みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
169.松田優作が亡くなって今年の十一月で早いものでもう二十年が経つ。公開当時、二度観に行きました。この映画が公開された年、1989年のキネマ旬報で1位に選ばれた洋画が「ダイ・ハード」である。「ダイ・ハード」も間違いなく傑作だと思うけど、私はこっちのが好きです。「ダイ・ハード」の影に隠れて評論家の人のほとんどはこの映画をベストテンに投票してない。この年邦画で1位に選ばれた「黒い雨」より私は断然、この映画!この映画が遺作となってしまった松田優作がこの時、既に末期がんで死後を覚悟していたという話を聞いたことがある。死後を早めるからと出演中止をすすめる友人に「死後を早めるのは解ってる。けど、好きなようにさせてくれ。このチャンスを逃したら悔いを残して死んで行くことになるから俺の好きなようにさせてくれ」と松田優作がその友人に対して答えているというのを本で読んだりしたけど、それを聞いた瞬間、私は泣けてきた。そんな松田優作の見たくてももう二度と劇場では観ることの出来ない最後の姿を見ることの出来る貴重な映画だ!私にとっては松田優作がいる。それも最後の姿だ!そんな最後の松田優作の才気溢れる演技は一生忘れることは出来ない。あまりにも早すぎる死は日本映画界の大きな損失だ!高倉健との夢の共演、健さん、松田優作の分までいつまでも長生きしてください。あんな自転車だらけのまるで中国みたいな街は大阪じゃないとか、大阪はあんなにも恐ろしい街じゃないとか、その他色々批判的な意見もあるかもしれない。しかし、好きなものは好きだ。好きで何が悪い?えっ?何?やたら興奮しすぎだって?良いじゃないか!好きな映画を好きなように熱く語って何がいけないの?すいません。興奮しすぎました。でも好きなんだから許して下さい。 【青観】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-15 19:58:24)(良:1票) 168.日本を描いた米映画では一番好きな映画。ストーリーは大味だが、ドラマの部分もアクションの部分も良かった。そりゃあ、日本人から見て、やっぱり突っ込みどころは多々ある。でも健さんのクソ真面目なジャパニーズ・イングリッシュ(それでもあれだけ出来る警官は実際中々いないだろうとは思うが)など、すごく好感が持てるのだ。「だんだんお互いを理解し友情が芽生える」という思えばベタな展開を、自然に受け止めることが出来る。ヤクザの描き方もベタだが、一般の日本人のイメージからかけ離れたものでなく、真面目に考証されたことが伺える。 絶賛された松田優作、これは文句なしに素晴らしい。鬼気迫る演技だけでなく、あの不貞腐れ、開き直ったような表情もよかった。若山富三郎、神山繁、ガッツ石松、安岡力也、脇を固める日本人は、癖のある俳優を役柄に合わせてきっちり集めており感心した。ダグラスは・・・うーん、ちょっと可もなく不可もなくだ。個性の強い役柄なのに、がなってるだけのような感じで、際立った印象がない。主役なんだから、もう少し頑張って欲しかった。若いガルシアの方がいい味を出していた。 映画が、アメリカであまり評価されなかったというエピソードには、心底がっかりしたものだ。少なくとも日本人には、このエピソードに影響されないで観て欲しいなあ。 【あっかっか】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-04 13:37:54) 167.日本を舞台にしたハリウッド映画なんだか、どうにもいろいろなバランスが悪くて、違和感だらけの心地悪い映画でした。高倉健とマイケル・ダグラスが並んでいる事に最後まで慣れず、メインキャスト陣の味も余り出ていないように感じました。 むしろガッツ石松や、力也さんあたりの方が好演していたように思えました。内容もとりたてて面白くないし。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-08 10:43:43) 166.《ネタバレ》 当時観た時は特に面白いとは思わなかった。高倉健の行動は日本警察からかけ離れているし、日本以外で撮影したというクライマックスが消化不良で。しかし久しぶりに観ると実に感慨深い。松田優作とは若干時代が違うので思い入れは無いのだが、存在感が断トツに凄い。そして、日本でちゃんとロケして日本の役者を使ったハリウッド映画は、後にも先にも此れだけのような気がする。地元大阪の十三や梅田が出てくるのは嬉しい、実際とはかけ離れた雰囲気になっているが。そう考えると、今の似非日本人が変な文化を広めている事のなんと悲しい事か。 【まさサイトー】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-12-19 01:59:02) 165.うーん。あまりおもしろくなかった。 あまりこういうのが国内で評価されるからか、アメリカでの評判が芳しくないにもかかわらずソフトがリマスターされ続ける。 やっつけ仕事のカモにされている様な気がしてならない。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-23 18:55:44) 164.《ネタバレ》 松田優作の遺作となりました。 ハリウッドが日本の舞台にした映画というのは当然世界向けに作るわけで、細かい描写など日本人が「おかしい」と思うとこはあまり突っ込まないつもりです・・・が、ヤクザの事務所が何故か風呂場みたいなとこで。あれは「ふんどし」姿を撮りたかったためですか?とここだけは突っ込みたかったとこ。 ストーリー的には楽しく鑑賞できたし、貫禄ある親分の若山富三郎がよかった。 しかしラストのバイクシーンや格闘シーンは不要だったかな。 それと日本語の台詞が英語(字幕)になるとほんと短いセンテンスになるんだと実感。 若いアンディガルシアと高倉健が一緒にレイ・チャールズを歌うシーンはいいですね。 高倉健、松田優作、若山富三郎、ガッツ石松、内田裕也、パチパチパンチの人、ホタテマン。 これだけ癖のある役者を揃えたってのは凄いことです。 あと数年したらもっと見直される可能性を秘めた映画だと思います。 【ゆたさん】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-09-23 16:25:14) 163.昔見たときの松田優作のカッコよさをもう一度見たくてDVDを買ったけど、久々にみるとストーリーがつまらなさ過ぎる(泣) 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 14:49:24) 162.《ネタバレ》 日米の豪華キャスト共演ですね。この映画の素晴らしさはハリウッドが日本文化を真面目に表現していることだと思う。日本文化がきちんと表現されているハリウッド映画は数少ない。ラストサムライなど僅かである。内容では、最後に高倉健がマイケル・ダグラスからもらった原版を「懐に入れる」のか、それとも正直に「警察に提出」するのかである。この映画を観たアメリカ人は120%自分のものにすると思っているだろうが、日本人はどうなのだろう。私は最後の表情が引っ掛かるとはいえ、証拠品として提出するのではないかと思っているのだが・・・。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-07-18 03:06:50) 161.10年以上ぶりに鑑賞。しみじみいいなあと思った。松田の演技は輝く。鉄工所の赤黄ぽい映像は秀逸。スタッフ、キャストも豪華だし。音楽もいいなあと思ったらハンスジマー。アンディガルシアだったんだ。前は知らなかったな。それにしても若い!お別れのシーンの高倉健の表情が好き 【タッチッチ】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-04-23 11:31:02) 160.《ネタバレ》 雰囲気はとても好きな映画である。 昭和の影が残る大阪の街(「ブレードランナー」風にだいぶアレンジされているが)が貴重であり、高倉健が英語を喋ったり、彼が歌うのも新鮮だ。松田優作や若山富三郎の迫力ある演技にも驚かされる。 しかし、本質的な部分は同意できないところがある。 「ラストサムライ」には日本の“根”を感じることができるため同意できるが、「ブラック・レイン」の本質はやはりハリウッド風な誤解が溶け込まれている。 アメリカ人が異国の日本の文化に戸惑いながら、“日本流”に慣れていく構図はとても似ている。マイケル・ダグラスと高倉健の関係は、トム・クルーズと渡辺謙の関係に置き換えることもできそうだ。 しかし、変わってしまったのは、マイケル・ダグラスではなくて、高倉健の方だというのは、いかにもアメリカ的である。 “個人”を重んじるアメリカと、“組織”を重んじる日本の差が上手く活かされておらず、“個人”を重んじるアメリカ流の暴走に高倉健が付き合うというオチは必ずしも好ましいものではない。 そもそも「ブラック・レイン」とは、第二次世界大戦時の日本への爆撃の影響によって、雨が黒くなることだというセリフがあった。 敗戦によって、日本的な仁義が失われて、佐藤のような仁義も忠義もないマネー第一のアメリカ的な男が生まれてしまったことを嘆く代名詞が「ブラック・レイン」ではないか。アメリカ的なものを否定しておきながら、アメリカ的なオチの付け方では本末転倒だ。 もちろん、マイケル・ダグラスが何も変わらなかったわけではない。 殺された相棒チャーリーの復讐のために佐藤を殺すこともできたはずだ。 100ドルの原版をアメリカに持ち帰り、大金持ちになることもできたはずだ。 それを放棄したのは、もちろん“日本流”や“恥”や“自己や仲間を汚す”という概念をマイケル・ダグラスが感じ取ることができたからだろう。 このマイケル・ダグラスの変化がいいオチとして活きてはおらず、むしろ後付け的な感覚を覚える。ダグラスが高倉健に空港で原版を返すというのは、そもそも持ち帰る気満々だったということではないか。 “日本流”に相容れないアメリカ人が相棒を失い、本当の意味で孤独となり、“日本流”に迎合していく。異種の文化と交わることで“日本流”の悪しき部分も少々影響を受けるという流れが理想的といえる流れだ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-11 02:04:44) 159.松田優作のテクノカットに時代を感じました。 【くまさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-02-07 04:32:11) 158.スマステの松田優作特集を見て、この映画に興味をもちました。内容は所々Vシネっぽくて好きじゃないんだけど、機内で手錠されたまま両手を組むシーンは松田優作ワールドに引き込まれました。 日本を舞台にしたのだから銃撃シーンはもっと少なくてもいい気がします。現実味がないというか…。 低めの点数で、恐縮です… 【りりあ】さん [地上波(吹替)] 4点(2008-02-04 16:30:25) 157.《ネタバレ》 直ぐに頭に血が昇るマイケル・ダグラスと、人情的な高倉健という全く正反対の刑事が、お互いに刺激を受けて少しずつ認めていく過程が良かったです。日本人のキャストも非常に好演していましたし、20年前の少し懐かしい日本も観られて面白かったです。少し過度で強引な演出(日本のヤクザの描き方がありがちすぎ)と、厚みを感じない脚本には難がありますが、全体的に観れば、当時低迷していたリドリー・スコットが復活のきっかけを掴んだのも納得です。あと松田優作演じる佐藤を敢えて殺さずに逮捕したのは、ニックが松本と知り合って、自分の中の正義についての考えが何か変わったというのを見せたかったからだと思うし、あれで良かったと思います。個人的には若山富三郎とガッツが特に好演してたと思います。内田裕也はちょっと出番が少なくて気の毒でしたが・・・。別れの所で健さんが偽札の版型を貰った事に気づいて声をかけて、ニックとお互いに微笑むシーンがなんとも好きです! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-02-03 19:10:49) 156.優作さん、ほめる人が多いようですが、単純に目玉向いて、キレまくってるだけで、大した演技じゃないように見えます。最後も弱すぎるし。ハリウッドの俳優さんに比べると、日本の俳優人の表情の乏しさが目立ってますね。高倉さんらしいって言えばそうなんですが、もう少し、「お友達」になっていく気持ちの変化が表情に出てたら、おもしろかったのにと思います。 【かねたたき】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-01 21:55:44)(良:1票) 155.松田優作の格好良さと怪演が際立っていた。本当に素晴らしい俳優だったんだなあとしみじみ感じた。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-02-01 08:13:07) 154.腹立つわ、松田の頭。 ぶっ殺したいで...って死んでるか(笑) 【ガンジャマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-31 21:58:36) 153.アメリカから見た日本ということが今作品の一番の面白さと思えた。ブラックレインの 意味もなるほどなぁと思えた。 大阪ヤクザとアメリカ刑事は話の展開からすると ラストが大味で少しがっかりしたが総じて面白かった。 しかしながら今作品は松田優作の作品との銘が前面に出すぎている感じがある。 松田優作の何たるかは伝えにくいが今作品以外の(ドラマを含めて)もっともっとすばらしいものがあると思う。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-02 09:36:25) 152.松田優作、そんなにいいか? あんまり惹かれなかった。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 10:53:11) 151.《ネタバレ》 おもしろかったです。マイケル・ダグラスと高倉健の友情が凄く良かった。阪急梅田のコンコースや神戸の元町(市バスまで映ってた)とか身近な街や風景が出てきて嬉しかったなぁ。最後の松本警部補に渡したプレゼントが阪急の包装紙で包まれていてニックがあそこで買い物したかと思うとちょっと笑えた。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-03-06 20:18:57) 150.《ネタバレ》 ハリウッド映画に「日本を描く作品って変なのが多い」って評があるけど、逆に日本そのままにちゃんと描くとチープに見えると思う。 日本の作品って空気感よりは、変になってもハリウッドな空気感を纏って欲しいと思う俺様ちゃんだったりする。 …で、サイバーに描かれたこのブラックレイン、美術的なセンスは流石だなーと思えた。 何よりも最初と最後に流れるあの歌がシビレるよ。 子供が居ても「自分は男を捨てたくないというロマンチストな野郎」には堪らない映画だと思うしね、本当に。 一番観たかったのは、撮影されたと言われてる「松田優作の死亡バージョン」…コレが凄く観たい。 リドリースコットの作品は悪役こそが主役で、悪役こそが凄く光ると思ってる。 特に80年代の作品ではそれが顕著ではないだろうか? 「エイリアンの未確認生物」 「ブレードランナーのレプリカント、ロイ」 「レジェンドの魔王」 …そして「ブラックレインの佐藤」 …これら皆、悪役だしね。 うーん、どうにか観れないものかなー。 それが観れたら俺にとってのブラックレインは完結するんだけど…。 【映画の奴隷】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-30 14:03:07)(良:1票)
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