリーはキャメロンらしくなく、どこかで観たような感じで不満が残る。 面白かったけど日本アニメの影響を受けすぎてるって感じがした。 女パイロット・トゥルーディが海兵隊を裏切った理由は演じていたのが、ミッシェル・ロドリゲスだから。それ以外の理由はないが、ロドリゲスファンとしてはうれしい展開。「これが私の機体」の初登場時に死に様まで予想できてしまった。決戦時のブルーのペインティングは思わず拍手だが、顔だけじゃなく機体にまでやっちゃうから大佐に追いかけられた。味方であるパンドラ星の生き物は不思議な力で見分けてくれそうな気もするし、戦闘機は自分以外敵なんだから、何もしない方がカモフラージュになったんじゃないの。二十年前のキャメロンファミリーなら、この役はジャネット・ゴールドスタインあたりの役なんだろう。 もう一度みたいと思う作品。 パンフにミッシェル・ロドリゲスが2カットしか写っていなかったのが減点1. 【ねこちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-04 21:47:19)(笑:1票) 291.《ネタバレ》 遊園地でジェットコースターに乗っているカンジ。 落っこちる体感とか面白かったです。 これからはどんどん3Dに移行して行くのでしょうね。 でも私としては刹那的体感よりも、しみじみ感動する脚本、深い考えや手作り感覚があるものが好きです。 時代に逆行するかもしれませんが、脚本の良い作品を今年も応援していきたいなと思いました。 【たんぽぽ】さん [映画館(吹替)] 7点(2010-01-03 19:20:30)(良:1票) 290.半廻り年上の異性の友人と行った。この数ヶ月で何本も一緒に映画を鑑賞した人だ。 普段は文芸作品を好み、ドンパチ物を好まないその人は、アバターの予告編を観て「怖そうだし…」と尻込みしていた、その人を連れて。 当然、3Dで鑑賞した。そして映画が終わったその帰り道、その人は言った。『もう一度、今度はIMAXで観たい』と。と…謂う訳で、こりゃー10点だ(笑) 【追加】で二度目を観た、約束通り、件の友人と川崎まで出かけてIMAXで。 座席の位置により大きなハンデキャップのある出来損ない109シアターの評価は別段に譲るとして・・・。鑑賞後、再びの興奮冷めやらぬ友人が曰く『ねぇ、あの俳優さん達ってどうやってあのナヴィの人たち一緒に演技できるのかしらね?』と。私の友人は再びファンタジーの世界を存分に楽しんだようだ。そう、色々なご意見はあるとおもうが、この映画は「あちら側」に行ける純真さひたむきを持ったお方向け。 そうね、確かにどっかの話に似てるのなんの、君らの蘊蓄を語ればそれもファンタジー(笑)。自分が何時までもファンタジーを楽しめる心の持ち主でありたい願いを込めて変わらず10点献上!❤ 【crushersyu】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-03 16:23:06)(良:1票) 289.《ネタバレ》 元旦に鑑賞。新幹線3時間乗車でも酔い止め薬を飲む私に3Dは無理と判断して通常版です;でも、パンドラの美しい世界を体感出来ました。CGなのに質感があるのがすごい! これは、若い世代の人に観てもらいたくて作った映画だと思います。 内容は「ダンス・ウィズ・ウルブス」などと同じ、侵略による破壊と絶望の物語。 が、今時、インディアが開拓者に略奪、破壊された話では誰も観てくれないんですよ(泣) 今も侵略者(先進国)による資源の詐取・略奪、自然破壊、虐殺は地球上で起きているのに。破壊と略奪をしながらも、罪悪感さえ覚えない人間がいかに醜いか、グロテスクか感じて欲しいのだと思う。 グレースが地球人として初めてエイワの元に還ったのは大きな意味があると思います(この星の生物はテレパシー能力があるみたいだし) ラストにパンドラの生物達が一斉に攻撃してきますが、私は「自然」が「人間」を拒絶したように感じました。 自然がなければ生きていけないくせに、すべてを陵辱する「人間」を完全に否定した。 ジェイクは最初は赤ん坊と言われていた。つまり「あれもこれも欲しい」と奪うだけだった(彼の場合は「足」とか) 自然は常に「環」になっている。何かをもらえば何かを還す。 ナヴィの教えでも命のエネルギーは借り物、だから最後の土になって還す(土の栄養分などになる)一方通行はありえない。ジェイクは最後に人間を捨てた。その犠牲を払ったからエイワに受け入れられたのでしょう。「今の人間」では自然に否定され続け、いつか滅びる。 これは警鐘の映画だと思う(ヒーローものではなく。だから伝説の男はすぐに退場した) 人間に「いつまで赤ん坊でいる?いい加減、愚考を繰り返さず成長しろ。目を開け!」というメッセージではないだろうか。 軍隊の中で唯一の良心だったトゥルーディが死んでしまったのは悲しかったです (ジェームズ・キャメロンって強い「女戦士」好きですよね(笑)エイリアン2でもいたし) 「相手の立場になって考える」を出来る人が少なくなってきたので、3Dで「略奪される側の絶望」を体感させようとしたのかな~とも思ったり。 逆にいえば「それぐらいしないと考えない」という事かも…;(ちょっと淋しい;) 【果月】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-01 23:16:55)(良:1票) 288.《ネタバレ》 かつてここまでリアルに別世界を堪能させてくれた映画があっただろうか。その別世界は美しく、驚異に満ちた自然の宝庫でした。植物も、動物も、そこにコミュニティを作るナヴィも、生あるものすべてがひとつの世界観のなかに完結していて違和感がない。3Dは「飛び出す」ようなキワモノではなく、大きく豊かなパンドラの自然にナチュラルな奥行と風格を与えていました。ストーリーはシンプルですが、テーマもまたシンプル。それは自然賛歌という言葉以外に思いつかない。巨木が倒された時の悲痛はナヴィたちだけのものではなく、自分も体の一部を失うような喪失感を味わいました。かつて発展の為に躊躇せずネイティブを駆逐した西部開拓時代の反省も入っているようです。共棲という視点に限れば、今作は今の時代を背負った大きな映画とも捉えられます。12年間のブランクはキャメロンにとって、とても意義のある時間であったことを確認した印象です。また、ラストの大佐の頑張りには、キャメロン節が健在であることも確認できて嬉しかった。世界観を構築するうえで彼が「ナウシカ」と「もののけ」のエッセンスを取り入れたことは間違いない。それを実写で実現させたことに脱帽します。3Dに関してひと言。実はときどき3Dメガネを外して確認していましたが、字幕が付けられている場所(奥行の階層)もカットごとに変えてありました。つまり字幕にも3Dの演出がなされている訳です。基本はかなり手前側に字幕を置いていますが、室内などの近景で多階層に渡る奥行を持つシーンでは、少し画面が見づらかった。そこはまだ研究&改良の余地ありだと思います。でも、みなさん仰っていますが、自分もこの映画は絶対に3Dで観るべき作品だと思います。どんな体験が出来るのかとワクワクして劇場に向かい、何ひとつ裏切られずに劇場を後にしましたよ。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-31 12:45:29)(良:1票) 287.《ネタバレ》 3D(字幕版)で視聴。「無意味に何かが飛び出す」「こっちに向かって水をかける」というような3D映画にありがちな大げさな演出がほとんどなく、3Dを自然に使いこなしていることには好感が持てる。おそらく2Dコンテンツとして市販されるようになっても十分に楽しめるだろう。字幕の色や大きさもよく考えられており、以前の3D映画のような見づらさは軽減している。映画の3D化にとって大きなマイルストーンになることは間違いない。しかし、それゆえ「3D」の限界を感じざるを得ない。画面の明るさ、精細感はどうしても2Dにかなうものではないからだ。この映画に使われている映像技術は、3Dという要素“以外”にも多いが、そうした視覚効果は2Dの方が堪能できるのではないか。余談だが、今後、3Dとして制作される「スペクタクル映画」は、この映画と対比されることになるだろうが、2億ドルとも3億ドルとも言われる制作費をかけたり、新鮮味のあるような映像表現を生み出すのは容易ではなさそうだ。ストーリーは、奇をてらわずオーソドックスな展開。むしろ、善玉も悪玉も驚くほど“裏切り”がないという点では拍子抜けするほどだが、これは映像の凄さを際立たせるという意味でよいと思う。 【mohno】さん [試写会(字幕)] 8点(2009-12-30 00:42:26)(良:1票) 286.《ネタバレ》 間違いなく上映時間中に私は「パンドラ」にいた。そう感じたから10点なのは仕方がない。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-28 10:08:05)(良:1票) 285.《ネタバレ》 うーん・・・ちょっと長い。 3Dに関しては冒頭のシーンで『おぉ!』と思わせるも、 後はたいして3Dらしさは感じられなかった。 ストーリーも最初から誰もが想像がつく内容。 まぁあくまで実験的な作品と私は位置づけています。 キャメロンならさらに驚かせる作品を作れるはず。。。 ただ、映像は慣れてしまうとそれで客を呼び込むのは厳しい世界。 あくまで映画は『脚本』です。 それをお忘れなく・・・・ 【ナラタージュ】さん [映画館(吹替)] 6点(2009-12-27 15:58:27)(良:1票) 284.殆どのことを棚上げし、「アバター」という映画をIMAXデジタル3Dで観るという体験についてのみを書こう。 創成期、映画は体験された。リュミエール兄弟が初めて「ラ・シオタ駅への列車の到着」を上映したとき、観客は列車がスクリーンから飛び出てくるのではないかと驚いて逃げ出しだという逸話がある。これの真偽は確かではないが、正に映画を体験するという言葉通りの話である。 現代、そういう逸話が産まれることは決してないだろう。しかしこの映画にはそれに匹敵するような圧倒的な映像がある。それは実に映画的な体験として観た者の感性に刻み込まれるに違いない。 この映画はほぼ実写ではない。だから映画ではない、ただのお絵描きだといういうような愚言などは正直どーでもよい。問題は映画を魅せつけるための、アングル、引き画、寄り画、トラヴェリングショット、カット割り、光と影があるかということだ。この「アバター」にはそれが映画史百年が培ってきた証として刻まれている。これはお絵描きをしてきただけで到達でるものではないのだ。 映画はついに実写と(モーションキャプチャーによる役者の演技があってこそ成り立つ)CGIが何の違和感もなく同じフレームに収まり、感動的な出逢いをする瞬間を迎えたのだ。CGIが実写を抱え上げ、涙し、実写はCGIの頬をそっと撫で、また涙する。これはあるひとつの映画の到達点だ。 (物語などはさて置)誰もが圧倒的な映像に打ちのめされ感嘆させられるだろう。これを単なるCGIだと言うのであれば、それは自分の感性を呪詛するべきだ。 IMAXデジタル3Dで観るという体験はひとつの体験として実に新鮮であり、破格のものである。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-26 04:04:08)(良:1票) 283.流行りの3D映画を初めて観た。 その「初体験」がジェームズ・キャメロンの12年ぶりの新作で、本当に良かったと思う。 革新的な映像を見せる映画に対して、“未経験の映像体験”なんてキャッチコピーはよく使われるが、今まで観たどの映画よりも、この映画こそその常套句にふさわしい。 まさに、「観た」というよりは、「体験した」という表現の方がぴったりとくる。 正直、危惧の方が大きかった。 「タイタニック」以降、音沙汰なかった巨匠が、12年ぶりに挑んだ最新作は流行りの3D映画。 個人的に、3D映画に対しては、最新技術に頼った安直さが伺えて興味がなかった。映画の「本質」をぼかしているように思えたからだ。 大々的に広告はしているけれど、ただただ資金と時間を浪費した“超駄作”に仕上がっているのではなかろうか。と、不安を抱えたまま劇場へ入った。 初めての3Dグラスは、非常にかけ心地が悪く(眼鏡をかけているので尚更…)、上映前に益々萎えてきた。 しかし、本編が始まるにつれ、危惧とか不安とかそういうものは一蹴された。 それ以上に、今ここにある自分の日常的な存在自体が、どこか遠くに吹き飛ばされる感覚を、終始覚えた。 冒頭から間もなくして、すっかり映画世界に引き込まれた。 “引き込まれた”という表現を映画の感想で多々使ってきたけれど、今作ほどその表現にふさわしい映画はないと思う。 まさに「体感」。出演者の息づかいをスクリーン越しに感じるのではなく、自分自身が彼らと共に息づいているような感覚。それは紛れもない未体験ゾーンだった。 素晴らしい映画によくありがちなことだが、この映画は、うまく形容する言葉が見つからない。 『未開の惑星を侵略する地球人、スパイとして先住民族の中に送り込まれた主人公、やがて主人公は愚行から目覚め先住民と共に地球人の侵略に立ち向かう。』 と、プロットをただ言葉にするとあまりにありふれている。 が、そこに加えられた“光”と“音”によって、圧倒的な価値が生まれる。 それこそが「映画」そのもののマジックであると思う。 3Dという新たな映画表現によって見せ付けられたのは、そういう根本的な映画娯楽の魅力と、 12年ぶりに復活したエンターテイメント映画の大巨星の、絶対的な“瞬き”であった。 “ゼロ”からの圧倒的な「創造」。そのすべてが、凄い。物凄い。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-26 02:06:09)(良:1票) 282.《ネタバレ》 かなり舞い上がって家族連れて観に行った。見終わった後、何度も「良かったぁ!」と口にしたのは妻の方。物語の感動度合いで言えば、僕自身は「アビス」と「タイタニック」の方がはるかに胸に響く。今作は「風の谷のナウシカ」&「天空の城ラピュタ」&「未来少年コナン」のシーンを生粋のファンタジー・アートにアレンジして贅沢なCG映像にした、SF版インディアン物語といった感じ。とくに爆弾やミサイルや戦闘機や歩行マシンに対して原始的な武器と生身の動きで対処する戦いは「未来少年コナン」。3Dについては、手でつかみたくなるような飛び出すものを期待したらダメ(小学生の息子はそこを期待した)だけど、高所映像の緊張感は出てると思う。2カ所ほど、足がすくむような映像があった。個人的にはラストを「アビス」の焼き直しして欲しかったけど、それやったら大抵の人が「またかよ」って思うんだろうな。科学知識を持ってリアルに見るSFとしてではなく、空想の世界を楽しむファンタジーとして観るべきSF。映像は奇麗です。【追記】日を追うごとにこの映画の高評価レビューが増えて、正直唖然。キャメロン大好きなんですが、この作品はそんなに良いと思えないし、映像も3Dがそんなにスゴいとも思えないです(正直、昔観た「13日の金曜日3」の方が3Dで観た甲斐があった)。CGは表情とかスゴいと思うけど、その技術にドラマが追いついてないと感じます。多くの方が指摘してる「ナウシカ」感も、「キャメロンはパクったのか?」って疑いたくもなる。ホントこの作品が好結果を叩き出して、キャメロンが間違った方向に向かって欲しくない気がしてます。【2014/8/26追記】『スマホが奪った550万人の命。高まるレアメタルの需要と終わりなき紛争』という記事を見ました。スマホなどで使われるレアメタルがアフリカで採掘されるのだけど、その背景にすごい悲劇が…。で『アバター』を思い出しました。この映画は『ダンス・ウィズ・ウルブス』がよく引き合いに出されるけど、原住民と来訪侵略者という図式はあっても、キャメロンがこの映画の根底に持っていた意識は、昔々のアメリカ大陸のことでは全くなく、現代のアフリカの惨状にあったのではと思います。「それならそれで、もっと真剣に効果的に訴えかけてくるもの作って」と思うので点数加算はしませんけれども、制作背景にコンゴへの気持ちがあるとするなら、その意志は買いたいと思いました。 【だみお】さん [映画館(吹替)] 6点(2009-12-24 08:24:23)(良:1票) 281.《ネタバレ》 “Avatar”サンスクリット語の『化身』がモトで、仮想空間の自分の分身を意味する。アバター使うSNSってAmebaだったっけ? 公開当時は本格的な3D映画が世の中に出だしたばかりで、キャメロン監督だし期待値も高かったけど、あの真っ青な宇宙人にどこまで感情移入できるか不安も大きかった。ナヴィのモチーフは猫科っぽい。豹だろうか?う~ん… 青い人というとインドのシヴァ神を連想するけど、アバターの語源から、意外な繋がりがあったんだね。 地球人サイドで物語が進んで行く中で、今の技術から運用方法が想像出来る未来兵器の数々。スペースシャトルやヘリコプターの未来版とともに、世界観的に違和感なく運用される二足歩行ロボット。キャメロンは相変わらず近未来ミリタリーものとして観せ方が上手いなぁ。巨大なタイヤに刺さった槍が、地球人側から観るから不安感を掻き立てる。 未知の惑星。パンドラの植物、動物、そしてナヴィ。地球と異なるパンドラの生態系を、徐々に体を慣らすように観せる手法も上手い。ハレルヤ・マウンテンで『ほえぇ~!』と驚いてる頃には、ナヴィの見た目の特殊さなんてもう慣れっこになっていて、人間同様に喜怒哀楽を表す彼ら。特に両親からジェイクの教育を言いつけられたネイティリの不満声。言葉の意味はわからんけど、感情が手に取る様に伝わって面白い。もうナヴィに親近感を感じている。これも3Dという、映画の世界に入り込む感覚が、よりそう感じさせるんだろうか? 最後の全面戦争の派手さ。後から思うと地球人として複雑だけど、果敢に戦うジェイク達を応援してしまう。エイワが力を貸した時のカタルシスも大きい。あの一戦で手を引く地球人じゃないのは想像付くけど、ひとまずの結果にホッとする。 『一人が死に、一人が再スタート』兄の代役として、車いすのジェイクが自分の足で走り回るのは、テクノロジーの進化、将来像に夢を見られる時代だったように思う。そして高度に発達した世界での、肉体の必要性について考えさせられるエンディングに繋がる。 そうそう、これが人生初の3D映画体験。鋭利なトゲとかがわざとらしく目の前に迫ったり、爆発の破片が飛んできたりってのを想像したけど、もっと奥行きや世界観の広がりに3Dを使ってて、CGバリバリの映像なのに、作り物の嘘くささは感じなかったな。ただメガネ無しの映像に比べて、少し暗かった気がする。濃度の薄いサングラスを掛けて観ている感じ。あと高かったな。2,800円とかした気がする。 凄い映像の映画だったけど、『ダンスウィズ…』や『ラスト・サムライ』と展開が似ていて、まさかこの映画の続編が、こんなに年数経ってから創られるとは思わなかったわ。 【K&K】さん [3D(字幕)] 8点(2023-01-09 22:50:44)
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